分子栄養学アドバイザー養成講座のご紹介|PFASと重金属をテーマに特別講義を行います

今回は、栄養学を実践レベルで学びたい方に向けた講座のご紹介と、特別講義のお知らせです。

■ 分子栄養学アドバイザー養成講座とは

分子栄養学アドバイザー養成講座は、食事や生活習慣、そして個体差を踏まえた健康アプローチを学べる実践型の講座です。

単なる知識ではなく、

  • 血液データの読み解き
  • 栄養状態の評価
  • 不調の背景にある原因の分析

といった、現場で活用できるスキルを体系的に学ぶことができます。

■ 今回の特別講義テーマ

PFASと重金属 ― 見えない環境リスクをどう読み解くか

今回、本講座にて

当社代表がゲスト講師として登壇いたします。

テーマは暮らしの中の化学物質-PFASと重金属について-

近年問題視されているPFAS(有機フッ素化合物)や、鉛・水銀・カドミウムといった有害金属は、私たちの健康に少なからず影響を与える可能性があります。

しかしこれらは日常生活の中で気づきにくいといった特徴があります。

本講義では、PFASとや重金属についてわかりやすく解説します。

■ なぜ「環境×栄養」が重要なのか

これからの栄養学では

「何を食べるか」だけでなく「何に曝露しているか」

が非常に重要になります。

特に

  • 土壌
  • 食品
  • 生活環境

といった外部要因は、ミネラルバランスや代謝に大きな影響を与えます。

こうした視点を持つことで、より本質的な体調改善アプローチが可能になります。

■ このような方におすすめ

  • 栄養指導の精度を上げたい方
  • ミネラルや有害金属に関心のある方
  • 環境要因を含めた健康アプローチを学びたい方
  • 実務で使える知識を身につけたい方

■ 最後に

分子栄養学は、単なる栄養学ではなく個体差と環境要因を読み解く「実践の学問」です。

今回の講義は、その中でも特に重要な

「環境リスクと身体の関係」

を理解する貴重な機会となります。

ご興味のある方は、ぜひ詳細をご覧ください。

https://www.bunshieiyou-advisor.org/

※外部講師のため、別サイトに移動します。

公式LINEリニューアルいたしました!

有害金属の簡易曝露チェックとミネラルクイズ(初級、中級、上級)を実装いたしました。

ミネラルや有害金属について知ってもらいたいと思ったらやっぱりクイズかなと。

楽しみながら知識をたかめていただけたら嬉しいです。

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お友達追加特典やミネラルクイズの全問正解特典などをご用意しております。

ぜひこちらから追加してください。

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よくあるお問い合わせ

ミネラル検査でよくあるお問合せをこちらにまとめました。

Q,家族やお友達と一緒に申込みたいのですが、まとめて申込むことができますか?

A. 代表者様のお名前・ご住所でお申込みください。なお、お支払いやお届け先を別々にされたい場合は、お手数ですが個別にお申込みください。

Q,検査を受ける人の名前での申込みが必要ですか?

A. 検査を受ける方以外のお名前でお申込みできます。

Q,申込みをしたのに確認メールが届きません。どうしたらいいでしょうか?

A. ご使用のメールソフトやプロバイダの設定により、迷惑メールフォルダなど本来受信されるべきフォルダ以外に受信されている場合がありますので、すべてのフォルダをご確認ください。

Q,髪の量はどのくらい必要ですか?

A,約0.1gの毛髪が必要です。根元付近から採取し、長さ約3cmにカットしてください。
本数の目安は約80本程度で、量としてはつまようじ3本分ほどになります。

実際の量は下記写真程度ですが、髪の太さによっては重量が軽くなる場合がありますので、少し多めに採取していただくことをおすすめします。

なお、500円玉の直径は約2.6cmのため、毛髪は500円玉より少し長い程度を目安にしてください。

Q. どの部分の髪を採取すればよいですか?

A. 後頭部の根元付近から採取をお勧めしています。

後頭部の髪をクリップなどで留め、内側(下の層)の髪から採取するとほとんど目立ちません。

ご自身で採取するのが難しい場合は、美容室でカットをお願いされる方もいらっしゃいます。

美容師の方へお渡しいただける説明資料をご用意しておりますので、必要に応じてご利用ください。

https://www.lbv.jp/info/haircut_for_salon.pdf

なお、複数の部位から採取した毛髪をまとめて提出していただいても問題ありません。

Q. 髪が短いのですが検査できますか?

A. 規定量(0.1g)に足りていれば検査可能です。

Q. 乳幼児や子どもでも検査できますか?

A. はい、0歳の方からご利用いただけます。毛髪があれば、年齢に関係なく検査を行うことができます。

Q. 次の検査はいつごろ受けたらいいですか?

前回からの変化を見ていただくために、3~6ヶ月毎の検査をお奨めしております。

Q. 犬や猫でも検査できますか?

A. 愛犬・猫専用の被毛ミネラル検査をご用意しています。

こちらからお申込みいただけます。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/pet

Q. 髪がない場合、陰毛や腋毛でも検査できますか?

A. 検査は可能ですが、参考値としてのご案内となります。

本検査の基準値は頭髪をもとに設定されているため、陰毛や腋毛などの体毛で検査を行った場合、結果は参考値としてお考えください。
可能な場合は、頭髪での採取をおすすめしております。

Q,髪と爪の検査がありますが、何が違うのですか?

A,反映される期間が異なると考えられています。

一般的に、

  • 毛髪:直近3〜4か月程度の平均的な状態
  • :およそ半年前頃の、約2週間程度の状態

を反映していると考えられています。

Q,カラーリングなどは影響ありますか?

A,元素によっては影響を受ける場合があります。短い期間で定期的にカラーリングをされている方は、次回のカラーリングを行う直前に採取していただくことをおすすめします。

Q,前回は紙版で検査を受けましたが、WEB版で受けた場合、前回値は表示されますか。

A,はい、表示されます。WEB版でも、過去の検査結果をご確認いただくことができます。

Q,検査結果はどのくらいで出ますか?

A,検体をポストに投函していただいてから、約3週間ほどで結果をご確認いただけます。

Q,WEB版と紙版で検査の精度はかわりませんか?

A,検査の精度に違いはありません。WEB版・紙版ともに、同じ方法で分析を行っています。

Q,紙版との違いはなんですか?

A,WEB版では、以下のような特徴があります。

  • 質問票の入力をWEBで行える
  • 検査結果をデータで閲覧できる
  • レーダーチャート表示
  • ミネラルスコア表示

など、結果をより分かりやすく確認できる機能があります。

Q,検査結果について、より詳しいアドバイスを受けることはできますか?

A,はい、追加オプションとして専門家によるアドバイスをご利用いただけます。

平野先生(ルネスクリニック) 紙のアドバイス 7,150円

池田先生(アイデスクリニック) 紙のアドバイス 7,150円

佐藤彩香先生(管理栄養士) オンラインでの栄養カウンセリング 8,800円

ら・べるびぃ研究員によるオンラインカウンセリング 5,500円

Q,検査結果で有害金属が高かったのはなぜですか?

A,日常生活の中で、知らず知らずのうちに摂取している可能性が考えられます。

例えば、鉛やカドミウムは、一度体内に取り込まれると排出されにくいため、過去の摂取が徐々に反映されている可能性も考えられます。ヒ素や水銀は、比較的直近の摂取状況を反映している可能性があります。

デトックスには「サウナ」より「運動」?汗から有害金属を効率よく出す方法

「デトックス(解毒)」という言葉をよく耳にしますよね。
体に溜まった有害金属を排出する目的で、サウナで汗を流している方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年の研究では「汗のかき方によって、有害金属の排出量に差が出る可能性がある」ことが報告されています。

今回は、台湾の研究チームが発表した論文をもとに、汗と有害金属排出の関係について紹介します。

1. 汗は「天然のデトックス装置」

私たちは日々の生活(食事、水、空気など)を通じて、微量の有害金属(鉛、水銀、ヒ素など)を体内に取り込んでいます。これらは通常、尿や便などを通じて排出されますが、汗も排出経路のひとつです。

研究によると、ニッケル、鉛、クロムなど一部の金属は、尿よりも汗の中に高濃度で含まれる場合があることが報告されています。
つまり、汗をかくことは有害金属の排出に一定の役割を果たしている可能性があります。

2. 実験:サウナ vs ランニング

研究チームは、健康な男女12名を対象に、次の2つの条件で汗を採取し、成分を比較しました。

  • 動的発汗:トレッドミルでのランニング
  • 受動的発汗:サウナボックス内で座って発汗

どちらも20分間汗をかいた後、汗に含まれる以下5種類の金属濃度を測定しました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)
  • 水銀 (Hg)

3. 結果:運動による汗の方が高濃度

分析の結果、次の4つの金属については、サウナよりも運動時の汗の方が有意に濃度が高いことが確認されました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)

一方で、

  • 水銀 (Hg)

については、運動とサウナの間で明確な差は見られませんでした。

4. なぜ運動の方が排出されやすいのか?

研究では、次のような理由が考えられるとされています。

血流の変化
運動すると心拍数が上がり、体温も上昇します。これにより血液循環が活発になり、体内の物質が汗腺へ運ばれやすくなる可能性があります。

代謝の活性化
筋肉を動かすことでエネルギー代謝が高まり、組織に存在する金属の移動や排出が促進される可能性があります。

一方、サウナのような外部からの加熱は、主に皮膚表面の温度を上昇させるため、体内深部の循環への影響は運動ほど大きくない可能性が指摘されています。

5. 効果的に汗をかくためのポイント

この研究から言えるのは、単に体を温めるだけでなく、体を動かして汗をかくことも重要かもしれないという点です。

例えば、

  • 週に数回、軽く息が上がる程度の有酸素運動(ジョギングや早歩き)
  • 運動後にサウナを利用する

といった組み合わせも、発汗を促す一つの方法と言えるでしょう。

まとめ

「デトックス=サウナ」というイメージは強いですが、研究によれば運動による発汗の方が、一部の有害金属の濃度が高い汗が出る可能性が示されています。

もちろん、この研究は少人数の実験であり、汗だけで体内の有害金属が大きく減るかどうかは今後の研究が必要です。

それでも、健康のためには「体を動かして汗をかく習慣」を取り入れることが、さまざまな面でメリットがあると言えるでしょう。

出典: Kuan WH, et al. Excretion of Ni, Pb, Cu, As, and Hg in Sweat under Two Sweating Conditions. Int J Environ Res Public Health. 2022

当社が実施している毛髪ミネラル検査のデータでも、運動習慣のある群は、運動習慣のない群と比較して鉛濃度の平均値がやや高い傾向が確認されています。

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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NHK「ヒューマニエンス」に取材していただきました

排出 〜美しく出す 生命の機能美〜

このたび、NHK BSヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「排出 〜美しく出す 生命の機能美〜」にて、「排出」の一つとして「髪の毛」が紹介され、当社を取材していただきました。

初回放送は2026年3月7日(土)午後10:30〜(NHK BS)です。

取材には不慣れで大変緊張いたしましたが、どのような放送になるのか、今からとても楽しみにしております。

毛髪は「排出」の器官のひとつ

毛髪ミネラル検査は、もともと水銀分析の研究の中で、検体としての有用性が評価されてきました。

毛髪は、

  • 有害金属の濃度が比較的高く検出されやすい
  • 数か月単位の情報を保持する
  • 採取が非侵襲的である

という特徴があります。

現在のところ、

  • 毛乳頭 → 毛幹へは移行する
  • 毛幹 → 毛乳頭(血管側)へ戻る機構は確認されていない

とされており、毛髪に取り込まれることは、実質的に体外への排出を意味します。

歴史を語る検体としての毛髪

毛髪は長期間情報を保持します。

そのため歴史的にも価値があり、

  • ナポレオンのヒ素曝露説
  • ベートーベン の鉛曝露説

などは、遺髪や遺骨の分析結果をもとに議論されてきました。毛髪は「その時代の体内環境」を記録する、いわばタイムカプセルのような存在です。

毛髪は環境中でも分解されにくい

毛髪はケラチンという硫黄を多く含むタンパク質でできています。
この構造は非常に強固で、

  • 土壌中でも特殊な微生物が存在しない限り分解されにくい
  • 水に溶けにくい難溶性タンパク質

という特徴があります。

水銀は硫黄と強く結合する性質があるため、いったん毛髪に取り込まれると、容易には再放出されません。

環境省資料『不思議な水銀の話』でも紹介されているように、毛髪や体毛は環境中でも分解されにくく、水銀の再循環を抑える一時的な貯留(シンク)として働く可能性が示唆されています。さらに、体毛は食用に適さない、仮に摂取しても消化されにくいという性質から、水銀の生物濃縮経路になりにくいと考えられています。

毛髪や体毛は環境中でも分解されにくく、水銀の再放出を妨げていると考えられる。体毛は食用に適さず、また、食べても消化されずに残され、水銀の生物濃縮につながらないため、結果的にヒトや生物を水銀ばく露から守っていることになる。

不思議な水銀の話より抜粋

https://www.env.go.jp/chemi/tmms/husigi/hg_husigi_23.pdf

その意味で、毛は単なる「老廃物」ではなく、結果的に生物を水銀曝露から守る仕組みの一端を担っているとも言えるでしょう。

ぜひご覧いただけましたら幸いです。

毛髪ミネラル検査はこちらから

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【新発見】PM2.5に含まれる「スズ」がスギ花粉症を悪化させる?

環境汚染とアレルギーの意外な関係

皆さんは、花粉症の時期に「今日は空気が霞んでいるな」と感じると、いつもより鼻のムズムズや目のかゆみがひどくなる経験はありませんか?

実は最近の研究で、大気汚染物質であるPM2.5に含まれる特定の成分が、スギ花粉症をさらに悪化させている可能性が明らかになりました。

今回は、名古屋大学が発表した興味深い研究成果(2026年2月発表)をもとに、私たちの鼻の中で何が起きているのかを解説します。

1. 犯人はPM2.5の中の「スズ(Sn)」だった!

これまでも「PM2.5がアレルギーを悪化させる」という話はありましたが、具体的にどの成分が、どのように悪さをしているのかは詳しく分かっていませんでした。

名古屋大学の加藤昌志教授らの研究グループは、以前に発表した「鉛(Pb)」に続き、今回は化学的に似た性質を持つ「スズ(Sn)」に着目。調査の結果、驚くべき事実が判明しました。

  • 花粉症の人の鼻にはスズが多い: スギ花粉症患者の鼻腔内には、健康な人と比べて3〜4倍も高い濃度のスズが蓄積していました。
  • 症状の重さと相関: 鼻の中のスズの濃度が高い人ほど、鼻炎の症状が重い傾向があることが分かりました。

2. 「鼻がPM2.5をキャッチしてしまう」という皮肉な現象

通常、健康な人の場合、PM2.5のような微小粒子は鼻を通り抜けて肺まで到達しやすいと考えられてきました。しかし、花粉症の人の鼻では全く違うことが起きています。

研究によると、アレルギー反応によって分泌される「ムチン(鼻水の主成分)」が、大気中のスズを磁石のように吸い寄せ、鼻の中に留めてしまうことが分かりました。

  1. 花粉で鼻が炎症を起こす
  2. 鼻水(ムチン)が過剰に出る
  3. ムチンがPM2.5中のスズをキャッチして蓄積させる
  4. 蓄積したスズがさらに炎症を悪化させ、さらにムチンが出る……

という、恐ろしい負のスパイラルが起きている可能性があるのです。

3. マウス実験でも裏付けられた「悪化のメカニズム」

研究グループがマウスを使った実験を行ったところ、アレルギー性鼻炎を持つマウスは、そうでないマウスに比べて2〜3倍も多くのスズを鼻腔内に取り込んでいました。

その結果、鼻の症状は劇的に悪化。一方で、鼻でスズがブロックされるため、肺に到達するスズの量は逆に30〜40%減るという皮肉な結果も出ています。「鼻がフィルターになって汚染物質を溜め込んでしまう」という状態です。

4. 私たちができる対策は?

この研究は、単に「花粉」を避けるだけでなく、「大気汚染(PM2.5)」を避けることが花粉症対策において非常に重要であることを示唆しています。

  • PM2.5情報のチェック: 花粉飛散量だけでなく、PM2.5の予測値が高い日も外出時のマスク着用を徹底しましょう。
  • こまめな鼻うがい: 鼻の中に蓄積したスズや花粉を洗い流す「鼻うがい」は、物理的にこれらを除去する有効な手段と言えそうです。

まとめ:これからの環境政策にも期待

今回の発見は、アレルギー性鼻炎を悪化させる具体的な物質を特定しただけでなく、今後の環境基準の見直しや新しい治療法の開発につながる大きな一歩です。

「たかが花粉症」と思われがちですが、大気汚染との相乗効果で私たちの体は想像以上にダメージを受けているかもしれません。日々のセルフケアに加え、環境問題への関心を持つことも、健やかな生活への第一歩になりそうですね。

出典:

PM2.5に含まれる”スズ”がスギ花粉症を悪化させる可能性― 環境汚染とアレルギーの新たな関係 ― – 名古屋大学研究成果情報

Emerging Risk: Intranasal Tin Exacerbates Allergic Rhinitis in Humans and Mice, Allergy, 02 December 2025

参考情報:

スギ花粉症の症状を増悪させる大気汚染物質を発見 〜鼻腔内の鉛濃度はスギ花粉症の増悪因子〜 – 名古屋大学研究成果情報

スズ (準有害金属) – ら・べるびぃ予防医学研究所

【検証動画】雪解け水はミネラル補給になるのか

雪が降ると、なぜか少しテンションが上がります。
積もった雪を見て「昔、雪を食べてたなぁ」と思い出しながら、ふと考えました。

雪って、ミネラル豊富なのだろうか?

雪解け水という言葉には、山の恵み、自然のろ過、きれいな水、そんなイメージがあります。

そこで今回は、積もった雪を採取し、ミネラル分析をしてみました。

採取したのは自宅の
・車の上
・庭
・ベランダ

この3か所の雪解け水です。

場所によって成分が変わるのでは?
と予想していましたが、、、結果は、ほぼ差なし。

明確な違いは確認されませんでした。

さらに興味深いのはその濃度です。

雪解け水に含まれるミネラル(マグネシウム、カルシウム)濃度は、水道水の約1/100程度 しか確認されませんでした。

つまり、「雪解け水=ミネラル豊富な天然水」というよりも、ミネラルが極めて少ない超軟水と言えます。

降雪は大気中の水蒸気が凝結して形成されるため、その性質は蒸留水に近いとも考えられます。

子どもの頃に食べていた雪は、天然の超軟水だったのかもしれません。

超軟水は、コーヒーやお茶、出汁に向いています。
次に雪が降ったら、雪解け水でコーヒーを淹れてみようと思います。

【外部セミナーのご案内】猫の日講座 被毛検査でわかること

このたび、Animal Nutrition Professional(AHCA認定)
猫犬の健康ごはんアドバイザー青沼ゆき 様 によるオンラインセミナー

「猫の日講座 被毛検査でわかること」

2026年2月25日に開催されます。

本講座では、当研究所が実施している愛犬、愛猫の被毛ミネラル検査を題材に、

  • 腎臓・肝臓への負担の傾向
  • ストレス状態
  • 慢性炎症のヒント
  • 甲状腺の傾向
  • 糖代謝・太りやすさ
  • 有害金属の蓄積

といった、外見からは分かりにくい体内環境について、「被毛ミネラル」という客観的なデータからどのような視点で読み解くことができるのかを解説されます。

また、「今食べさせているもの」が愛猫に合っているかどうかの“答え合わせ”という観点から、日々の食事や生活習慣を見直すヒントや、体調不良の根本原因を探るための一助となる内容も予定されています。

被毛検査の活用方法をより深く理解したい方、栄養学的なアプローチから愛猫の健康を見直したい方におすすめの講座です。

4時間近くの大変ボリュームのあるセミナーです。

タイトル:猫の日講座 被毛検査でわかること

開催日:2026年2月25日

▼セミナーの詳細・お申し込みはこちら
https://www.reservestock.jp/events/1108617

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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猫の宿命を変える「AIM革命」。

不治の病を乗り越え、愛猫と30年歩める時代へ

猫の祖先は砂漠で暮らしていたリビアヤマネコ。限られた水分を有効活用するために、尿を濃縮する能力が非常に高い一方で、腎臓には常に大きな負担がかかっています。

さらに、腎臓のフィルターの役割を果たす「ネフロン」の数は、人間に比べて圧倒的に少なく、一度壊れると再生することはありません。これまでは「いかに進行を遅らせるか」という維持療法が限界でした。

革命の鍵「AIM」とは?

東京大学の宮﨑徹元教授(現・AIM医学研究所所長)が発見したAIM(エイム:Apoptosis Inhibitor of Macrophage)は、血液中に存在するタンパク質です。

  • 本来の役割: 体内の「ゴミ(死んだ細胞など)」に貼り付き、掃除屋であるマクロファージに「ここにゴミがあるよ!」と知らせる目印。
  • 猫の悲劇: 猫のAIMは、生まれつき他のタンパク質(IgM)と強く結合しすぎており、いざという時に「ゴミ掃除の現場」へ向かうことができません。

結果として、猫の腎臓にはゴミが溜まり続け、慢性的な炎症が起こり、腎機能が失われていくのです。

驚異の研究結果:生存率が劇的に改善

最新の臨床研究では、すでに腎機能が低下した猫にAIMを投与したところ、驚くべき結果が報告されています。

項目従来AIM投与後
腎機能の指標悪化の一途をたどる数値が安定、または改善の兆し
生存率進行後は極めて厳しい劇的に向上
QOL(生活の質)食欲不振や活動低下食欲が戻り、元気になる個体も

宮﨑先生のグループによれば、これまで「なす術なし」とされた末期の状態からでも、AIMの投与によって寿命が大幅に延びる可能性が示唆されています。

A clinical impact of apoptosis inhibitor of macrophage on feline chronic kidney disease;

Vet J. 2026 Feb

実用化はいつ?最新スケジュール

産経ニュースなどの報道によると、待望の新薬承認に向けた動きが加速しています。

  • 治験の状況: すでに治験は終了。
  • 承認申請: 2026年4月にも国への承認申請が行われる見通し。
  • 実用化: 早ければ2026年内にも、動物病院で処方される可能性があります。

まさに今、私たちは猫の歴史が塗り替えられる瞬間に立ち会っていると言っても過言ではありません。

飼い主としてできること

新薬が手元に届くまでは、これまでのケアを継続することが何より大切です。

  1. 定期的な健康診断: 早期発見がAIMの効果をより高めます。
  2. 適切な食事と水分補給: 腎臓への負担を最小限に。
  3. 最新情報のチェック: 信頼できるニュースや動物病院からの情報を待ちましょう。

「不治の病」が「コントロールできる病気」へ。愛猫と20年、30年と一緒にいられる未来は、もうすぐそこまで来ています。

参考資料:

A clinical impact of apoptosis inhibitor of macrophage on feline chronic kidney disease;

Vet J. 2026 Feb

<独自>ネコの腎臓病新薬、早ければ年内にも実用化へ 治験終了、4月には国に承認申請 – 産経ニュース

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【あなたの家は大丈夫?】鉛製給水管による健康被害の恐れと、国が進める「年15万件撤去」の最新動向

毎日の生活に欠かせない「水道水」。蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水ですが、今、その「通り道」である給水管が改めて問題視されています。

2026年1月、国土交通省は「鉛製給水管」の解消に向けた新たな対応方針をまとめました。読売新聞などの報道によると、国は今後年間15万件の撤去目標を掲げ、自治体などに対して3年後までに交換計画を策定するよう求めています。

なぜ今、これほどまでに鉛製給水管の撤去が急がれているのでしょうか?その背景にある健康への影響と、私たちが知っておくべきポイントを解説します。

1. なぜ「鉛」の管が使われていたのか?

鉛製給水管は、サビにくく、柔らかくて加工がしやすいという特徴から、明治時代の近代水道創設期から1980年代後半まで、全国の家庭で広く使われてきました。

しかし、健康への影響が懸念されるようになり、1989年(平成元年)には新設が禁止されました。その後も交換が進められてきましたが、現在でも多くの地域で古い配管が残されたままになっているのが実情です。

2. 知っておきたい鉛の「健康被害」と蓄積リスク

鉛は一度体内に取り込まれると排出されにくく、「蓄積性」が高いという厄介な性質を持っています。

  • 「血中」と「骨」での半減期の違い: 体内に吸収された鉛は、まず血液に入ります。血中での半減期は約1ヶ月程度と比較的短いのですが、問題はその先です。血中の鉛はカルシウムと似た動きをして、次第に骨や歯に蓄積されていきます。
  • 骨への蓄積と長い半減期: 成人の場合、体内の鉛の約90%以上が骨に存在すると言われています。一度骨に取り込まれてしまうと、その半減期は数年から数十年(20年〜30年とも)に及びます。つまり、一時的な血中濃度が下がったとしても、長い年月をかけて体内に「鉛の貯金」が蓄積され続けてしまうリスクがあるのです。
  • 具体的な健康影響: 蓄積された鉛が過剰になると、以下のような影響を及ぼす恐れがあります。
    • 神経への影響: 神経の麻痺や、記憶力・注意力の低下、貧血、腎機能への影響など。
    • 子供へのリスク: 特に乳幼児や胎児は影響を受けやすく、少量の摂取でも脳の発育を妨げたり、知能の発達に遅れが出たりするリスクが指摘されています。

3. 国の新しい方針:年間15万件の撤去へ!

これまでのペースでは「鉛管ゼロ」の達成が見通せないことから、国土交通省は2026年1月に強力な新方針を打ち出しました。

  • 目標設定: 年間の撤去件数を、これまでの約10.6万件から15万件へと大幅に引き上げ。
  • 自治体への指導: 3年後(2028年度末)までに、すべての水道事業者に具体的な交換計画の策定を要求。計画がない自治体には立ち入り検査も実施されます。
  • 建て替え時の更新: 家屋の建て替えやリフォームのタイミングで確実に交換されるよう、ハウスメーカーや工事関係者との連携も強化されます。

まとめ

「鉛製給水管の解消」は、私たちの健康を守るための待ったなしの課題です。国が本腰を入れて撤去を加速させる今、まずは自分の住まいの状況を知ることが第一歩となります。

安全でおいしい水を次世代につなぐためにも、自治体や国の動きを注視していきましょう。

参考資料:

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