ミネラル講座が「いつでも受講可能」になりました

これまでミネラル講座は、「第○期」といった形で開講日を決め、皆さまにご参加いただいておりました。

もちろん、同じタイミングで学ぶスタイルにも良さがあります。

しかし今の時代、

「学びたいと思った時に、すぐ学びたい」

そう感じる方も多いのではないでしょうか。

少なくとも私はそうです。

そこで、このたびミネラル講座をいつでも受講できる形式へ変更いたしました。

お申し込み後、すぐに学習を始めていただけます。

受講方法

ミネラル講座は、

  • テキスト教材
  • 動画講義

を組み合わせた形式です。

ご自身のペースで繰り返し学習していただけます。

LINEからお申し込みの場合

お申し込み完了後、自動で受講リンクが届きます。

その日からすぐに受講を開始できます。

公式LINEはこちら

※デジタルコンテンツの性質上、お申し込み後のキャンセルはお受けできません。あらかじめご了承ください。

ホームページからお申し込みの場合

担当者による確認後、受講リンクをご案内いたします。

そのため、ご案内までに1営業日程度お時間をいただく場合がございます。

ミネラル講座では何を学ぶの?

正直なところ、

「知らなくても生きていける」

内容かもしれません。

これは多くの学びに共通することですが、知識が増えることで選択肢は確実に広がります。

ミネラルとは何か。

有害金属とは何か。

なぜ不足や過剰が起こるのか。

日々の食事や生活とどのような関係があるのか。

そんな内容を、できるだけ分かりやすく解説しています。

ミネラルや有害金属について体系的に学びたい方は、ぜひご受講ください。

詳細は下記ページをご覧ください。

https://www.lbv.co.jp/cv?d=wtdd&c=99

Instagramはじめました

実は2026年5月後半から、当社代表のInstagramアカウントを開設いたしました。

ミネラルや有害金属について、できるだけ分かりやすく、時にはクスッと笑えるような形で発信を続けています。

正直なところ、「こんなニッチな内容に興味を持ってくださる方がいるだろうか」と不安もありましたが、本当にありがたいことに、投稿によっては再生数が5万回近くに達するなど、多くの方にご覧いただいております。

SNSの影響力には驚かされるばかりです。

普段ブログでは少し真面目な内容が多いのですが、Instagramでは

・ミネラルの話
・有害金属の話
・栄養に関する素朴な疑問
・SNSで話題の健康情報の検証

などを、エンターテインメントを交えながら発信しています。

「ミネラルって難しそう」
「有害金属ってなんだか怖そう」

そんなイメージを少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

定期的に更新しておりますので、ご興味のある方はぜひInstagramもご覧ください。

皆さまの応援が大きな励みになります。
ぜひフォローよろしくお願いいたします。

https://www.instagram.com/mineral_gekijo

魚の水銀が気になる方へ

脳のエネルギー工場を守る「ケルセチン」の可能性

健康維持のために、魚を積極的に食べている方は多いのではないでしょうか。

特に青魚に豊富なDHAやEPAは、脳の健康や血管機能の維持に役立つ重要な脂肪酸です。

一方で、魚を食べる際に気になるのが「メチル水銀」の存在です。メチル水銀は自然界の食物連鎖を通じて蓄積されるため、マグロなどの大型魚では比較的多く含まれることがあります。

「魚は健康に良いけれど、水銀は気になる」

そんな方に興味深い研究が報告されました。2024年に発表された研究では、タマネギやリンゴなどに含まれるポリフェノールの一種「ケルセチン」が、メチル水銀による脳へのダメージを軽減する可能性が示されたのです。

メチル水銀はなぜ脳に影響するのか?

メチル水銀は体内に吸収されやすく、さらに血液脳関門と呼ばれる脳の防御システムを通過しやすいという特徴があります。

脳に到達したメチル水銀は活性酸素の産生を増やし、神経細胞に酸化ストレスを与えます。こうしたストレスが続くと、神経細胞の機能低下や細胞死につながる可能性があります。

そして、メチル水銀が特に影響を与える標的の一つが「ミトコンドリア」です。

脳の働きを支えるミトコンドリア

ミトコンドリアは細胞内でエネルギー(ATP)を作り出すことから、「細胞の発電所」と呼ばれています。

特に脳の神経細胞は大量のエネルギーを必要とするため、ミトコンドリアの働きに大きく依存しています。

そのため、メチル水銀によってミトコンドリアの機能が低下すると、脳のエネルギー産生にも影響が及ぶ可能性があります。

最新研究:ケルセチンがミトコンドリアを保護

2024年、中国医科大学などの研究グループは、メチル水銀に曝露したマウスを用いて、ケルセチンの保護作用を検討しました。

論文タイトル:

Quercetin prevents methylmercury-induced mitochondrial dysfunction in the cerebral cortex of mice

(ケルセチンはマウス大脳皮質におけるメチル水銀誘発性ミトコンドリア機能障害を抑制する)

研究の結果、ケルセチンには主に次のような作用が確認されました。

活性酸素の増加を抑える

メチル水銀によって増加した活性酸素を抑制し、ミトコンドリアの損傷や細胞死のシグナルを軽減しました。

ケルセチンの抗酸化作用が、神経細胞を守る一因と考えられています。

ミトコンドリアの品質管理(リサイクル機能)をサポートする

ミトコンドリアは常に融合や分裂を繰り返しながら、機能を維持しています。

研究では、ケルセチンがSIRT1/PGC-1α経路を活性化し、ミトコンドリアの新生や品質管理に関わる仕組みをサポートすることが示されました。

つまりケルセチンは、単に活性酸素を抑えるだけでなく、ミトコンドリアが本来持つ修復・維持システムを支える可能性があるのです。

ただし、この研究はマウスを用いた実験であり、人に同じ効果があることを直接証明したものではありません。今後のヒト研究が期待されます。

ケルセチンを多く含む身近な食品

ケルセチンは特別な成分ではなく、私たちの身近な食品に含まれています。

食品ポイント
タマネギケルセチンを豊富に含む代表的な食品
リンゴ皮の部分に多く含まれる
ブロッコリーケルセチン以外の抗酸化成分も摂取できる
サニーレタスポリフェノールを比較的多く含む
緑茶・紅茶日常的に取り入れやすい

魚を食べるときの一工夫

研究結果をそのまま日常生活に当てはめることはできませんが、魚と野菜を組み合わせる食事は栄養学的にも理にかなっています。

例えば、

  • マグロの刺身にタマネギスライスを添える
  • カツオのたたきに薬味をたっぷり加える
  • 魚料理の副菜にブロッコリーを取り入れる
  • 食後にリンゴや緑茶を楽しむ

こうした工夫によって、魚の栄養と野菜のポリフェノールを同時に摂ることができます。

まとめ

魚はDHAやEPA、良質なたんぱく質など、多くの健康メリットをもたらしてくれる優れた食品です。

水銀を過度に恐れて魚を避けるのではなく、魚の種類や摂取頻度に配慮しながら、野菜や果物も組み合わせたバランスの良い食事を心がけることが大切です。

今回の研究は、ケルセチンがメチル水銀による脳のストレスからミトコンドリアを守る可能性を示した興味深い報告でした。

今日の食卓に魚料理が並ぶなら、ぜひタマネギやブロッコリー、リンゴ、緑茶なども一緒に取り入れてみてはいかがでしょうか。

水銀が気になる方はこちらへ

らべるびぃ予防医学研究所 | からだミネラル検査

南部鉄器の鉄瓶で鉄分はとれるのか!?禁断の実験をしてみたら1万倍になった話

というわけで、盛り上がってまいりました。

以前、「南部鉄器の鉄瓶で鉄分補給はできるのか?」という実験を行いました。

結果は――

ほぼ効果なし。

でした。

2万円もしたのに。

いや、もちろん鉄瓶には魅力がありますよ。

お湯がおいしいとか、風情があるとか。

でも私が欲しいのは風情じゃない。

鉄です。

鉄分補給したいんです。

分析屋、諦めない

しかし諦めないのが分析会社。

「鉄瓶で鉄分補給できませんでした」

で終わるわけにはいかない。

そこで思いました。

鉄って酸に溶けやすいよね?

・・・。

・・・・・・。

酸性の水で沸かしたら鉄が出るんじゃない?

やってみよう。

禁断のビタミンC投入

幸いにも、関連会社ではビタミンC粉末を扱っています。

都合が良すぎる。

ということで、ビタミンCを200mLの水に2g溶かして1%溶液を作成。

まずは酸性度を確認。

会社にあった古い試験紙を拝借し測ると、

pH4くらい。

「あれ?」

記憶ではもっと酸性だった気がする。

気になったので会社で再検証。

同じ条件で作製し、pHメーターで測定したところ、

pH2.5。

全然違うじゃないか。

試験紙、お前だったのか。

いざ鉄瓶へ

そんな強酸性のビタミンC水を南部鉄器へ投入。

そして加熱。

結果はどうなったか。

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

鉄濃度、約1万倍。

え?

1万倍?

出すぎじゃない?

実際の測定値

濃度(平均) ㎍/L
水道水0.18
南部鉄器+水道水4.33
南部鉄器+ビタミンC水35,855

前回の話は何だったのか

前回の実験では、「鉄瓶のお湯だけで鉄分補給しようとすると数千リットル必要」という結論でした。

それが今回は、300mL程度で話が変わるレベル。

急に現実的になった。

いや、なりすぎた。

ただし、おすすめはしません

ここで誤解してほしくないのですが、これは「鉄瓶でビタミンC水を作ろう!」という話ではありません。

実際には鉄だけではなく、マンガン、その他の金属成分も増加していました。

分析屋としては面白い結果ですが、健康法としておすすめするものではありません。

やっぱり酸は強かった

鉄は酸性条件でイオン化しやすい。

教科書にはそう書いてあります。

今回の実験は、「本当にそうなんだな」を数字で見せてくれました。

そして同時に、「条件次第で結果は全然変わる」ということも。

やっぱり実験は面白いですね。

何か分析したいものがあればぜひご相談ください。

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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【無料Zoomセミナー】「なんで冷え?」開催のお知らせ

「夏なのに手足が冷たい」
「冷房がつらい」
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そんなお悩みはありませんか?

当社の質問票を集計すると、女性の約半数が「冷え」にチェックを入れています。

冷えは単に「寒がり」というだけではなく、体調や日常生活にさまざまな影響を及ぼすことがあります。

今回のZoomセミナーでは、「なぜ冷えるのか?」をテーマに、冷えを多角的な視点から考え、その対策についてお話しします。

また、講師自身の冷え克服体験も交えながら、冷えに負けないからだづくりについて一緒に学んでいきます。

こんなお悩みはありませんか?

  • 手足が冷たくて眠れない
  • 顔色が悪い
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  • 記憶力が低下した気がする
  • 力が出ない、疲れやすい
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  • 抜け毛が増えた
  • 目の下のクマが気になる
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  • 太りやすくなった
  • イライラしやすい
  • 風邪をひきやすい
  • 食欲がわかない

このようなお悩みがある方は、冷えが関係しているかもしれません。

セミナー内容

  • 冷えとは何か
  • 冷えの原因を多角的に考える
  • 冷えにもタイプがある?
  • 日常生活でできる対策
  • 冷えに負けないからだづくり

冷えの原因は一つではありません。

生活習慣、栄養、運動、ストレスなど、さまざまな要因が関係しています。

本セミナーでは、自分の冷えのタイプや原因を考えながら、今日から実践できる対策について学んでいきます。

冷えを改善された方へ

もし冷えを改善されたご経験をお持ちでしたら、ぜひセミナー前にあなたのメソッドや工夫を教えてください。

皆さまの経験も参考にしながら、より実践的な内容にしていきたいと考えています。

開催概要

タイトル
「なんで冷え?」

日時
2026年7月2日(木)12:00~13:00

開催方法
Zoom

講師
ら・べるびぃ予防医学研究所
専務執行役員 米川 豊

皆さまのご参加をお待ちしております。

●お申込みには予医手帳の無料会員登録が必要です。

予医手帳はこちら

予医手帳会員登録後、ログインして「お申込み」メニューより参加したい予医セミナーの「参加する」をクリックしてください。

●申込方法イメージ

★よくあるお問い合わせ★

Q.アーカイブはありますか?

A.いつも予医ファミリーをお申込みいただき継続されている方はアーカイブを後日配信する予定です。

脳と腸を繋ぐ鍵?自閉症スペクトラム(ASD)と『金属ミネラル』の関係

近年、「脳腸相関(脳と腸は深く繋がっている)」という言葉をよく耳にするようになりました。「緊張するとお腹が痛くなる」といった経験は誰しもがあると思いますが、実はそれだけではありません。

最近の研究では、自閉症スペクトラム障害(ASD)をはじめとする神経発達の特性を持つ方の多くが、便秘や下痢、腹痛といった「腸のトラブル(消化器症状)」を抱えていることが分かってきています。

「なぜ脳の特性であるはずのASDで、腸のトラブルが多いの?」

その謎を解き明かすための最新の鍵として、今世界中の研究者が注目しているのが「体内のミネラルバランス」です。

今回は、2025年に国際的な神経化学の専門誌(Journal of Neurochemistry)に掲載された最新レビュー論文(O’Grady & Grabrucker)をもとに、私たちの体(特に腸と脳)における有害金属と必須ミネラルの重要性について、分かりやすく紐解いていきましょう!

1. 論文が明かす「ミネラルバランスの破綻」とは?

私たちの体の中には、カルシウムや鉄、亜鉛など、生命を維持するために絶対に必要な「必須ミネラル」が存在します。一方で、環境中には水銀や鉛、アルミニウムといった、体にとって毒性となる「有害金属」も存在します。

健康な状態であれば、体はこれらを正しく選別し、必要なものを取り入れ、不要なものを排出する「恒常性(ホメオスタシス)」を保っています。

しかし、今回紹介する論文では、ASDの背景にはこの「ミネラルバランス(恒常性)の破綻」があり、それが腸の病態(消化器トラブルや腸内細菌叢の乱れ)を悪化させている大きな要因である可能性を指摘しています。

2. 要注意!体を脅かす「有害金属」の影響

環境汚染、食材、日用品などを通じて、私たちは気づかないうちに微量の有害金属を体に溜め込んでしまうことがあります。論文では、これらが腸に与えるダメージについて詳しく触れられています。

  • 水銀(Hg)や鉛(Pb):

これらは非常に強い毒性を持ち、腸に達すると「腸内細菌のバランス」を激変させてしまいます。善玉菌を減らし、悪玉菌を増やしてしまう原因になります。

  • アルミニウム(Al)やカドミウム(Cd):

腸の粘膜細胞同士を結びつけている「バリア」を破壊してしまうことが分かっています。これにより、腸の壁に隙間が空いてしまう「リーキーガット症候群(腸漏れ)」が引き起こされ、本来入ってはいけない毒素が血液中に漏れ出し、最終的に脳の炎症へと繋がってしまいます。

3. なぜ足りなくなる?防衛の要「必須ミネラル」

有害金属が体に侵入してきたとき、文字通り「盾」となって戦ってくれるのが、私たちが食事から摂取する必須ミネラルです。しかし、特性や環境の影響で、これらの重要なミネラルが不足しているケースが多いと論文は指摘しています。

特に注目すべきは以下の2つです。

亜鉛(Zn)の重要性

亜鉛は、腸の粘膜を強固に保ち、免疫をコントロールする超重要ミネラルです。さらに、体の中から有害金属(重金属)を捕まえて無毒化・排出する「メタロチオネイン」というタンパク質を作るために不可欠です。

亜鉛が不足すると、腸のバリアが弱くなるだけでなく、有害金属を追い出す力もガクッと落ちてしまいます。

鉄(Fe)のバランス

鉄は多すぎても少なすぎても腸内細菌に影響を与えます。悪玉菌の多くは鉄をエサにして増殖するため、腸内で鉄の吸収や代謝がうまくいかないと、腸内環境が悪化しやすくなります。

4. 有害金属 必須ミネラル の「椅子取りゲーム」

ここが最も面白い、かつ重要なポイントです。

実は、体の中にミネラルを取り込む「細胞のドア(受容体)」は、必須ミネラルも有害金属も同じドアを共有していることが多いのです。

例えば、体の中に「亜鉛」や「鉄」「カルシウム」が十分に満ちていれば、細胞のドアはこれらで埋まります。後から有害金属(鉛やカドミウムなど)がやってきても、入る隙間がありません。

しかし、もし体に必須ミネラルが不足していたらどうでしょう?

空いたドアから、有害金属が「ラッキー!」とばかりにすり抜けて、体内にどんどん吸収されてしまうのです。

つまり、「必須ミネラル不足」は「有害金属の吸収リスクを高める」という最悪の相乗効果を生んでしまいます。これが腸の炎症を引き起こし、自閉症スペクトラムで見られるような強い消化器症状(慢性的な便秘・下痢)や、脳への神経毒性へと繋がっていくというメカニズムが、近年の研究で徐々に明らかになってきました。

5. 私たちの生活に活かせるヒント

この論文の知見から、私たちが日常で意識できる大切なステップが見えてきます。

  • 「入れるな危険」:有害金属を避ける

・大型魚(マグロなど水銀のリスクがあるもの)の過剰摂取を避ける。

・古い水道管の鉛や、調理器具・日用品の素材に少し気を配る。

  • 「盾を強くする」:必須ミネラルをしっかり補給

亜鉛を豊富に含む食材(牡蠣、レバー、ナッツ類など)を意識して摂る。

・加工食品の摂りすぎに注意する(加工食品に含まれる添加物「リン酸塩」などは、

亜鉛やカルシウムの吸収を阻害してしまいます)。

  • 「お腹を育てる」:腸内環境のケア

・発酵食品や食物繊維を摂り、有害金属に負けない強い腸内細菌を育てる。

まとめ

今回の論文は、「自閉症スペクトラム(ASD)の症状や生きづらさは、単に脳だけの問題ではなく、『体内のミネラルバランスの乱れ』と『腸の病態』が深く絡み合っている可能性がある」という、非常に希望のある視点を示してくれています。

ミネラルバランスを整え、腸を元気にすることは、ASDの当事者の方々の消化器トラブルを和らげるだけでなく、脳や神経の健やかな働きをサポートする上でも、とても大切なアプローチになりそうです。

毎日の食事や栄養、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか?

【参考文献】

O’Grady, K., & Grabrucker, A. M. (2025). Metal Dyshomeostasis as a Driver of Gut Pathology in Autism Spectrum Disorders. Journal of Neurochemistry, 169(3). DOI: 10.1111/jnc.70041

自閉症スペクトラム障害における幼少期ミネラルアンバランスの評価

自閉症スペクトラム障害における幼少期ミネラルアンバランスの評価(論文発表) – ら・べるびぃ予防医学研究所

からだミネラル検査

https://www.lbv.jp/analysis/karada.html

■書籍「栄養素のチカラ」

栄養素のチカラ | ら・べるびぃ予防医学研究所 Online Shop

実験!ビタミンCは熱に強い?!

このブログは関連会社「ブロンソン・ジャパン」で掲載した実験をこちらに転載していますので、同じ内容となります。

ビタミンCは熱に強い?!

ビタミンCは熱に弱いのが常識。

ところがある日、ビタミンCが熱に強いというレポートを見つけました。

それって、ほんと?

というわけで『ビタミンC ピュアクリスタル』(100%ビタミンC粉末)を使って加熱実験をしました。

加熱温度を変えた実験

1mg/mlビタミンCピュアクリスタル溶液を、室温および30℃、40℃、50℃、60℃、70℃、80℃まで加熱し、溶液のビタミンC濃度を測定しました。

結果から、どの温度でもビタミンC濃度が減少していないことがわかります。

加熱時間を変えた実験

1mg/mlビタミンCピュアクリスタル溶液を、30℃、40℃、60℃で2時間加熱し、溶液のビタミンC濃度を測定しました。

結果からは、加熱時間を延ばしてもビタミンC濃度が減少しないことがわかります。

どちらの実験でも、ビタミンCの濃度が減少することはありませんでした。

なぜ、ビタミンCは加熱しても残っていたのでしょうか?

その理由はビタミンCの種類にあります。

還元型と酸化型

ビタミンCには還元型ビタミンC酸化型ビタミンCの2種類があります。

どちらのビタミンCも体中でのはたらきは同じであるため、両者をまとめて総ビタミンC(または単純にビタミンC)と呼びます。

このうち、熱に弱いのは酸化型ビタミンCです。

私たちが普段よく耳にする『ビタミンCが壊れる』というのは、『酸化型ビタミンCが水と反応して分解する』ことをいいます。

この分解反応は室温でも徐々に進行しますが、加熱することで早く進むため、『ビタミンCは熱に弱い』といわれるのです。

酸化型ビタミンCは、一度分解してしまうと元のビタミンCに戻ることはできません。

しかし、還元型のビタミンCはほとんど分解されません。、

加熱調理をする場合には、いかに酸化型にしないかがビタミンCを効率よく摂取するうえで大切なのです。

ただし、熱に強い還元型ビタミンCにも天敵がいます。

ビタミンC酸化酵素と呼ばれる一部の野菜や果物に含まれている酵素です。

この酵素はビタミンCの酸化反応を早めてしまいます。

ビタミンC酸化酵素

そこで、ビタミンC酸化酵素のはたらきが強い食材として知られるキュウリを使って、5分後、10分後、15分後、30分後、45分後、60分後に還元型ビタミンCがどのくらい酸化されずに残っているかを調べました。

結果から、5分ほどで還元型ビタミンCの4割くらいが酸化型ビタミンCに変わってしまうことがわかります。

キュウリのほかにキャベツやニンジン、リンゴ、カボチャ、バナナ、カイワレダイコンなどでビタミンC酸化酵素の影響が確認されており、ビタミンC酸化酵素の量やはたらきの強さは、食材の種類や食べる部位などによって異なります。

ビタミンCとアルカリ性

また、ビタミンCはアルカリ性では分解してしまいます。

1mg/mlビタミンCピュアクリスタル溶液に炭酸ソーダを加えて弱アルカリ性溶液とし、10分後、30分後、60分後、120分後の溶液の還元型ビタミンC濃度を測定しました。

結果から、還元性ビタミンCは30分後には7割近くが分解し、1時間以内にすべてなくなってしまうことがわかります。

結論!

以上の実験から、還元性ビタミンCについて次のことを確認しました。


● 加熱温度に関わらずほとんど分解しない

● 加熱時間を延ばしてもほとんど分解しない

● アルカリ性では速やかに分解される
● アスコルビン酸酸化酵素の存在下では酸化されやすい

効率の良い摂り方は?

これらの結果を踏まえて、ビタミンC ピュアクリスタルを効率よく摂取する方法を考えてみましょう。

●温かい食べ物や飲み物に混ぜる

還元性ビタミンCは熱に強いため、温かい食べ物や飲み物に混ぜても気にする必要はありません。温度が高い方が溶けやすいので、ホットレモンや温かい汁物などに入れるとよいでしょう。

●野菜や果物は加熱してから

野菜や果物にはビタミンC酸化酵素が含まれているものがあるため、カット野菜やカットフルーツにかけるとピュアクリスタルは速やかに酸化されたのち分解されてしまいます。ビタミンC酸化酵素は50℃以上の熱ではたらきを失うといわれていますので、温野菜や焼きリンゴなど、熱を加えた野菜や果物にかけるとよいでしょう。

●酢の物に混ぜる

ビタミンC酸化酵素は酸にも弱く、食酢ほどの酸でもはたらきを失います。酢の物であればキュウリなどと一緒に食べてもよいでしょう。

●重曹やベーキングパウダーは避ける

料理やお菓子作りに使われる重曹やベーキングパウダーは、水に溶けると弱アルカリ性になります。加熱調理後であれば気にすることはありませんが、焼く前のホットケーキ生地に混ぜたりすると還元型ビタミンCが分解されてしまうので注意しましょう。

ビタミンCピュアクリスタルは100%粉末です。いろいろな方法でお召し上がりいただけます。ご興味があればこちらからお申込みいただけます。

https://bronson.co.jp

【在庫限り】ミネラルガイドを無料プレゼント!

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【追記:2026年6月5日】

このたびは大変多くの方にお申し込みいただき、誠にありがとうございます。

予想を大きく上回る反響をいただいており、現在お申込みが集中しております。そのため、プレゼント品のお届けまで通常よりお時間をいただいており、発送まで1〜2週間程度かかる見込みです。

楽しみにお待ちいただいている皆さまにはご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。

順次発送を進めておりますので、お手元に届くまで今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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ら・べるびぃ予防医学研究所では、ミネラルや有害金属についてもっと身近に知っていただくために、ハンドブック「ミネラルガイド」を作成しています。

このたび、在庫限りではありますが、公式LINEにご登録いただいた方へ「ミネラルガイド」を無料でプレゼントいたします。

ミネラルガイドとは?

ミネラルの働きや不足・過剰による影響、有害金属などを分かりやすくまとめたハンドブックです。

プレゼントの受け取り方法

① 公式LINEにお友達登録

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③ お届け先入力フォームをご案内

※在庫がなくなり次第終了となります。

公式LINEでできること

公式LINEでは、ミネラルに関する情報を定期的に配信しています。

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皆さまのご登録をお待ちしております。

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【最新研究】妊娠中の「鉛」曝露が子供の喘息リスクに?エコチル調査より

今回は、最新の医学論文から、私たちの生活環境に潜む「鉛(なまり)」が次世代の健康にどう影響するかについてお話しします。

紹介するのは、2026年に発表された日本の大規模調査「エコチル調査(JECS)」の最新データに基づく研究です。

1. そもそも「鉛」ってどこにあるの?

かつては有鉛ガソリンや水道管、ペンキなどが主な発生源でしたが、現在は規制が進んでいます。しかし、古い建物の塗料の粉塵、一部の輸入玩具、装飾品、さらには土壌などを通じて、現代の私たちも微量の鉛を体に取り込んでいます。

特に日本における現在の曝露レベルは、世界的に見ても非常に「低い」とされています。

2. 研究が明らかにしたこと:低濃度でもリスクがある?

今回の研究(Nishihama et al. 2026)では、約7万人以上の親子を対象に、「お母さんの妊娠中の血中鉛濃度」「子供が4歳になるまでの喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーすること)や喘息の経過」の関係を調べました。

驚くべきは、現在の日本の非常に低い鉛曝露レベルであっても、子供の呼吸器リスクに関わっている可能性があるという点です。

  • 一過性のゼーゼー(一過性早期喘鳴): 鉛濃度が高いグループの子供は、このリスクが上昇していました。
  • 持続的な喘息: 妊娠中の鉛曝露量が多いほど、成長しても続く「持続性喘息」になるリスクが高まる傾向が示されました。

3. なぜ「妊娠中」が大事なのか

胎児は胎盤を通じて、お母さんの体から栄養だけでなく、鉛などの有害金属も受け取ってしまいます。胎児期は肺や免疫系が形成される非常にデリケートな時期。この時期に微量の鉛に触れることが、将来の「アレルギー体質」や「呼吸器の弱さ」のスイッチを入れてしまう可能性が示唆されています。

4. 私たちができる対策は?

「鉛をゼロにする」ことは現代社会では難しいですが、リスクを最小限にするために以下のことに気をつけましょう。

  1. 古い建物のリフォーム時は注意: 剥がれたペンキの粉塵を吸わないようにしましょう。
  2. 手洗いの徹底: 外遊びの後の土汚れには微量の鉛が含まれることがあるため、親子でしっかり手を洗いましょう。
  1. バランスの良い食事: カルシウムや鉄分が不足すると、体は代わりに鉛を吸収しやすくなってしまいます。お母さんの栄養状態を整えることが、結果として子供を守ることにつながります。

まとめ

今回の研究は、「現代の低い曝露レベルであっても、できるだけ避けるに越したことはない」という重要な警告を発しています。

「神経質になりすぎる必要はありませんが、正しい知識を持って環境を整えること」。それが、子供たちの健やかな呼吸を守る第一歩になります。

出典元: Nishihama Y, et al. Associations between maternal blood lead concentration during pregnancy and trajectories of wheezing and asthma in offspring: The Japan Environment and Children’s Study (JECS). Environ Int. 2026.  

<参考:弊社ブログより>

緑茶のチカラ~有害金属を除去!? 実験してみました~ – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

【あなたの家は大丈夫?】鉛製給水管による健康被害の恐れと、国が進める「年15万件撤去」の最新動向

鉛(なまり)の記憶:私たちの髪が語る、環境政策の劇的な成果 – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

妊娠高血圧症候群と「重金属」の意外な関連【エコチル調査最新報告】 – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

肝硬変の予後を左右する「亜鉛」の力

肝硬変の治療において、微量元素である「亜鉛」の管理がこれまで以上に注目されています。

肝硬変患者の多くは、食欲不振による摂取不足、腸管からの吸収低下、そして尿中への排泄増加が重なり、慢性的な「低亜鉛血症」に陥っています。最新の研究では、この亜鉛不足が単なる栄養指標ではなく、患者さんの生存期間に直結する重要な因子であることが明らかになりました。

1. 予後の分かれ目は血清亜鉛値「70 µg/dL

721人の肝硬変患者を対象にした大規模研究では、生存率と最も強く関連する血清亜鉛値として「70 µg/dL」が示されました。

血清亜鉛値が70 µg/dL未満の患者では、それ以上を維持している患者に比べて死亡リスクが高いことが確認されています。

さらに、亜鉛濃度が高いほど生存率が改善する「用量依存的な関係」も認められました。

つまり、血清亜鉛値を70 µg/dL以上に保てるかどうかが、肝硬変の予後を左右する重要なポイントになる可能性があります。

2. 亜鉛補充による生存期間の大幅な延長

研究では、亜鉛製剤を使用したグループと使用しなかったグループも比較されました。

その結果、生存期間中央値は以下のように大きく異なっていました。

  • 亜鉛補充なし群:47.5か月
  • 亜鉛補充あり群:86.4か月

特に、血清亜鉛値が70 µg/dL未満の患者では、亜鉛補充によって生存期間が約2倍近く延びていました。

また、死亡リスクを約36%低下させる可能性も示されており、亜鉛管理の重要性が強く示唆されています。

3. 肝硬変において亜鉛が果たす「4つの重要な働き」

なぜ、たった一つの微量元素がこれほどまでに予後を左右するのでしょうか。

亜鉛は、体内で300種類以上の酵素に関わる重要なミネラルです。
特に肝硬変では、次のような働きが注目されています。

アンモニアを減らし、肝性脳症を防ぐ

肝硬変が進行すると、アンモニアを十分に処理できなくなります。

亜鉛は、筋肉でアンモニア処理を助ける酵素の働きに必要であり、不足するとアンモニアが体内に蓄積しやすくなります。

これが、意識障害などを起こす「肝性脳症」に関係しています。

肝臓の硬化を抑える

肝硬変では、炎症によって肝臓にコラーゲンが蓄積し、肝臓が硬くなっていきます。

亜鉛には、この線維化を進める細胞の働きを抑える可能性があり、病気の進行を遅らせる効果が期待されています。

活性酸素から肝細胞を守る

肝硬変では、「酸化ストレス」と呼ばれる細胞ダメージも問題になります。

亜鉛は、抗酸化酵素SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の材料となり、活性酸素から肝細胞を守る役割を担っています。

免疫力や栄養状態を支える

亜鉛は免疫細胞の働きにも必要です。

不足すると感染症にかかりやすくなるほか、アルブミンなどのタンパク質合成にも影響し、全身状態の悪化につながる可能性があります。

今回の研究では、「血清亜鉛値70 µg/dL以上」を維持することが、肝硬変患者の生存率改善につながる可能性が示されました。

亜鉛は単なる栄養素ではなく、アンモニア代謝、抗線維化、抗酸化、そして免疫維持。

といった多面的な働きを通じて、肝硬変の進行や予後に深く関わっています。

今後は、肝硬変において「亜鉛」がこれまで以上に重要なキーワードになっていくかもしれません。

出典: “Serum Zinc Threshold and the Prognostic Impact of Zinc Supplementation in Liver Cirrhosis.” Nutrients 2026, 18(9)