2026年5月21日 なんでアレルギー??

〜原因と対策を一緒に探る体験型セミナー〜

アレルギーでいつも困っていませんか?

一言で「アレルギー」といっても、その仕組みや原因はとても奥が深く、
人によってまったく異なります。

今回のセミナーでは、アレルギーの基礎から実際の困りごと、対策のヒントまで、参加者のからの情報もお知らせしながら進行していきます。

■ セミナー内容

・アレルギーってなに?

・アレルギーの種類と特徴

・昔からあったの

・環境か、食べものか、体質か、など

・年々増えている理由は?

・なぜ炎症が起きるのか
・なぜ鼻水やくしゃみが止まらないのか
・朝起きたときにくしゃみが出る理由

・アレルギー物質29品目とは
・「気持ち悪いものを見たら蕁麻疹?」ってどうして

・原因(抗原)を避けるための考え方

・アナフィラキシーとは何か
・IgE、IgG抗体とは

・最新のアレルギー検査の考え方

・現在の一般的な治療と対症治療薬

■ このセミナーの特徴

本セミナーは、単なる知識提供ではなく、参加型で一緒に考えるスタイルです。

実際にあった改善例やケースをもとに、「なぜ起きたのか」「どう対策したのか」を深掘りしながら、日常に活かせるヒントを探っていきます。

■ 事前に教えてください

より実践的な内容にするため、
もし可能でしたら

ご自身やご家族の「軽減、改善したアレルギーの対策の例」「こんな治療をしている」など、現在挑んでいる様子を聞かせていただきたいので、事前にお知らせいただくご協力をお願いします。

■ 開催日

2026年5月21日 12時~13時

演題:「なんでアレルギー??」

講師:ら・べるびぃ予防医学研究所 専務執行役員 米川豊

費用:無料(zoom)

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●申込方法イメージ

★よくあるお問い合わせ★

Q.アーカイブはありますか?

A.いつも予医ファミリーをお申込みいただき継続されている方はアーカイブを後日配信する予定です。

ただの草むしりのはずが、分析になった日(タンポポ)

自宅の草むしり、気づくといつのまにか大変なことになっていますよね。

「ちょっとだけやるか」と思って外に出たはずなのに、気づけば無心で抜き続けている。あの現象、なんなんでしょうか。

先日、少し時間ができたので、久しぶりに草むしりをしました。

そこで出会ったのが、タンポポ。

きれいに咲いているのですが、心の中で「ごめん」と思いながら、抜かせていただきました。

タンポポってよく見ると、根がすごいんです。

根が太い。とにかく太い。
見た目はまるでゴボウ。

「これはなかなか栄養を吸っていそうだな…」と思った瞬間、
あることを思い出しました。

そう、タンポポコーヒーです。

タンポポコーヒーは、カフェインを含まないコーヒー風飲料として、特に授乳中のママに選ばれることが多い飲み物です。

実は以前、タンポポコーヒーについて、別の視点で分析をしたことがあります。

というのも、タンポポには「土壌中のミネラルや金属を吸収しやすい」という性質があります。

つまりヒ素などの有害金属も一緒に取り込んでいる可能性があるのでは?

ということで、実際に数種類のタンポポコーヒーを購入し、ヒ素の分析を行いました。

動画でみたい方はこちら

目の前にあるのは、まさにタンポポそのもの

「これはチャンスでは?」と思いました。

自宅の土壌にどれくらいヒ素が含まれているのか。
タンポポを通して、間接的に見えるかもしれない。

ということで、分析してみることにしました。

ただし、タンポポはそのままでは測定できません。

まずはしっかり乾燥させ、その後、乳鉢でごりごりごりごりと粉末化。

乾燥させる前のタンポポの根は枝のよう、生姜やゴボウにも見えます。

1日かけてしっかり乾燥させるとこんな感じに。からっからに。これを粉末にします。

そして前処理を行い、いよいよ分析へ。

気になる結果は…また後日ご報告いたします。

どうぞお楽しみに。

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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【52年ぶり】ブロッコリーが指定野菜に追加!!

指定野菜ってなに??

「指定野菜」とは、国が安定供給を目指している重要な野菜のことです。
私たちの食生活に欠かせない野菜を対象に、価格や流通が大きく乱れないよう、生産や出荷の調整などが行われています。

普段何気なく食べている野菜の中にも、この指定野菜は多く含まれていて、いわば日本の食卓を支えている主力メンバーのような存在です。

ブロッコリーが指定野菜に

そんな中、2026年4月1日からブロッコリーが新たに指定野菜に追加されました。
実に約52年ぶりの追加で、それだけブロッコリーの需要が高まっていることがわかります。

正直、めっちゃ食べてます

我が家でもブロッコリーはかなり出番が多い野菜です。

こどもも好きでよく食べてくれますし、調理もシンプルで使いやすいので、自然と食卓に登場する回数が増えています。

妻が作ってくれる弁当にもほぼ必ずブロッコリーは登場します。

栄養的にもかなり優秀

ブロッコリーのいいところは、栄養バランスの良さです。

  • たんぱく質(野菜の中では多め)
  • 食物繊維
  • カリウム(むくみ対策にも)
  • ビタミンC(免疫・抗酸化)

など、日常的に摂りたい栄養素をまとめてカバーできるのが魅力です。

だからこそ指定野菜に

  • 消費量が増えている
  • 健康志向で需要が高い
  • 家庭でも外食でも使われる

といった理由で、ブロッコリーは「日常的に必要な野菜」として位置づけられ、指定野菜に加えられました。

これからどうなる?

指定野菜になることで、今後は

  • 生産や流通がより安定する
  • 価格の極端な変動を抑える取り組みが進む

といった変化が期待されています。

まとめ

ブロッコリーは、ただの健康にいい野菜というだけでなく、これからの食生活を支える重要な野菜のひとつになっています。

日々の食事に取り入れやすく、栄養的にも優秀なので、これからも上手に活用していきたいですね。

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ビタミンCと、私の10年

ビタミンCは、おそらく世界で最も知られている栄養素のひとつです。
多くの方が「体にいいもの」として、一度は意識したことがあるのではないでしょうか。

私自身も、特別に意識することなく、日常の食事から自然に摂ってきました。
しかし「ビタミンCと真剣に向き合う」ようになったのは、2015年の出来事がきっかけでした。

きっかけは、会長の心筋梗塞

当時、弊社会長が心筋梗塞で倒れ、生死をさまよう事態となりました。
幸いにも一命を取り留めましたが、この出来事を境に、

「本当に体にいいものとは何か」

を徹底的に探すようになります。

その中で出会ったのが、「がんとビタミンC」という一冊でした。

この本は、ノーベル賞を2度受賞したライナス・カール・ポーリング 博士が執筆し、日本では 村田晃 先生が翻訳されたものです。

『がんとビタミンC』を読んだ会長は、「これだ」と確信し、行動に移しました。

そして、ライナス・カール・ポーリング 博士が愛用していたビタミンC製品を探し、アメリカの老舗メーカーであるBronson Laboratories に直接コンタクトを取りました。

現地でのやり取りを経て、同社のビタミンC製品を取り扱うこととなりました。

※なお、実際の取り扱いは関連会社であるブロンソン・ジャパン株式会社が行っています。

偉人同士をつないだビタミンC

ポーリング博士は「分子矯正医学(オーソモレキュラー医学)」を提唱し、現在の分子栄養学の礎を築いた人物です。

一方、村田晃先生は、「ビタミンCによるウイルスの不活化」を発見し、ビタミンCの可能性にたどり着きました。

ポーリング博士は村田先生の論文に注目し、自身が設立した研究所(現在のライナス・ポーリング研究所)に先生を招聘しました。

そこから約20年にわたる交流が続き、日本におけるビタミンC研究の礎が築かれていきました。

ビタミンCとの距離感

正直に言えば、当時の私はビタミンに対して距離がありました。

弊社はミネラル分析を主としており、ビタミンは専門外。

むしろ「今さらビタミンC?」という気持ちもあったのが本音です。

しかし、会長の強い想いもあり、まずは自分で試すことにしました。

※最初に扱ったのは100%粉末。かなり酸っぱいです。

気づくまでに2年かかった変化

飲み始めてすぐに何かを感じたわけではありません。

そもそも常に不調があるわけでもなく、日常生活の中では変化はわかりにくいものです。

しかし、あるとき気づきました。

「あれ、そういえば去年、扁桃腺炎になっていない」

私は約10年間、毎年冬になると化膿性扁桃腺炎を繰り返していました。

強い痛みと炎症に悩まされるのが当たり前でしたが、それが、いつの間にか起きなくなっていたのです。

変えたことといえば、ビタミンCを継続していたことくらい。

そこから現在まで約10年、扁桃腺炎は一度も起きていません。

あとは目覚めがいい、疲労が残りにくい、肌が綺麗になったなど、感じていることはありますが、これは個人差があるので、何とも言えません。

「1石40鳥」という言葉

その後ご縁があり、村田晃先生には顧問として関わっていただき、『ビタミンCハンドブック』も執筆していただきました。

先生がよくおっしゃっていた言葉があります。

「ビタミンCは1石40鳥ですよ」

実際に知られている働きとしても、

  • 抗酸化作用
  • 炎症への関与
  • コラーゲンの生成維持
  • 鉄の吸収サポート

など、多岐にわたります。

さらに最近では、鉄による老化(フェロエイジング)に関与する可能性
についての研究も報告されています。

小さな実験も積み重ねながら

ブロンソン・ジャパンでは、身近なテーマでの簡単な実験も行っています。

専門的な研究とは別に、「理解するきっかけ」としてご覧いただければと思います。

最後に

ビタミンCは、特別なものではありません。
だからこそ、軽視されがちな栄養素でもあります。

しかし10年向き合ってきて思うのは、

「シンプルなものほど、奥が深い」

ということです。

あの冬の喉の痛みがなくなったこと。
それは私にとって、とても大きな出来事でした。

ビタミンCをどう捉えるかは人それぞれですが、ひとつの視点として、参考になれば幸いです。

ブロンソン・ジャパンのビタミンC 約半年もちます。

分子栄養学アドバイザー養成講座のご紹介|PFASと重金属をテーマに特別講義を行います

今回は、栄養学を実践レベルで学びたい方に向けた講座のご紹介と、特別講義のお知らせです。

■ 分子栄養学アドバイザー養成講座とは

分子栄養学アドバイザー養成講座は、食事や生活習慣、そして個体差を踏まえた健康アプローチを学べる実践型の講座です。

単なる知識ではなく、

  • 血液データの読み解き
  • 栄養状態の評価
  • 不調の背景にある原因の分析

といった、現場で活用できるスキルを体系的に学ぶことができます。

■ 今回の特別講義テーマ

PFASと重金属 ― 見えない環境リスクをどう読み解くか

今回、本講座にて

当社代表がゲスト講師として登壇いたします。

テーマは暮らしの中の化学物質-PFASと重金属について-

近年問題視されているPFAS(有機フッ素化合物)や、鉛・水銀・カドミウムといった有害金属は、私たちの健康に少なからず影響を与える可能性があります。

しかしこれらは日常生活の中で気づきにくいといった特徴があります。

本講義では、PFASとや重金属についてわかりやすく解説します。

■ なぜ「環境×栄養」が重要なのか

これからの栄養学では

「何を食べるか」だけでなく「何に曝露しているか」

が非常に重要になります。

特に

  • 土壌
  • 食品
  • 生活環境

といった外部要因は、ミネラルバランスや代謝に大きな影響を与えます。

こうした視点を持つことで、より本質的な体調改善アプローチが可能になります。

■ このような方におすすめ

  • 栄養指導の精度を上げたい方
  • ミネラルや有害金属に関心のある方
  • 環境要因を含めた健康アプローチを学びたい方
  • 実務で使える知識を身につけたい方

■ 最後に

分子栄養学は、単なる栄養学ではなく個体差と環境要因を読み解く「実践の学問」です。

今回の講義は、その中でも特に重要な

「環境リスクと身体の関係」

を理解する貴重な機会となります。

ご興味のある方は、ぜひ詳細をご覧ください。

https://www.bunshieiyou-advisor.org/

※外部講師のため、別サイトに移動します。

公式LINEリニューアルいたしました!

有害金属の簡易曝露チェックとミネラルクイズ(初級、中級、上級)を実装いたしました。

ミネラルや有害金属について知ってもらいたいと思ったらやっぱりクイズかなと。

楽しみながら知識をたかめていただけたら嬉しいです。

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お友達追加特典やミネラルクイズの全問正解特典などをご用意しております。

ぜひこちらから追加してください。

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よくあるお問い合わせ

ミネラル検査でよくあるお問合せをこちらにまとめました。

Q,家族やお友達と一緒に申込みたいのですが、まとめて申込むことができますか?

A. 代表者様のお名前・ご住所でお申込みください。なお、お支払いやお届け先を別々にされたい場合は、お手数ですが個別にお申込みください。

Q,検査を受ける人の名前での申込みが必要ですか?

A. 検査を受ける方以外のお名前でお申込みできます。

Q,申込みをしたのに確認メールが届きません。どうしたらいいでしょうか?

A. ご使用のメールソフトやプロバイダの設定により、迷惑メールフォルダなど本来受信されるべきフォルダ以外に受信されている場合がありますので、すべてのフォルダをご確認ください。

Q,髪の量はどのくらい必要ですか?

A,約0.1gの毛髪が必要です。根元付近から採取し、長さ約3cmにカットしてください。
本数の目安は約80本程度で、量としてはつまようじ3本分ほどになります。

実際の量は下記写真程度ですが、髪の太さによっては重量が軽くなる場合がありますので、少し多めに採取していただくことをおすすめします。

なお、500円玉の直径は約2.6cmのため、毛髪は500円玉より少し長い程度を目安にしてください。

Q. どの部分の髪を採取すればよいですか?

A. 後頭部の根元付近から採取をお勧めしています。

後頭部の髪をクリップなどで留め、内側(下の層)の髪から採取するとほとんど目立ちません。

ご自身で採取するのが難しい場合は、美容室でカットをお願いされる方もいらっしゃいます。

美容師の方へお渡しいただける説明資料をご用意しておりますので、必要に応じてご利用ください。

https://www.lbv.jp/info/haircut_for_salon.pdf

なお、複数の部位から採取した毛髪をまとめて提出していただいても問題ありません。

Q. 髪が短いのですが検査できますか?

A. 規定量(0.1g)に足りていれば検査可能です。

Q. 乳幼児や子どもでも検査できますか?

A. はい、0歳の方からご利用いただけます。毛髪があれば、年齢に関係なく検査を行うことができます。

Q. 次の検査はいつごろ受けたらいいですか?

前回からの変化を見ていただくために、3~6ヶ月毎の検査をお奨めしております。

Q. 犬や猫でも検査できますか?

A. 愛犬・猫専用の被毛ミネラル検査をご用意しています。

こちらからお申込みいただけます。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/pet

Q. 髪がない場合、陰毛や腋毛でも検査できますか?

A. 検査は可能ですが、参考値としてのご案内となります。

本検査の基準値は頭髪をもとに設定されているため、陰毛や腋毛などの体毛で検査を行った場合、結果は参考値としてお考えください。
可能な場合は、頭髪での採取をおすすめしております。

Q,髪と爪の検査がありますが、何が違うのですか?

A,反映される期間が異なると考えられています。

一般的に、

  • 毛髪:直近3〜4か月程度の平均的な状態
  • :およそ半年前頃の、約2週間程度の状態

を反映していると考えられています。

Q,カラーリングなどは影響ありますか?

A,元素によっては影響を受ける場合があります。短い期間で定期的にカラーリングをされている方は、次回のカラーリングを行う直前に採取していただくことをおすすめします。

Q,前回は紙版で検査を受けましたが、WEB版で受けた場合、前回値は表示されますか。

A,はい、表示されます。WEB版でも、過去の検査結果をご確認いただくことができます。

Q,検査結果はどのくらいで出ますか?

A,検体をポストに投函していただいてから、約3週間ほどで結果をご確認いただけます。

Q,WEB版と紙版で検査の精度はかわりませんか?

A,検査の精度に違いはありません。WEB版・紙版ともに、同じ方法で分析を行っています。

Q,紙版との違いはなんですか?

A,WEB版では、以下のような特徴があります。

  • 質問票の入力をWEBで行える
  • 検査結果をデータで閲覧できる
  • レーダーチャート表示
  • ミネラルスコア表示

など、結果をより分かりやすく確認できる機能があります。

Q,検査結果について、より詳しいアドバイスを受けることはできますか?

A,はい、追加オプションとして専門家によるアドバイスをご利用いただけます。

平野先生(ルネスクリニック) 紙のアドバイス 7,150円

池田先生(アイデスクリニック) 紙のアドバイス 7,150円

佐藤彩香先生(管理栄養士) オンラインでの栄養カウンセリング 8,800円

ら・べるびぃ研究員によるオンラインカウンセリング 5,500円

Q,検査結果で有害金属が高かったのはなぜですか?

A,日常生活の中で、知らず知らずのうちに摂取している可能性が考えられます。

例えば、鉛やカドミウムは、一度体内に取り込まれると排出されにくいため、過去の摂取が徐々に反映されている可能性も考えられます。ヒ素や水銀は、比較的直近の摂取状況を反映している可能性があります。

デトックスには「サウナ」より「運動」?汗から有害金属を効率よく出す方法

「デトックス(解毒)」という言葉をよく耳にしますよね。
体に溜まった有害金属を排出する目的で、サウナで汗を流している方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年の研究では「汗のかき方によって、有害金属の排出量に差が出る可能性がある」ことが報告されています。

今回は、台湾の研究チームが発表した論文をもとに、汗と有害金属排出の関係について紹介します。

1. 汗は「天然のデトックス装置」

私たちは日々の生活(食事、水、空気など)を通じて、微量の有害金属(鉛、水銀、ヒ素など)を体内に取り込んでいます。これらは通常、尿や便などを通じて排出されますが、汗も排出経路のひとつです。

研究によると、ニッケル、鉛、クロムなど一部の金属は、尿よりも汗の中に高濃度で含まれる場合があることが報告されています。
つまり、汗をかくことは有害金属の排出に一定の役割を果たしている可能性があります。

2. 実験:サウナ vs ランニング

研究チームは、健康な男女12名を対象に、次の2つの条件で汗を採取し、成分を比較しました。

  • 動的発汗:トレッドミルでのランニング
  • 受動的発汗:サウナボックス内で座って発汗

どちらも20分間汗をかいた後、汗に含まれる以下5種類の金属濃度を測定しました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)
  • 水銀 (Hg)

3. 結果:運動による汗の方が高濃度

分析の結果、次の4つの金属については、サウナよりも運動時の汗の方が有意に濃度が高いことが確認されました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)

一方で、

  • 水銀 (Hg)

については、運動とサウナの間で明確な差は見られませんでした。

4. なぜ運動の方が排出されやすいのか?

研究では、次のような理由が考えられるとされています。

血流の変化
運動すると心拍数が上がり、体温も上昇します。これにより血液循環が活発になり、体内の物質が汗腺へ運ばれやすくなる可能性があります。

代謝の活性化
筋肉を動かすことでエネルギー代謝が高まり、組織に存在する金属の移動や排出が促進される可能性があります。

一方、サウナのような外部からの加熱は、主に皮膚表面の温度を上昇させるため、体内深部の循環への影響は運動ほど大きくない可能性が指摘されています。

5. 効果的に汗をかくためのポイント

この研究から言えるのは、単に体を温めるだけでなく、体を動かして汗をかくことも重要かもしれないという点です。

例えば、

  • 週に数回、軽く息が上がる程度の有酸素運動(ジョギングや早歩き)
  • 運動後にサウナを利用する

といった組み合わせも、発汗を促す一つの方法と言えるでしょう。

まとめ

「デトックス=サウナ」というイメージは強いですが、研究によれば運動による発汗の方が、一部の有害金属の濃度が高い汗が出る可能性が示されています。

もちろん、この研究は少人数の実験であり、汗だけで体内の有害金属が大きく減るかどうかは今後の研究が必要です。

それでも、健康のためには「体を動かして汗をかく習慣」を取り入れることが、さまざまな面でメリットがあると言えるでしょう。

出典: Kuan WH, et al. Excretion of Ni, Pb, Cu, As, and Hg in Sweat under Two Sweating Conditions. Int J Environ Res Public Health. 2022

当社が実施している毛髪ミネラル検査のデータでも、運動習慣のある群は、運動習慣のない群と比較して鉛濃度の平均値がやや高い傾向が確認されています。

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「知ることは、すべてのはじまり」
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NHK「ヒューマニエンス」に取材していただきました

排出 〜美しく出す 生命の機能美〜

このたび、NHK BSヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「排出 〜美しく出す 生命の機能美〜」にて、「排出」の一つとして「髪の毛」が紹介され、当社を取材していただきました。

初回放送は2026年3月7日(土)午後10:30〜(NHK BS)です。

取材には不慣れで大変緊張いたしましたが、どのような放送になるのか、今からとても楽しみにしております。

毛髪は「排出」の器官のひとつ

毛髪ミネラル検査は、もともと水銀分析の研究の中で、検体としての有用性が評価されてきました。

毛髪は、

  • 有害金属の濃度が比較的高く検出されやすい
  • 数か月単位の情報を保持する
  • 採取が非侵襲的である

という特徴があります。

現在のところ、

  • 毛乳頭 → 毛幹へは移行する
  • 毛幹 → 毛乳頭(血管側)へ戻る機構は確認されていない

とされており、毛髪に取り込まれることは、実質的に体外への排出を意味します。

歴史を語る検体としての毛髪

毛髪は長期間情報を保持します。

そのため歴史的にも価値があり、

  • ナポレオンのヒ素曝露説
  • ベートーベン の鉛曝露説

などは、遺髪や遺骨の分析結果をもとに議論されてきました。毛髪は「その時代の体内環境」を記録する、いわばタイムカプセルのような存在です。

毛髪は環境中でも分解されにくい

毛髪はケラチンという硫黄を多く含むタンパク質でできています。
この構造は非常に強固で、

  • 土壌中でも特殊な微生物が存在しない限り分解されにくい
  • 水に溶けにくい難溶性タンパク質

という特徴があります。

水銀は硫黄と強く結合する性質があるため、いったん毛髪に取り込まれると、容易には再放出されません。

環境省資料『不思議な水銀の話』でも紹介されているように、毛髪や体毛は環境中でも分解されにくく、水銀の再循環を抑える一時的な貯留(シンク)として働く可能性が示唆されています。さらに、体毛は食用に適さない、仮に摂取しても消化されにくいという性質から、水銀の生物濃縮経路になりにくいと考えられています。

毛髪や体毛は環境中でも分解されにくく、水銀の再放出を妨げていると考えられる。体毛は食用に適さず、また、食べても消化されずに残され、水銀の生物濃縮につながらないため、結果的にヒトや生物を水銀ばく露から守っていることになる。

不思議な水銀の話より抜粋

https://www.env.go.jp/chemi/tmms/husigi/hg_husigi_23.pdf

その意味で、毛は単なる「老廃物」ではなく、結果的に生物を水銀曝露から守る仕組みの一端を担っているとも言えるでしょう。

ぜひご覧いただけましたら幸いです。

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【新発見】PM2.5に含まれる「スズ」がスギ花粉症を悪化させる?

環境汚染とアレルギーの意外な関係

皆さんは、花粉症の時期に「今日は空気が霞んでいるな」と感じると、いつもより鼻のムズムズや目のかゆみがひどくなる経験はありませんか?

実は最近の研究で、大気汚染物質であるPM2.5に含まれる特定の成分が、スギ花粉症をさらに悪化させている可能性が明らかになりました。

今回は、名古屋大学が発表した興味深い研究成果(2026年2月発表)をもとに、私たちの鼻の中で何が起きているのかを解説します。

1. 犯人はPM2.5の中の「スズ(Sn)」だった!

これまでも「PM2.5がアレルギーを悪化させる」という話はありましたが、具体的にどの成分が、どのように悪さをしているのかは詳しく分かっていませんでした。

名古屋大学の加藤昌志教授らの研究グループは、以前に発表した「鉛(Pb)」に続き、今回は化学的に似た性質を持つ「スズ(Sn)」に着目。調査の結果、驚くべき事実が判明しました。

  • 花粉症の人の鼻にはスズが多い: スギ花粉症患者の鼻腔内には、健康な人と比べて3〜4倍も高い濃度のスズが蓄積していました。
  • 症状の重さと相関: 鼻の中のスズの濃度が高い人ほど、鼻炎の症状が重い傾向があることが分かりました。

2. 「鼻がPM2.5をキャッチしてしまう」という皮肉な現象

通常、健康な人の場合、PM2.5のような微小粒子は鼻を通り抜けて肺まで到達しやすいと考えられてきました。しかし、花粉症の人の鼻では全く違うことが起きています。

研究によると、アレルギー反応によって分泌される「ムチン(鼻水の主成分)」が、大気中のスズを磁石のように吸い寄せ、鼻の中に留めてしまうことが分かりました。

  1. 花粉で鼻が炎症を起こす
  2. 鼻水(ムチン)が過剰に出る
  3. ムチンがPM2.5中のスズをキャッチして蓄積させる
  4. 蓄積したスズがさらに炎症を悪化させ、さらにムチンが出る……

という、恐ろしい負のスパイラルが起きている可能性があるのです。

3. マウス実験でも裏付けられた「悪化のメカニズム」

研究グループがマウスを使った実験を行ったところ、アレルギー性鼻炎を持つマウスは、そうでないマウスに比べて2〜3倍も多くのスズを鼻腔内に取り込んでいました。

その結果、鼻の症状は劇的に悪化。一方で、鼻でスズがブロックされるため、肺に到達するスズの量は逆に30〜40%減るという皮肉な結果も出ています。「鼻がフィルターになって汚染物質を溜め込んでしまう」という状態です。

4. 私たちができる対策は?

この研究は、単に「花粉」を避けるだけでなく、「大気汚染(PM2.5)」を避けることが花粉症対策において非常に重要であることを示唆しています。

  • PM2.5情報のチェック: 花粉飛散量だけでなく、PM2.5の予測値が高い日も外出時のマスク着用を徹底しましょう。
  • こまめな鼻うがい: 鼻の中に蓄積したスズや花粉を洗い流す「鼻うがい」は、物理的にこれらを除去する有効な手段と言えそうです。

まとめ:これからの環境政策にも期待

今回の発見は、アレルギー性鼻炎を悪化させる具体的な物質を特定しただけでなく、今後の環境基準の見直しや新しい治療法の開発につながる大きな一歩です。

「たかが花粉症」と思われがちですが、大気汚染との相乗効果で私たちの体は想像以上にダメージを受けているかもしれません。日々のセルフケアに加え、環境問題への関心を持つことも、健やかな生活への第一歩になりそうですね。

出典:

PM2.5に含まれる”スズ”がスギ花粉症を悪化させる可能性― 環境汚染とアレルギーの新たな関係 ― – 名古屋大学研究成果情報

Emerging Risk: Intranasal Tin Exacerbates Allergic Rhinitis in Humans and Mice, Allergy, 02 December 2025

参考情報:

スギ花粉症の症状を増悪させる大気汚染物質を発見 〜鼻腔内の鉛濃度はスギ花粉症の増悪因子〜 – 名古屋大学研究成果情報

スズ (準有害金属) – ら・べるびぃ予防医学研究所