【検証レポート】話題の亜鉛導入シャンプー「MAGMAS」で毛髪ミネラル値は変わるのか?!

こんにちは。
今回は、毛髪ミネラル検査を行っている私たちとしても非常に興味を惹かれるシャンプーについて、検証をしてみました!

その名も…
サンスター様の「MAGMAS(マグマス)」
https://jp.sunstar.com/haircare/magmas/product_001.html

このシャンプー、なんと独自の技術で亜鉛をキューティクルの内側まで浸透させるとのこと。
通常、一般的なシャンプーの成分が毛髪ミネラル検査に影響を与えることはほとんどありませんが、これはちょっと気になります……!

検査方法について

私たちは、ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)という高感度な機器を使って、毛髪中に含まれるミネラルや有害金属を測定しています。

ICP-MSでは、髪を溶かしてイオン化させ、その中に含まれる元素の量を測定します。
このため、検査前には必ず洗浄処理を行い、髪の表面についた汚れや付着物を除去してから分析に入ります。

つまり、「シャンプーの成分がどこまで内部に浸透しているか」が、毛髪分析に影響を与えるかどうかの鍵になるわけです。

というわけで…社員5人で検証してみました!

MAGMASシャンプーを2週間使用し、使用前後で毛髪ミネラル値を比較してみました。

洗浄処理では「亜鉛が浸透していたって、全部洗い落としてやるぞ!」という気持ちで、いつも通り厳密に処理。
それでも内部に残っていれば、ICP-MSが見逃しません!

結果は……

ドーン!!!!

単位:ng/g

ぜ、全員上がっているううぅぅぅ!!!

全員が14~52%ほど上昇しています。完全敗北です。。。。

MAGMASの亜鉛は、私たちの洗浄処理を乗り越え、毛髪内部にしっかりと浸透していたことが証明されました!

他のミネラル値にはほとんど変化が見られず、「亜鉛だけが上昇」という結果に。
サンスター様、疑ってしまって申し訳ありません! MAGMAS、すごいです!

当社の洗浄に耐えきった強者に乾杯!!

このシャンプーは薄毛に悩まれている方にお勧めなのだそうです。

確かにつけてみると、髪が強くなったようなゴワっとなったような感じがしました。

シャンプーで浸透、するんですね。すごいなぁ。

検査前にはちょっと注意!

毛髪ミネラル検査をご検討の方は、MAGMASなどの浸透型シャンプーを使用すると、外的要因によって亜鉛値が上昇する可能性があるため、検査前の使用はお控えいただくのが望ましいかもしれません。

今後も面白い検証をどんどん行っていきますので、お楽しみに!それではまた!!

毛髪ミネラル検査はこちらから

ブドウ糖果糖液糖に水銀が入っているのか調べてみた

どうも、こんにちは。

元気にネットサーフィンしていたところ、気になる記事が。

ブドウ糖果糖液糖(異性化糖)には水銀が入っている!

ええええええええええ…

そんなこと書かれたら、元素分析会社としては気になって仕方ありません。

水銀が入っているから、ブドウ糖果糖液糖は摂るな!

ブドウ糖果糖液糖は水銀を摂っているのとおんなじだ!!とのこと。わお!

しかしどうやって入るのでしょうか。

原料に魚を使っている?

魚からつくるなんて、そんな非効率なことをわざわざやることはないです。

トウモロコシのでんぷんから作るのが一般的です。

とうもろこしでん粉(コーンスターチ)から作られるので、「高果糖コーンシロップ(HFCS)」と呼ばれます。  日本では、輸入とうもろこしから作られるコーンスターチのほかに、北海道で栽培されたじゃがいもや、鹿児島県で栽培されたさつまいもから作られた国内産でん粉も原料として使用されており、特に鹿児島県産のかんしょでん粉の主な用途になっています。  

独立行政法人農畜産業振興機構より抜粋

https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000771.html

で、あれば加工の段階で入るのでしょうか。

ここは調べてもわかりませんでした。しかし水銀が入り込むかなぁ。。。

うーん、調べてもわからないなら!!

じゃーーーん!買っちゃいました!

ぶどうとうかとうえきとうー!

調べてもわからないなら分析しちゃえばいいのです!!!

分析するのはもちろんわれらがICP-MS!

さあ!結果はいかに!!!!

わくわく!わくわく!!

。。

。。。

。。。。

。。。。。

ドーン!!!!

検出下限値未満!!!

※3回測ってすべて検出下限値未満。

以上!!!

はいってないんかーーーーーーーい。

ただ今回はかったのはこの一つだけなので、じゃあ全部入っていないのか、とは断言できません。※ほかのブドウ糖果糖液糖(異性化糖)も調べたい場合、ぜひご依頼ください。

ただ水銀は入ってないから安全安心か、と言われるとブドウ糖果糖液糖自体の良し悪しについては当社からは語れません。

当社では毛髪や爪、血液、尿などの生体試料以外にも清涼飲料水やプロテイン粉末、米の元素分析なども承っております。

ご興味があればぜひご依頼ください。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/mineral/drinkfood/

愛猫ミネラル検査WEB版リリース!

1日でも早く検査結果を知りたい!検査結果をなくしたらどうしよう!そんな方へ

愛猫ミネラル検査がWEB版になり、更に紙版にはなかった機能を追加いたしました。

追加機能① その子の1日のカロリーに対して、推奨ミネラル量、食材量を表示

追加機能② 食材に含まれるミネラル計算ツールを表示

※画像はサンプルです。

手作り食の方の参考となります。

愛猫ミネラル検査WEB版はこちらからお申込みいただけます。

お米を分析してみました

日本人の主食である米。

日本の四大公害病の一つ、イタイイタイ病を学校で習った記憶がある方も多いかと思います。

イタイイタイ病は、カドミウムに汚染された米などを食べて発生しました。

イタイイタイ病は、鉱山から排出されたカドミウムが川の流域や水を汚染し、汚染された農地で採れた米などを食べることにより引き起こされたものです。

実は、私たちが食べている米には微量のカドミウムが含まれています。

厚生労働省によると、日本人におけるカドミウムの1日摂取量の約4割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/12/h1209-1c.html

土壌が汚染されると除去が難しく、米はカドミウムをよく吸収します。

また、カドミウムは体内で蓄積され、年齢とともに濃度が高くなって(濃縮されて)いきます。

さらに、米にはカドミウムの他にヒ素も含まれています。

米に含まれる無機ヒ素の量はわずかで、特に無機ヒ素含有量の多いヒジキの比にはなりませんが、米は主食なので摂取する量を考えると決して楽観視は出来ません。

農林水産省によると日本人の無機ヒ素の1日摂取量の約7割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/exposure.html

当社の毛髪ミネラル検査を受けた方のカドミウム、ヒ素の測定値が高い場合に疑う原因は毎日の常飲常食しているものです。

つまり、水、そして日本人の場合は主食の米などです。

実際に6サンプルの米を測ってみました。

測定装置:ICP-MS

ヒ素の基準値:コーデックス委員会による

カドミウムの基準値:食品衛生法による

米によって含有量が異なります。

ヒ素は最小値48、最大値269でした。基準値を超えている米はありませんでしたが、玄米はやはり高い値でした。

カドミウムは最小値3、最大値89と30倍程の差がありました。基準値を超えている米はありませんが、含有量には大きな差があります。

毛髪ミネラル検査でカドミウム、ヒ素が高値の方の原因究明の一つとして、お米のカドミウムとヒ素を検査するお米のカドミウム・ヒ素検査を開発いたしました。

通常食品の分析は高額になりますが、測定元素をカドミウムとヒ素に限定することで実現いたしました。

カドミウム、ヒ素が気になる方はぜひご自分が毎日食べている米を検査してみてください。

【お米のカドミウム・ヒ素検査】

お申込み方法:いつも予医ファミリー内のサービスに追加

いつも予医ファミリーとは?検査のサブスクです。毎月お好きな検査などを選択し受けることができます。

米のカドミウム・ヒ素以外の元素分析もご希望の方はこちらからお申込みいただけます。