統合医療展2015へのご来場ありがとうございました。

2015年1月28日(水)~29日(木)に東京ビッグサイトで開催された「第11回統合医療展2015」にら・べるびぃ予防医学研究所が出展しました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当初の予想を大幅に上回るたくさんのお客さまにご来場いただき、驚きと共にお客様から毛髪ミネラル検査への期待を非常に感じました。

会場にて皆さまよりお寄せいただいたご要望やご期待の声を、よりよい商品作りにつなげてまいります。

今後とも、変わらぬご愛顧とお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
written by T.H

 

未病予防

未病とは自覚症状も他覚症状も無く、一応健康であるが、病気に近い健康状態を言います。

未病の伝統的な考え方は、自覚症状があるが検査結果に出ない場合、または検査結果は出るが自覚症状が無い場合の両方を未病としております。
しがし、自覚症状が出なくても末期癌の場合もあり、かつ、検査結果が出なくても自覚症状があることは検査方法の問題である場合があり、あるいは検査方法が未開発の場合もあります。

人は、病気になって初めて慌てて治療に医師の門をたたきます。
しかし、病気の前兆はあります。
特に現代は検査方法の発達により、かなり前から病気の兆候を掴むことができます。その段階で病気を防げたら理想です。

どうすれば未病管理のはできるのでしょうか?

東洋医学の治療理念は、病的状態を体全体の歪みとしてとらえ、これを全体的に補正することで成立しています。
正常状態を歪みのない原点とすると、患者の病的状態を修正するのに、どちらの方向に向ければよいのかという判断が重要になってきます。
したがって、病人の呈する状態がどの位置にあるかを決定して漢方薬を運用するうえで、陰陽・虚実・寒熱といった相対的な指標が役に立つのです。

つまり、未病を治す東洋医学の基本は、心身全体の調和を計り、生体防御能や自然治癒力を 高めることで、これは全ての病気の予防法の原則といえます。
漢方薬や健康食品が 最も効果を発揮するのは、この「未病」の段階で病気を予防する場合です。
加齢とともに新陳代謝や血液循環は悪くなり、抵抗力や治癒力が低下してきます。
東洋医学では、気血水の量の不足や巡りの停滞を改善することが未病の治療として重視されています。
日頃から、血液循環や新陳代謝を良くし、免疫力や抗酸化力を高めるような健康食品を摂取することが病気の予防につながるのは、これらが気血水の量の不足や巡りの停滞を改善して未病を治す効果があるからです。

病気は健康なうちから既に始まっているって、ご存知でしたか?
病院の医療システムは、あくまでも病気の中盤以降に役立つ療法です。
自覚症状はなくても検診で異常が出る、検診で異常がなくても自覚症状がある、それが未病です。
真の健康は、未病と向き合うことから始まります。未病をもっと知っていただくための食材を紹介します。

免疫力UP食材
日本では、あまり知られていないかもしれませんが、”第7の栄養素”と言われている”ファイトケミカル”が注目されています。

◆”ファイトケミカル”とは? → 植物が自らを守るためにつくり出した天然成分です。
数は一万種類以上あると言われています。例:ポリフェノールやカロテン、イソフラボンなど野菜や果実に含まれていて身体に良いとされている成分をファイトケミカルと呼びます。

三大効果:
★抗酸化作用⇒ポリフェノール

 

 

 

 

 

 

★発ガン物質の抑制作用⇒グルコシノレート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★免疫力強化作用⇒イソチオシアネートとオイゲノール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイトケミカルの分類と種類
カロチノイド系ファイトケミカル/βカロチンなどは600種類もある。オレンジ色でβカロチンが豊富。また、人参、カボチャ、トマト、豆(大豆・緑豆等)、サツマイモなど、心臓病、脳卒中、肺ガン、乳ガン、子宮癌、直腸癌、前立腺ガン等のガン抑制効果。コレステロール値の低下、免疫力向上。

フラボノイド群/5000種類以上が知られている・抗酸化作用・抗ガン・抗炎症・抗アレルギー作用。

アルカロイド/免疫システムの強化・ピーナツ。アントシアニン/ポリフェノールで青い花の色を持っている色素。サツマイモ、ブルーベリー、ブドウ。

イソフラボン系/大フラボノイド群:、大豆・緑豆。女性ホルモンのように働き乳ガンや更年期障害、骨粗鬆症を防ぐ。更年期の自律神経失調症の予防。
カテキン系お茶、リンゴやチェリー、梨・抗酸化作用。

サポニン/脂質の代謝を促進し、コレステロール値を低下させ、中性脂肪を安定化させる。高脂血症の改善に役立つ。腫瘍細胞の増殖を抑制。大豆・緑豆等の豆類やインゲン豆、ひよこ豆、レンズ豆、ニンニク、玉葱に含有する。セサミノール/過酸化脂質を抑制し、細胞の老化を防止する。抗ガン効果の発揮。胡麻油、米胚芽。

 

written by Yasuno(ら・べるびぃ予防医学研究所:中国医師・臨床検査技師)

古くて新しいビタミンC

昔からビタミンCの欠乏症は死に至る可能性がある壊血病として知られています。
15世紀から17世紀にかけての大航海時代に、乗組員が常に悩まされた病気の症状は歯茎がグラグラして出血する、皮膚や粘膜からも出血し脱力感、鈍痛がひどくなる、そして死に致る。今で言う壊血病でした。

16世紀に南アフリカの喜望峰からインドへ至る航路を発見したポルトガル人の、バスコ・ダ・ガマの船隊では、180人の乗組員のうち100人がこの壊血病で死亡したと言われています。

18世紀に、イギリス海軍で食事療法の実験を行い、壊血病にはレモンやライムなどの摂取が最も効果的だと発表されました。イギリス海軍では乗組員にレモンジュースを飲むことが強制され、壊血病が減ったと言われています。

最近はビタミンCの欠乏症よりその効果が改めて見なされています。
(1) ビタミンCはコラーゲンの合成に必要不可欠でコラーゲン繊維が体内で出来ないと肌荒れが酷く、血管が脆くなるそうです。お肌の美容にビタミンC !! とくに女性には欠かせません。
(2) ビタミンCはとても効果的な抗酸化剤でもあります。フリーラジカルや活性酸素によって細胞に生じる傷害を守ることが出来ると言われています。
(3) ビタミンCの摂取量が少ないと心臓病と脳卒中のリスクが増加するがビタミンC を100㎎/日摂取するとリスクが大幅に軽減するという研究報告がアメリカにはあります。
(4) 末期ガン患者に1回10gのビタミンCを点滴や経口投与することにより生存期間が延長するという報告が1978年にアメリカで発表されました。また点滴で10~100gもの大量点滴を行うと血中濃度は経口投与の30~70倍になると言われています。
(5) 加齢とともに白内障の増加は避けられませんが、水晶体中のビタミンC濃度の減少は白内障症状の進行と関連しているとも言われています。
(6) その他アメリカではビタミンCを大量に投与すると風邪にかかりにくいという研究報告もあります。

ビタミンCは大量に摂取しても水溶性ですから過剰な分は尿から排出されますのでそれ程心配することはないと言われています。
しかし、一部では摂りすぎは下痢や尿路結石を誘発することがあるとも言われています。
美容や健康に役立つビタミンCですが摂りすぎで不安がある場合は一度医師に相談してみるのも良いでしょう。

written by 植山(ら・べるびぃ予防医学研究所長)

凍える夜に…

寒い日が続いていますね。

みなさま風邪やインフルエンザに負けずにお元気でお過ごしですか?

私はというと、風邪はひいていないものの最近の寒さにはテンションが下がってます。
寒いの苦手です。

 

みなさまは、寒い夜の冷たい布団を温めるために何かしてますか?

どんなに凍える夜もそんなの関係なし!氷の布団だってノープロブレム!という方はおいといて、多くの方が布団が冷たくて寝られないという経験をお持ちではないでしょうか?

健康は良質な睡眠を抜きにしては語れません。

そこで、今回は布団を簡単に温める方法です。

それは『布団乾燥機』

 

「いやいや、私は湯たんぽを使っているから大丈夫」

「うちでは電気毛布だね」

「やっぱりあんかが一番でしょ」

などという声が聞こえてきます。
どれもいいですよね、寒い冬の夜の友!って感じです。
私も数年前まであんかを使ってました。

 

でも、ここで声を大にして言いたい!

「凍える夜には布団乾燥機が最高ですよー!」

 

布団乾燥機は敷布団と掛布団の間に熱風を吹き込んで温めるので、布団が上下とも全体的に温まるのです。

このぜーんぶが温まった布団にスルッともぐりこむと、必ず
「ふわぁ~しゃ~わせ~(*^_^*)」となります。

 

あんかや湯たんぽに比べると布団全体が温まり、電気毛布に比べるとふんわり温かいのが幸せ感を増大させてるんだと思います。

 

思いますが、ここはら・べるびぃ予防医学研究所のブログ。

なぜ布団乾燥機は幸せ度が高くなるのか調べてみました。

 

布団の中の温度が32~33度、湿度50%を維持するともっとも快適な眠りにつくことができると言われています。

温度とともに重要なのが湿度です。

天気の良い日に干した布団がふかふかで気持ち良いのはよくご存じですね?
それはお日様が布団を乾燥させたから。

 

つまり、布団乾燥機はこの「最適温度」と「最適湿度」の状態を布団全体にいきわたらせてくれるんですね。

なるほど!

 

数年前に私に布団乾燥機を教えてくれた友人に感謝。

私の凍える夜を幸せにしてくれてありがとう!

 

しかも、雨に濡れた靴を乾かすためのパーツとか、ちょっとした洗濯物を乾かせる衣類ドライカバーもついてるので、通学用のローファーは1足しかないのに雨に濡れて朝までには乾かない!とか、明日着ていく体育着を夜のうちに洗濯しなきゃ!なんてときにも役立ってます。

 

というわけで、寒い冬こそ、布団乾燥機をお試しあれ!

あなたの凍える夜をきっと幸せにしてくれますよ。

written by Perry

参考
NHK サキどり↑『冬の睡眠に深刻な落とし穴がっ!』
日経WOMAN on Line『知ってなるほど! 冬寝具の使い方4つのコツ』

節分と大豆

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、皆さんは新年はどちらに行かれましたでしょうか?
私は神社仏閣での初詣が新年最初のイベントになっています。

まだ冷え込みが厳しいところですが、寒さもそろそろ折り返しといったところでしょうか。
古来、寒さが最も厳しくなるころを「大寒」(今年は1月20日)と言い、それから次の季節の始まる日「立春」(毎年2月4日ごろ)を迎えます。

江戸時代以降から立春の前日に「節分」を行う習慣があります。季節の変わり目に邪気(鬼)が生じると考えられており、悪霊払いの行事として行います。
一般的には「福は内、鬼は外」と声をだしながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ豆を食べて厄除けします。
私の家でも節分の日は豆を撒きますが、年齢の数が大きくなるにつれて、全て食べるのに苦労するようになりました。

さて、大豆(乾燥)は、約30%がたんぱく質です。
この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なものです。
大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があると言われています。
また、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。
アメリカ合衆国政府が発表したガン予防に効果があると考えられる食品「デザイナーフーズ」のうち、大豆は最も有効とされる8種類の野菜の中に挙げられています。

日本において、ガンは、昭和56年より死因の第1位となり、いまや「国民病」といっても過言はありません。
現在の「悪霊=ガン」を打ち払う大豆は、これからも注目を集める食材になることでしょう。

written by T.H

参考文献:
大寒
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AF%92

節分 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E5%88%86

大豆のおはなし
http://www.ezaki-glico.net/daizu/index.html

厚生労働省
がんは日本人の国民病 – がん対策推進企業アクション
https://www.gankenshin50.go.jp/campaign_24/outline/index.html

歯磨きとガン予防

1.ガンになりにくい人はどんな人か?
最近、生活習慣や遺伝子の特徴と発がんとの関係が次々と解明され、歯磨きにも注目が集まっています。

毎日2回~3回歯を磨く人は、 口腔ガンや食道ガンのリスクが低下するそうです。
食物は、まず口の中に入り、飲み込むことによってのどを通過、食道を下がって胃に入る。
ここの部分にできるガンは、生活習慣と関連が深いそうです。
“外部から異物を取り込む”という行為により、体のほかの部分より強い刺激を受けているためです。
喫煙、飲酒、熱い物を食べる習慣のある地域でガン罹患率は明らかに高くなっています。

ガンとの関連のある別の生活習慣を探したところ、1日1回歯磨きする人で発症リスク を1としたときに、1回も磨かない人、1日2回、3回磨く人で発症リスクに大きな差があることが判りました。
なぜ歯磨きによってガンリスクが軽減するのか理由はすべて解明されたわけではありませんが、口の中には無数の細菌がいて、なかにアルデヒトなどの有害物質を発生させる細菌もいます。
歯磨きによってそれらの口腔内の細菌量をコントロールすることで、ガンを予防していると考えられています。

丁寧なお口のケアは、口臭や虫歯・歯周病を防ぐだけでなく、寿命をまっとうするためにも役立つようです。

お口の適切なケアを怠ることは、早死リスクを増加させるかもしれないと新しい研究は示唆しています。

歯と歯茎に歯垢が多い人は、平均寿命より最大13 年も短命であることを発見されました。早すぎる死の主な原因はガンでした。

年をとるほど、また女性より男性で、このリスクは大きくなりました。

感染症と炎症は最大約 2 割のがんに関与し、歯垢によって引き起こされる歯周病の重要な要素です。

最近の別の研究が、歯垢の量と特定のガンとの関係を示しています。
歯垢が多いことは、口腔内細菌が多いことを意味します。特定のウイルスや細菌と特定のガンの関係を示した研究もあるそうです。

2.あなたは食後派?食前派?
多くの人が食事が終わった後に歯磨きをします。
しかしその食事の後の歯磨きは駄目だと言う専門家がいます。
食事の後に口腔内では『再石灰化』が行われます。
再石灰化とは、唾液が歯垢内のpHを上昇させ脱灰の反応を抑え、ミネラルの濃度の上昇により歯を修復するというものです。
ある専門家は、食後の歯磨きはこの再石灰化の反応を妨げるというのです。

歯磨きは食前の方が良いという理由は他にもあります。
それは“就寝時の口腔内の中は唾液が少なく細菌が繁殖しやすい。その状態のまま朝食を採ると、その細菌も食べてしまう”という理由です(朝起きたばかりの口の中は便器より汚いという実験データもあります)。

私は毎日3回か4回位は歯磨きをします。甘いものが大好きですが、虫歯がありません。
そして年に1~2回歯の健診に行きます。
5年前から使い始めた歯磨き粉がとてもいいので、みなさんにご紹介いたします。
磨いたらとてもすっきりし、歯周病の治療効果があるそうです。
みなさん一緒に歯の健康意識を持ち、ガン予防をしませんか?

written by Show

食物繊維

どんなお正月を迎えられましたが?
何かと集まる機会の多いお正月につい飲みすぎたり食べ過ぎたりした方も多いと思います。
仕事や学校の始まりとともに、生活習慣病を予防するために是非運動と食事を調整して下さい。

今回は、食物繊維のおさらいをしてみましょう。


食物繊維とは、人の消化酵素によって消化されない、食物に含まれている難消化性成分の総称です。
食物繊維には、水溶性繊維と不溶性繊維があります。
熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維は、血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収を抑制する作用があります。
また、野菜や穀類、豆類等に含まれている不溶性食物繊維は大腸の働きを促し、便秘を抑制します。

水溶性繊維成〔ペクチン〕
●果物に多く含まれる
●グアー豆酵素分解物
●βグルカン
●難消化性デキストリン
●ポリデキストロース:合成繊維
●イヌリン:こんにゃくごぼうやきくいも 
●海藻類
効果:食後の血糖値の急激な上昇の抑制コレステロールの吸収を抑制、肥満の防止。

不溶性繊維成分〔セルロース、ヘミセルロース、リグニン 〕
●植物の細胞壁の主要構成要素。
●野菜など植物性食品から多く得られる
●キチン、キトサン (甲殻類の殻や菌類の細胞壁などの主成分)
効果:野菜や穀類、豆類等に含まれている不溶性食物繊維は、大腸の働きを促す。便秘を抑制。

written by Yasuno(ら・べるびぃ予防医学研究所:中国医師・臨床検査技師)

牛乳

私は昔から牛乳を飲むとなぜかグッタリして眠くなってしまいます。カフェオレを飲んでもです。
だから牛乳は苦手です。
今日まで、そのことを人に話してもアレルギーじゃない?寝不足なんじゃない?と笑われて信じてくれななかったのです。

先日のYahoo!ニュースで牛乳の弊害の一部が書いてあり、驚きました。

それによると牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの研究結果を紹介しています(調査対象はスウェーデン人)。
よくよく考えてみればわかることですが、牛乳はそもそも牛の赤ちゃんが飲むのに最も適した飲み物で、人間が、しかも大人が大量に飲むのには適していません、と。
それは、発酵乳製品に多く含まれている「ガラクトース」という物質が、動物実験により、老化を促進し寿命を縮めることがわかったのです。
牛乳の主成分である「乳糖(ラクトース)」は、消化酵素・ラクターゼによってグルコースとガラクトースに加水分解されることで、小腸からの吸収が可能になるわけですが、発酵乳製品はラクターゼの代わりに乳酸菌の働きで分解が起き、ガラクトースがつくられるわけです。そのガラクトースが私たちの体にダメージを与えることになるというのです。

アメリカ人女性は8人に1人が乳がんになるといわれるのに対し、日本人女性は20人に1人ほどではありますが、その数は年々増加しているともいわれています。
がんの発生には環境、ことに食生活が深く関わっているということは周知の事実ですが、伝統的な食生活がなんらかの事情で急激に変化した場合、体がそれに慣れるのにはかなりの長い期間が必要であるということも事実です。

牛乳はもともと日本人が摂取してきた食品ではなく、戦後になって飲むようになったものです。
終戦直後の食糧難の時代に、当初は援助物資としてアメリカから日本に送られたのが小麦と粉乳でした。
このどちらもがその後、日本においての食生活の重要な位置を占めるようになったことは、単なる偶然とは到底思えません。
また、卵と並び完全食品の代名詞と啓蒙されてきました。あたかも牛乳を飲めば、カルシウムの栄養素により背が伸びて頑丈な身体ができると・・・。

そんな中で、日本の伝統的な食生活のシステムは、根底から覆され、日本人の食事がどんどんアメリカ化していったわけです。
その象徴的な食品が肉と牛乳、といえなくもありません。
あらゆる健康法が後になって否定された例は数え切れず、たくさんありますね。
さあ、皆さんはどうお考えになりますか?

written by ヨネQ

謹賀新年

皆様、明けましておめでとうございます。

新年を迎え皆様方もそれぞれの状況でそれぞれの「誓い」や「目標」を立て、初詣で健康長寿、家内安全、商売繁盛、合格祈願、恋愛や結婚成就、ダイエット等々1年に1回の神頼みをされたことと思います。

ちなみに私は昨年末に新年の分も含め、年末ジャンボ7億円の当選を力一杯祈っていました。
結果は、私が今ここで会社のブログ原稿を書いていることから容易に想像出来たことと思います。

長寿、安全、繁盛、合格、成就など何事も健康であってのことです。

医学や科学の進歩により日本も超(?)高齢化社会になってきました。
2013年の平均寿命は男80.2歳、女86.6歳で女性は世界一でした。
高齢化、長寿社会で最も求められるのが健康です、動けない状態で7億円の宝くじが当たっても全く意味のないことです。(中には7億円当たると突然健康になる人もいるかもしれませんが、、、、)

健康を保つ秘訣はこれこそ人によって千差万別でしょう。
継続的な運動をして健康を保つ人、なるべく体に負担をかけずに健康を保つ人、心の安らぎを求め健康を保つ人など様々です。

万人に共通していることは空気を吸って、口から水分や食物を摂取することでしょう。
綺麗な空気と、生命維持活動に必要なエネルギー源となる炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素を摂る事は当然必要ですが、微量栄養素である必須ミネラル類やビタミン類も人の体には欠かせません。

体内で生成できないミネラルやビタミンは食事やサプリメントとして外部から補給しなければなりません。
また一部のミネラルやビタミンはその吸収過程においてお互い影響を及ぼしていますから、必要なミネラルやビタミを正しく摂る必要があります。

一方不要な有害金属を体外へ排出する事は健康を維持するうえで大変重要なことだと言われています。
ミネラルのみならず、ビタミンや抗酸化力のある食物などバランスよく摂って多くの人々が健康で長生き出来るよう願ってやみません。

病気になって健康の有難さを知ると言いますが今後は健康であって健康の有難さを知ることが重要になると思われます。
皆様方も健康で長寿を目指し予防医学の観点から自分の生活、行動を今一度見直す年にされては如何でしょうか。

written by 植山(ら・べるびぃ予防医学研究所長)