Instagramはじめました

実は2026年5月後半から、当社代表のInstagramアカウントを開設いたしました。

ミネラルや有害金属について、できるだけ分かりやすく、時にはクスッと笑えるような形で発信を続けています。

正直なところ、「こんなニッチな内容に興味を持ってくださる方がいるだろうか」と不安もありましたが、本当にありがたいことに、投稿によっては再生数が5万回近くに達するなど、多くの方にご覧いただいております。

SNSの影響力には驚かされるばかりです。

普段ブログでは少し真面目な内容が多いのですが、Instagramでは

・ミネラルの話
・有害金属の話
・栄養に関する素朴な疑問
・SNSで話題の健康情報の検証

などを、エンターテインメントを交えながら発信しています。

「ミネラルって難しそう」
「有害金属ってなんだか怖そう」

そんなイメージを少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

定期的に更新しておりますので、ご興味のある方はぜひInstagramもご覧ください。

皆さまの応援が大きな励みになります。
ぜひフォローよろしくお願いいたします。

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脳と腸を繋ぐ鍵?自閉症スペクトラム(ASD)と『金属ミネラル』の関係

近年、「脳腸相関(脳と腸は深く繋がっている)」という言葉をよく耳にするようになりました。「緊張するとお腹が痛くなる」といった経験は誰しもがあると思いますが、実はそれだけではありません。

最近の研究では、自閉症スペクトラム障害(ASD)をはじめとする神経発達の特性を持つ方の多くが、便秘や下痢、腹痛といった「腸のトラブル(消化器症状)」を抱えていることが分かってきています。

「なぜ脳の特性であるはずのASDで、腸のトラブルが多いの?」

その謎を解き明かすための最新の鍵として、今世界中の研究者が注目しているのが「体内のミネラルバランス」です。

今回は、2025年に国際的な神経化学の専門誌(Journal of Neurochemistry)に掲載された最新レビュー論文(O’Grady & Grabrucker)をもとに、私たちの体(特に腸と脳)における有害金属と必須ミネラルの重要性について、分かりやすく紐解いていきましょう!

1. 論文が明かす「ミネラルバランスの破綻」とは?

私たちの体の中には、カルシウムや鉄、亜鉛など、生命を維持するために絶対に必要な「必須ミネラル」が存在します。一方で、環境中には水銀や鉛、アルミニウムといった、体にとって毒性となる「有害金属」も存在します。

健康な状態であれば、体はこれらを正しく選別し、必要なものを取り入れ、不要なものを排出する「恒常性(ホメオスタシス)」を保っています。

しかし、今回紹介する論文では、ASDの背景にはこの「ミネラルバランス(恒常性)の破綻」があり、それが腸の病態(消化器トラブルや腸内細菌叢の乱れ)を悪化させている大きな要因である可能性を指摘しています。

2. 要注意!体を脅かす「有害金属」の影響

環境汚染、食材、日用品などを通じて、私たちは気づかないうちに微量の有害金属を体に溜め込んでしまうことがあります。論文では、これらが腸に与えるダメージについて詳しく触れられています。

  • 水銀(Hg)や鉛(Pb):

これらは非常に強い毒性を持ち、腸に達すると「腸内細菌のバランス」を激変させてしまいます。善玉菌を減らし、悪玉菌を増やしてしまう原因になります。

  • アルミニウム(Al)やカドミウム(Cd):

腸の粘膜細胞同士を結びつけている「バリア」を破壊してしまうことが分かっています。これにより、腸の壁に隙間が空いてしまう「リーキーガット症候群(腸漏れ)」が引き起こされ、本来入ってはいけない毒素が血液中に漏れ出し、最終的に脳の炎症へと繋がってしまいます。

3. なぜ足りなくなる?防衛の要「必須ミネラル」

有害金属が体に侵入してきたとき、文字通り「盾」となって戦ってくれるのが、私たちが食事から摂取する必須ミネラルです。しかし、特性や環境の影響で、これらの重要なミネラルが不足しているケースが多いと論文は指摘しています。

特に注目すべきは以下の2つです。

亜鉛(Zn)の重要性

亜鉛は、腸の粘膜を強固に保ち、免疫をコントロールする超重要ミネラルです。さらに、体の中から有害金属(重金属)を捕まえて無毒化・排出する「メタロチオネイン」というタンパク質を作るために不可欠です。

亜鉛が不足すると、腸のバリアが弱くなるだけでなく、有害金属を追い出す力もガクッと落ちてしまいます。

鉄(Fe)のバランス

鉄は多すぎても少なすぎても腸内細菌に影響を与えます。悪玉菌の多くは鉄をエサにして増殖するため、腸内で鉄の吸収や代謝がうまくいかないと、腸内環境が悪化しやすくなります。

4. 有害金属 必須ミネラル の「椅子取りゲーム」

ここが最も面白い、かつ重要なポイントです。

実は、体の中にミネラルを取り込む「細胞のドア(受容体)」は、必須ミネラルも有害金属も同じドアを共有していることが多いのです。

例えば、体の中に「亜鉛」や「鉄」「カルシウム」が十分に満ちていれば、細胞のドアはこれらで埋まります。後から有害金属(鉛やカドミウムなど)がやってきても、入る隙間がありません。

しかし、もし体に必須ミネラルが不足していたらどうでしょう?

空いたドアから、有害金属が「ラッキー!」とばかりにすり抜けて、体内にどんどん吸収されてしまうのです。

つまり、「必須ミネラル不足」は「有害金属の吸収リスクを高める」という最悪の相乗効果を生んでしまいます。これが腸の炎症を引き起こし、自閉症スペクトラムで見られるような強い消化器症状(慢性的な便秘・下痢)や、脳への神経毒性へと繋がっていくというメカニズムが、近年の研究で徐々に明らかになってきました。

5. 私たちの生活に活かせるヒント

この論文の知見から、私たちが日常で意識できる大切なステップが見えてきます。

  • 「入れるな危険」:有害金属を避ける

・大型魚(マグロなど水銀のリスクがあるもの)の過剰摂取を避ける。

・古い水道管の鉛や、調理器具・日用品の素材に少し気を配る。

  • 「盾を強くする」:必須ミネラルをしっかり補給

亜鉛を豊富に含む食材(牡蠣、レバー、ナッツ類など)を意識して摂る。

・加工食品の摂りすぎに注意する(加工食品に含まれる添加物「リン酸塩」などは、

亜鉛やカルシウムの吸収を阻害してしまいます)。

  • 「お腹を育てる」:腸内環境のケア

・発酵食品や食物繊維を摂り、有害金属に負けない強い腸内細菌を育てる。

まとめ

今回の論文は、「自閉症スペクトラム(ASD)の症状や生きづらさは、単に脳だけの問題ではなく、『体内のミネラルバランスの乱れ』と『腸の病態』が深く絡み合っている可能性がある」という、非常に希望のある視点を示してくれています。

ミネラルバランスを整え、腸を元気にすることは、ASDの当事者の方々の消化器トラブルを和らげるだけでなく、脳や神経の健やかな働きをサポートする上でも、とても大切なアプローチになりそうです。

毎日の食事や栄養、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか?

【参考文献】

O’Grady, K., & Grabrucker, A. M. (2025). Metal Dyshomeostasis as a Driver of Gut Pathology in Autism Spectrum Disorders. Journal of Neurochemistry, 169(3). DOI: 10.1111/jnc.70041

自閉症スペクトラム障害における幼少期ミネラルアンバランスの評価

自閉症スペクトラム障害における幼少期ミネラルアンバランスの評価(論文発表) – ら・べるびぃ予防医学研究所

からだミネラル検査

https://www.lbv.jp/analysis/karada.html

■書籍「栄養素のチカラ」

栄養素のチカラ | ら・べるびぃ予防医学研究所 Online Shop

【最新研究】妊娠中の「鉛」曝露が子供の喘息リスクに?エコチル調査より

今回は、最新の医学論文から、私たちの生活環境に潜む「鉛(なまり)」が次世代の健康にどう影響するかについてお話しします。

紹介するのは、2026年に発表された日本の大規模調査「エコチル調査(JECS)」の最新データに基づく研究です。

1. そもそも「鉛」ってどこにあるの?

かつては有鉛ガソリンや水道管、ペンキなどが主な発生源でしたが、現在は規制が進んでいます。しかし、古い建物の塗料の粉塵、一部の輸入玩具、装飾品、さらには土壌などを通じて、現代の私たちも微量の鉛を体に取り込んでいます。

特に日本における現在の曝露レベルは、世界的に見ても非常に「低い」とされています。

2. 研究が明らかにしたこと:低濃度でもリスクがある?

今回の研究(Nishihama et al. 2026)では、約7万人以上の親子を対象に、「お母さんの妊娠中の血中鉛濃度」「子供が4歳になるまでの喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーすること)や喘息の経過」の関係を調べました。

驚くべきは、現在の日本の非常に低い鉛曝露レベルであっても、子供の呼吸器リスクに関わっている可能性があるという点です。

  • 一過性のゼーゼー(一過性早期喘鳴): 鉛濃度が高いグループの子供は、このリスクが上昇していました。
  • 持続的な喘息: 妊娠中の鉛曝露量が多いほど、成長しても続く「持続性喘息」になるリスクが高まる傾向が示されました。

3. なぜ「妊娠中」が大事なのか

胎児は胎盤を通じて、お母さんの体から栄養だけでなく、鉛などの有害金属も受け取ってしまいます。胎児期は肺や免疫系が形成される非常にデリケートな時期。この時期に微量の鉛に触れることが、将来の「アレルギー体質」や「呼吸器の弱さ」のスイッチを入れてしまう可能性が示唆されています。

4. 私たちができる対策は?

「鉛をゼロにする」ことは現代社会では難しいですが、リスクを最小限にするために以下のことに気をつけましょう。

  1. 古い建物のリフォーム時は注意: 剥がれたペンキの粉塵を吸わないようにしましょう。
  2. 手洗いの徹底: 外遊びの後の土汚れには微量の鉛が含まれることがあるため、親子でしっかり手を洗いましょう。
  1. バランスの良い食事: カルシウムや鉄分が不足すると、体は代わりに鉛を吸収しやすくなってしまいます。お母さんの栄養状態を整えることが、結果として子供を守ることにつながります。

まとめ

今回の研究は、「現代の低い曝露レベルであっても、できるだけ避けるに越したことはない」という重要な警告を発しています。

「神経質になりすぎる必要はありませんが、正しい知識を持って環境を整えること」。それが、子供たちの健やかな呼吸を守る第一歩になります。

出典元: Nishihama Y, et al. Associations between maternal blood lead concentration during pregnancy and trajectories of wheezing and asthma in offspring: The Japan Environment and Children’s Study (JECS). Environ Int. 2026.  

<参考:弊社ブログより>

緑茶のチカラ~有害金属を除去!? 実験してみました~ – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

【あなたの家は大丈夫?】鉛製給水管による健康被害の恐れと、国が進める「年15万件撤去」の最新動向

鉛(なまり)の記憶:私たちの髪が語る、環境政策の劇的な成果 – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

妊娠高血圧症候群と「重金属」の意外な関連【エコチル調査最新報告】 – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

肝硬変の予後を左右する「亜鉛」の力

肝硬変の治療において、微量元素である「亜鉛」の管理がこれまで以上に注目されています。

肝硬変患者の多くは、食欲不振による摂取不足、腸管からの吸収低下、そして尿中への排泄増加が重なり、慢性的な「低亜鉛血症」に陥っています。最新の研究では、この亜鉛不足が単なる栄養指標ではなく、患者さんの生存期間に直結する重要な因子であることが明らかになりました。

1. 予後の分かれ目は血清亜鉛値「70 µg/dL

721人の肝硬変患者を対象にした大規模研究では、生存率と最も強く関連する血清亜鉛値として「70 µg/dL」が示されました。

血清亜鉛値が70 µg/dL未満の患者では、それ以上を維持している患者に比べて死亡リスクが高いことが確認されています。

さらに、亜鉛濃度が高いほど生存率が改善する「用量依存的な関係」も認められました。

つまり、血清亜鉛値を70 µg/dL以上に保てるかどうかが、肝硬変の予後を左右する重要なポイントになる可能性があります。

2. 亜鉛補充による生存期間の大幅な延長

研究では、亜鉛製剤を使用したグループと使用しなかったグループも比較されました。

その結果、生存期間中央値は以下のように大きく異なっていました。

  • 亜鉛補充なし群:47.5か月
  • 亜鉛補充あり群:86.4か月

特に、血清亜鉛値が70 µg/dL未満の患者では、亜鉛補充によって生存期間が約2倍近く延びていました。

また、死亡リスクを約36%低下させる可能性も示されており、亜鉛管理の重要性が強く示唆されています。

3. 肝硬変において亜鉛が果たす「4つの重要な働き」

なぜ、たった一つの微量元素がこれほどまでに予後を左右するのでしょうか。

亜鉛は、体内で300種類以上の酵素に関わる重要なミネラルです。
特に肝硬変では、次のような働きが注目されています。

アンモニアを減らし、肝性脳症を防ぐ

肝硬変が進行すると、アンモニアを十分に処理できなくなります。

亜鉛は、筋肉でアンモニア処理を助ける酵素の働きに必要であり、不足するとアンモニアが体内に蓄積しやすくなります。

これが、意識障害などを起こす「肝性脳症」に関係しています。

肝臓の硬化を抑える

肝硬変では、炎症によって肝臓にコラーゲンが蓄積し、肝臓が硬くなっていきます。

亜鉛には、この線維化を進める細胞の働きを抑える可能性があり、病気の進行を遅らせる効果が期待されています。

活性酸素から肝細胞を守る

肝硬変では、「酸化ストレス」と呼ばれる細胞ダメージも問題になります。

亜鉛は、抗酸化酵素SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の材料となり、活性酸素から肝細胞を守る役割を担っています。

免疫力や栄養状態を支える

亜鉛は免疫細胞の働きにも必要です。

不足すると感染症にかかりやすくなるほか、アルブミンなどのタンパク質合成にも影響し、全身状態の悪化につながる可能性があります。

今回の研究では、「血清亜鉛値70 µg/dL以上」を維持することが、肝硬変患者の生存率改善につながる可能性が示されました。

亜鉛は単なる栄養素ではなく、アンモニア代謝、抗線維化、抗酸化、そして免疫維持。

といった多面的な働きを通じて、肝硬変の進行や予後に深く関わっています。

今後は、肝硬変において「亜鉛」がこれまで以上に重要なキーワードになっていくかもしれません。

出典: “Serum Zinc Threshold and the Prognostic Impact of Zinc Supplementation in Liver Cirrhosis.” Nutrients 2026, 18(9)

【世界初の研究】お腹の赤ちゃんの「心の健康」も守る?妊娠中のカルシウムが13歳時のうつを予防する可能性

「妊娠中は、赤ちゃんの骨を作るためにカルシウムをしっかり摂りましょう」

そんなアドバイスを耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

実は近年、カルシウムには「骨」だけでなく、「将来の心の健康」にも関わる可能性があることがわかってきました。

今回は、愛媛大学などの研究グループによって発表された、世界初の研究成果をご紹介します。

妊娠中のカルシウム摂取と、子どもの思春期のメンタルヘルスとの関係について、わかりやすく解説していきます。

1. 13歳になったとき、大きな差が出る?

愛媛大学の研究チームは、約1,200組の親子を対象に、お母さんが妊娠中にどれくらいカルシウムを摂っていたかと、その子が13歳になった時の精神状態を長期間調査しました。

その結果、「妊娠中にカルシウムをしっかり摂っていたお母さんの子は、13歳時点でのうつ症状のリスクが低い」ということが判明したのです。

思春期は心の発達においてとてもデリケートな時期です。その時期のメンタルヘルスに、「お腹の中にいた頃の栄養状態」が影響している可能性が示された点は、とても注目されています。

2. なぜカルシウムが「心」に関係するの?

カルシウムというと、「骨や歯を作る栄養素」というイメージが強いですよね。
しかし実は、カルシウムは脳や神経の働きにも欠かせない重要なミネラルです。

たとえば、カルシウムには以下のような役割があります。

  • 神経の興奮を調整する
  • 脳内の情報伝達をサポートする
  • 感情や気分の安定に関わる

妊娠中にカルシウムが不足すると、赤ちゃんの脳の発達、とくに感情コントロールに関わる機能の形成に影響する可能性があると考えられています。

今回の研究は、「妊娠中の栄養が、将来の心の健康の土台づくりにつながるかもしれない」という点を示した、非常に興味深い報告といえるでしょう。

3. 妊娠中、カルシウムはどれくらい必要?

2025年版「日本人の食事摂取基準」では、18〜64歳女性のカルシウム推奨量は1日650mgとされています。

一方、令和6年国民健康・栄養調査によると、20歳以上女性の平均摂取量は476mg/日で、推奨量を下回っている状況です。

つまり、日本人女性の多くはカルシウム不足傾向にあると考えられています。

カルシウムを摂りやすいおすすめ食材

毎日の食事で、無理なくカルシウムを取り入れてみましょう。

  • 乳製品: 牛乳、ヨーグルト、チーズ(加熱済みのもの)
  • 小魚: しらす、煮干しなど
  • 大豆製品: 納豆、豆腐、厚揚げ
  • 青菜: 小松菜、チンゲン菜、ほうれん草

4. 大切なのは、無理なく続けること

今回の研究成果は、「カルシウムさえ摂れば完璧!」というわけではありません。しかし、日々の食事で少し意識するだけで、数年後、数十年後のわが子の笑顔を守る手助けになるかもしれない……そう思うと、毎日の食卓がより大切なものに感じられますよね。

サプリメントを利用する場合は、過剰摂取を避けるためにも、主治医や管理栄養士に相談しながら取り入れるようにしましょう。

今日のごはんに、しらすを一掴み、あるいはコップ一杯の牛乳をプラスしてみませんか? その小さな積み重ねが、未来のお子さんの健やかな成長につながるかもしれません。

参考文献:

Miyake Y, Okubo H, Sasaki S, Tanaka K. Maternal calcium intake during pregnancy and adolescent depressive symptoms: The Kyushu Okinawa Maternal and Child Health Study. J Psychiatr Res. 2025; 187: 80-84. Doi: 10.1016/j.jpsychires.2025.05.018.

愛媛大学プレスリリース(2025年5月19日) 「世界初の研究成果!妊娠中カルシウム摂取が子の13歳時うつ症状に予防的」

「電解質って結局なんなの?」

この時期になると、よくいただくご質問のひとつです。

一言でいうと、「水に溶けることで電気を運ぶ性質を持ったミネラル」 のことです。

「イオン」と聞くと、ピンとくる方もいるかもしれません。

ただ、「ミネラルでいいのでは?」と思われる方も多いですよね。
実際、健康や栄養の世界には、目的によって呼び方を分けているものがたくさんあります。

例えば「アミノ酸」。

アミノ酸にはさまざまな種類がありますが、

  • EAA(必須アミノ酸):体内で作れない9種類
  • BCAA:筋肉でエネルギーとして使われやすい3種類

というように、特徴や役割によって呼び分けられています。

電解質もそれと同じです。

ミネラルの中でも特に、

  • 体の電気信号を伝える
  • 水分バランスを調整する
  • 筋肉や神経の働きを支える

といった重要な役割を担うものを、「電解質」として区別しているのです。

主な電解質

代表的な電解質には、次のようなものがあります。

  • ナトリウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • 塩素

これらは汗とともに体外へ失われます。

特に運動時や暑い季節には、水分だけでなく電解質も大量に消耗します。

そのため、不足すると

  • 足がつる
  • 疲れやすくなる
  • だるさを感じる
  • 集中力が低下する

といった状態につながることがあります。

「水だけ補給」では不十分なことも

暑い時期や運動時には、単に水を飲むだけでなく、失われた電解質も一緒に補給することが大切です。

これから気温が上がる季節。
パフォーマンス維持や体調管理のためにも、「電解質補給」は非常に重要になります。

ちなみに、昼休みに5kmほどランニングをしているのですが、最近は気温も上がってきたため、補給の大切さを実感しています。

しっかり水分とミネラルを補給して、リカバリーまで意識したいところです。

そして、やはり大切な「マグネシウム」

電解質の中でも、個人的に特に重要だと感じるのがマグネシウムです。

マグネシウムは、

  • 筋肉の収縮
  • 神経伝達
  • エネルギー産生
  • 体内酵素の働き

など、多くの生命活動に関わっています。

不足しやすい一方で、重要性は意外と見落とされがちなミネラルでもあります。

自分の状態を「見える化」することも大切

ミネラルバランスは、食事・運動・ストレス・発汗など、さまざまな影響を受けます。

だからこそ、日々の体調管理だけでなく、定期的に自分の状態を確認することも大切です。

当社のミネラル検査では、体内ミネラルバランスの傾向を把握し、日々の健康管理に役立てていただけます。

ご自身やご家族のコンディション確認の一助として、ぜひご活用ください。

雨水は硬水?軟水?台風の日に実験してみた

「雨って、どんな水なんだろう?」

そんな素朴な疑問から、実際に測ってみることにしました。

しかも今回は台風の雨です。

ちょっとワクワクしますよね。

■ 会社が水浸しに

まずは会社の窓際にビーカーを設置。

「これで自然に雨が溜まるはず」

…と思ったのですが、

結果はまさかの室内びしょ濡れ事件。

横殴りの雨が吹き込み、しっかり怒られました。

台風、なめてはいけません。

■ リベンジ:道路脇で再チャレンジ

気を取り直して、次は外へ。

風で飛ばされないように、重しとして登場したのが賞味期限切れのビスコ。

これでしっかり固定して、道路の端で雨水を回収。

すると…あっという間にしっかり採水できました。

■ 測定結果

2回測定した結果はこちら👇

  • pH:6.08 / 6.03
    → ほぼ同じ値で、弱酸性

ちなみに日本の水道水は平均でpH7.4程度。
それと比べると、雨はやや酸性寄りです。

■ そして気になる「硬度」

結論から言うと…

硬度は1.0。超軟水です。

ほぼミネラルなしです。

■ なぜ雨水は超軟水なのか?

これはシンプルな話で、雨はもともと「蒸発した水」が雲になったもの。

つまり、「地面に触れる前」、「岩や土壌を通っていない」状態です。

水の硬度を決めるカルシウムやマグネシウムは、主に地層から溶け出してくるものなので、雨の段階ではほぼ含まれていないというわけです。

■ まとめ

今回の実験からわかったことは

  • 雨水は弱酸性
  • そして超軟水
  • ミネラルはほぼ含まれない

という、かなりピュアなお水でした。

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
ら・べるびぃ予防医学研究所のミネラル検査へ

ただの草むしりのはずが、分析になった日(タンポポ)

自宅の草むしり、気づくといつのまにか大変なことになっていますよね。

「ちょっとだけやるか」と思って外に出たはずなのに、気づけば無心で抜き続けている。あの現象、なんなんでしょうか。

先日、少し時間ができたので、久しぶりに草むしりをしました。

そこで出会ったのが、タンポポ。

きれいに咲いているのですが、心の中で「ごめん」と思いながら、抜かせていただきました。

タンポポってよく見ると、根がすごいんです。

根が太い。とにかく太い。
見た目はまるでゴボウ。

「これはなかなか栄養を吸っていそうだな…」と思った瞬間、
あることを思い出しました。

そう、タンポポコーヒーです。

タンポポコーヒーは、カフェインを含まないコーヒー風飲料として、特に授乳中のママに選ばれることが多い飲み物です。

実は以前、タンポポコーヒーについて、別の視点で分析をしたことがあります。

というのも、タンポポには「土壌中のミネラルや金属を吸収しやすい」という性質があります。

つまりヒ素などの有害金属も一緒に取り込んでいる可能性があるのでは?

ということで、実際に数種類のタンポポコーヒーを購入し、ヒ素の分析を行いました。

動画でみたい方はこちら

目の前にあるのは、まさにタンポポそのもの

「これはチャンスでは?」と思いました。

自宅の土壌にどれくらいヒ素が含まれているのか。
タンポポを通して、間接的に見えるかもしれない。

ということで、分析してみることにしました。

ただし、タンポポはそのままでは測定できません。

まずはしっかり乾燥させ、その後、乳鉢でごりごりごりごりと粉末化。

乾燥させる前のタンポポの根は枝のよう、生姜やゴボウにも見えます。

1日かけてしっかり乾燥させるとこんな感じに。からっからに。これを粉末にします。

そして前処理を行い、いよいよ分析へ。

気になる結果は…また後日ご報告いたします。

どうぞお楽しみに。

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【52年ぶり】ブロッコリーが指定野菜に追加!!

指定野菜ってなに??

「指定野菜」とは、国が安定供給を目指している重要な野菜のことです。
私たちの食生活に欠かせない野菜を対象に、価格や流通が大きく乱れないよう、生産や出荷の調整などが行われています。

普段何気なく食べている野菜の中にも、この指定野菜は多く含まれていて、いわば日本の食卓を支えている主力メンバーのような存在です。

ブロッコリーが指定野菜に

そんな中、2026年4月1日からブロッコリーが新たに指定野菜に追加されました。
実に約52年ぶりの追加で、それだけブロッコリーの需要が高まっていることがわかります。

正直、めっちゃ食べてます

我が家でもブロッコリーはかなり出番が多い野菜です。

こどもも好きでよく食べてくれますし、調理もシンプルで使いやすいので、自然と食卓に登場する回数が増えています。

妻が作ってくれる弁当にもほぼ必ずブロッコリーは登場します。

栄養的にもかなり優秀

ブロッコリーのいいところは、栄養バランスの良さです。

  • たんぱく質(野菜の中では多め)
  • 食物繊維
  • カリウム(むくみ対策にも)
  • ビタミンC(免疫・抗酸化)

など、日常的に摂りたい栄養素をまとめてカバーできるのが魅力です。

だからこそ指定野菜に

  • 消費量が増えている
  • 健康志向で需要が高い
  • 家庭でも外食でも使われる

といった理由で、ブロッコリーは「日常的に必要な野菜」として位置づけられ、指定野菜に加えられました。

これからどうなる?

指定野菜になることで、今後は

  • 生産や流通がより安定する
  • 価格の極端な変動を抑える取り組みが進む

といった変化が期待されています。

まとめ

ブロッコリーは、ただの健康にいい野菜というだけでなく、これからの食生活を支える重要な野菜のひとつになっています。

日々の食事に取り入れやすく、栄養的にも優秀なので、これからも上手に活用していきたいですね。

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デトックスには「サウナ」より「運動」?汗から有害金属を効率よく出す方法

「デトックス(解毒)」という言葉をよく耳にしますよね。
体に溜まった有害金属を排出する目的で、サウナで汗を流している方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年の研究では「汗のかき方によって、有害金属の排出量に差が出る可能性がある」ことが報告されています。

今回は、台湾の研究チームが発表した論文をもとに、汗と有害金属排出の関係について紹介します。

1. 汗は「天然のデトックス装置」

私たちは日々の生活(食事、水、空気など)を通じて、微量の有害金属(鉛、水銀、ヒ素など)を体内に取り込んでいます。これらは通常、尿や便などを通じて排出されますが、汗も排出経路のひとつです。

研究によると、ニッケル、鉛、クロムなど一部の金属は、尿よりも汗の中に高濃度で含まれる場合があることが報告されています。
つまり、汗をかくことは有害金属の排出に一定の役割を果たしている可能性があります。

2. 実験:サウナ vs ランニング

研究チームは、健康な男女12名を対象に、次の2つの条件で汗を採取し、成分を比較しました。

  • 動的発汗:トレッドミルでのランニング
  • 受動的発汗:サウナボックス内で座って発汗

どちらも20分間汗をかいた後、汗に含まれる以下5種類の金属濃度を測定しました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)
  • 水銀 (Hg)

3. 結果:運動による汗の方が高濃度

分析の結果、次の4つの金属については、サウナよりも運動時の汗の方が有意に濃度が高いことが確認されました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)

一方で、

  • 水銀 (Hg)

については、運動とサウナの間で明確な差は見られませんでした。

4. なぜ運動の方が排出されやすいのか?

研究では、次のような理由が考えられるとされています。

血流の変化
運動すると心拍数が上がり、体温も上昇します。これにより血液循環が活発になり、体内の物質が汗腺へ運ばれやすくなる可能性があります。

代謝の活性化
筋肉を動かすことでエネルギー代謝が高まり、組織に存在する金属の移動や排出が促進される可能性があります。

一方、サウナのような外部からの加熱は、主に皮膚表面の温度を上昇させるため、体内深部の循環への影響は運動ほど大きくない可能性が指摘されています。

5. 効果的に汗をかくためのポイント

この研究から言えるのは、単に体を温めるだけでなく、体を動かして汗をかくことも重要かもしれないという点です。

例えば、

  • 週に数回、軽く息が上がる程度の有酸素運動(ジョギングや早歩き)
  • 運動後にサウナを利用する

といった組み合わせも、発汗を促す一つの方法と言えるでしょう。

まとめ

「デトックス=サウナ」というイメージは強いですが、研究によれば運動による発汗の方が、一部の有害金属の濃度が高い汗が出る可能性が示されています。

もちろん、この研究は少人数の実験であり、汗だけで体内の有害金属が大きく減るかどうかは今後の研究が必要です。

それでも、健康のためには「体を動かして汗をかく習慣」を取り入れることが、さまざまな面でメリットがあると言えるでしょう。

出典: Kuan WH, et al. Excretion of Ni, Pb, Cu, As, and Hg in Sweat under Two Sweating Conditions. Int J Environ Res Public Health. 2022

当社が実施している毛髪ミネラル検査のデータでも、運動習慣のある群は、運動習慣のない群と比較して鉛濃度の平均値がやや高い傾向が確認されています。

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