
肺がん検診やっと50%超え。ただし、男性のみ

東北大学は9月15日、「電解水」を用いて慢性透析患者における透析治療の副作用を改善する新規の透析システムを開発したと発表した。これは、同大大学院医学系研究科附属創成応用医学研究センターの中山昌明特任教授のグループが、株式会社日本トリムと共同で行ったもの。研究成果は、「PLOS ONE」に掲載されている。
現在、血液透析の副作用である透析合併症を完全に抑えることは難しく、患者の就業率やQOL低下が問題となっている。この透析合併症の原因には透析中に生じる生体内の酸化ストレスと炎症が関わっていると考えられているが、これらの要因を安全に抑える手段はなく、透析合併症を抑える新たな治療法の開発が求められている。
東北大学と日本トリムは、水の電気分解によって生成される水素分子を含む水(電解水)が生体内で酸化ストレスを抑えることに注目。この水の透析治療への応用を目指して2006年から共同研究を実施し、2011年からは臨床試験も行っている。今回の発表は、その中間データを報告したものだ。
評価の対象は、全国7施設で行われた同試験に参加した透析患者327例のうち、研究開始後から12か月間でとくに死亡、重篤な心血管病などのイベントを発症することなく安定して治療を継続した262名。140名に電解水透析による治療を行い、122名には通常透析による治療を行った。これらの患者において、身体所見および各種臨床検査、服薬歴、患者の自覚症状(疲労感、掻痒感)に関するアンケートなどのデータを比較解析した。
その結果、透析自体の臨床的効果・安全性に違いは見られなかったが、必要な1日当たりの降圧薬の投与量(DDD)、透析後の副作用としての重度な疲労やかゆみ症状で違いが見られ、電解水透析を受けた患者で副作用が改善されていた。統計学的な解析においても、電解水透析がDDD、および強い疲労感や掻痒感に対する抑制因子となることが示されたという。
研究グループは、「従来の血液透析療法が抱える未可決課題に対して電解水透析が新たな解決手段となる可能性が示されたと考えられる」と述べている。
都道府県別にみると
東京 327人
埼玉 196人
神奈川 190人
北海道 171人
千葉 127人
大阪 118人
愛知 114人
福岡 107人
岩手 89人
という順です。
先日の惣菜店の惣菜によるO157感染では小さな女の子が亡くなるという悲劇もありました。
飲食店、介護施設、保育施設などでは、厳しい衛生管理が求められます。
スタッフの方々は日々、見えない細菌やウイルスと闘っていらっしゃいます。
家庭では、肉や魚と野菜などのまな板を別にする。
肉にはしっかり火を通す、など、基本的な衛生知識を身につけましょう。
また、アルコール除菌は濡れている状態だと効果が弱まります。
しっかりと乾燥させてからアルコールを塗布するか、次亜塩素酸ナトリウムのような細菌にもウイルスにも有効で、塗れていても使用できる消毒剤を利用しましょう。
O-157問題などで食材の安全に注目が集まっています。
そこで、野菜果物食材の洗剤、ほたての貝殻の粉(水酸化カルシウム)の実験というか、実証。
0.5%溶液にするとpH11を軽く越えて強アルカリになった。
この水溶液に食材をつけると農薬や細菌などが除去できるのだ。
しかし、単にホタテの貝殻を焼いて粉にすると酸化カルシウムとなり、不安定な状態となる。
そこに一手間加えて水酸化カルシウムにすることで、非常に安定し、保存が効く上に人体に害がなくなる粉末となるそうだ。
O-157問題などで食材の安全に注目が集まっている。
野菜や果物に付着した農薬は水洗いだけでは不十分なので、こういう安全性の高い食材用の洗剤を使い農薬や細菌などをしっかり除去したい。
“奇跡のシェフ”と呼ばれた神尾哲男さんは、末期がんと言われてから14年活躍されて今年5月他界された。
神尾シェフは人一倍食材に気を使い、有機野菜をこのほたての貝殻の粉で洗っていたそうです。
神尾シェフのご冥福をお祈りします。合掌。
written by Kai
written by kai
今朝7時のNHK「おはよう日本」で、精神疾患の話題が取り上げられました。
冒頭 『“子供を殺してください”という親たち』という衝撃的なマンガの紹介から始まった。
400万人が精神疾患を病んでいるという。
深刻です。
重症なケースは保健所が担当するが軽症までは手が回らない。所沢市の保健センター「こころの健康支援室」の活動に注目。
年間8000件の問い合わせに対応するため職員を4名増員した。
精神疾患の医師や患者のご家族に読んでいただきたい本があります。
witten by 筒井 豊春
写真や動画を共有するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のインスタグラムに投稿される写真の中に、投稿者がうつ病であるかどうかを予測する手掛かりがあることが新たな研究で示された。
研究を率いた米ハーバード大学のAndrew Reece氏によると、投稿写真をスキャンしてうつ病の徴候を検知するコンピュータプログラムを用いることで、7割の確率でうつ病を正確に診断できたという。
Reece氏は今回、米バーモント大学教授のChristopher Danforth氏と共同で、インスタグラムの投稿内容や精神疾患の病歴について研究グループと情報共有することに同意したユーザー166人の投稿写真4万3,950点を分析。機械学習のプログラムを用いることで投稿写真の特徴からうつ病を予測するモデルを開発した。
その結果、166人のうち71人にうつ病の既往があったが、健康なユーザーの写真と比べてうつ病のユーザーの写真は青みが強く、明度や彩度は低い傾向が認められた。また、画像を加工する場合、うつ病のユーザーはモノトーンに変えるフィルタ(Inkwell)を好むのに対し、健康なユーザーは暖色系の明るい色味に変えるフィルタ(Valencia)を好む傾向があることも分かった。
Reece氏は「膨大なデータから微妙なパターンを見つけ出す作業は、人間よりもコンピュータの方が得意だ。今回の研究結果からは、うつ病の人は文字通り暗く色彩のないレンズを通して世界を見ていることが示唆された」と説明している。
また、過去の研究でプライマリケア医がうつ病を正確に診断する割合は約42%と報告されているが、今回の研究ではインスタグラムの投稿写真を用いたコンピュータプログラムによるうつ病の検出率は70%に達し、プライマリケア医を上回ることが示された。ただし、Reece氏らは「(コンピュータプログラムを用いた)この方法は、医師による診断と競合するのではなく、あくまでも医師の診断を補助する方法として位置づけられるのではないか」と話している。
米マウントサイナイ病院精神科のIgor Galynker氏によると、うつ病の人が暗く薄い色を好むことは、過去の研究で明らかにされているという。「沈んだ気分のことをブルーと表現し、赤い色は情熱と関連づけられるのには理由がある」と、同氏は説明している。
なお、Reece氏らは今回の研究は予備的なものであり、使用したプログラムには追加の調整が必要だとしているが、Galynker氏は「この方法は自殺の抑止などにも効果が期待できるのではないか」と話している。ただ、この方法にはプライバシーに関する厄介な問題もつきまとう。今回の研究では当初500人以上の被験者が集められたが、多くはSNSのデータ共有に同意せず、研究への参加には至らなかったという。
この研究結果は「EPJ Data Science」8月8日オンライン版に掲載された。
Instagram photos reveal predictive markers of depression
written by ら・べるびぃ予防医学研究所