【元素分析結果発表】家庭菜園ほうれん草 vs スーパーのほうれん草!

以前、ド素人が挑戦した家庭菜園で、見事ほうれん草を収穫したというご報告をしました。

▼そのときの様子はこちら

そしてこのたび…
ようやく元素分析の結果が出ました!! 🎉

気になるミネラル、有害金属、どうなった!?

分析の比較対象はこちらの3種!

  • 左:スーパーで購入したほうれん草
  • 中:家庭菜園で育てたほうれん草
  • 右:家庭菜園(ビタミンC添加)で育てたほうれん草

ちなみに右端のビタミンC入りほうれん草、見た目がほんのり茶色っぽいです。もっと鮮やかな緑になると思っていたのに…これはビタミンCを与えすぎて酸化してしまったのかも?

いや〜ほんと、家庭菜園って勝手がわかりませんね。。

ビタミンCを入れたのは、虫よけや発芽率アップに効果があるという話を聞いて試したのですが、冬だったのでどちらも虫は出ず。

発芽も若干早かった気がするけど、最終的にはどちらももっさり育ちました。 むしろ、ビタミンCなしの方が成長は良かったかも…?過ぎたるは及ばざるがごとし、ですね。

左、ビタミンC無  右、ビタミンC有

分析方法と注意点

今回の元素分析には当社のICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析)を使用しています。
ただし、冷蔵庫での保管期間が少し長くなってしまい、しおれてしまったため水分量は実測できず、食品成分表の水分量92.4%を基準として計算しています。
あくまで参考値としてご覧ください!

【分析結果】100g中の含有量(換算値)

元素スーパー家庭菜園家庭菜園(VC+)
カリウム(mg)558610670
マグネシウム(mg)627479
カルシウム(mg)484967
リン(mg)4186149
クロム(µg)0.993.042.85
モリブデン(µg)13.91.62.2
マンガン(mg)0.130.931.45
鉄(mg)0.690.720.77
亜鉛(mg)0.560.751.15
カドミウム(µg)1.72.94.2
鉛(µg)0.41.01.2
アルミニウム(mg)0.540.290.34

気になるポイントをピックアップ!

  • 亜鉛:なんと!ビタミンC入りほうれん草で2倍に増加!すごい!
  • カドミウム:これも2.5倍…ちょっとびっくり(亜鉛が多いとカドミウムも多いことがあるようです)
  • :3倍だあああああああああ!!
  • モリブデン:なぜかスーパー品が10倍ほど多い。なぜ??
  • マンガン:家庭菜園の方が圧倒的に多い!嬉しい!
  • リン:ビタミンC入りのほうれん草が3倍程度高い、なぜ?

鉄が少ないのはなぜ?

食品成分表では鉄は2.0mg/100gとされていますが、今回の分析では約1/3の量でした。

この違いは本当に低いのか、または分析装置の違い前処理方法による可能性があります。
鉄の定量法は、フェナントロリン吸光光度法、フレーム原子吸光法、ICP発光分光分析などいくつかあり、今回はICP-MSを使用しています。

結論!

家庭菜園のほうれん草、なかなかやるじゃないか!
ミネラルも豊富、条件次第ではプロが作るスーパー品をしのぐ数値も!

とはいえ…やってみてわかる、家庭菜園の根気のいること!
今回初挑戦してみて、農家さんの凄さを本当に痛感しました。

この投稿が、これから家庭菜園を始める方や、ミネラル分析に興味のある方の参考になればうれしいです!

ちなみに味は?

収穫したほうれん草は味噌汁、お浸しで食べました!自分で作ったからとか抜きでちゃんとほうれん草の味でした!おいしかった!!

【PFAS問題を検証】水道水の有機フッ素化合物、実際に調べてみました!

近年、ニュースや新聞などで頻繁に報道されるようになったPFAS(有機フッ素化合物)。日本各地で水道水からの検出事例が相次ぎ、「目標値を超過した」という報道も珍しくありません。

2025年4月25日 NHK News

PFAS 22都府県242地点で国の「暫定指針値」超える濃度 2023年度の検出状況 | NHK | 環境

PFASの毒性評価については現在も食品安全委員会で議論が進められており、いまだに分からない点も多くあります。下記の報道のように「それで本当に十分なのか?」と疑問に感じる方もいらっしゃることと思います。

「じゃあ、実際の蛇口ひねった水はどうなのか?」

これが一番重要です。どれだけ報道や理論があっても、毎日使っている水道水の安全性を自分の目で確かめることが何よりも大切です。

疑り深い性格の代表が、会社の蛇口から出た原水と浄水器を通した浄水について、水PFAS検査を実際に行ってみました。

●水PFAS検査の結果

PFASの中でも有害性が強く国際的に問題視されている特定PFAS(PFOA、PFOS、PFHxS)です。

この3種について、据置型浄水器「ビクラ2」を通した水で検査したところ——

すべて「定量下限値未満(ND)」
(=測定可能な最低濃度を下回っており、実質的に「検出されず」)

つまり、しっかり除去できていることが確認できました!

もちろん、生データも確認済みです。グラフや分析結果も明確で、誤魔化しのない事実として、「PFASは除去された」と自信を持ってお伝えできます。

据置型浄水器「ビクラ2」の取り付けなどもブログに載せております。

ビクラ2の商品ページはこちらからご覧いただけます。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/wp/

粉ミルクの鉄分は母乳の約40倍? 含有量の違いと吸収率

「粉ミルクは母乳の成分に近づけて作られている」という印象をお持ちの方も多いと思います。確かに、それは粉ミルクの開発における重要な方針のひとつだと思います。

しかし、ミネラル成分に注目すると、粉ミルクには母乳よりもはるかに高濃度で含まれているものがあることがわかります。

特に「鉄」については、その差が顕著です。

母乳と粉ミルクの鉄分比較

当社で測定した母乳中の鉄の平均濃度は0.23mg/Lでした。
これは、厚生労働省の検討会が参考にしているアメリカ・カナダの食事摂取基準における母乳中鉄濃度(0.35mg/L)と比較しても大きな乖離はなく、自然なばらつきの範囲といえるでしょう。

ちなみに、牛乳に含まれる鉄分も約0.2mg/L程度とされており、哺乳類の乳に含まれる鉄の濃度はおおむねこのあたりであることがわかります。

では、粉ミルクの鉄分はどの程度含まれているのでしょうか。

以下に、主要な粉ミルク製品の鉄含有量(13.5%調乳液として計算)を示します:

  • ほほえみ:約8.1mg/L
  • ぴゅあ:約8.4mg/L
  • アイクレオ:約9.5mg/L

※すべて13.5%調乳液として算出。正確な調整率は商品により異なる可能性があります。

こうして見ると、粉ミルクの鉄濃度は母乳の約40倍にも達していることがわかります。

なぜこんなに差があるのか? 吸収率の違いに注目

この大きな差は「粉ミルクは鉄を多く含みすぎていて危険なのでは?」と感じさせるかもしれません。
しかし、これは吸収率の違いを補うために設計されたものと考えられます。

一般に、母乳中の鉄の吸収率は20~49%とされており、これに対し粉ミルクの鉄の吸収率は5%程度と言われております。

つまり、母乳に含まれる少量の鉄でも高い吸収効率によって赤ちゃんの体に十分な鉄が取り込まれるのに対し、粉ミルクの場合は吸収されにくいため、あらかじめ多めに鉄を配合しておく必要があるのです。

実際の鉄吸収量をざっくり計算してみると:

  • 母乳:0.23mg/L × 49%(吸収率)= 0.12mg/L 吸収
  • 粉ミルク:8.6mg/L × 5%(吸収率)= 0.43mg/L 吸収

吸収量にしても、粉ミルクの方がやや多くなるよう調整されています。

鉄の高濃度には理由がある

粉ミルクに含まれる鉄分が母乳と比べて極めて多いのは、その背景に吸収率の違いというしっかりとした理由があります。

赤ちゃんにとって鉄は、貧血予防や脳の発達に欠かせない重要な栄養素。それを安全かつ効果的に補えるよう、粉ミルクは鉄が不足しないように設計されているのだとわかりました。

鉄の耐用上限量について

現在のところ、乳児に対する鉄の耐容上限量(UL:Tolerable Upper Intake Level)は設定されていません。その背景には、過剰摂取による明確な有害性が十分に確立されていないことがあります。

しかしながら、過去の報告の中には、過剰な鉄投与により身体への影響が示唆されている例も存在します。たとえば、低出生体重児に対して1日13.8mgの鉄を28日間投与した研究では、その後の20週時点において、赤血球内のスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)活性の低下が認められました。さらに、鉄の過剰摂取によって亜鉛や銅といった他の必須ミネラルの吸収が阻害される可能性についても報告されています。これらのミネラルは、成長や免疫機能、酵素活性などにおいて極めて重要な役割を果たしており、鉄とのバランスが乱れることで健康に影響を及ぼすリスクが懸念されます。

しかし、粉ミルクの場合、13.8mgの鉄分を摂取するにはおよそ1.5Lもの量を飲まなければなりません。そのため、仮に100%粉ミルクで育てていたとしても、実際にこの量を超えて摂取することはほとんどないと考えられます。

※新生児の1日の哺乳量は0.78Lとされています。

ただ含有量を見てみると、粉ミルクには大人が摂取すべき量とほぼ同じくらいの鉄分が含まれているのだということを、改めて実感しました。

鉄の目安量について

あくまで目安量ですが、0.5mg/日が設定されています。

しかし平均的な母乳であれば1.5L-2L飲まないとその量に達しません。

アメリカ・カナダの食事摂取基準の採用値(0.35mg/L)に基準哺乳量(0.78L/日)を乗じて得られる0.273mg/日を丸めた0.5mg/Lを目安量としているようです。

だいぶ丸めてますね。丸めて約2倍になってます。0.3mgでよかったのでは…?

調べた背景について

今回、「母乳と粉ミルクに含まれる鉄量の違い」について調べてみようと思ったきっかけは、毛髪ミネラル検査の結果では、全年齢層の中で、0歳児における鉄の濃度が最も高いという傾向が見られたことです。

毛髪ミネラル検査は体内のミネラルバランスを評価するひとつの方法であり、必ずしも体内全体の状態を直接示すわけではないとはいえ、興味深い指標となります。

「なぜ0歳児の鉄濃度が特に高く出るのか?」という疑問が湧いたことをきっかけに、新生児期の鉄摂取源である母乳や粉ミルクに注目してみることにしました。

特に粉ミルクに含まれる鉄分が母乳と比較して非常に高い(場合によっては40倍以上)という結果に、「これは過剰摂取のリスクに関わるのではないか」という不安も一瞬よぎりました。しかし、その一方で、鉄の吸収率や赤ちゃんの発育における鉄の必要性などを調べるうちに、その配合には明確な栄養学的意図があることがわかってきました。

こうした調査の中で得られた情報を整理し、少しでも同じような疑問を持つ方のお役に立てればと思いまとめました。

ご参考になれば幸いです。

母乳のミネラル分析にご興味があればこちらからお申込みください。

ド素人がほうれん草を育ててみた

うまれて初めて家庭菜園というものをやってみたのです。

元素分析屋としてミネラルを語っていると、やっぱり育ててみたくなるなぁと去年の12月からほうれん草を育ててみることにしました。

※ほんっとうのほんとうにずぶのド素人なので、間引きしてねーじゃねーかこのドアホ!という声はご容赦ください。。。ほんっとうに。あの、おねがいします。

これが

こう!!

いやー嬉しいものですね、自分で植えたものが形になる、というのは。

苦労もひとしおです。(ほぼ放置ですが)

プランターを埋め尽くす勢いです。

なぜプランターが二つなのか、というとちょっと実験だったのです。

右の茶色いテープを張っている方は1ppmのビタミンC溶液をあげながら育てました。

なんかビタミンCをあげると発芽がよくなるとかなんとか。

結果としてはなんかビタミンCあげてない方が心なしか、大きくなっているような気がする。。。

間引きしていないから沢山発芽したけど栄養の取り合いになったのかはまったくわかりません。

わからないのだけど、折角作ったし、うちは元素分析屋なのだから!

元素分析しよう!!

ってなわけで、ドーン!!ゴリゴリゴリゴリと粉にしました。

ちょっと見えづらいので、すこし上から

左から、スーパーのほうれん草(プロ)、ビタミンC無、ビタミンC有なんですけど

明からにですよ、明らかに、一番右のビタミンC有がちょっと茶色んですわ!!!?ななななぜ。。

1ppmは多かったのかなー、そして流石スーパー(プロ)。

青々としています。

これから元素分析を行いますので、また結果がでたらご報告します!

まだなのかい!!(セルフつっこみ)

(続続報)3ヶ月毎日マグロとはんぺん食べてみた

続報から3ヶ月ほどたちました。

経過報告です。

前回と前々回はこちらから

2024年7月~10月まで毎日マグロを食べた経過報告です。

まずは毛髪から

毛髪は10/21にピークを迎えてその後はそのまま下がっています。

なぜか2/14だけぴょこっと上がっていますが、正月頃に海鮮を食べすぎたのかもしれません。。正月は実家でごちそうがでるので、、

そして爪。

2月にピークを向かえて、3月には下がってきています。このまま下がるのであれば、毛髪の4か月遅れぐらいでのピークとなります。

爪もマグロとはんぺんを食べると上がることがわかりましたが、反映されるのは食べ始めてから4か月後くらいですね。

爪は採取が簡単のため、毛髪よりも取りやすい検体であることに間違いないと思います、が、手間がかかってもいいのであれば、より直近の状況がわかる毛髪がやっぱりいいのかもしれません。

残念ながら爪のアンダーコートからも水銀を摂りこんでいるのではないか仮説は仮説で終了です。

あとはマグロとはんぺんを毎日とる前の状態にいつ戻るのかの検証となります。

ご覧いただきありがとうございました。

結論として爪の検査は食習慣、生活習慣が長期間かわっていない、という条件であれば、今の状態も似たような状態にある、と言えるかもしれませんが、前後比較をしたい、などであれば毛髪がお勧めです。

このような実験をご自分でしてみたい場合は検査のサブスク「いつも予医ファミリー」で行うのが圧倒的にお得です。

いつも予医ファミリー

(続報)3ヶ月毎日マグロとはんぺん食べてみた

前回のブログの反響が大変よかったのです。

見ましたよーって言っていただくと大変嬉しいです。えへへ

まぁもともとは爪の検査をもっと売らんがために調査をしたという邪な理由、げふんげふん、いや株式会社としては真っ当な理由です。

もともと爪は約半年前のデータと言い続けていたので、そりゃ売れません。皆さん知りたいのは今の情報ですから。

ご安心ください!!爪は直近のデータです!!HAHAHAHA!!!というほど神経が図太くないんです。小心者なのです。

前回は4か月間くらいの調査結果だったのですが水銀値は変わりませんでした。マグロとはんぺんを食べ続けたのに!おいしかったけど!体を張ったのにぃいいいい!毛髪はバッチリでたのは良かったけど。

それから1ヶ月くらい経って、ようやく、ようやく、爪に影響が出てきました。

それがこちら!!

・・

・・・

・・・・

あがったぁああああ!!!!

11/21に上がる兆しが見え、そのまま下がることなく12/5も上がっております!!

これはこれは!!このまま上がり続けるのでは!!

4か月と10日で上がりました!132日ぐらいでしょうか。やりました。

半年前と言っていたけれど、私の場合は4か月と10日前でした!

・・

・・・

・・・・

ちょっとだけ直近に近づいた、よね。

ただし身長スピードには個人差が当然あるため、私の場合は132日でした。

なかなか水銀負荷試験やる?なんて言えないし、マグロ代も馬鹿にならないし。

わんちゃん、ねこちゃんなんてもってのほか、愛が強すぎるからそんなの絶対に参加するわけないし。

わんちゃん、ねこちゃんの爪は人間と違って爪母の近くまで取ることができるから直近のデータっぽいんだけど、その証明ってなかなか難しいですね。

検査ラインアップ

毛髪ミネラル検査34元素

毛髪ミネラル検査29元素

爪ミネラル検査29元素

3ヶ月毎日マグロとはんぺん食べてみた

ほんとにそのまま。

会社の昼休みに3ヶ月間毎日毎日毎日毎日毎日マグロとはんぺんを食べてみた。

感想:感動は3日まで

残りの2か月と27日は苦行でした。

やっぱりたまに食べるからごちそうですわ。

なんでそんなことをしたか、という経緯をお話するとズバリ!!

水銀負荷試験です。

毛髪は直近3ヶ月、爪は半年前の過去2週間のデータと言われています。

しかし実は毛髪と爪の検査を同時期に受けている方の水銀値はかなり相関しているんです。

n=26 同一人物の爪と毛髪の相関について(単位ng/g)

Rは相関係数といって1に近いほど強い関係があることになります。

ここのRの二乗=0.9はとんでもなく強い相関ということになります。

あれ?ってことは、、、もしかして爪は半年前とか言ってるけども、じつは直近のデータを反映しているのでは!!???

よし、実験だ!

というわけです。

爪が直近を把握しているということがわかれば、もっと売れるぞ!!ワクワク!!といった期待です。

そこで暴露源が限定的な水銀で確かめることにしました。

経験上、魚をよく食べる方は水銀値が高くなります。

私は魚より肉派のため、あまり魚を食べてきませんでした。

自分がうってつけの被験者だ、と思いとりあえず3ヶ月毎日マグロとはんぺんを食べることにしました。

毎日です。

2024年の7月からスタートし、約2週間ずつ毛髪と爪の検査を行っています。

より変化がわかりやすいように毛髪は3㎝ではなく根元1㎝を検査しています。

※3ヶ月間食べ続け、10月3日でマグロの摂取は辞めています。

まずは毛髪の結果!ドーン!!

7月中旬から初めて8月22日ごろからぐっと上がってきました。

約1ヶ月です。

毛根から表皮に出るまでに約5mm、そして根元付近を切るといっても根元0mmを切ることは難しくだいたい5mmくらいは余っちゃいます。

都合1㎝ほどあるので、1か月後ぐらいから上がってくるのはその通りな気がします。

1500弱から4500弱まで上がりましたので、約3倍まで数値が上がりました。

流石、マグロです。

素直に上がってくれました。

さて次は爪です。これも同じように上がれば、爪をバンバン宣伝するぞ!!

爪の結果!ドーン!!!

爪あがんないやーん泣泣

まじか。。。

4か月たってもほぼ横ばい、、むしろ下がって、、、げふんげふん。

やはり当初の通り半年前のデータである、というのは正しそうです。

※正確にはまだ上がっていないのでいつ頃のデータか、というのはわかり次第またブログに投稿します。

2024年12月10日追記 続報はこちら↓

同時期に毛髪と爪を受けた方は日ごろの生活習慣を反映しているので、毛髪と爪がよく相関したものと思われます。今回実験のように「よーいどん」で始めたため、差が出たものと思います。

もし私と同じように水銀負荷試験やってみようと思った方は、水銀の解毒、排毒にセレンや亜鉛、ビタミンCがお勧めです!

ビタミンCは粉末タイプが風呂にも使えて使いやすいです、酸っぱいですが。

↓ブロンソン・ジャパン ビタミンCピュアクリスタル

今回の結果を踏まえて思ったことは、マグロはたまに食べるとおいしいです。

亜鉛導入シャンプー前後のミネラル検査

サンスターさんの亜鉛を浸透させるシャンプーMAGMAS

https://jp.sunstar.com/haircare/magmas/product_001.html

独自技術によりキューティクルの内側に亜鉛を浸透させるとのこと、通常のシャンプーが洗っても影響和りませんが、、、MAGMASはどうなのでしょうか。

毛髪分析を生業としている当社としても興味沸く沸くです。

当社はICP-MSという質量分析計を使って髪に含まれるミネラルや金属を測定しています。

ICP-MSは溶液に含まれるイオンの数を調べるため、髪を溶かさないといけません。

溶かす前には洗浄処理があります。この洗浄処理によって表面についた汚れなどを取っているのですが、MAGMASはどうなのでしょうか。

亜鉛が浸透していたって、洗浄工程で全て洗い落してやるわ!うわはははははっは!!!という気持ちでやってやりました!!

いやでもキューティクルの内側だともしかすると、、、どうなんでしょうか。

というわけで協力してくれた社員5人による前後比較をしてみました!!

期間は2週間!さあ、いかに!!

ドーン!!!!

ぜ、全員上がっているううぅぅぅ!!!

全員が14~52%ほど上昇しています。完敗だ。。。。

いや、当社の洗浄に耐えきった強者に乾杯!!

ちなみに他は影響がなく、亜鉛だけが上がっていました。

サンスターさん、疑ってすみませんでした!!ばっちり亜鉛が髪に浸透しています。

このシャンプーは薄毛に悩まれている方にお勧めなのだそうです。

確かにつけてみると、髪が強くなったようなゴワっとなったような感じがしました。

シャンプーで浸透、するんですね。すごいなぁ。

毛髪ミネラル検査をする前は外的な要因で上がってしまうことになるので、注意してくださいね。

それではまた!!

ブドウ糖果糖液糖に水銀が入っているのか調べてみた

どうも、こんにちは。

元気にネットサーフィンしていたところ、気になる記事が。

ブドウ糖果糖液糖(異性化糖)には水銀が入っている!

ええええええええええ…

そんなこと書かれたら、元素分析会社としては気になって仕方ありません。

水銀が入っているから、ブドウ糖果糖液糖は摂るな!

ブドウ糖果糖液糖は水銀を摂っているのとおんなじだ!!とのこと。わお!

しかしどうやって入るのでしょうか。

原料に魚を使っている?

魚からつくるなんて、そんな非効率なことをわざわざやることはないです。

トウモロコシのでんぷんから作るのが一般的です。

とうもろこしでん粉(コーンスターチ)から作られるので、「高果糖コーンシロップ(HFCS)」と呼ばれます。  日本では、輸入とうもろこしから作られるコーンスターチのほかに、北海道で栽培されたじゃがいもや、鹿児島県で栽培されたさつまいもから作られた国内産でん粉も原料として使用されており、特に鹿児島県産のかんしょでん粉の主な用途になっています。  

独立行政法人農畜産業振興機構より抜粋

https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000771.html

で、あれば加工の段階で入るのでしょうか。

ここは調べてもわかりませんでした。しかし水銀が入り込むかなぁ。。。

うーん、調べてもわからないなら!!

じゃーーーん!買っちゃいました!

ぶどうとうかとうえきとうー!

調べてもわからないなら分析しちゃえばいいのです!!!

分析するのはもちろんわれらがICP-MS!

さあ!結果はいかに!!!!

わくわく!わくわく!!

。。

。。。

。。。。

。。。。。

ドーン!!!!

検出下限値未満!!!

※3回測ってすべて検出下限値未満。

以上!!!

はいってないんかーーーーーーーい。

ただ今回はかったのはこの一つだけなので、じゃあ全部入っていないのか、とは断言できません。※ほかのブドウ糖果糖液糖(異性化糖)も調べたい場合、ぜひご依頼ください。

ただ水銀は入ってないから安全安心か、と言われるとブドウ糖果糖液糖自体の良し悪しについては当社からは語れません。

当社では毛髪や爪、血液、尿などの生体試料以外にも清涼飲料水やプロテイン粉末、米の元素分析なども承っております。

ご興味があればぜひご依頼ください。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/mineral/drinkfood/

お米を分析してみました

日本人の主食である米。

日本の四大公害病の一つ、イタイイタイ病を学校で習った記憶がある方も多いかと思います。

イタイイタイ病は、カドミウムに汚染された米などを食べて発生しました。

イタイイタイ病は、鉱山から排出されたカドミウムが川の流域や水を汚染し、汚染された農地で採れた米などを食べることにより引き起こされたものです。

実は、私たちが食べている米には微量のカドミウムが含まれています。

厚生労働省によると、日本人におけるカドミウムの1日摂取量の約4割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/12/h1209-1c.html

土壌が汚染されると除去が難しく、米はカドミウムをよく吸収します。

また、カドミウムは体内で蓄積され、年齢とともに濃度が高くなって(濃縮されて)いきます。

さらに、米にはカドミウムの他にヒ素も含まれています。

米に含まれる無機ヒ素の量はわずかで、特に無機ヒ素含有量の多いヒジキの比にはなりませんが、米は主食なので摂取する量を考えると決して楽観視は出来ません。

農林水産省によると日本人の無機ヒ素の1日摂取量の約7割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/exposure.html

当社の毛髪ミネラル検査を受けた方のカドミウム、ヒ素の測定値が高い場合に疑う原因は毎日の常飲常食しているものです。

つまり、水、そして日本人の場合は主食の米などです。

実際に6サンプルの米を測ってみました。

測定装置:ICP-MS

ヒ素の基準値:コーデックス委員会による

カドミウムの基準値:食品衛生法による

米によって含有量が異なります。

ヒ素は最小値48、最大値269でした。基準値を超えている米はありませんでしたが、玄米はやはり高い値でした。

カドミウムは最小値3、最大値89と30倍程の差がありました。基準値を超えている米はありませんが、含有量には大きな差があります。

毛髪ミネラル検査でカドミウム、ヒ素が高値の方の原因究明の一つとして、お米のカドミウムとヒ素を検査するお米のカドミウム・ヒ素検査を開発いたしました。

通常食品の分析は高額になりますが、測定元素をカドミウムとヒ素に限定することで実現いたしました。

カドミウム、ヒ素が気になる方はぜひご自分が毎日食べている米を検査してみてください。

【お米のカドミウム・ヒ素検査】

お申込み方法:いつも予医ファミリー内のサービスに追加

いつも予医ファミリーとは?検査のサブスクです。毎月お好きな検査などを選択し受けることができます。

米のカドミウム・ヒ素以外の元素分析もご希望の方はこちらからお申込みいただけます。