今日のランニング、羽が生えた!? 気温とタイムの関係を科学的に調べてみた

どうも!1日10kmランを続けて今日で 連続75日目 です。
いやー、自分でもよく続いているなと感心します。

今朝はなんだか涼しくて、思わず「秋が来た?」と勘違いするほど。
出だしの1歩目から体が軽すぎて、まるで羽が生えたかのよう。
結果、自己最速タイムを記録しました!

で、ここで疑問が浮かびました。
「今日の好調は南部鉄器パワーか…?それともただの成長か…?いや、やっぱり気温のせいか?」

というわけで、気温とランニングの関係を科学的に調べてみました。

気温と長距離ランのパフォーマンス:研究結果まとめ

研究/調査主な内容と結果気温とパフォーマンスの関係
Ely et al. (2007) “Impact of weather on marathon‐running performance” PubMedボストン・ニューヨークなど複数マラソンでWBGTとの関係を調査WBGTが上がるごとにタイムが遅くなる。遅いランナーはより影響がある。
“Effects of Weather Parameters on Endurance Running” (Mantzios et al. 2021) PMC気温・湿度・風速など複数の気象条件と持久系ランナーのピークパフォーマンスの関係を分析気温が上がるとパフォーマンス低下。湿度・風の影響もある。
“Relationship between running performance and weather in New York City Marathon” (Weiss et al. 2022) Nature1970-2019年のNYCマラソン参加者128万人超のデータ。気象条件とレースタイムとの関係を年齢・性別・実力で比較気温、湿度、日照時間の上昇に伴い、走行速度が低下した。
“The effects of air temperature on marathon finishing time” (Llewellyn et al.) PubMed複数のマラソン大会で,男子上位・中央値などで気温と完走時間の相関を調べたほとんどの大会で、気温が高いと中央値のランナー・男子上位で完走時間が遅くなる。女性上位では影響が一定しない大会もあった。
“Optimal ambient temperature for world record and elite performance (Berlin Marathon)” (Scheer et al. 2021) Frontiersベルリンマラソンの世界記録・エリートパフォーマンスと気温・天候との関係を長期間分析エリート選手のパフォーマンスの場合、理想的な気温は、男性で 17.36 ± 4.33°C、女性で 17.93 ± 4.07°C 。晴れ、降水や雲量も少ない方が良い。

率直に結構あるんだなぁ、という感想です。

要するに…暑いとタイムが落ちる!気温は関係あるってこと!

長年ランニングを続けている人にとっては 常識かもしれません が、
夏から始めた初心者ランナーの私としては、「えっ、気温だけでこんなに違うの!?」と驚きです。つまり、今日の絶好調は 南部鉄器ではなく、涼しい気温のおかげ だった可能性大。
でも75日も走り続けてきた成長の成果もあるはず…両方かな?

WBGTって何?

ちなみに WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)とは 熱中症リスクを評価する指標
気温だけでなく湿度や日射の影響も加味して「体にかかる熱ストレス」を数値化したものです。
ランナーだけでなく、学校や職場の安全管理でも使われています。

秋めいた涼しい日は、もしかしたら自分の体が「羽モード」に入る日かも!?

これからのランニング、記録があがるかもと思うと、わくわくですね!

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
ら・べるびぃ予防医学研究所のミネラル検査へ

代表、酸化ストレス検査を受けてきました!ワンパンマンチャレンジ!

弊社代表・筒井が、ウイスマー株式会社様にて「d-Romsテスト」「BAPテスト」という検査を受けてきました。
簡単に言うと 少量の血液から酸化ストレス度と抗酸化力を測定できる検査 です。

当社でもこの分析装置の販売代理をさせていただいており、大学病院をはじめ多くの医療機関に導入されています。
実際に多くの論文も出ております。

詳細はこちら(医療機関様や大学様にご案内可能です)

そもそも酸化ストレスとは?

酸化ストレスとは、体の中で“サビ”のようなダメージがたまってしまう状態のことです。
私たちの体は呼吸や代謝のなかで少しずつ「活性酸素」というものを作り出しています。これは本来、ばい菌やウイルスと戦うためにも必要なものですが、増えすぎると細胞や遺伝子に傷をつけてしまいます。

その一方で、体にはビタミンCやEなどの「抗酸化物質」があり、活性酸素を中和して守ってくれています。

つまり、

活性酸素(攻撃する側)

抗酸化力(守る側)

このバランスが崩れて「攻撃>守り」になった状態が 酸化ストレス です。

炎症があると活性酸素が増えるため、酸化ストレスも上がりやすくなります。

なぜ筒井が受けたのか?

理由は…彼が最近、とてもよくわからないチャレンジをしているからです。

その名も 「ワンパンマンチャレンジ」。
(筒井のインスタはこちら @dekkai.vitamin

「ワンパンマン」という漫画・アニメをご存じの方も多いと思います。
主人公のサイタマ先生は、

腹筋100回、腕立て100回、スクワット100回、ランニング10km

これを毎日続けることで最強のヒーローになったのですが、筒井はなぜかそれをリアルに実践しているのです。

50日目のリアル

開始は7月7日。一昨日でちょうど 50日目。
結果は… 満身創痍。

肉離れ

膝や股関節の痛み

それでも走り続ける朝4時のランニング

正直、社員としては「痛いならやめたらいいのに」と思うのですが、
本人は「サイタマ先生は3年間やったんだ!」と謎の理屈で続けています。

毛髪ミネラル検査で異変が!

実は筒井、2~3週間に一度は毛髪ミネラル検査を受けています。
ある日、その結果を見てびっくり。

なんと 銅(Cu)が急上昇 していたのです。 

「銅が…どうして…???」

(…ここは笑うところです)

いきなり高くなったので、コンタミかな?と再度髪をとって検査をしてもほぼ同じ結果に。これはあきらかに高くなっているな、と。

思い当たるのは、食事内容の変化ではなく、むしろ炎症。
銅はセルロプラスミンという炎症に関わるタンパクと結合するため、体の炎症が強まると上がりやすいのです。

「もしかしたら酸化ストレスも高くなっているのでは?」
そう考えた筒井は、すぐにウイスマー様へ連絡し、検査を受けたのです。

気になる結果は…?

ドキドキの検査結果。

数値は d-Roms 339。

「これは相当高いのでは…!?」と身構えましたが、

判定はまさかの軽度の酸化ストレス

毎日腹筋・腕立て・スクワット各100回、ランニング10kmを50日も続けて軽度…。

「ははは、まだまだ追い込めるってことか!」
と本人は妙に前向きになっています。

ビタミンCのおかげ?

ちなみに筒井は毎日 ビタミンCを10gほど 摂っています。
もしかするとその抗酸化作用で酸化ストレスが軽度にとどまっているのかもしれません。

まとめ

筒井は現在「ワンパンマンチャレンジ」に挑戦中

銅の上昇=炎症のサイン?

酸化ストレス検査を受けてみたら「軽度」だった

ビタミンCが意外と効いているのかも?

今後も筒井の体の変化と、検査の結果を追いながらレポートしていきます。
どうか温かい目で見守ってください。

ウイスマー様にもぜひ100日目にもお越しくださいと言われておりますので、また伺いたいと思います。

ちなみに「ワンパンマン」をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。めちゃくちゃ面白いです。

ら・べるびぃ予防医学研究所
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世界自閉症啓発デー

4月2日は「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)です。

2011年の国連総会で決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。

日本では、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間として、各地でシンポジウムの開催やランドマークのライトアップなどの活動が行われます。

ら・べるびぃ予防医学研究所の毛髪ミネラル検査は、多くの自閉症の方にご利用いただいています。
そのため、自閉症のお子様を持つお母様方とお話しする機会もあり、そのご苦労やご心痛はいつも深く胸を打ちます。

まだまだ社会の理解が進んでいない自閉症ですが、自閉症をはじめとする発達障害について知ること、理解することが、その立場にいない人たちにできるはじめの一歩だと思います。

昨今では、「社会の多様性」という言葉もよく耳にします。
金子みすずの詩のように「みんなちがって、みんないい」と、誰もが心から思えるようになり、誰もが幸せに暮らせる社会に結び付いていくことを願ってやみません。

世界自閉症啓発デー公式HP

たっぷり野菜で慰労会

昨日は、冷たい雨が降る中、会社の慰労会がありました。

場所は、会社近くのレストラン。
野菜をたっぷり使った料理が出てくるヘルシーなお店です。

ヘルシーだけどとってもおいしくてボリュームもあるので、男性たちも大満足。

みんなで健康談義に花を咲かせ、おいしいお料理を堪能してきました。

いただいたお料理をいくつかご紹介。


三浦野菜たっぷりのキッシュ・ニンジンのラぺ・ネギとクリームチーズのカナッペ


ローストビーフと野菜たち(ソース何だっけ?)


白菜のパスタ(ラザニアを白菜で巻いてあります)紫イモのソース


鯛のアーモンド焼き ウーロン茶スープで煮た大根と一緒

 

人形町にある『union sand yard』というお店です。

栄養素のチカラ

一年前に「Nutrient Power」を日本で出版すると公表し、今年3月に「栄養素のチカラ」として無事に翻訳出版しました。

出版などしたこともない素人ですが、昨年、著者のウィリアム・ウォルシュ博士の講演を聞き、その内容が現在日本のみならず世界で求められている内容だと感銘を受けたのです。
そして、どうしても日本に紹介するべき内容だと思い、翻訳出版を決意しました。

精神疾患でお悩みの方やその親族、特にうつ病、自閉症、認知症などの精神医療の専門医や従事者の方々にも熟読していただきたいと思います。

とにかく悲劇をなくしたい。ただそれだけです。

 

 

 

 

 

 

栄養素のチカラのご紹介ページはこちらから。

written by 筒井豊春

“子供を殺してください”という親たち

今朝7時のNHK「おはよう日本」で、精神疾患の話題が取り上げられました。

冒頭 『“子供を殺してください”という親たち』という衝撃的なマンガの紹介から始まった。

400万人が精神疾患を病んでいるという。
深刻です。

重症なケースは保健所が担当するが軽症までは手が回らない。所沢市の保健センター「こころの健康支援室」の活動に注目。
年間8000件の問い合わせに対応するため職員を4名増員した。

精神疾患の医師や患者のご家族に読んでいただきたい本があります。

『栄養素のチカラ』ウィリアム・ウォルシュ博士著

 

 

witten by 筒井 豊春

肺がん治療最前線

肺がん治療最前線。

肺がんはがん死因トップの7万5000人(2015年)。日経実力病院調査も参考になります。がんの平均生存率は60%に対し肺がんは男性27%女性43%。
禁煙の輪を広げましょう!!

『肺がん治療、内視鏡が普及 手術の安全性高まる (2017/7/31付 日本経済新聞 朝刊)』

 

written by 筒井 豊春

がんサバイバー・クラブ

公益財団法人日本対がん協会の垣添会長や関原健夫常務理事が「がんサバイバー・クラブ」を立ち上げました。

早速、個人会員に登録させていただきました。

30年来の友人で金融界の大先輩である関原氏は、壮絶ながんとの闘いに勝利したサバイバー代表です。

彼の「がん六回人生全快」は、がん患者だけでなく多くの人々に生きる勇気を与える名著です。『NHKスペシャル ~働き盛りのがん~』でドキュメンタリードラマ化されたがん闘病記のバイブルというべき一冊で、昨年復刻されました。

がんサバイバーは日本だけで700万人もおられます。そして毎年100万人ががんに罹患しています。

がんサバイバー・クラブの活動へのご理解とご支援をお願い申し上げます。随時、法人・個人の寄付をお待ちしています。

written by 筒井 豊春


犯罪白書を読み解く

昨日、神戸5人殺傷事件についてとりあげ精神医学と犯罪について述べました。

このような事件が起こると往々にして精神疾患との関連を疑うような報道がなされます。
はたして精神疾患と犯罪に関係はあるのでしょうか?
そこで、精神障害者の犯罪について発表されている資料から調べてみました。
精神障害者と健常者の犯罪率を比較すると
健常者の犯罪率は、25万8,785人÷1億2,410万人×100=0.21%
精神障害者の犯罪率は3,701人÷320万人×100=0.12%
となり、健常者の犯罪率の方が高いという結果となります。

しかし、重犯罪の犯罪率を見てみると殺人16.1%(健常者0.3%)、放火19.6%(同0.2%)と飛躍的に高くなります。


また、アイスランドでは、80年間(1900~1979年)に起きた殺人事件について調べた結果、全体の三分の一が精神障害者による犯行であったと報告されています。このように、精神障害者による重犯罪は、諸外国でも同様の傾向を示すことがわかりました。

しかしながら、「精神疾患」と一括りに言っても、精神疾患にはDSM-Ⅳ(アメリカ精神医学会)やICD-10(世界保健機構)が定める100種類以上の分類があり、すべての精神障害者がこのような犯罪をおかすわけではありません。

一般的に犯罪傾向が強いのは、精神作用物質使用による精神および行動の障害 F1 (F10-F19)やパーソナリティ障害F6(F60-F69)の中のクラスターBと呼ばれるグループとされています。

さらに、薬物の副作用や体内の栄養素の不均衡が精神疾患様の症状を引き起こすことも知られてきました。このような悲劇を繰り返さないためには、投薬中心の治療だけではなく、血液や尿を用いた生化学的検査からそれぞれの個人のバイオタイプを分類し、それぞれに適した治療を行うことが望まれます。

参考資料)
総務省 人口推計(平成25年10月1日現在)
内閣府 平成25年度障害者白書
法務省 平成26年版 犯罪白書
Psychiatric aspects of homicide. Acta Psychiatr Scand. 64(5):363-72. 1981

written by ら・べるびぃ予防医学研究所

神戸5人殺傷事件

10日前の三島の通り魔殺人事件の容疑者は27歳男性。今日の被疑者も26歳男性。
祖父母と隣人を殺害し、他にも刺傷者が出ている模様だ。

警察も精神医学界も早急に対処しなければ同様の悲劇が続く。

米国の1990年以降の校内銃乱射事件の犯人の90%がうつ病であり、大半が葉酸不足のバイオタイプで抗うつ病のSSRIを服用していたという報告がある(「栄養素のチカラ」より抜粋)。

うつ病患者に抗うつ剤が効果的なのは約50%にすぎない。
残りのバイオタイプは効果がまったくないかむしろ逆効果となり、症状が悪化して暴力的になるか自殺願望が高まるという。

凶悪犯罪人の精神疾患状況と服用中の薬を明らかにすべきである。

『神戸5人殺傷 犠牲の祖父に7カ所以上の傷 竹島容疑者 強い殺意か』 (産経新聞 7/18(火) 8:33配信)

 

written by 筒井 豊春