節分と大豆

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、皆さんは新年はどちらに行かれましたでしょうか?
私は神社仏閣での初詣が新年最初のイベントになっています。

まだ冷え込みが厳しいところですが、寒さもそろそろ折り返しといったところでしょうか。
古来、寒さが最も厳しくなるころを「大寒」(今年は1月20日)と言い、それから次の季節の始まる日「立春」(毎年2月4日ごろ)を迎えます。

江戸時代以降から立春の前日に「節分」を行う習慣があります。季節の変わり目に邪気(鬼)が生じると考えられており、悪霊払いの行事として行います。
一般的には「福は内、鬼は外」と声をだしながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ豆を食べて厄除けします。
私の家でも節分の日は豆を撒きますが、年齢の数が大きくなるにつれて、全て食べるのに苦労するようになりました。

さて、大豆(乾燥)は、約30%がたんぱく質です。
この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なものです。
大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があると言われています。
また、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。
アメリカ合衆国政府が発表したガン予防に効果があると考えられる食品「デザイナーフーズ」のうち、大豆は最も有効とされる8種類の野菜の中に挙げられています。

日本において、ガンは、昭和56年より死因の第1位となり、いまや「国民病」といっても過言はありません。
現在の「悪霊=ガン」を打ち払う大豆は、これからも注目を集める食材になることでしょう。

written by T.H

参考文献:
大寒
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AF%92

節分 – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E5%88%86

大豆のおはなし
http://www.ezaki-glico.net/daizu/index.html

厚生労働省
がんは日本人の国民病 – がん対策推進企業アクション
https://www.gankenshin50.go.jp/campaign_24/outline/index.html

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

健康な生活のために、予防医学の立場からいろいろな情報を発信しています。 ら・べるびぃ予防医学研究所のブログです。