続・なんでアレルギー??

〜免疫の仕組みを知って、これからの対策を一緒に考えよう〜

アレルギーで困っていませんか?

くしゃみや鼻水が止まらない。
花粉の季節が憂うつ。
食べものや身の回りの環境が気になる。

前回のセミナー「なんでアレルギー??」では、アレルギーの基礎知識から、原因や症状が起こる仕組み、検査や治療の考え方まで、参加者の皆さんと一緒に考えました。

今回は、その続編となる 「続・なんでアレルギー??」 を開催します!

前回の内容を振り返りながら、アレルギーの仕組みをさらに深掘りしていきます。

今回のテーマは、免疫の働きとその暴走、そして日常生活でできる対策です。

■ 今回のセミナー内容

● 前回のおさらいと、アレルギーの4つの型

アレルギーには、いくつかの異なる仕組みがあります。

それぞれの特徴や違いを整理しながら、免疫反応がどのようにアレルギー症状につながるのかを解説します。

● 海の男がアナフィラキシーショック!?

突然起こる強いアレルギー反応、アナフィラキシーショック。

いったい何が起こり、なぜ命に関わることがあるのでしょうか。

具体的な事例を通して、その仕組みと知っておきたい注意点を考えます。

● 「4毒」を抜いて身を守る?

食生活を見直すことは、アレルギー対策につながるのでしょうか。

話題の「4毒」という考え方も取り上げながら、食べものとアレルギーの関係について考えます。

※特定の食品を一律に避けることを推奨するものではなく、科学的な視点から考えていきます。

● 来年の花粉症に備えよう!

花粉症の季節が来てから対策するだけでなく、今からできることはあるのでしょうか。

花粉との接触を減らす工夫や、日常生活で意識したい対策について考えます。

● 免疫細胞の役目と、その暴走

私たちの身体を守ってくれる免疫。しかし、その働きが過剰になったり、適切に制御されなくなったりすると、アレルギーなどの問題につながることがあります。

B細胞やT細胞をはじめとする免疫細胞は、どんな役割を担っているのでしょうか。

また、ILC2などの免疫細胞や、免疫反応に関わる物質は、アレルギーとどのように関係しているのでしょうか。

免疫の基本から、アレルギーとのつながりを解説します。

■ 今回のキーワード

今回のセミナーでは、こんなキーワードを取り上げます。

  • フィラグリン:皮膚のバリア機能との関係
  • 納豆:食べものとアレルギーを考えるヒント
  • ILC2:アレルギー反応に関わる免疫細胞
  • 交差反応:ある物質に対する反応が、別の物質にも起こる仕組み
  • アナフィラキシーショック:全身に強いアレルギー反応が起こる状態

これらのキーワードを手がかりに、免疫の仕組みや身近なアレルギーについて理解を深めていきます。

■ このセミナーの特徴

今回も、単なる知識の紹介にとどまらず、実際の事例や身近な疑問を交えながら、一緒に考えていくセミナーです。

  • 今からできる花粉症対策
  • 食べものや身の回りの環境との付き合い方
  • 免疫細胞とアレルギーの関係
  • アレルギー反応が起こる仕組みと、知っておきたい注意点

アレルギーについて知ることは、自分や家族の身体を見つめ直すきっかけにもなります。

「なぜアレルギーが起こるの?」
「免疫は、どうして自分の身体を困らせることがあるの?」
「今からできる対策はあるの?」

そんな疑問を、皆さんと一緒に考えていきます。

■ 開催概要

  • 開催日:2026年10月29日 木曜日
  • 時間:12時~13時
  • 演題: 続・なんでアレルギー??
  • 講師: ら・べるびぃ予防医学研究所 専務執行役員 米川豊
  • 参加費: 無料
  • 開催方法: Zoom

■ お申し込み方法

お申し込みには、予医手帳の無料会員登録が必要です。

予医手帳はこちら

予医手帳に会員登録後、ログインして「お申込み」メニューから、参加したい予医セミナーの「参加する」をクリックしてください。

今回も、皆さんと一緒にアレルギーについて考えられることを楽しみにしております。

ぜひお気軽にご参加ください!

髪の毛10本から6つのミネラルを分析する【からだミネラル検査ジュポン】をリリースしました

いつも、ら・べるびぃ予防医学研究所をご利用いただき、ありがとうございます。

このたび、髪の毛10本から6つのミネラルを分析する新しい検査、「からだミネラル検査ジュポン」をリリースいたしました。

分析するのは、

  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 鉄
  • 銅
  • 亜鉛

の6つのミネラルです。

「もっと少ない髪の毛で検査できたら」

これまで、当研究所の毛髪ミネラル検査では、髪の毛を100本程度ご用意いただいていました。

29~34項目のミネラルや有害金属をまとめて分析できるというメリットがある一方で、

「髪の毛を100本も取るのはちょっと……」

と、検査をためらわれる方もいらっしゃったと思います。

私たちは、もっと気軽に自分の身体に興味を持ってもらえる検査ができないかと考えてきました。

その一つの答えが、髪の毛10本でした。

10本なら、長い髪の方だけでなく、短い髪の方でもご用意いただきやすくなります。

「ちょっと自分のミネラルを見てみたい」

そんな気持ちからでも、検査を始めていただけるように。

できるだけハードルを下げ、まずは自分の身体を知るきっかけになってほしい。

そんな思いから生まれた検査です。

なぜ「ジュポン」なのか

商品名を考えるとき、私たちらしい名前にしたいと考えました。

当研究所の「ら・べるびぃ(la bellevie)」は、フランス語の「la belle vie」から名付けています。

「よりよい人生」という意味です。

自分の身体について知ること。

自分の身体に興味を持つこと。

それは、よりよく生きていくための一つのきっかけになると、私たちは考えています。

そこで今回、どこかフランス語のような響きがあり、なおかつ、この検査の特徴を一言で表せる名前はないかと考えました。

そして生まれたのが、「ジュポン」です。

10本。

髪の毛10本から検査することを、その名前に込めました。

「ジュポン」という名前を聞いたときに、

「あ、10本なんだ」

と覚えていただけたら嬉しいです。

たくさん調べる検査と、気軽に始める検査

今回の「からだミネラル検査ジュポン」は、従来の検査に取って代わるものではありません。

従来の「からだミネラル検査」は、29~34項目を対象としており、ミネラルだけでなく有害金属まで幅広く分析します。

一方、ジュポンは6つのミネラルに絞ることで、髪の毛10本で検査できるようにしました。

検査ジュポン従来のからだミネラル検査
測定項目6項目29~34項目
髪の毛10本約100本

「まずは基本的なミネラルを見てみたい」という方にはジュポン。

「ミネラルだけでなく、有害金属まで幅広く調べたい」という方には、従来のからだミネラル検査。

目的に合わせて選んでいただければと思います。

なお、ジュポンと従来の検査では分析法が異なるため、それぞれの検査結果の数値を直接比較することはできません。

自分の身体に興味を持つ、そのきっかけに

私たちは、検査をすることそのものが目的ではないと考えています。

検査をきっかけに、

「自分の身体ってどうなっているんだろう?」

と、少しでも自分自身に興味を持っていただくこと。

そして、食事や生活習慣を振り返ったり、これからのよりよい人生について考えたりするきっかけになること。

それが、私たちが検査を提供する意味の一つだと思っています。

髪の毛10本。

これまでより、少しだけ気軽に。

「知る」よりも、まず「興味を持つ」。

その最初の一歩として、「からだミネラル検査ジュポン」をご利用いただけたら嬉しく思います。

からだミネラル検査ジュポンのお申込み

発売記念クーポンコード:10pon

※からだミネラル検査ジュポンのみのクーポンです。

2026年10月31日まで 1,000円OFF

こちらからお申込みいただけます。

からだミネラル検査ジュポンHP

そしてからだミネラル検査プラスにもクーポンをご用意しました。

からだミネラル検査ジュポン発売記念便乗クーポン:100pon

2026年10月31日まで 15%OFF

こちらからお申込みいただけます。

からだミネラル検査プラスのお申込みはこちら

これからも、皆さまがご自身の身体に興味を持ち、よりよい人生を考えるきっかけとなる検査をお届けしてまいります。

刺身のミネラルを測ってみた、第2弾。マグロのセレンに注目してみました

前回、「刺身のミネラルを測ってみた」という記事を書きました。

今回はその第2弾です。

前回の記事はこちらです。

今回、私たちが注目したのは――

日本の魂、マグロです。

大好きです。

マグロ。

お寿司でも、お刺身でも、ついつい選んでしまいます。

そんな身近なマグロですが、ミネラル分析をしてみると、ちょっと面白い結果が出ました。

今回分析したのは4種類

今回分析したのは、

  • キハダマグロ
  • ビンナガマグロ
  • ブリ
  • サーモン

の4種類です。

それぞれのお刺身を試料として、ミネラルを分析しました。

ただし、今回の分析は1個体ずつを代表するデータではなく、あくまで「今回測定した1切れの刺身」の結果です。

魚は個体差もありますし、部位や産地、季節などによっても成分は変わる可能性があります。

そのため、

「この魚は必ずこの数値!」

というものではありません。

あくまで、

「今回測ってみたら、こんな結果だった」

という、ひとつの参考データとして楽しんでください。

マグロに飛び抜けていたミネラル

今回の結果を見ていて、特に目を引いたミネラルがありました。

それが……

セレンです。

セレン。

知る人ぞ知る。

セレンです。

セレンは、体内の抗酸化に関わる酵素などの構成成分として働く必須微量元素です。

そして、もう一つ。

魚を語るときにセレンが注目される理由があります。

それが、

水銀との関係です。

セレンと水銀の関係についてはさまざまな研究が行われており、セレンが水銀による影響を軽減する可能性についても研究されています。

もちろん、

「セレンが多いから水銀は大丈夫!」

と単純に言える話ではありません。

ここは大事なところです。

水銀には水銀の話があります。

では、今回のセレンの結果を見てみましょう。

今回測定したセレンの値

100gあたりに換算すると、今回の結果は次のようになりました。

魚セレン
キハダマグロ155 μg
ビンナガマグロ139 μg
ブリ48 μg
サーモン49 μg

今回の測定では、

キハダマグロ:155 μg

ビンナガマグロ:139 μg

だったのに対して、

ブリ:48 μg

サーモン:49 μg

でした。

マグロ2種類は、ブリやサーモンと比べて、

およそ2~3倍。

かなり差がありました。

わお。

なぜマグロはセレンが多い?

ここが気になるところです。

「なぜマグロではセレンがこんなに多かったんだろう?」

魚の種類によって、含まれるミネラルには違いがあります。

魚は種類によって、食べるものも、生息する場所も、成長速度も違います。

そのため、魚の体内に含まれる元素の量も一律ではありません。

今回の結果だけでは、なぜマグロのセレンが高かったのか、その理由までは分かりません。

ただ、

「マグロではセレンがかなり高かった」

ということ自体は、今回の分析で確認できました。

こういうところが、実際に測ってみる面白さですね。

「マグロは水銀が多い」と「セレンが多い」

マグロというと、どうしても気になるのが水銀です。

実際、マグロなどの大型魚を語るときには、水銀について触れられることが多くあります。

一方で、魚と水銀の話を調べていると、

「マグロは水銀を蓄積するのに、なぜ平気で生きていられるのか?」

という疑問から、セレンとの関係に注目した研究もあります。

中には、

「マグロはセレンが多いから、水銀の影響を受けにくいのでは?」

という話を見かけることもあります。

なかなか興味深い話ですよね。

ただし、ここは慎重に。

セレンが多い=水銀の影響を受けない

という単純な話ではありません。

セレンと水銀の関係については研究が続いている分野でもあります。

面白いですね。

気になる水銀については……

今回のテーマは、あくまでセレンです。

水銀についても、もちろん測定しています。

そして、こちらもなかなか興味深い結果になりました。

ただ、水銀について書き始めると長くなってしまいますので……

水銀については、また別の記事で。

マグロのセレンと水銀。

この2つを一緒に見てみると、魚のミネラルについて、また違った景色が見えてきます。

「食べる」だけではなく「測ってみる」

今回、実際に刺身を測ってみて改めて感じたのは、同じ「魚」でも、含まれているミネラルは結構違うんだな、ということです。

普段何気なく食べている刺身。

「おいしい」で終わるのももちろんいい。

でも、

「この魚には、どんなミネラルが入っているんだろう?」

と少し興味を持ってみる。

それだけでも、いつもの食事がちょっと面白くなるかもしれません。

私たちはミネラルを分析する会社ですから、これからも気になった食べ物を、

実際に測ってみたいと思います。

次は何を測りましょうか。

刺身のミネラル、第3弾もお楽しみに。

「毎日のごはん」は大丈夫? キャットフードから重金属が検出されたというニュース

「毎日のごはん」は大丈夫? キャットフードから重金属が検出されたというニュース。

「毎日食べるキャットフードに、重金属が含まれている?」 そんな気になるニュースが報じられました。

CNN.co.jpの記事によると、アメリカの非営利団体「クリーンラベル・プロジェクト」が市販のキャットフード100商品を調査。鉛が99%、カドミウムが96%、ヒ素が94%の商品から検出されたほか、水銀や農薬、プラスチック由来の化学物質なども検出されたそうです。

ただし、ここで大切なのは、「検出された=直ちに猫ちゃんが病気になる」という意味ではないということ。今回の調査は各商品の1ロットを検査したものであり、猫ちゃんへの健康被害を直接証明するものではありません。

そもそも、重金属はなぜ心配?

鉛・水銀・ヒ素・カドミウムなどは自然環境中(土壌や水中など)にも存在する元素ですが、その量や長期間の摂取によっては、体に負担をかけることがあります。米国FDA(食品医薬品局)なども、これらを注意すべき元素として挙げています。

主な元素の特徴としては、以下のような点が挙げられます。

  • 鉛:神経系など、さまざまな臓器に影響を与える可能性があります。
  • 水銀:神経系をはじめ、腎臓などにも負担をかけることがあります。
  • ヒ素:種類によって毒性が異なりますが、特に無機ヒ素の長期的な摂取リスクが議論されます。
  • カドミウム:腎臓や骨への影響が知られています。

猫ちゃんは人間と違い、「今日はこのごはん、明日は別のごはん」と自由に食生活を大きく変えるわけではありません。お気に入りのフードを毎日、何年も食べ続けることも珍しくありません。 だからこそ、毎日の食事にどのようなものが含まれているのか、基礎知識を持っておくことは大切なのです。

飼い主さんができること

では、今回のニュースを見て、今食べているフードをすぐに捨てるべきなのでしょうか? 決してそんなことはありません。まずは落ち着いて、「食事やケアを見直す良いきっかけ」にしてみましょう。

① 原材料やローテーションをチェックする

普段どんな原材料のフードを食べているのか、あらためて確認してみましょう。 例えば、特定の魚系や肉系のフードに偏りすぎていないか見直し、複数の種類を組み合わせるなどして、食事内容に変化を持たせるのも一つの方法です。

 ※なお、病気などで獣医師から指定されている「療法食」については、自己判断で変更せず、必ずかかりつけの先生に相談ください。

② 愛猫のコンディションに気を配る

食欲がない、吐く、下痢をする、体重が減る、元気がない……。 日頃から愛猫の様子をよく観察し、こうした変化が続いている場合は、「フードのせいかな?」などと自己判断せず、早めに動物病院で相談しましょう。

③ 体内のバランスや環境を意識してみる

毎日のフードだけでなく、おやつや飲むお水など、口にするもの全体を見直してみるのも大切です。

また、体の中に余分なものが溜まっていないかなど、日頃から愛猫全体の健康状態に気を配ってあげましょう。

「高いフードなら安心」とも限りません

今回のニュースから私たちが考えたいのは、「高価格だから絶対安心」「自然派・無添加だから絶対安全」とは限らないということです。

価格やイメージだけに頼るのではなく、愛猫の食べ方や日々の体調に目を向けることが大切です。

もちろん、今回のニュースだけを見て「市販のキャットフードはすべて危険!」と必要以上に恐れる必要はありません。

大切なのは、怖がることではなく「知ること」。

愛猫が毎日食べているごはんだからこそ、原材料や日々のコンディションにちょっと気を配ってみる。それだけでも、愛猫の健やかな毎日を守るための確かな一歩になります。

今日のごはんをきっかけに、愛猫の食生活や健康管理をもう一度見直してみませんか?

参考情報:

キャットフードから重金属、99%で鉛検出 農薬やプラスチック関係の化学物質も 米調査(1/2) – CNN.co.jp

愛猫、愛犬の健康が気になる方は、こちらへ

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刺身のミネラルを測ってみた|第1回 ブリの血合いは鉄がすごかった

ミネラル分析を仕事にしていると、普段食べているものにどんなミネラルが含まれているのか、どうしても気になります。

「魚には、どんなミネラルがどのくらい含まれているんだろう?」

そんな素朴な疑問から、今回は刺身を実際に購入して、ミネラル分析をしてみることにしました。

会社の近くのマルエツで刺身を購入

購入したのは、会社の近くのマルエツ様。

「刺身の盛り合わせがあるかな」と思っていたのですが、今回は見当たらなかったので、単品で購入することにしました。

今回購入したのは、

  • サーモン
  • ブリ
  • キハダマグロ
  • ビンナガマグロ

です。

せっかくなので、ブリについては少し工夫しました。

ブリの刺身を見ると、赤い部分と、それ以外の白っぽい部分がはっきり分かれています。

この赤い部分、いわゆる血合いです。

そこで、

「血合いと、それ以外ではミネラルの量はどのくらい違うんだろう?」

と思い、ブリについては血合いの部分と、血合いではない白い部分を分けて分析することにしました。

※ブリは分類上、赤身魚です。今回の記事では便宜上、血合いではない部分を「白い部分」と表現しています。

そして、購入した刺身はもちろん……

おいしくいただきました。

食べるだけでは終わらないのが、ミネラル分析屋です。

いざ、ICP-MSで分析

ICP-MSは、非常に微量な元素まで測定できる分析装置です。

髪の毛を中心に普段からさまざまな試料を分析していますが、今回は「刺身」。

身近な食品を自分たちで測るというのは、なかなかワクワクします。

まずは前処理で酸の海にゆっくりと沈めて。。。

時間をかけて溶けていただきました。

そしてICP-MSでの分析(こちらはイメージ画像です)

ブリの血合いと白い部分で、鉄が20倍違った

そして、結果を見てみると……

かなりはっきりした違いが出ました。

鉄です。

今回分析したブリでは、血合いの部分と血合いではない白い部分で、鉄の量に大きな差がありました。

100gあたりに換算すると、

部位鉄
血合い4.1 mg/100g
白い部分0.21 mg/100g

なんと、

約20倍です。

血合いのほうが、圧倒的に鉄が多い結果になりました。

刺身を見ていると、赤い部分と白っぽい部分があることは分かります。

でも、実際に元素分析をしてみると、

「こんなに違うんだ」

と驚かされます。

あの赤い血合いの部分には、鉄がかなり集まっていたんですね。

なぜ血合いには鉄が多いのか?

そもそも、魚の血合いは何なのでしょうか。

血合いは、魚が泳ぎ続けるために重要な筋肉です。

魚の中でも特に、長時間泳ぎ続けるような魚では、酸素を利用するための仕組みが発達しています。

その中で重要なのが、ミオグロビンです。

ミオグロビンは筋肉中に存在する、鉄を含むタンパク質。

筋肉に酸素を供給・保持する役割を担っています。

血合いが赤黒く見えるのも、このような色素タンパク質が多く含まれていることが関係しています。

今回の鉄の分析結果を見ると、

「なるほど、だから血合いは赤いんだな」

と、目で見ていたものと元素分析の結果がつながってきます。

食品を元素という視点から見てみると、普段何気なく食べているものにも、いろいろな発見があります。

食品成分表では、ブリの鉄は1.3mg/100g

ちなみに、文部科学省の食品成分データベースでは、ブリ(生)の鉄は100gあたり1.3mgとされています。

今回の分析では、

  • 血合い:4.1mg
  • 白い部分:0.21mg

でした。

この差を見ると、

「食品成分表の1.3mgは、血合いの多い部分と少ない部分を含めた代表的な値なのかな?」

とも考えられます。

仮に血合いの割合が2割を仮定すると100g中1mgとなり、だいぶ食品成分表と近くなります。

ただし、食品成分表の値と今回の実測値は、必ずしも同じ個体・同じ部位・同じ試料条件ではありません。

そのため、今回の結果だけから「食品成分表はこういう内訳で作られている」と断定することはできません。

食品成分表は、私たちが食品の栄養成分を知るうえで非常に重要な基礎データです。

一方で、今回のように実際に購入した食品を自分たちで測ってみると、代表値だけでは見えてこない部分にも気づくことがあります。

刺身から見えてくるミネラル

今回の分析は、まだ始まったばかりです。

サーモン、ブリ、キハダマグロ、ビンナガマグロ。

それぞれの魚について、さまざまな元素を測定しています。

今回のブリの血合いと白い部分の鉄のように、

「同じ魚なのに、こんなに違うの?」

と思うようなデータもありました。

次回以降、ほかの魚についても少しずつご紹介していきたいと思います。

魚を食べるとき、いつもなら「赤身かな」「脂がのってるかな」と見ますが、

これからは少しだけ、

「この部分には、どんなミネラルが入っているんだろう?」

という目線で刺身を見てみるのも面白いかもしれません。


やりたいを、いつまでも。

ミネラル検査をきっかけに。

ら・べるびぃ予防医学研究所