以前タンポポコーヒーについてまとめましたが、動画にしました。
長いですが、ご覧いただければ嬉しいです。
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「最近、物忘れが増えた」「気分が落ち込みやすい」……。 こうした脳の悩み、実は「腸」の状態が深く関わっているかもしれません。
2025年に発表された最新論文では、腸脳相関(Gut-Brain Axis)、腸内細菌、必須ミネラル、そして有害金属が、私たちの脳の老化や神経疾患にどのように影響を与えるかが詳しく明かされました。
今回は、この論文の内容を分かりやすく紐解き、私たちが今日からできる食事のヒントを探っていきましょう。
1. 腸は「第2の脳」:腸脳相関の重要性
私たちの腸は単に食べ物を消化するだけでなく、ホルモンのように全身に指令を出す「内分泌器官」のような働きをしています。
腸と脳は、迷走神経やホルモン、そして腸内細菌が作る代謝産物(短鎖脂肪酸など)を介して、双方向で常にコミュニケーションを取り合っています。これが「腸脳相関」です。
このバランスが崩れる(=腸内フローラの乱れ/ディスバイオシス)と、以下のような疾患のリスクが高まることが報告されています。
2. 必須ミネラルと腸内細菌の深い関係
論文では、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅などの「必須ミネラル」が、腸内細菌を介して脳にどう影響するかが強調されています。
ここで重要なのは、「ミネラルを摂るだけでなく、腸内細菌が元気であること」です。腸内細菌がミネラルの吸収率をコントロールしているため、腸が汚れていては、どんなに良い栄養を摂っても脳まで届かないのです。
3. 有害金属の脅威と腸のガードマン機能
現代社会では、環境汚染などを通じてヒ素や水銀などの有害金属が食事に混入することがあります。これらは体内に蓄積すると、脳に炎症(神経炎症)や酸化ストレスを引き起こし、認知症などの原因となります。
ここで重要なのが、健康な腸内細菌の働きです。 良好な腸内フローラは、これら有害金属の吸収を制限し、体外への排出を助ける「バリア」として機能します。 逆に腸内環境が悪いと、有害金属が体内に取り込まれやすくなり、脳へのダメージが加速してしまいます。
4. 解決のヒント:ポリフェノールと食事
加齢とともに腸内細菌の多様性は失われやすくなりますが、それを防ぐ強力な味方が食事性ポリフェノールです。
5. 未来の診断と治療:「セラノスティクス」へ
この論文では、腸内細菌の状態をチェックすることで、将来的な神経疾患の「診断(Diagnosis)」と「治療(Therapy)」を同時に行う「セラノスティクス(Theranostics)」という考え方を提案しています。
例えば、特定の菌(ビフィズス菌など)の減少をチェックすることで、脳の健康状態を予測し、食事やサプリメントでその菌をケアすることで病気を予防する……そんな未来がすぐそこまで来ています。
まとめ:今日からできること
加齢による脳の変化は避けられませんが、食事と腸内環境を整えることで、そのスピードを緩めることは十分に可能です。あなたの脳を守るために、まずは今日の食事から変えてみませんか?
ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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― 排泄と排出を考える ―
検査会社、特に毛髪分析を扱う会社でなければ、あまり関心を持たれないテーマかもしれません。
しかし私たちは日々、毛髪という検体を扱う中で、どうしても避けて通れない問いに直面します。
「毛髪は排泄器官なのか?」
当社でもこれまで、「毛髪は排泄の役割を担っている」という説明をしてきました。
では、ここであらためて考えてみたいと思います。
そもそも「排泄」とは何なのでしょうか。
一般に排泄とは、体内で不要になった物質を代謝・処理したうえで意図的に体外へ出す仕組みを指します。
代表的な排泄経路は、尿や便です。これらは明確に「排泄の主役」と言えるでしょう。
一方で、排出という言葉は、より広い意味を持ち、意図的かどうかは問わずに結果として体外へ出た現象全般を指します。
この定義に照らすと、毛髪は「排出している器官」であることは間違いありません。
なぜなら、毛髪には高濃度の有害金属が取り込まれているからです。
ここで一つ、疑問が浮かびます。
毛髪は、有害金属を体にとって不要なものとして認識し、意図的に取り込んでいるのか?
それとも、たまたま通過点に、取り込みやすい形の有害金属が存在していただけということなのでしょうか。
毛髪に多く取り込まれる有害金属として、水銀があります。
大まかな推定ですが、摂取した水銀のうち約8%程度が毛髪に取り込まれると考えられています。※なお、水銀の排泄の大部分は便で行われます。
排泄の主役である便と直接比較することは難しいため、ここでは尿中水銀量を基準にしてみます。
尿中を「1」とした場合、毛髪はおおよそ「0.3」となります。
これは決して小さな値ではなく、毛髪も一定の役割を果たしていると評価できる数字です。ただし、繰り返しますが、排泄の主役はあくまで尿と便です。
その理由は、水銀の「形」にあると考えられます。
私たちが日常的に摂取する水銀の多くは、金属水銀や水銀イオンではなく、メチル水銀です。主な摂取源は魚介類です。
このメチル水銀は、ほぼ100%吸収されシステインと結合しメチオニンというアミノ酸によく似た構造になります。ほぼ「アミノ酸の顔をした物質」と言ってよいでしょう。
いわば「優等生の皮をかぶった半グレ」のような存在です。
毛髪はケラチンというタンパク質でできています。
タンパク質はアミノ酸の集合体です。
つまり、アミノ酸は毛髪の材料そのものです。
メチオニンによく似た形をした「メチル水銀+システイン」の複合体を、「お前は有害物質だから排除してやる」という判断で取り込んでいるのか、それとも、「ちょうどいい、毛髪の材料になる」と誤認して取り込んでいるのか。
後者の方が、現実的ではなのではないかと考えます。
もし体が「メチル水銀+システイン」の複合体を完全に「悪者」と認識しているのであれば、血液脳関門を通過させるはずがないと思うのです。
ここで、もう一つ重要な事実があります。
日本人が最も多く摂取している有害金属はヒ素です。水銀・カドミウム・鉛の10〜20倍の摂取量があります。
では、ヒ素は水銀の10〜20倍、毛髪に取り込まれているのでしょうか?
答えは NO です。
ヒ素の毛髪への取込量は水銀の約1/30〜1/40程度です。
(※もちろん個人差はあります)
この事実は、毛髪が「有害金属を無差別に排出しているわけではない」ことを示唆しています。
毛髪に一度取り込まれた水銀が、再び体内に戻る機構は、現在のところ確認されていません。
その意味では、毛髪に取り込まれ、結果として無毒化される
という点から、毛髪が排泄の一部を担っている、という考え方は間違いではないと思います。ただしそれは、
この点については、現時点では断定できません。
水銀は結果として毛髪に取り込まれることで体外へ出ていくため、広い意味では「デトックス」と言えると思います。
しかしその本質が「排泄」なのか、「偶発的な排出」なのか、まだまだ考える余地があるのではないでしょうか。
これはあくまで、会社としての見解ではなく、私個人の考えです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ら・べるびぃ予防医学研究所
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執筆者:筒井大海
皆さんは「リチウム」と聞いて何を思い浮かべますか? スマートフォンのバッテリー(リチウムイオン電池)でしょうか。あるいは、精神科で処方される「双極性障害(躁うつ病)」のお薬でしょうか。
実は今、このリチウムがアルツハイマー病の予防や治療に重要な鍵を握っているかもしれないとして、科学界で大きな注目を集めています。
そもそも「リチウム」ってどんなもの?
最新の研究に触れる前に、まずはリチウムという元素の正体について簡単におさらいしておきましょう。
水素、ヘリウムに次いで3番目に軽い元素であり、金属としては世界で最も軽い物質です。水に浮くほど軽く、ナイフで切れるほど柔らかいというユニークな性質を持っています。
リチウムは電池の材料として有名ですが、実は土壌や海水、そして私たちの体の中(血液や脳など)にもごく微量に存在しています。私たちは日頃から、飲み水や野菜などを通じてリチウムを自然に摂取しているのです。
リチウムには、脳神経を保護するいくつかの重要な働きがあることがわかっています。
このように、リチウムは古くから「脳のコンディションを整える微量元素」として知られてきました。
1. 衝撃の研究:リチウムが足りないとアルツハイマー病になる?
世界的な科学誌『Nature』に掲載された論文(Aronら, 2025)によると、マウスを使った実験で驚くべき事実が判明しました。
体内に自然に存在する「リチウム」が不足するだけで、アルツハイマー病に特有の症状が引き起こされるというのです。
「リチウム不足が原因の一つなら、それを補えばいいのでは?」――そんな期待が高まります。
2. 現実の壁:既存の薬では効果が見られず
しかし、ここで慎重な議論を投げかけたのが、日本の藤田医科大学による最新のメタ解析です。
研究チームは、これまでに人間を対象に行われた複数の臨床試験データを統合して分析しました。その結果、意外な結論に至りました。
マウスでうまくいったことが、なぜ人間ではうまくいかないのでしょうか?
3. 鍵は「リチウムの種類」にある?
藤田医科大学の研究チームは、この「期待(マウス)」と「現実(人間)」のギャップについて、非常に興味深い指摘をしています。
実は、マウスの実験で効果が示唆されているのは、現在薬として使われている「炭酸リチウム」ではなく、「オロチン酸リチウム」という別の形態のリチウムである可能性があるのです。
研究チームは、今後はこの「オロチン酸リチウム」が人間に有効かどうか、安全性を検証する新たな臨床試験が必要だと述べています。
4. リチウムと自殺率 ― 学会で聞いた興味深い考察
これは研究論文ではなく、学会で伺った考察レベルのエピソードですが、興味深い指摘がありました。
環境化学物質合同大会において、「自殺と地表水の汚染について」について言及された先生がいらっしゃいました。
現在の水道水は、活性炭などを用いた浄水処理が行われていますが、その過程でリチウムも除去されてしまっている可能性があるのではないか、という考察です。
科学的に確立された話ではありませんが、「リチウムが脳機能に影響を与える」という視点から考えると、完全に否定できるものではなく、印象に残るお話でした。
また大分大学医学部精神神経学講座の寺尾岳先生もリチウムと自殺率について言及されています。
https://www.med.oita-u.ac.jp/hospital/topi/kokaikoza/20241110/1-shiryo-terao.pdf
当社の取り組みと今後の課題
当社では、毛髪中のリチウム測定を行っています。
ただし現時点では、機械的に基準値を設定することはできても、「どの範囲が生理的に望ましいのか」という理想値については、十分なエビデンスが揃っていません。
今後は、こうした最新研究も踏まえながら、リチウムと健康の関係について、より深い検討を進めていきたいと考えています。
まとめ
今回の2つの研究から学べることは、「リチウムという元素がアルツハイマー病のメカニズムに深く関わっていそうだが、今の薬を飲むだけでは解決しない」ということです。
「オロチン酸リチウムが良いならサプリメントで摂ればいい」と考えるのは早計です。リチウムは過剰摂取による毒性もあるため、自己判断での摂取は非常に危険です。
「リチウム補充」というアルツハイマー病への期待が見えてきた今、それをどう安全かつ効果的に人間に届けるか。
今後の臨床試験の結果が非常に気になります。
【出典】
ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
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病院の帰りに立ち寄る調剤薬局。
コンビニやドラッグストアで何気なく手に取るお薬。
私たちは「薬」にとても身近に暮らしていますが、
その仕組みや理由まで知っていることは、意外と多くありません。
たとえば…
こんな疑問に、できるだけわかりやすく、日常目線でお話しするセミナーです。
医療や薬の知識は、「具合が悪くなってから」ではなく、元気なときに知っておくほど役に立つもの。
✔ 薬局をもっと上手に使いたい方
✔ 薬や医療費の仕組みを知りたい方
✔ 家族の健康管理に役立てたい方
そんな方におすすめの内容です。
「今さら聞けない」を、「あ、そういうことだったのか」に。
ぜひお気軽にご参加ください。
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開催日:2026年3月19日(木)12時~13時
演題:「身近な調剤薬局と薬局」
講師:ら・べるびぃ予防医学研究所 専務執行役員 米川豊
費用:無料
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