予医セミナーについて

ら・べるびぃ予防医学研究所は定期的にzoomでの予防医学セミナー「予医セミナー」を実施しております。

今後の予医セミナーのスケジュールは以下の通りです。

日付予医セミナータイトル
2026/2/19カルシウムを掘り下げましょう
2026/3/19身近な調剤薬局と薬局

※お申込みには予医手帳の無料会員登録が必要です。

予医手帳はこちら

予医手帳会員登録後、ログインして「お申込み」メニューより参加したい予医セミナーの「参加する」をクリックしてください。

●申込方法イメージ

また過去の予医セミナー動画見ることはできませんか?とよくお問合せをいただきますので、回答いたします。

当社の「いつも予医ファミリー」という検査のサブスクにご加入いただいている方はいつでも過去のセミナー動画を閲覧いただくことができます。

家族で検査もうけてセミナー動画も見たい、という方はぜひご検討ください。

いつも予医ファミリーはこちら

セミナー動画一覧(敬称略)

タイトル講師
1.血液検査の見方矢野正生
2.脂質検査と動脈硬化矢野正生
3.新型コロナと有害金属・必須ミネラルの関係松本七美
4.ホルモンと自律神経と血流不足の改善宮澤賢史
5.飽食の時代における亜鉛不足の現状安田寛
6.妊活とミネラルの重要性松山夕稀己
7.血液電解質検査の意義矢野正生
8.精神疾患と必須ミネラル-セロトニン仮説はもう古い?松本七美
9.断食教室のやさしく分かるファスティングセミナー田嶋智子
10.水銀の話筒井大海
11.毛髪中ステロイドホルモンとストレス評価保房佳孝
12.アルミニウムの話筒井大海
13.心身の慢性不調をスッキリ解消!コルチゾールレベル・リセット法ナターシャ・スタルヒン
14.更年期とミネラルバランス松本七美
15.発達障害と有害重金属の関係池田勝紀
16.有害重金属の影響と検査の話(血液、毛髪、尿、爪)池田勝紀
17.活性酸素と酸化ストレス矢野正生
18.男性更年期と毛髪ホルモン検査保房佳孝
19.身近な食品添加物米川豊
20.お腹まわりの脂肪蓄積はコルチゾールのせい?ナターシャ・スタルヒン
21.自発性と創造力を育む 七田式とモンテッソーリのハーモニー藤田祥
22.毛髪ミネラル検査の質問に回答します。Vol1米川豊
23.女性に必要な4つの栄養素池田勝紀
24.PFASってなーに?筒井大海
25.アウトドアと健康 -カラダに効く自然-山本将也
26.検査数値の成り立ち矢野正生
27.食べて伸びる!こどものためのスポーツ栄養セミナー 佐藤彩香
28.水の神秘米川豊
29.鉱物の神秘 Vol.2米川豊
30.受験合格に大切な栄養療法池田勝紀
31.不登校対策に大切な栄養療法池田勝紀
32.小児における有害金属蓄積と亜鉛・マグネシウム不足安田寛
33.毛髪ミネラル検査から見えてきた予防医学安田寛
34.身近に潜む有害衣料米川豊
35.すこやかな日常を取り戻しましょう巽 雅彦

よくあるお問い合わせ

ミネラル検査でよくあるお問合せをこちらにまとめました。

Q,髪の量はどのくらい必要ですか?

A,約0.1gの毛髪が必要です。根元付近から採取し、長さ約3cmにカットしてください。
本数の目安は約100本程度で、量としてはつまようじ3本分ほどになります。

実際の量は下記写真程度ですが、髪の太さによっては重量が軽くなる場合がありますので、少し多めに採取していただくことをおすすめします。

なお、500円玉の直径は約2.6cmのため、毛髪は500円玉より少し長い程度を目安にしてください。

Q. どの部分の髪を採取すればよいですか?

A. 後頭部の根元付近から採取をお勧めしています。

後頭部の髪をクリップなどで留め、内側(下の層)の髪から採取するとほとんど目立ちません。

ご自身で採取するのが難しい場合は、美容室でカットをお願いされる方もいらっしゃいます。

美容師の方へお渡しいただける説明資料をご用意しておりますので、必要に応じてご利用ください。

https://www.lbv.jp/info/haircut_for_salon.pdf

なお、複数の部位から採取した毛髪をまとめて提出していただいても問題ありません。

Q. 髪が短いのですが検査できますか?

A. 検査可能です。

Q. 子どもでも検査できますか?

A. はい、お子様でも検査可能です。毛髪があれば、年齢に関係なく検査を行うことができます。

Q. 犬や猫でも検査できますか?

A. 愛犬・猫専用の被毛ミネラル検査をご用意しています。

こちらからお申込みいただけます。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/pet

Q. 髪がない場合、陰毛や腋毛でも検査できますか?

A. 検査は可能ですが、参考値としてのご案内となります。

本検査の基準値は頭髪をもとに設定されているため、陰毛や腋毛などの体毛で検査を行った場合、結果は参考値としてお考えください。
可能な場合は、頭髪での採取をおすすめしております。

Q,髪と爪の検査がありますが、何が違うのですか?

A,反映される期間が異なると考えられています。

一般的に、

  • 毛髪:直近3〜4か月程度の平均的な状態
  • :およそ半年前頃の、約2週間程度の状態

を反映していると考えられています。

Q,カラーリングなどは影響ありますか?

A,元素によっては影響を受ける場合があります。短い期間で定期的にカラーリングをされている方は、次回のカラーリングを行う直前に採取していただくことをおすすめします。

Q,前回は紙版で検査を受けましたが、WEB版で受けた場合、前回値は表示されますか。

A,はい、表示されます。WEB版でも、過去の検査結果をご確認いただくことができます。

Q,検査結果はどのくらいで出ますか?

A,検体をポストに投函していただいてから、約3週間ほどで結果をご確認いただけます。

Q,WEB版と紙版で検査の精度はかわりませんか?

A,検査の精度に違いはありません。WEB版・紙版ともに、同じ方法で分析を行っています。

Q,紙版との違いはなんですか?

A,WEB版では、以下のような特徴があります。

  • 質問票の入力をWEBで行える
  • 検査結果をデータで閲覧できる
  • レーダーチャート表示
  • ミネラルスコア表示

など、結果をより分かりやすく確認できる機能があります。

Q,検査結果について、より詳しいアドバイスを受けることはできますか?

A,はい、追加オプションとして専門家によるアドバイスをご利用いただけます。

平野先生(ルネスクリニック) 紙のアドバイス 7,150円

池田先生(アイデスクリニック) 紙のアドバイス 7,150円

佐藤彩香先生(管理栄養士) オンラインでの栄養カウンセリング 8,800円

ら・べるびぃ研究員によるオンラインカウンセリング 5,500円

Q,検査結果で有害金属が高かったのはなぜですか?

A,日常生活の中で、知らず知らずのうちに摂取している可能性が考えられます。

例えば、鉛やカドミウムは、一度体内に取り込まれると排出されにくいため、過去の摂取が徐々に反映されている可能性も考えられます。ヒ素や水銀は、比較的直近の摂取状況を反映している可能性があります。

デトックスには「サウナ」より「運動」?汗から有害金属を効率よく出す方法

「デトックス(解毒)」という言葉をよく耳にしますよね。
体に溜まった有害金属を排出する目的で、サウナで汗を流している方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年の研究では「汗のかき方によって、有害金属の排出量に差が出る可能性がある」ことが報告されています。

今回は、台湾の研究チームが発表した論文をもとに、汗と有害金属排出の関係について紹介します。

1. 汗は「天然のデトックス装置」

私たちは日々の生活(食事、水、空気など)を通じて、微量の有害金属(鉛、水銀、ヒ素など)を体内に取り込んでいます。これらは通常、尿や便などを通じて排出されますが、汗も排出経路のひとつです。

研究によると、ニッケル、鉛、クロムなど一部の金属は、尿よりも汗の中に高濃度で含まれる場合があることが報告されています。
つまり、汗をかくことは有害金属の排出に一定の役割を果たしている可能性があります。

2. 実験:サウナ vs ランニング

研究チームは、健康な男女12名を対象に、次の2つの条件で汗を採取し、成分を比較しました。

  • 動的発汗:トレッドミルでのランニング
  • 受動的発汗:サウナボックス内で座って発汗

どちらも20分間汗をかいた後、汗に含まれる以下5種類の金属濃度を測定しました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)
  • 水銀 (Hg)

3. 結果:運動による汗の方が高濃度

分析の結果、次の4つの金属については、サウナよりも運動時の汗の方が有意に濃度が高いことが確認されました。

  • ニッケル (Ni)
  • 鉛 (Pb)
  • 銅 (Cu)
  • ヒ素 (As)

一方で、

  • 水銀 (Hg)

については、運動とサウナの間で明確な差は見られませんでした。

4. なぜ運動の方が排出されやすいのか?

研究では、次のような理由が考えられるとされています。

血流の変化
運動すると心拍数が上がり、体温も上昇します。これにより血液循環が活発になり、体内の物質が汗腺へ運ばれやすくなる可能性があります。

代謝の活性化
筋肉を動かすことでエネルギー代謝が高まり、組織に存在する金属の移動や排出が促進される可能性があります。

一方、サウナのような外部からの加熱は、主に皮膚表面の温度を上昇させるため、体内深部の循環への影響は運動ほど大きくない可能性が指摘されています。

5. 効果的に汗をかくためのポイント

この研究から言えるのは、単に体を温めるだけでなく、体を動かして汗をかくことも重要かもしれないという点です。

例えば、

  • 週に数回、軽く息が上がる程度の有酸素運動(ジョギングや早歩き)
  • 運動後にサウナを利用する

といった組み合わせも、発汗を促す一つの方法と言えるでしょう。

まとめ

「デトックス=サウナ」というイメージは強いですが、研究によれば運動による発汗の方が、一部の有害金属の濃度が高い汗が出る可能性が示されています。

もちろん、この研究は少人数の実験であり、汗だけで体内の有害金属が大きく減るかどうかは今後の研究が必要です。

それでも、健康のためには「体を動かして汗をかく習慣」を取り入れることが、さまざまな面でメリットがあると言えるでしょう。

出典: Kuan WH, et al. Excretion of Ni, Pb, Cu, As, and Hg in Sweat under Two Sweating Conditions. Int J Environ Res Public Health. 2022

当社が実施している毛髪ミネラル検査のデータでも、運動習慣のある群は、運動習慣のない群と比較して鉛濃度の平均値がやや高い傾向が確認されています。

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
ら・べるびぃ予防医学研究所のミネラル検査へ

NHK「ヒューマニエンス」に取材していただきました

排出 〜美しく出す 生命の機能美〜

このたび、NHK BSヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「排出 〜美しく出す 生命の機能美〜」にて、「排出」の一つとして「髪の毛」が紹介され、当社を取材していただきました。

初回放送は2026年3月7日(土)午後10:30〜(NHK BS)です。

取材には不慣れで大変緊張いたしましたが、どのような放送になるのか、今からとても楽しみにしております。

毛髪は「排出」の器官のひとつ

毛髪ミネラル検査は、もともと水銀分析の研究の中で、検体としての有用性が評価されてきました。

毛髪は、

  • 有害金属の濃度が比較的高く検出されやすい
  • 数か月単位の情報を保持する
  • 採取が非侵襲的である

という特徴があります。

現在のところ、

  • 毛乳頭 → 毛幹へは移行する
  • 毛幹 → 毛乳頭(血管側)へ戻る機構は確認されていない

とされており、毛髪に取り込まれることは、実質的に体外への排出を意味します。

歴史を語る検体としての毛髪

毛髪は長期間情報を保持します。

そのため歴史的にも価値があり、

  • ナポレオンのヒ素曝露説
  • ベートーベン の鉛曝露説

などは、遺髪や遺骨の分析結果をもとに議論されてきました。毛髪は「その時代の体内環境」を記録する、いわばタイムカプセルのような存在です。

毛髪は環境中でも分解されにくい

毛髪はケラチンという硫黄を多く含むタンパク質でできています。
この構造は非常に強固で、

  • 土壌中でも特殊な微生物が存在しない限り分解されにくい
  • 水に溶けにくい難溶性タンパク質

という特徴があります。

水銀は硫黄と強く結合する性質があるため、いったん毛髪に取り込まれると、容易には再放出されません。

環境省資料『不思議な水銀の話』でも紹介されているように、毛髪や体毛は環境中でも分解されにくく、水銀の再循環を抑える一時的な貯留(シンク)として働く可能性が示唆されています。さらに、体毛は食用に適さない、仮に摂取しても消化されにくいという性質から、水銀の生物濃縮経路になりにくいと考えられています。

毛髪や体毛は環境中でも分解されにくく、水銀の再放出を妨げていると考えられる。体毛は食用に適さず、また、食べても消化されずに残され、水銀の生物濃縮につながらないため、結果的にヒトや生物を水銀ばく露から守っていることになる。

不思議な水銀の話より抜粋

https://www.env.go.jp/chemi/tmms/husigi/hg_husigi_23.pdf

その意味で、毛は単なる「老廃物」ではなく、結果的に生物を水銀曝露から守る仕組みの一端を担っているとも言えるでしょう。

ぜひご覧いただけましたら幸いです。

毛髪ミネラル検査はこちらから

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
ら・べるびぃ予防医学研究所のミネラル検査へ

【新発見】PM2.5に含まれる「スズ」がスギ花粉症を悪化させる?

環境汚染とアレルギーの意外な関係

皆さんは、花粉症の時期に「今日は空気が霞んでいるな」と感じると、いつもより鼻のムズムズや目のかゆみがひどくなる経験はありませんか?

実は最近の研究で、大気汚染物質であるPM2.5に含まれる特定の成分が、スギ花粉症をさらに悪化させている可能性が明らかになりました。

今回は、名古屋大学が発表した興味深い研究成果(2026年2月発表)をもとに、私たちの鼻の中で何が起きているのかを解説します。

1. 犯人はPM2.5の中の「スズ(Sn)」だった!

これまでも「PM2.5がアレルギーを悪化させる」という話はありましたが、具体的にどの成分が、どのように悪さをしているのかは詳しく分かっていませんでした。

名古屋大学の加藤昌志教授らの研究グループは、以前に発表した「鉛(Pb)」に続き、今回は化学的に似た性質を持つ「スズ(Sn)」に着目。調査の結果、驚くべき事実が判明しました。

  • 花粉症の人の鼻にはスズが多い: スギ花粉症患者の鼻腔内には、健康な人と比べて3〜4倍も高い濃度のスズが蓄積していました。
  • 症状の重さと相関: 鼻の中のスズの濃度が高い人ほど、鼻炎の症状が重い傾向があることが分かりました。

2. 「鼻がPM2.5をキャッチしてしまう」という皮肉な現象

通常、健康な人の場合、PM2.5のような微小粒子は鼻を通り抜けて肺まで到達しやすいと考えられてきました。しかし、花粉症の人の鼻では全く違うことが起きています。

研究によると、アレルギー反応によって分泌される「ムチン(鼻水の主成分)」が、大気中のスズを磁石のように吸い寄せ、鼻の中に留めてしまうことが分かりました。

  1. 花粉で鼻が炎症を起こす
  2. 鼻水(ムチン)が過剰に出る
  3. ムチンがPM2.5中のスズをキャッチして蓄積させる
  4. 蓄積したスズがさらに炎症を悪化させ、さらにムチンが出る……

という、恐ろしい負のスパイラルが起きている可能性があるのです。

3. マウス実験でも裏付けられた「悪化のメカニズム」

研究グループがマウスを使った実験を行ったところ、アレルギー性鼻炎を持つマウスは、そうでないマウスに比べて2〜3倍も多くのスズを鼻腔内に取り込んでいました。

その結果、鼻の症状は劇的に悪化。一方で、鼻でスズがブロックされるため、肺に到達するスズの量は逆に30〜40%減るという皮肉な結果も出ています。「鼻がフィルターになって汚染物質を溜め込んでしまう」という状態です。

4. 私たちができる対策は?

この研究は、単に「花粉」を避けるだけでなく、「大気汚染(PM2.5)」を避けることが花粉症対策において非常に重要であることを示唆しています。

  • PM2.5情報のチェック: 花粉飛散量だけでなく、PM2.5の予測値が高い日も外出時のマスク着用を徹底しましょう。
  • こまめな鼻うがい: 鼻の中に蓄積したスズや花粉を洗い流す「鼻うがい」は、物理的にこれらを除去する有効な手段と言えそうです。

まとめ:これからの環境政策にも期待

今回の発見は、アレルギー性鼻炎を悪化させる具体的な物質を特定しただけでなく、今後の環境基準の見直しや新しい治療法の開発につながる大きな一歩です。

「たかが花粉症」と思われがちですが、大気汚染との相乗効果で私たちの体は想像以上にダメージを受けているかもしれません。日々のセルフケアに加え、環境問題への関心を持つことも、健やかな生活への第一歩になりそうですね。

出典:

PM2.5に含まれる”スズ”がスギ花粉症を悪化させる可能性― 環境汚染とアレルギーの新たな関係 ― – 名古屋大学研究成果情報

Emerging Risk: Intranasal Tin Exacerbates Allergic Rhinitis in Humans and Mice, Allergy, 02 December 2025

参考情報:

スギ花粉症の症状を増悪させる大気汚染物質を発見 〜鼻腔内の鉛濃度はスギ花粉症の増悪因子〜 – 名古屋大学研究成果情報

スズ (準有害金属) – ら・べるびぃ予防医学研究所

【検証動画】雪解け水はミネラル補給になるのか

雪が降ると、なぜか少しテンションが上がります。
積もった雪を見て「昔、雪を食べてたなぁ」と思い出しながら、ふと考えました。

雪って、ミネラル豊富なのだろうか?

雪解け水という言葉には、山の恵み、自然のろ過、きれいな水、そんなイメージがあります。

そこで今回は、積もった雪を採取し、ミネラル分析をしてみました。

採取したのは自宅の
・車の上
・庭
・ベランダ

この3か所の雪解け水です。

場所によって成分が変わるのでは?
と予想していましたが、、、結果は、ほぼ差なし。

明確な違いは確認されませんでした。

さらに興味深いのはその濃度です。

雪解け水に含まれるミネラル(マグネシウム、カルシウム)濃度は、水道水の約1/100程度 しか確認されませんでした。

つまり、「雪解け水=ミネラル豊富な天然水」というよりも、ミネラルが極めて少ない超軟水と言えます。

降雪は大気中の水蒸気が凝結して形成されるため、その性質は蒸留水に近いとも考えられます。

子どもの頃に食べていた雪は、天然の超軟水だったのかもしれません。

超軟水は、コーヒーやお茶、出汁に向いています。
次に雪が降ったら、雪解け水でコーヒーを淹れてみようと思います。

【外部セミナーのご案内】猫の日講座 被毛検査でわかること

このたび、Animal Nutrition Professional(AHCA認定)
猫犬の健康ごはんアドバイザー青沼ゆき 様 によるオンラインセミナー

「猫の日講座 被毛検査でわかること」

2026年2月25日に開催されます。

本講座では、当研究所が実施している愛犬、愛猫の被毛ミネラル検査を題材に、

  • 腎臓・肝臓への負担の傾向
  • ストレス状態
  • 慢性炎症のヒント
  • 甲状腺の傾向
  • 糖代謝・太りやすさ
  • 有害金属の蓄積

といった、外見からは分かりにくい体内環境について、「被毛ミネラル」という客観的なデータからどのような視点で読み解くことができるのかを解説されます。

また、「今食べさせているもの」が愛猫に合っているかどうかの“答え合わせ”という観点から、日々の食事や生活習慣を見直すヒントや、体調不良の根本原因を探るための一助となる内容も予定されています。

被毛検査の活用方法をより深く理解したい方、栄養学的なアプローチから愛猫の健康を見直したい方におすすめの講座です。

4時間近くの大変ボリュームのあるセミナーです。

タイトル:猫の日講座 被毛検査でわかること

開催日:2026年2月25日

▼セミナーの詳細・お申し込みはこちら
https://www.reservestock.jp/events/1108617

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
ら・べるびぃ予防医学研究所のミネラル検査へ

猫の宿命を変える「AIM革命」。

不治の病を乗り越え、愛猫と30年歩める時代へ

猫の祖先は砂漠で暮らしていたリビアヤマネコ。限られた水分を有効活用するために、尿を濃縮する能力が非常に高い一方で、腎臓には常に大きな負担がかかっています。

さらに、腎臓のフィルターの役割を果たす「ネフロン」の数は、人間に比べて圧倒的に少なく、一度壊れると再生することはありません。これまでは「いかに進行を遅らせるか」という維持療法が限界でした。

革命の鍵「AIM」とは?

東京大学の宮﨑徹元教授(現・AIM医学研究所所長)が発見したAIM(エイム:Apoptosis Inhibitor of Macrophage)は、血液中に存在するタンパク質です。

  • 本来の役割: 体内の「ゴミ(死んだ細胞など)」に貼り付き、掃除屋であるマクロファージに「ここにゴミがあるよ!」と知らせる目印。
  • 猫の悲劇: 猫のAIMは、生まれつき他のタンパク質(IgM)と強く結合しすぎており、いざという時に「ゴミ掃除の現場」へ向かうことができません。

結果として、猫の腎臓にはゴミが溜まり続け、慢性的な炎症が起こり、腎機能が失われていくのです。

驚異の研究結果:生存率が劇的に改善

最新の臨床研究では、すでに腎機能が低下した猫にAIMを投与したところ、驚くべき結果が報告されています。

項目従来AIM投与後
腎機能の指標悪化の一途をたどる数値が安定、または改善の兆し
生存率進行後は極めて厳しい劇的に向上
QOL(生活の質)食欲不振や活動低下食欲が戻り、元気になる個体も

宮﨑先生のグループによれば、これまで「なす術なし」とされた末期の状態からでも、AIMの投与によって寿命が大幅に延びる可能性が示唆されています。

A clinical impact of apoptosis inhibitor of macrophage on feline chronic kidney disease;

Vet J. 2026 Feb

実用化はいつ?最新スケジュール

産経ニュースなどの報道によると、待望の新薬承認に向けた動きが加速しています。

  • 治験の状況: すでに治験は終了。
  • 承認申請: 2026年4月にも国への承認申請が行われる見通し。
  • 実用化: 早ければ2026年内にも、動物病院で処方される可能性があります。

まさに今、私たちは猫の歴史が塗り替えられる瞬間に立ち会っていると言っても過言ではありません。

飼い主としてできること

新薬が手元に届くまでは、これまでのケアを継続することが何より大切です。

  1. 定期的な健康診断: 早期発見がAIMの効果をより高めます。
  2. 適切な食事と水分補給: 腎臓への負担を最小限に。
  3. 最新情報のチェック: 信頼できるニュースや動物病院からの情報を待ちましょう。

「不治の病」が「コントロールできる病気」へ。愛猫と20年、30年と一緒にいられる未来は、もうすぐそこまで来ています。

参考資料:

A clinical impact of apoptosis inhibitor of macrophage on feline chronic kidney disease;

Vet J. 2026 Feb

<独自>ネコの腎臓病新薬、早ければ年内にも実用化へ 治験終了、4月には国に承認申請 – 産経ニュース

愛猫の健康が気になる方はこちら

愛猫ミネラル検査29元素WEB版 | ら・べるびぃ予防医学研究所 Online Shop

【あなたの家は大丈夫?】鉛製給水管による健康被害の恐れと、国が進める「年15万件撤去」の最新動向

毎日の生活に欠かせない「水道水」。蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水ですが、今、その「通り道」である給水管が改めて問題視されています。

2026年1月、国土交通省は「鉛製給水管」の解消に向けた新たな対応方針をまとめました。読売新聞などの報道によると、国は今後年間15万件の撤去目標を掲げ、自治体などに対して3年後までに交換計画を策定するよう求めています。

なぜ今、これほどまでに鉛製給水管の撤去が急がれているのでしょうか?その背景にある健康への影響と、私たちが知っておくべきポイントを解説します。

1. なぜ「鉛」の管が使われていたのか?

鉛製給水管は、サビにくく、柔らかくて加工がしやすいという特徴から、明治時代の近代水道創設期から1980年代後半まで、全国の家庭で広く使われてきました。

しかし、健康への影響が懸念されるようになり、1989年(平成元年)には新設が禁止されました。その後も交換が進められてきましたが、現在でも多くの地域で古い配管が残されたままになっているのが実情です。

2. 知っておきたい鉛の「健康被害」と蓄積リスク

鉛は一度体内に取り込まれると排出されにくく、「蓄積性」が高いという厄介な性質を持っています。

  • 「血中」と「骨」での半減期の違い: 体内に吸収された鉛は、まず血液に入ります。血中での半減期は約1ヶ月程度と比較的短いのですが、問題はその先です。血中の鉛はカルシウムと似た動きをして、次第に骨や歯に蓄積されていきます。
  • 骨への蓄積と長い半減期: 成人の場合、体内の鉛の約90%以上が骨に存在すると言われています。一度骨に取り込まれてしまうと、その半減期は数年から数十年(20年〜30年とも)に及びます。つまり、一時的な血中濃度が下がったとしても、長い年月をかけて体内に「鉛の貯金」が蓄積され続けてしまうリスクがあるのです。
  • 具体的な健康影響: 蓄積された鉛が過剰になると、以下のような影響を及ぼす恐れがあります。
    • 神経への影響: 神経の麻痺や、記憶力・注意力の低下、貧血、腎機能への影響など。
    • 子供へのリスク: 特に乳幼児や胎児は影響を受けやすく、少量の摂取でも脳の発育を妨げたり、知能の発達に遅れが出たりするリスクが指摘されています。

3. 国の新しい方針:年間15万件の撤去へ!

これまでのペースでは「鉛管ゼロ」の達成が見通せないことから、国土交通省は2026年1月に強力な新方針を打ち出しました。

  • 目標設定: 年間の撤去件数を、これまでの約10.6万件から15万件へと大幅に引き上げ。
  • 自治体への指導: 3年後(2028年度末)までに、すべての水道事業者に具体的な交換計画の策定を要求。計画がない自治体には立ち入り検査も実施されます。
  • 建て替え時の更新: 家屋の建て替えやリフォームのタイミングで確実に交換されるよう、ハウスメーカーや工事関係者との連携も強化されます。

まとめ

「鉛製給水管の解消」は、私たちの健康を守るための待ったなしの課題です。国が本腰を入れて撤去を加速させる今、まずは自分の住まいの状況を知ることが第一歩となります。

安全でおいしい水を次世代につなぐためにも、自治体や国の動きを注視していきましょう。

参考資料:

鉛が気になる方はこちらへ

おうち水ミネラル検査X2-ダブル- | ら・べるびぃ予防医学研究所 Online Shop

毛髪ミネラル検査29元素 WEB版 | ら・べるびぃ予防医学研究所 Online Shop

鉛に関するブログ

まだ終わらない鉛の足跡:給水管と私たちのカラダに残るもの – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

緑茶のチカラ~有害金属を除去!? 実験してみました~ – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

鉛(なまり)の記憶:私たちの髪が語る、環境政策の劇的な成果 – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

妊娠高血圧症候群と「重金属」の意外な関連【エコチル調査最新報告】 – ら・べるびぃ予防医学研究所Blog

環境汚染に立ち向かう「光る」助っ人?微生物の力を借りたゼブラフィッシュの挑戦

今日は、私たちの食卓や環境に潜む深刻な脅威「メチル水銀」に立ち向かう、最先端のバイオテクノロジーをご紹介します。

2025年2月12日付の『Nature Communications』に掲載された驚きの研究。なんと、微生物の遺伝子を組み込んだ動物が、有害な水銀を自ら無害化し、空気中に逃がしてくれるというのです。

1. なぜ「メチル水銀」は厄介なのか?

メチル水銀は非常に強い毒性を持つ物質で、特に脳や神経系に悪影響を及ぼします。その最大の特徴は、「生物濃縮」です。

  • 蓄積の連鎖: プランクトンが水中の微量な水銀を取り込む。
  • 濃縮の加速: 小さな魚がそれを食べ、さらに大きな魚がそれを食べる。
  • ピラミッドの頂点: 食物連鎖を上がるほど、体内の水銀濃度は跳ね上がります。

私たちが食べる大型魚(マグロなど)に水銀摂取のガイドラインがあるのはこのためです。一度体内に入ったメチル水銀は排出されにくく、これまでの技術では、環境中の生物から水銀を効率的に取り除くのは極めて困難とされてきました。

2. 微生物の「武器」を動物に授ける

自然界には、水銀を分解できるタフな微生物が存在します。彼らは以下の2つの強力な酵素(武器)を持っています。

  1. MerB(有機水銀リアーゼ): メチル水銀を、より毒性の低い無機水銀に分解する。
  2. MerA(水銀還元酵素): 無機水銀を、揮発しやすい「金属水銀」に変える。

オーストラリアのマッコーリー大学を中心とする研究チームは、この微生物の遺伝子を、ショウジョウバエ(無脊椎動物)ゼブラフィッシュ(脊椎動物)に導入することに成功しました。

なぜゼブラフィッシュ?

体にシマ模様がある小さな淡水魚で、「実験界のスター選手」です。

  • 遺伝子の約70%が人間と共通している。
  • 体が透明で、体内の変化を観察しやすい。
  • 繁殖が早く、世界中の研究室で標準的に使われている。

3. 実験の結果:水銀が半分以下に!

この「エンジニアリング(遺伝子改変)された動物」たちにメチル水銀を与えたところ、劇的な効果が確認されました。

  • 蓄積量が50%以上減少: 通常の個体に比べ、体内に残る水銀が半分以下になりました。
  • ガスとして放出: 体内で分解された水銀が、極めて微量かつ無害なレベルの「金属水銀蒸気」となって体外へ放出されました。
  • 圧倒的な生存率: 通常なら死んでしまうような高濃度の水銀環境でも、彼らは元気に生き延びることができました。

4. この研究が変える未来と、乗り越えるべき壁

「遺伝子組み換え動物を自然に放つ」ことには慎重な議論が必要ですが、この技術は未来の環境を守る大きな鍵になるかもしれません。

  • 養殖の安全性向上: 水銀汚染が懸念される海域でも、魚自らに解毒能力を持たせることで安全な食材を確保する。
  • バイオレメディエーション(生物修復): 汚染地域の生態系で、食物連鎖を通じて効率的に水銀を「回収・気化」させる。
  • 廃棄物処理の効率化: 水銀汚染された有機廃棄物を、動物の力を借りてクリーンにする。

もちろん、実用化には「遺伝子改変個体が野生種に影響を与えないためのセーフガード(不妊化など)」や、倫理的な法整備が欠かせません。

これまでは「汚染されたら手出しできない」と考えられてきた食物連鎖の中の水銀。それを「生物自らの力で掃除させる」という逆転の発想は、環境保護の新しい扉を開く一歩になるはずです。

参考資料:

 Tepper, K., et al. “Methylmercury demethylation and volatilization by animals expressing microbial enzymes.” Nature Communications (12 February 2025).

関連記事:

魚好きは要注意?血中水銀と糖尿病の意外な関係

2025年、国立環境研究所などの研究チームは、日本人勤労者を対象とした大規模調査の結果を公表しました。
これまで欧米を中心に同様の研究は行われてきましたが、「魚介類(水銀・ヒ素)」や「お米(カドミウム・ヒ素)」の摂取量が多い日本人に特化したデータは非常に貴重です。

研究の核心:水銀リスクが「約2倍」に

この研究では、血中のカドミウム・水銀・鉛・ヒ素の濃度と、2型糖尿病の発症リスクとの関連を分析しました。その結果、次のような事実が明らかになりました。

  • 水銀濃度が高いグループは、最も低いグループと比べて、2型糖尿病の発症リスクが約2倍
  • 一方で、カドミウム・鉛・ヒ素については、明確な関連は認められなかった

数ある重金属の中で、「水銀」だけが際立った関連を示した点は、非常に注目すべき結果です。

なぜ「水銀」だけがリスクを高めたのか?

水銀は主に大型の魚を食べることで体内に取り込まれます。
研究チームは、血中水銀濃度が高い状態が、

  • 膵臓でのインスリン分泌を低下させる可能性
  • 酸化ストレスを増大させ、糖代謝に悪影響を及ぼす可能性

といったメカニズムを通じて、糖尿病リスクを高めているのではないかと指摘しています。

日本人特有の背景がカギ

日本人は欧米人と比べて魚を食べる習慣が強く、水銀摂取量の80%以上が魚介類由来とされています。
そのため、日本人は他国とは異なる水銀ばく露環境にあります。

今回の研究は、「健康に良い」とされてきた魚食文化の裏側に潜むリスクを、日本人のデータで初めて明確に示した点で、非常に重要な意味を持っています。

水銀リスクを抑える「賢い魚の選び方」

水銀と糖尿病リスクの関連が示されたとはいえ、魚は良質なタンパク質やEPA・DHAなどを含む、優れた食品です。
大切なのは、「魚を避けること」ではなく、「どの魚を、どれくらい食べるか」です。

1. 「食物連鎖」の低い魚を選ぶ

水銀は食物連鎖を通じて、大きな魚ほど体内に蓄積されやすい(生物濃縮)性質があります。

リスク度魚の種類(例)選び方のポイント
低い(安心)アジ、イワシ、サバ、サンマ、サケ、タイ食物連鎖の下位にいる小型〜中型魚、回遊魚
注意が必要本マグロ、メバチマグロ、カジキ、キンメダイ、イルカ大型・深海・肉食性の魚

2. 厚生労働省のガイドラインを活用する

厚生労働省は、特に水銀の影響を受けやすい妊婦さん向けに、魚介類摂取の目安を示しています。
一般の方にとっても、リスク管理の参考になります。

  • 週1回までが目安:本マグロ、メバチマグロ、キンメダイ
  • 週2回までが目安:キハダマグロ、ビンナガマグロ
  • 特に制限なし:ツナ缶、サケ、アジ、サバ など

3. 「ツナ缶」は意外と安心?

「マグロ」と聞くと水銀が心配になりますが、一般的なツナ缶(ライトミート)に使われるのは、キハダマグロやカツオなど、水銀蓄積が比較的少ない種類です。
そのため、本マグロの刺身を頻繁に食べるよりも、リスクは低いと考えられています。

当社の代表が3ヶ月間キハダマグロ(100g)を毎日食べ続けた実験も行っておりますので、ぜひご参考ください。

最大の防御策は「分散」

今回の研究が伝えているのは、「魚を食べるな」というメッセージではありません。
特定の大型魚に偏らないことが、最大のリスク対策です。

  • 週の半分は、アジ・サバ・イワシなどの青魚を中心に
  • 肉類や大豆製品も取り入れ、タンパク源を分散させる

こうした小さな工夫で、魚の健康効果を活かしながら、重金属リスクを抑えることができます。

参考資料

水銀の蓄積を知りたい場合は毛髪ミネラル検査がお勧めです。最大で34種類の元素を調べることが可能です。