ビタミンCは、おそらく世界で最も知られている栄養素のひとつです。
多くの方が「体にいいもの」として、一度は意識したことがあるのではないでしょうか。
私自身も、特別に意識することなく、日常の食事から自然に摂ってきました。
しかし「ビタミンCと真剣に向き合う」ようになったのは、2015年の出来事がきっかけでした。
きっかけは、会長の心筋梗塞
当時、弊社会長が心筋梗塞で倒れ、生死をさまよう事態となりました。
幸いにも一命を取り留めましたが、この出来事を境に、
「本当に体にいいものとは何か」
を徹底的に探すようになります。
その中で出会ったのが、「がんとビタミンC」という一冊でした。
この本は、ノーベル賞を2度受賞したライナス・カール・ポーリング 博士が執筆し、日本では 村田晃 先生が翻訳されたものです。
『がんとビタミンC』を読んだ会長は、「これだ」と確信し、行動に移しました。
そして、ライナス・カール・ポーリング 博士が愛用していたビタミンC製品を探し、アメリカの老舗メーカーであるBronson Laboratories に直接コンタクトを取りました。
現地でのやり取りを経て、同社のビタミンC製品を取り扱うこととなりました。
※なお、実際の取り扱いは関連会社であるブロンソン・ジャパン株式会社が行っています。
偉人同士をつないだビタミンC
ポーリング博士は「分子矯正医学(オーソモレキュラー医学)」を提唱し、現在の分子栄養学の礎を築いた人物です。
一方、村田晃先生は、「ビタミンCによるウイルスの不活化」を発見し、ビタミンCの可能性にたどり着きました。
ポーリング博士は村田先生の論文に注目し、自身が設立した研究所(現在のライナス・ポーリング研究所)に先生を招聘しました。
そこから約20年にわたる交流が続き、日本におけるビタミンC研究の礎が築かれていきました。
ビタミンCとの距離感
正直に言えば、当時の私はビタミンに対して距離がありました。
弊社はミネラル分析を主としており、ビタミンは専門外。
むしろ「今さらビタミンC?」という気持ちもあったのが本音です。
しかし、会長の強い想いもあり、まずは自分で試すことにしました。
※最初に扱ったのは100%粉末。かなり酸っぱいです。
気づくまでに2年かかった変化
飲み始めてすぐに何かを感じたわけではありません。
そもそも常に不調があるわけでもなく、日常生活の中では変化はわかりにくいものです。
しかし、あるとき気づきました。
「あれ、そういえば去年、扁桃腺炎になっていない」
私は約10年間、毎年冬になると化膿性扁桃腺炎を繰り返していました。
強い痛みと炎症に悩まされるのが当たり前でしたが、それが、いつの間にか起きなくなっていたのです。
変えたことといえば、ビタミンCを継続していたことくらい。
そこから現在まで約10年、扁桃腺炎は一度も起きていません。
あとは目覚めがいい、疲労が残りにくい、肌が綺麗になったなど、感じていることはありますが、これは個人差があるので、何とも言えません。
「1石40鳥」という言葉
その後ご縁があり、村田晃先生には顧問として関わっていただき、『ビタミンCハンドブック』も執筆していただきました。
先生がよくおっしゃっていた言葉があります。
「ビタミンCは1石40鳥ですよ」
実際に知られている働きとしても、
- 抗酸化作用
- 炎症への関与
- コラーゲンの生成維持
- 鉄の吸収サポート
など、多岐にわたります。
さらに最近では、鉄による老化(フェロエイジング)に関与する可能性
についての研究も報告されています。
小さな実験も積み重ねながら
ブロンソン・ジャパンでは、身近なテーマでの簡単な実験も行っています。
専門的な研究とは別に、「理解するきっかけ」としてご覧いただければと思います。
最後に
ビタミンCは、特別なものではありません。
だからこそ、軽視されがちな栄養素でもあります。
しかし10年向き合ってきて思うのは、
「シンプルなものほど、奥が深い」
ということです。
あの冬の喉の痛みがなくなったこと。
それは私にとって、とても大きな出来事でした。
ビタミンCをどう捉えるかは人それぞれですが、ひとつの視点として、参考になれば幸いです。
ブロンソン・ジャパンのビタミンC 約半年もちます。
