南部鉄器で鉄分補給?実際に測定してみました

以前のブログでご紹介した通り、私はついに南部鉄器を購入しました。

「普通の水を沸かしてもあまり鉄は溶け出さない」と言われていますが、本当なのでしょうか?
南部鉄器を使っている方の毛髪ミネラル検査を見ると、鉄の値が高めのイメージもあり、実際に自分で確かめてみることにしました。

毎日朝走る前に200mlを加熱してビタミンC 2000mgと一緒に飲んでいますが、飲み始めてから、なんとなく体調が良い気もします。ランニングのタイムも伸びています。

今回、水道水と南部鉄器、鉄のフライパンで調査をしてみました。鉄のフライパンはすでに数か月使用しており、南部鉄器はまだ数回程度の仕様のため、新品同様です。

実際の測定結果

水の種類鉄濃度
水道水0.3 ppb
南部鉄器(200ml 5分加熱)2.6 ppb
鉄のフライパン(200ml 5分加熱)0.4 ppb

なんと南部鉄器は水道水の 約10倍 の鉄を含んでいました!
鉄のフライパンではほとんど変化はありませんでした。

単位を1Lあたりに換算すると

水の種類鉄濃度
水道水0.3 µg/L
南部鉄器(200ml 5分加熱)2.6 µg/L
鉄のフライパン(200ml 5分加熱)0.4 µg/L

つまり、1Lあたりで見ると、南部鉄器からは 2.6µgの鉄 が摂れることになります。

しかし、1日に必要な鉄はおおよそ 10mg(10,000µg) です。
単位を揃えると、1Lあたりわずか 0.0026mg

ちなみに牛レバー100gで鉄を4.0mg摂取することができます。その差なんと1500倍!!

結論

想像していたよりも、南部鉄器から実際に摂取できる鉄の量は、ごくわずかであるようです。鉄分補給という観点では、微々たる量かもしれません。

それでも、私自身は南部鉄器を使い始めてから、ワンパンマンチャレンジの10kmランニングで自己ベストを更新するなど、体調やパフォーマンスが良好であると感じています。もちろん、走った距離や練習の積み重ねによる成果である可能性もありますが、それだけでは説明しきれない影響があるのかもしれません。

また、微量であっても鉄が毛髪や体の状態に何らかの影響を与えている可能性もあると考えています(高価な南部鉄器を購入したこともあり、そう信じたい気持ちもあります)。結論を出すにはまだ早い段階ですが、引き続き観察を続けていきたいと思います。

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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南部鉄器から溶出される鉄は?

みなさん、「南部鉄器」をご存じでしょうか。
岩手県の盛岡市や奥州市でつくられている、伝統的な鉄鋳物です。黒々とした重厚な姿は、キッチンにあるだけで存在感を放ちますよね。

↑実際に買った南部鉄器です。たまたま商品写真のように撮れました。

さて、私たちが行っている毛髪ミネラル検査のデータを見ると、岩手県は 毛髪中の鉄が47都道府県中なんと第2位
「さすが南部鉄器の産地!」とつい思ってしまいます。もちろん、直接的な因果関係は証明できませんが、こういう数字はとても興味深いものです。

ちなみに僅差で1位を勝ち取ったのは山梨県。郷土料理の「ほうとう」は鉄鍋で作ることが多いそうですが、家庭でも本当に鉄鍋を使っているのか…?ちょっと謎ですね。

南部鉄器から溶け出す鉄の正体

南部鉄器から溶出される鉄は、実は 吸収率の高い「2価鉄」 です。
鉄には3価鉄と2価鉄があり、私たちの体が効率よく吸収できるのは2価鉄。サプリメントなどでも「ヘム鉄」とか「吸収率の良い鉄分」としてよく紹介されていますよね。

ただし、普通に水を沸かしただけでは、あんまり鉄は溶け出さないようです。
味噌汁のように弱酸に傾いた状態だと、鉄が溶けやすくなるようです。だからこそ、料理に活用するのが効果的なんですね。

では岩手県は貧血が少ないのか?

毛髪中の鉄が多い=貧血が少ない?
そう考えたくなるのが自然です。

ところが、2010年の調査データをひも解くと…
なんと岩手県、貧血の割合が全国で第3位に多い県 でした!

「えええーーー!?」と声が出そうな結果。
ただし、この調査は事業所単位でまとめられていて、男女比が分からないとのこと。ご存じの通り、貧血は女性に多いので、母集団の偏りが影響している可能性もあります。まだまだ深掘りが必要なテーマですね。

私も試してみてます(進行形)

実は私自身、毎朝10km走るのが日課なのですが、最近よく立ち眩みを感じるようになりました。
「もしかして鉄不足?」と思い、ついに南部鉄器を手に入れたのです。

このずっしりとした重さ、使うたびに“伝統の道具”を実感します。
それだけでも満足感があります(笑)。

まだ効果については使い始めたばかりのため、なんとも言えません。

お茶とかまろやかになる、なんて話をネットで見たので、試しに南部鉄器で沸かした湯で紅茶(ティーバッグ)を飲んでみたら…

えぐみが少ない、気がしました。

前情報があるため、プラシーボかもしれません。

今後の分析にご期待ください

南部鉄器から実際にどれだけ鉄が溶出するのか。
もちろん、当社でも今後分析を進めていく予定です。
「伝統工芸品と栄養学」という、ちょっとユニークな組み合わせですが、きっと新しい発見があるはず。

その結果はまたこちらでご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに!

ちなみに

「南部鉄器」と聞くと、日本の南で作られているのかな?と思いがちですが、北国・岩手県の伝統工芸品です。名前の由来は方角ではなく、この地を治めていた南部藩とのこと。盛岡では茶の湯の釜や鉄瓶が、水沢では日用品の鉄器が発展したようです。

※水沢は伊達藩の領地でしたが、明治時代以降は岩手県の特産品として盛岡と水沢を合わせて「南部鉄器」と呼ぶようになったのだそうです。

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1年間で毛髪検査24回やった話

「1年間で24回も毛髪ミネラル検査をやったことがある人」なんて、日本広しといえど、私ぐらいじゃないでしょうか。どうも、毛髪ミネラル検査の会社の代表です。

2週間に一度、後頭部の目立たないところから髪の毛を採取。月2回。ハゲるんじゃないかと思いましたが、意外と誰も気づかないもんです。やっぱり後頭部だし、案外目立たない。…いや、誰も指摘しないだけかもしれませんけどね(笑)。

なぜそんな極端なことを始めたかというと、ある「人体実験」のためでした。

マグロ生活で水銀は爆上がり!…でも戻らない

最初の目的は、「水銀負荷試験」でした。

毛髪と爪に、食べたものの影響がどのくらいで現れるのか知りたかったんです。そこで、3ヶ月間毎日マグロとはんぺんを食べ続けるという、なんとも体に悪そうなことをやりました。

結果は予想通り!

  • 髪の毛はすぐに反応して、水銀濃度が3倍近くまで跳ね上がりました。
  • は4ヶ月後にやっと反応し始めました。

これで「髪は直近のデータ、爪はもう少し前のデータ」という仮説が確信に変わりました。

ここからが問題です。次に「じゃあ、どのくらいで元に戻るの?」ということを調べるために、マグロ生活をやめ、検査を継続しました。ところが、これがぜんぜん戻らない!

始める前は1,400ppb程度だったのが、1年経ってもまだ2,000ppb。うーむ。長い。このまま私の髪から水銀は消えないんじゃないかなと思いました。

そんな思惑とは全く別に奥様から「お腹やばくない?」という一言がきっかけで

私は「ワンパンマンチャレンジ」なるものを始めたんです。

体はボロボロ、毛髪からは「銅」が爆上がり!?

ワンパンマンチャレンジとは、毎日腹筋、腕立て、スクワットを100回ずつ、ランニング10kmをこなすという修行のような筋トレメニューです。

走り慣れていない体には、まさに地獄。全身が悲鳴をあげている日々が続きました。

そして、チャレンジ開始から1ヶ月ほど経った頃、いつものように毛髪ミネラル検査の結果を見てみると…

銅!カッパー!

なんと、銅の濃度がぎゅーん!って上がってるんです。ワンパンマンチャレンジを始める前と比べると、3倍近くになっていました。

「なんじゃこら?」

毛髪ミネラル検査では、通常3cmの髪の毛から3ヶ月分の平均値を出しますが、このときは1cmで検査していたので、直近1ヶ月のデータが反映されているはず。つまり、ワンパンマンチャレンジで私の体に起きた変化が、そのまま銅の数値に表れていたんです。

銅だけじゃない!鉛とアルミも上がった理由

驚くべきことに、上がっていたのは銅だけではありませんでした。

アルミニウムも、高くなっていたんです。

これらのミネラルは、実は骨に溜まりやすいという特徴があります。ということは、ランニングを始めたことで骨の代謝がよくなり、溜まっていた鉛やアルミが溶け出して、それが髪に反映されたんじゃないか?という仮説が浮上しました。

「骨の代謝がよくなった」なんて、なんだか健康になったみたいで嬉しいですね。過去に短距離をやっていた1年前も同じように数値が高くなっていたので、この仮説はかなり信憑性があるように思えます。

私がこの体験から学んだこと

この一連の「人体実験」で、私は重要な教訓を得ました。

何か極端なこと(ダイエットや筋トレ、サプリメントの摂取など)を始めるなら、始める前に必ず検査を受けるべきだということです。

もし、ワンパンマンチャレンジの途中で初めて毛髪ミネラル検査を受けていたら、「これは運動の結果だ!」なんて分かりっこなかったでしょう。

私の場合、過去のデータがあったからこそ、この変化に気づくことができました。

お金がかかる話ではありますが、自分の身体がどう変わっていくのかを正確に知るためには、やはり「数」が重要です。

私のように月に2回は難しくても、月に1回ならいつも予医ファミリーという月額5,500円の検査のサブスクでで自分の体の変化をチェックできます。皆さんも、自分の体の変化を楽しく記録してみませんか?意外な発見があるかもしれませんよ!

※あくまで今回のことはN=1の考察に過ぎませんので、面白情報として参考としていただければ幸いです。

いつも予医ファミリーはこちら

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水は命の源! 知っておきたい体の水分のお話

「人の体は水分でできている」という言葉、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? 私たちの体にとって、水はまさに生命を維持するための不可欠な要素です。今回は、体の水分がいかに重要か、そして健康を保つためにどうすれば良いかについてお話しします。

あなたの体、どれくらい水でできている?

実は、体内の水分量は年齢によって大きく異なります。生まれたばかりの新生児は、その体の約80%が水分で構成されています。成長するにつれてこの割合は変化し、成人では約60%に、そして高齢者になると約50%に減少します。年齢を重ねるごとに水分量が減っていくという事実は、特に高齢者の方が脱水症状になりやすい理由の一つでもあります。

体内の水が果たす役割

私たちの体にある水分は、ただ存在するだけではありません。様々な重要な役割を担っています。

  • 栄養素や酸素の運搬: 血液の主成分として、体中の細胞へ栄養素や酸素を届けます。
  • 老廃物の排出: 尿や汗として、体内の不要な老廃物を体の外へ運び出します。
  • 体温の調節: 汗をかくことで、体温が上がりすぎるのを防ぎます。
  • 関節の潤滑: 関節の動きをスムーズにする潤滑剤としての役割も果たします。

これらの働きが滞ると、私たちの体は正常に機能することができません。

水分不足は危険信号!

「喉が渇いたな」と感じたときには、すでに体は水分不足の状態にあります。軽度の脱水でも、めまい、立ちくらみ、倦怠感などの症状が現れることがあります。さらに水分が不足すると、熱中症や脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。最悪の場合、命に関わる事態に陥る可能性もあります。

ミネラルも忘れずに!

体内の水分バランスを保つ上で、ミネラルも非常に重要な役割を担っています。汗とともに失われるナトリウムやカリウムといったミネラルは、細胞の浸透圧を調整し、神経や筋肉の機能を正常に保つために不可欠です。水分補給の際には、ミネラルも意識して摂ることが大切です。

1日に必要な水分量と効果的な補給方法

私たちは1日に約2.5リットルの水分を体外に排出しています。この失われた水分を補うために、同量の水分を摂取する必要があります。

  • 食事から: 毎日約1リットルの水分を食事から摂取しています。
  • 水分補給: 飲料水として約1.2リットルを摂取することが推奨されています。
  • 代謝水: 体内で栄養素が分解される際に約300ミリリットルの水分が生成されます。

この合計2.5リットルを目安に、意識的に水分を摂ることが大切です。一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯程度をこまめに補給するのが効果的です。特に、起床時、入浴前後、就寝前、運動の前後などは意識して水分を摂るようにしましょう。

もちろん、食事も水分補給の一部です。野菜や果物には多くの水分が含まれており、バランスの取れた食事を心がけることも、体内の水分量を適切に保つ上で非常に重要です。

私たちの健康は、水によって支えられています。日頃から意識して水分を摂り、体の声に耳を傾けることが、元気な毎日を送るための第一歩です。日々の生活の中で、ぜひ「水分補給」を意識してみてください。

さらに自分が普段飲んでいる水のミネラル成分をしりたい場合、水のミネラル分析を行っておりますので、ぜひご利用ください。

おうち水ミネラル検査X2-ダブル-

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亜鉛がADHDの発症リスクに関係? 周産期のストレスと栄養状態がカギ

2025年8月、国立精神・神経医療研究センターと浜松医科大学の共同研究チームは、ADHD(注意欠如・多動症)の発症に、胎児期の亜鉛不足が関係している可能性があるという、興味深い研究結果を発表しました。

この研究は、母親の妊娠中のストレスが、胎児の血中亜鉛の低下と炎症反応を引き起こし、それが将来のADHDリスクに関わる可能性を示しています。

なぜ亜鉛が注目されているの?

亜鉛は、私たちの体にとって必須の微量元素であり、特に脳の発達や免疫機能に不可欠です。 胎児や乳児の脳が形成される時期には、その役割はさらに重要になります。亜鉛が不足すると、免疫力の低下や味覚異常、肌荒れなどの不調を引き起こすこともあります。

亜鉛とADHDの意外な関係

ADHDは遺伝的な要因が強い病気として知られていましたが、今回の研究では、妊娠中の母親のストレスと子どものADHD症状の間に、亜鉛と炎症が深く関わっている可能性が明らかになりました。

具体的には、以下の3つのポイントが重要です。

1. 妊娠中のストレスが胎児の亜鉛濃度に影響する

妊娠中に母親が強いストレスを感じると、胎児の血中亜鉛レベルが低下し、炎症を促進する物質(IL-6)が増加する可能性があることがわかりました。

2. 生まれたときの炎症が将来のADHD症状と関連

出生時のIL-6濃度が高いほど、その子どもが8〜9歳になったときにADHD症状が強くなる傾向が見られました。これは、赤ちゃんのときの体内の炎症状態が、将来のADHD症状に影響している可能性を示しています。

3. 亜鉛とADHDは遺伝的にもつながっている

遺伝子のデータ解析から、血中の亜鉛濃度とADHDには遺伝的なつながりがあることが判明しました。亜鉛濃度に関連する遺伝的要因がADHDの発症リスクに影響するだけでなく、ADHDに関連する遺伝的要因も亜鉛濃度に影響を与えるという双方向の関係が見出されました。

これまでの研究でも、ADHDの子どもは亜鉛が不足している傾向があることや、亜鉛の補充によって症状が改善するケースは報告されていました。しかし、今回の研究は遺伝的要因、妊娠中のストレス、そして炎症という複数の要素を統合的に分析した点で非常に画期的です。

妊娠期の「こころのケア」と「栄養」が未来を変える

この研究が示す最大のポイントは、妊娠中の母親のメンタルヘルス支援と栄養管理が、子どもの将来の発達リスクを軽減する可能性があることです。

ADHDの発症リスクは遺伝だけではなく、妊娠期のストレスと栄養状態にも影響される。そのメカニズムには亜鉛と炎症が大きく関わっている。

この新しい発見は、母子の健康を守るために、心と体の両面から包括的なサポートがいかに重要かを改めて教えてくれます。今後、さらなる研究が進み、より良い支援体制が構築されることが期待されます。

参考文献

Takahashi et al. (2025). Maternal stress, cord blood zinc and attention deficit hyperactivity disorder, npj Mental Health Research.

毛髪ミネラル検査においても小児は成人に比べると明らかに低い傾向

実際に、ら・べるびぃ予防医学研究所で行っている毛髪ミネラル検査でも、成人と比較すると小児の亜鉛濃度は低い傾向が見られます。
このことは、成長期の子どもにとって亜鉛が不足しやすい栄養素であること、そして脳や体の発達に十分な量を確保することが大切であることを示唆しています。

当研究所が発表した論文でも、小児期の亜鉛状態と健康との関連について報告していますので、あわせてご参照ください。

Metallomics掲載論文はこちら

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ミネラル講座・第2期 10月1日スタート!

いつも「ら・べるびぃ予防医学研究所」のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は 「ミネラル講座 第2期」 開講のお知らせです。
10月1日よりスタートし、オンラインでどなたでも受講いただけます。

ミネラル講座ってなに?

「ミネラルを体系的に学ぶ機会」って、実はとても少ないのをご存じでしょうか?
管理栄養士など専門学校で学ぶ以外、きちんと学ぶ場はほとんどありません。

友人に「鉄ってミネラルだよ」と伝えると、
「え、そうなの?」と驚かれることもあるほどです。

それほど、身近で大切な栄養素であるのに、あまり知られていないのです。

健康について考えるきっかけ

普段の生活の中で「健康について考えよう」と思うことは、少ないのではないでしょうか。
それは、考えなくても毎日を過ごせてしまうからかもしれません。

しかし現代は飽食の時代。
好きなものを自由に選べる一方で、その積み重ねが 将来の不調や負債 につながることもあります。

だからこそ、今のうちから「正しく知ること」がとても大切になります。

講座の内容

本講座では、こんな疑問に答えていきます。

  • ミネラルってなんなの?
  • どうして必要なの?
  • どう摂ったらいいの?

難しい専門用語はできる限り使わず、わかりやすく丁寧に解説していきます。

学べる3つのコース

本講座はオンラインで行いますので、ネット環境さえあれば
パソコン・スマホ・タブレット から、ご自宅やお好きな場所で学習可能です。

コースは3種類。学びたいところから選んで受講いただけます。

① 基礎知識編(履修時間:約9時間)

ミネラルを学ぶ前に欠かせない基本の知識を整理します。

② ミネラル編(履修時間:約25時間)

必須ミネラル16種類について、それぞれの役割や特徴を詳しく解説します。

③ 有害金属編(履修時間:約20時間)

体に悪影響を与える有害金属や注意すべき金属について学びます。

※各コースは個別のお申込みも可能です。
基礎をすでにご存じの方は、②や③からの受講も可能です。

まとめ

栄養や健康に関心はあるけれど、体系的に学ぶ場が少ない「ミネラル」。
この機会に、一緒に基礎からしっかりと学んでみませんか?

「知っている」ことが、あなたとご家族の未来の健康を守る力になります。

詳細やお申込みについては、下部の画像をクリック・タップしてご覧ください。

代表、酸化ストレス検査を受けてきました!ワンパンマンチャレンジ!

弊社代表・筒井が、ウイスマー株式会社様にて「d-Romsテスト」「BAPテスト」という検査を受けてきました。
簡単に言うと 少量の血液から酸化ストレス度と抗酸化力を測定できる検査 です。

当社でもこの分析装置の販売代理をさせていただいており、大学病院をはじめ多くの医療機関に導入されています。
実際に多くの論文も出ております。

詳細はこちら(医療機関様や大学様にご案内可能です)

そもそも酸化ストレスとは?

酸化ストレスとは、体の中で“サビ”のようなダメージがたまってしまう状態のことです。
私たちの体は呼吸や代謝のなかで少しずつ「活性酸素」というものを作り出しています。これは本来、ばい菌やウイルスと戦うためにも必要なものですが、増えすぎると細胞や遺伝子に傷をつけてしまいます。

その一方で、体にはビタミンCやEなどの「抗酸化物質」があり、活性酸素を中和して守ってくれています。

つまり、

活性酸素(攻撃する側)

抗酸化力(守る側)

このバランスが崩れて「攻撃>守り」になった状態が 酸化ストレス です。

炎症があると活性酸素が増えるため、酸化ストレスも上がりやすくなります。

なぜ筒井が受けたのか?

理由は…彼が最近、とてもよくわからないチャレンジをしているからです。

その名も 「ワンパンマンチャレンジ」。
(筒井のインスタはこちら @dekkai.vitamin

「ワンパンマン」という漫画・アニメをご存じの方も多いと思います。
主人公のサイタマ先生は、

腹筋100回、腕立て100回、スクワット100回、ランニング10km

これを毎日続けることで最強のヒーローになったのですが、筒井はなぜかそれをリアルに実践しているのです。

50日目のリアル

開始は7月7日。一昨日でちょうど 50日目。
結果は… 満身創痍。

肉離れ

膝や股関節の痛み

それでも走り続ける朝4時のランニング

正直、社員としては「痛いならやめたらいいのに」と思うのですが、
本人は「サイタマ先生は3年間やったんだ!」と謎の理屈で続けています。

毛髪ミネラル検査で異変が!

実は筒井、2~3週間に一度は毛髪ミネラル検査を受けています。
ある日、その結果を見てびっくり。

なんと 銅(Cu)が急上昇 していたのです。 

「銅が…どうして…???」

(…ここは笑うところです)

いきなり高くなったので、コンタミかな?と再度髪をとって検査をしてもほぼ同じ結果に。これはあきらかに高くなっているな、と。

思い当たるのは、食事内容の変化ではなく、むしろ炎症。
銅はセルロプラスミンという炎症に関わるタンパクと結合するため、体の炎症が強まると上がりやすいのです。

「もしかしたら酸化ストレスも高くなっているのでは?」
そう考えた筒井は、すぐにウイスマー様へ連絡し、検査を受けたのです。

気になる結果は…?

ドキドキの検査結果。

数値は d-Roms 339。

「これは相当高いのでは…!?」と身構えましたが、

判定はまさかの軽度の酸化ストレス

毎日腹筋・腕立て・スクワット各100回、ランニング10kmを50日も続けて軽度…。

「ははは、まだまだ追い込めるってことか!」
と本人は妙に前向きになっています。

ビタミンCのおかげ?

ちなみに筒井は毎日 ビタミンCを10gほど 摂っています。
もしかするとその抗酸化作用で酸化ストレスが軽度にとどまっているのかもしれません。

まとめ

筒井は現在「ワンパンマンチャレンジ」に挑戦中

銅の上昇=炎症のサイン?

酸化ストレス検査を受けてみたら「軽度」だった

ビタミンCが意外と効いているのかも?

今後も筒井の体の変化と、検査の結果を追いながらレポートしていきます。
どうか温かい目で見守ってください。

ウイスマー様にもぜひ100日目にもお越しくださいと言われておりますので、また伺いたいと思います。

ちなみに「ワンパンマン」をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。めちゃくちゃ面白いです。

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骨の話 vol.1 ~たまには基本に帰りましょう。

今回は骨のお話です。

丈夫な骨といえばカルシウム!

今回は骨のお話です。

丈夫な骨といえばカルシウム!

カルシウムは、人の体で最も多いミネラルで、体重の1~2%を占めます。体重60キロの人なら約1kgのカルシウムが存在しているのです。

体内のカルシウムの99%は骨や歯として存在しています。でも、カルシウムだけでは丈夫な骨は作れないのです。

骨は何でできているの?

骨の主成分はカルシムとリンです。カルシウムとリンが結合して「ハイドロキシアパタイト」という成分を作ります。

1990年代に「芸能人は歯が命」という歯磨きのコマーシャルが大ヒットしました。このコマーシャルにより、ハイドロキシアパタイトという成分名の認知度が急上昇しました。

覚えている方いますか?

骨は鉄筋コンクリート

グラフを見ても分かるように、骨は、その20%がコラーゲンでできてきます。

骨は硬いものというイメージが強いですが、実はしなやかさと硬さの両方が必要で、そのしなやかさを支えているのがコラーゲンです。

骨の仕組みは、よく鉄筋コンクリートにたとえられます。

コラーゲン(鉄筋):網目状の骨組みを作っています。このコラーゲン繊維が、骨にしなやかさ弾力性を与え、衝撃を吸収するクッションのような役割を果たします。コラーゲンがあることで、骨は単に硬いだけでなく、ある程度の衝撃を受けても折れにくい「粘り強さ」を持てるのです。

カルシウムなどのミネラル(コンクリート): このコラーゲンの網目(鉄筋)に、カルシウムやリンなどのミネラルが沈着してコンクリートのように固まり、骨に硬さ強度を与えます。

骨の役割

体を支える(支持): 骨は全身の土台となり、体を支えることで、私たちが重力に逆らって立ったり、座ったり、姿勢を保ったりすることを可能にしています。人間の体には206個の骨があり、組み合わさって骨格を形成し、体の形を維持しています。

臓器を保護する(保護): 脳は頭蓋骨に、心臓や肺などの重要な内臓は肋骨や胸骨に、脊髄は脊椎(背骨)に覆われる形で、外部からの衝撃から守られています。骨は私たちの体の重要な臓器を守る「鎧」のような役割を果たしています。

体を動かす(運動): 骨には筋肉が付着しており、骨と骨は関節でつながっています。脳からの指令で筋肉が収縮すると、骨が引っ張られて関節が動き、手足の曲げ伸ばしや歩行など、様々な運動が可能になります。骨は、筋肉と連動して体を動かすための「てこの原理」の支点となります

血液を作る(造血): 骨の中心部にある「骨髄(こつずい)」という組織で、赤血球、白血球、血小板といった血液の成分が作られています。骨髄は「血液生産工場」とも呼ばれています。

カルシウムを貯蔵する(貯蔵): 骨は体内のカルシウムの約99%を蓄えている「カルシウムの貯蔵庫」です。カルシウムは骨や歯の主成分であるだけでなく、神経伝達、筋肉の収縮、血液凝固など、生命活動に不可欠な様々な生理機能にも関わっています。血液中のカルシウム濃度が低下すると、骨からカルシウムが溶け出して血液中に供給され、逆に濃度が高まると骨に蓄えられます。このようにして、体内のカルシウム濃度は常に一定に保たれています。

骨の話は次回も続きます。

次回は骨にいい栄養素をご紹介します。

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【実験レポート】お米に含まれるヒ素は抜けるのか?

〜ミネラルの損失もあわせて検証しました〜

皆さんは、「お米にはヒ素が含まれている」という話を耳にされたことはありますか?

実はイギリスの研究で、「お米を湯でこぼす調理法でヒ素が減る」と報告があり、私たちもいつか検証しようと思い続けてきました。ですがなかなか実施できず、気づけば今日まで…。ついに今回、満を持して当社でも実験を行いました。

日本人はヨーロッパ人の約10倍ヒ素を摂取

日本人のヒ素摂取量は、ヨーロッパの人々と比べて約10倍とも言われています。
ヒ素問題といえば、かつては「ヒジキ論争」が話題になりましたが、近年では「お米」が注目されています。

一説では、計算上 肺がんで亡くなる方の約1割に無機ヒ素が関与している可能性が指摘されています。もちろん計算と実際は異なる面がありますが、お米にヒ素が含まれているのは事実です。

しかも、お米に含まれるヒ素は 毒性の強い無機ヒ素がほとんど

「でも、お米の汚染といえばカドミウムじゃない?」
その通りです。実はカドミウムをできるだけ取り込まないよう工夫をした結果、土壌でヒ素が吸収されやすい環境が生まれてしまったのです。

ヒ素とカドミウムは、まるでシーソーやヤジロベーのような関係。片方を抑えると、もう片方が上がってしまう…。本当にやっかいな存在です。

4つの方法でお米を処理

今回私たちは次の4つの処理法を比較しました。

常温の水で5分洗う
常温の水で5分洗い、そのまま30分放置
80℃のお湯で5分洗う
80℃のお湯で5分間煮続ける

実験結果:ヒ素の減少率

処理方法ヒ素の減少率
①常温5分洗い19%低下
②常温5分洗い+30分放置34%低下
③80℃お湯5分洗い25%低下
④80℃お湯5分煮続け33%低下

一番ヒ素が抜けたのは、
② 常温水で洗ったあと30分放置でした。

ただ④も大接戦です。善戦しました。

しかし、ミネラルはどうなのか?

ここで気になるのが、ヒ素だけでなくミネラルの損失です。
とくにマグネシウムに注目してみました。

処理方法Mgの減少率
①常温5分洗い76%低下
②常温5分洗い+30分放置55%低下
③80℃お湯5分洗い73%低下
④80℃お湯5分煮続け11%低下

④ 80℃のお湯で5分煮続けるが、
ヒ素も落としつつ、ミネラルを最も残す方法であることがわかりました。

と、いうより、しっかりととぐ事ででこんなにマグネシウムが落ちてしまうのか、と驚きました。

とぎ汁のマグネシウム量も比較

さらに、米を処理したあとのとぎ汁に溶け出したマグネシウムも測定。

処理方法とぎ汁中マグネシウム(ppb)
①常温5分洗い51,396 ppb
②常温5分洗い+30分放置38,713 ppb
③80℃お湯5分洗い58,133 ppb
④80℃お湯5分煮続け14,500 ppb

「④」はとぎ汁への流出が少ない=お米にミネラルが残っている可能性大、という二方向から

実験Vlogも公開中

この実験の様子はVlogにまとめました。
なんと動画のどこかに キャンペーンコードも隠されています。
どんなキャンペーンかは…動画をご覧ください。

でも一番大切なのは「おいしさ」

「ヒ素が減るのはいいとして…煮続けたお米はおいしいの?」
これが最大の疑問です。

味についてはそんなに味覚に自信がありませんが、今後検証していきたいと思います。

まとめ

今回の実験では、「80℃のお湯で5分煮続ける」が
ヒ素を減らしつつミネラルを守るベストな方法でした。

しかし、お米は毎日食べるもの。
「美味しさ」を犠牲にしては元も子もありません。
次回は味を確認していきます!

ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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「とりあえずこの4つ!」ミネラル不足が気になるあなたに知ってほしい話

健康を気にして食事に気をつけているけれど、「ミネラル」って何をどれくらい摂ればいいのか、正直よくわからない……。そんな方、多いのではないでしょうか。

私たちの体にとってミネラルはとても大切な栄養素。でも、ビタミンやたんぱく質に比べて注目されることが少なく、「気づかないうちに不足していた」ということが起こりがちなんです。

そこで今回は、「とりあえずこの4つを意識しておけばOK!」という代表的なミネラル、カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛について、お話します。

とりあえず、この4つ!

現代の日本人は、食生活の変化や加工食品の普及などにより、必要なミネラルが十分に摂れていない「新型栄養失調」の状態にあると言われています。特に注意したいのが、厚生労働省の調査などでも指摘されている、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の4つのミネラルです。

骨と心の安定剤「カルシウム」

「カルシウム=骨」というイメージをお持ちの方は多いでしょう。その通り、カルシウムは私たちの体の約99%が骨や歯に存在し、それらを丈夫に保つために欠かせないミネラルです。しかし、カルシウムの働きはそれだけではありません。

  • 筋肉の収縮や神経伝達をスムーズにする
  • 心臓の正常な働きを助ける
  • 精神的な安定にも関わる

など、実は全身のさまざまな機能に関わっています。不足すると、骨がもろくなるだけでなく、イライラしやすくなったり、不眠につながったりすることも。

日本人は慢性的にカルシウム不足。厚生労働省の調査でも、特に若い女性や高齢者の摂取量が目標に届いていないという結果が出ています。

効果的な摂取方法

  • 牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品
  • 小魚(しらす、煮干し、桜エビなど)
  • 緑黄色野菜(小松菜、チンゲン菜、ブロッコリーなど)
  • 豆腐や納豆などの大豆製品
  • ゴマやアーモンドなどのナッツ類

ビタミンDと一緒に摂ると吸収率がアップするので、きのこ類や魚介類も意識して食べましょう。

縁の下の力持ち「マグネシウム」

マグネシウムは体内の300以上の酵素の働きを助ける、大事なミネラル。中でも注目したいのが、ストレスへの耐性や血圧の調整に関わっているという点。

ところが、精製された食品(白米や白いパンなど)中心の食生活では不足しやすくなります。外食やインスタント食品が多い人ほど、要注意です。

また、カルシウムとのバランスが重要で、カルシウム:マグネシウム=2:1の比率が理想的とされています。

  • エネルギーを作り出す
  • 筋肉の収縮をサポートし、こむら返りなどを防ぐ
  • 神経の興奮を抑え、精神を安定させる
  • 血圧や血糖値の調整にも関わる

など、あらゆる生命活動に深く関わっています。ストレスが多い方や、お酒をよく飲む方は不足しがちと言われています。

効果的な摂取方法

  • 海藻類(わかめ、昆布、ひじきなど)
  • ナッツ類(アーモンド、カシューナッツなど)
  • 玄米や全粒粉パンなどの未精製穀物
  • 豆類(大豆、小豆、そら豆など)
  • 緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど) 魚介類(あさり、いわし、かつおなど)

現代の精製された食品では失われがちです。また、調理法によって失われやすい性質があるので、意識して摂ることが大切です。

元気の源!「鉄」

あまりミネラルのことを知らない方でも、貧血と聞くと「鉄不足」を思い浮かべる方もいるように、鉄はミネラルの中でも有名なもののひとつ。

  • 全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料になる
  • 筋肉中に酸素を貯蔵するミオグロビンにも関わる
  • エネルギーを作り出す過程に必要
  • 免疫機能の維持にも関与

不足すると「疲れやすい」「頭が重い」「顔色が悪い」などの症状が出てきます。

日本では、特に月経のある女性の多くが鉄不足。また、成長期の子どもやスポーツをよくする人にも貧血が多く見られます。

効果的な摂取方法

  • 赤身肉(牛肉、豚肉、鶏肉のレバーなど)
  • 魚介類(まぐろ、かつお、あさり、しじみなど)
  • 卵黄
  • 緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜など)
  • 海藻類(ひじき、のりなど)
  • 大豆製品(納豆、豆腐など)

鉄には動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」があり、ヘム鉄の方が吸収率が高いのが特徴です。吸収率を上げるには、ビタミンCと一緒に摂るのがポイント。たとえば「小松菜と柑橘のサラダ」「レバーとピーマン炒め」など、ちょっとした工夫が効きます。

免疫力と美肌の味方「亜鉛」

最後は亜鉛。4つの中では知名度はあまりないかもしれません。でも、免疫力の維持、皮膚や髪の健康、味覚を正常に保つなど、多彩な働きがあります。

実は私たちの体内で細胞の成長や新陳代謝に深く関わる、非常に重要なミネラルです。

  • 約300種類もの酵素の構成要素となる
  • 細胞分裂を助け、皮膚や髪、爪の健康を保つ
  • 味覚や嗅覚を正常に保つ
  • 免疫機能を高める
  • 生殖機能にも深く関わる

など、目に見えないところで体の機能を正常に保つために大活躍しています。

不足すると、「風邪をひきやすい」「肌荒れが治らない」「味がしない」といった不調が出ることも。

特に、加工食品やファストフード中心の食生活では不足しやすく、育ち盛りの子どもや高齢者、アルコールをよく飲む人も要注意です。

また、男性の場合は精子の質にも影響するため、妊活中の男性にも重要です。

効果的な摂取方法

  • 牡蠣(最も豊富な亜鉛源)
  • 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
  • 魚介類(うなぎ、いわし、たこなど)
  • 乳製品(チーズ、牛乳など)
  • ナッツ類(アーモンド、カシューナッツなど) 大豆製品

亜鉛は動物性食品からの吸収率が高く、植物性食品からは吸収されにくい特徴があります。また、アルコールの代謝や激しい運動により消耗しやすいため、お酒をよく飲む人や運動習慣のある人は特に意識して摂取することが大切です。

ただし、牡蠣は、亜鉛を豊富に含んでいますが、有害金属も多いので、日常的に食べるにはおススメしません。

「4つのミネラル」を意識して、賢くミネラルをチャージしよう!

ご紹介した4つのミネラルは、それぞれが体の異なる機能に深く関わっていますが、実は互いに協力し合いながら、私たちの健康を支えています。

例えば、カルシウムの吸収にはマグネシウムが必要ですし、鉄の吸収にはビタミンCが、亜鉛の働きにはタンパク質が重要になります。つまり、特定のミネラルだけを意識するのではなく、バランスの取れた食事を心がけることが、何よりも大切なのです。

現代の食生活では、手軽な加工食品や外食が増え、野菜や海藻類、魚介類などを十分に摂る機会が減っているのが現状です。まずは、以下の点を意識してみてください。

  • 彩り豊かな食事を心がける
  • 旬の食材を取り入れる
  • 加工食品を減らし、自炊の機会を増やす
  • 和食はミネラル豊富な食材が多いため、積極的に取り入れる

もちろん、毎日完璧な食事をすることは難しいかもしれません。そんな時は、サプリメントの利用も選択肢の一つですが、まずは普段の食事で不足しがちなミネラルを意識して摂ることから始めてみましょう。

私たちの体は、私たちが食べたもので作られています。今回ご紹介したカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の4つのミネラルを意識して食生活を見直すことで、きっとあなたの体はもっと元気に、もっと快適になるはずです。

今日からできる小さな一歩が、未来の健康を大きく変えるきっかけになるでしょう。ぜひ、意識してミネラル豊富な食材を食卓に取り入れてみてくださいね!

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