ら・べるびぃ予防医学研究所、「ミネラル講座」を始めます。

いつも「ら・べるびぃ予防医学研究所」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

この度、ら・べるびぃ予防医学研究所では新たに「ミネラル講座」を開始することとなりました。

私たちは、25年間にわたりミネラルや有害金属の分析を行ってきた経験を活かし、教育研修事業を手掛けるグリーンヒルキャリアとの共同制作による本講座を提供いたします。

これまではお電話等でミネラル検査に関するお問い合わせにお答えしてまいりましたが、「ぜひ講座にしてほしい」といった嬉しいお声を多くいただき、このたび具体化する運びとなりました。

講座制作の背景

検査会社として講座作成のノウハウがない私たちは、教育研修事業を手掛けるグリーンヒルキャリア様のご協力を得て、ようやく皆さまにお届けできる内容を完成させました。当初の予定より半年遅れとなりましたが、徹底したファクトチェックと改善を経て、納得のいく質を追求しました。

実は、ミネラルについて体系的に学ぶ機会は少なく、義務教育や専門学校、さらには医大でも扱いが限られています。そのため、日常生活や事業活動に役立つ知識を分かりやすくお届けできるよう心がけました。

講座の目的

この講座では、以下のことを目指します:

  • ミネラルや有害金属に関する知識をつけて生活に活かす。
  • 健康事業に活用できるノウハウを身に付ける。

ミネラル講座の概要

講座はオンラインで行うため、ご自宅やお好きな場所で、好きな時間に学ぶことができます。ネット環境があれば、パソコン、スマホ、タブレットなどから受講可能です。

3つの学習コース

  1. 基礎知識編
    ミネラルを学ぶ前に知っておくべき基本的な内容
    • 履修時間:約9時間
  2. ミネラル編
    必須ミネラル16種類の詳しい解説
    • 履修時間:約25時間
  3. 有害金属編
    有害金属や懸念される金属について
    • 履修時間:約20時間

各コースは個別でのお申込みも可能です。基礎知識をすでにお持ちの方は、ミネラル編や有害金属編からの受講も柔軟に選べます。

詳細については、下部画像をクリック、タップしてご覧ください。

ぜひこの機会に、ミネラルの世界を深く学び、新しい知見を日々の生活に活かしてみませんか?
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

(続報)3ヶ月毎日マグロとはんぺん食べてみた

前回のブログの反響が大変よかったのです。

見ましたよーって言っていただくと大変嬉しいです。えへへ

まぁもともとは爪の検査をもっと売らんがために調査をしたという邪な理由、げふんげふん、いや株式会社としては真っ当な理由です。

もともと爪は約半年前のデータと言い続けていたので、そりゃ売れません。皆さん知りたいのは今の情報ですから。

ご安心ください!!爪は直近のデータです!!HAHAHAHA!!!というほど神経が図太くないんです。小心者なのです。

前回は4か月間くらいの調査結果だったのですが水銀値は変わりませんでした。マグロとはんぺんを食べ続けたのに!おいしかったけど!体を張ったのにぃいいいい!毛髪はバッチリでたのは良かったけど。

それから1ヶ月くらい経って、ようやく、ようやく、爪に影響が出てきました。

それがこちら!!

・・

・・・

・・・・

あがったぁああああ!!!!

11/21に上がる兆しが見え、そのまま下がることなく12/5も上がっております!!

これはこれは!!このまま上がり続けるのでは!!

4か月と10日で上がりました!132日ぐらいでしょうか。やりました。

半年前と言っていたけれど、私の場合は4か月と10日前でした!

・・

・・・

・・・・

ちょっとだけ直近に近づいた、よね。

ただし身長スピードには個人差が当然あるため、私の場合は132日でした。

なかなか水銀負荷試験やる?なんて言えないし、マグロ代も馬鹿にならないし。

わんちゃん、ねこちゃんなんてもってのほか、愛が強すぎるからそんなの絶対に参加するわけないし。

わんちゃん、ねこちゃんの爪は人間と違って爪母の近くまで取ることができるから直近のデータっぽいんだけど、その証明ってなかなか難しいですね。

検査ラインアップ

毛髪ミネラル検査34元素

毛髪ミネラル検査29元素

爪ミネラル検査29元素

3ヶ月毎日マグロとはんぺん食べてみた

ほんとにそのまま。

会社の昼休みに3ヶ月間毎日毎日毎日毎日毎日マグロとはんぺんを食べてみた。

感想:感動は3日まで

残りの2か月と27日は苦行でした。

やっぱりたまに食べるからごちそうですわ。

なんでそんなことをしたか、という経緯をお話するとズバリ!!

水銀負荷試験です。

毛髪は直近3ヶ月、爪は半年前の過去2週間のデータと言われています。

しかし実は毛髪と爪の検査を同時期に受けている方の水銀値はかなり相関しているんです。

n=26 同一人物の爪と毛髪の相関について(単位ng/g)

Rは相関係数といって1に近いほど強い関係があることになります。

ここのRの二乗=0.9はとんでもなく強い相関ということになります。

あれ?ってことは、、、もしかして爪は半年前とか言ってるけども、じつは直近のデータを反映しているのでは!!???

よし、実験だ!

というわけです。

爪が直近を把握しているということがわかれば、もっと売れるぞ!!ワクワク!!といった期待です。

そこで暴露源が限定的な水銀で確かめることにしました。

経験上、魚をよく食べる方は水銀値が高くなります。

私は魚より肉派のため、あまり魚を食べてきませんでした。

自分がうってつけの被験者だ、と思いとりあえず3ヶ月毎日マグロとはんぺんを食べることにしました。

毎日です。

2024年の7月からスタートし、約2週間ずつ毛髪と爪の検査を行っています。

より変化がわかりやすいように毛髪は3㎝ではなく根元1㎝を検査しています。

※3ヶ月間食べ続け、10月3日でマグロの摂取は辞めています。

まずは毛髪の結果!ドーン!!

7月中旬から初めて8月22日ごろからぐっと上がってきました。

約1ヶ月です。

毛根から表皮に出るまでに約5mm、そして根元付近を切るといっても根元0mmを切ることは難しくだいたい5mmくらいは余っちゃいます。

都合1㎝ほどあるので、1か月後ぐらいから上がってくるのはその通りな気がします。

1500弱から4500弱まで上がりましたので、約3倍まで数値が上がりました。

流石、マグロです。

素直に上がってくれました。

さて次は爪です。これも同じように上がれば、爪をバンバン宣伝するぞ!!

爪の結果!ドーン!!!

爪あがんないやーん泣泣

まじか。。。

4か月たってもほぼ横ばい、、むしろ下がって、、、げふんげふん。

やはり当初の通り半年前のデータである、というのは正しそうです。

※正確にはまだ上がっていないのでいつ頃のデータか、というのはわかり次第またブログに投稿します。

2024年12月10日追記 続報はこちら↓

同時期に毛髪と爪を受けた方は日ごろの生活習慣を反映しているので、毛髪と爪がよく相関したものと思われます。今回実験のように「よーいどん」で始めたため、差が出たものと思います。

もし私と同じように水銀負荷試験やってみようと思った方は、水銀の解毒、排毒にセレンや亜鉛、ビタミンCがお勧めです!

ビタミンCは粉末タイプが風呂にも使えて使いやすいです、酸っぱいですが。

↓ブロンソン・ジャパン ビタミンCピュアクリスタル

今回の結果を踏まえて思ったことは、マグロはたまに食べるとおいしいです。

愛犬・愛猫爪メタル検査モニター大募集!

家族に負担のない検査を目指して。

「被毛がない」「抜けずらい」などのお声があり、犬猫の爪メタル検査を開始いたします。

爪も被毛と同じ非侵襲性で負担がありません。

有害金属などの蓄積を把握し、ごはんや環境の見直しにご活用いただけます。

〇分析項目(11項目)

水銀(Hg)、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、ヒ素(As)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、タリウム(Tl)、アンチモン(Sb)、スズ(Sn)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)

必須性のない金属を中心に分析をいたします。

フードによっては魚原料であれば、水銀やヒ素、米原料であればヒ素やカドミウムが混入しやすくなります。

〇爪の理由

犬猫の爪は円錐状に伸び、爪母が爪で切る箇所の近くにあるため直近のデータを反映している可能性があります。※人の場合は半年ほど前のデータと考えられています。

〇検査結果

暫定基準値を作成しているため、1ヶ月以内に検査結果をアップロードいたします。

基準値については変更する可能性があります。

〇検査キットの送付

2024年8月より順次検査キットを出荷いたします。

〇申込方法

モニターのお申込みや研究の応援をしてくださるサポーターは下記にお進みください。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/?p=1801

ブドウ糖果糖液糖に水銀が入っているのか調べてみた

どうも、こんにちは。

元気にネットサーフィンしていたところ、気になる記事が。

ブドウ糖果糖液糖(異性化糖)には水銀が入っている!

ええええええええええ…

そんなこと書かれたら、元素分析会社としては気になって仕方ありません。

水銀が入っているから、ブドウ糖果糖液糖は摂るな!

ブドウ糖果糖液糖は水銀を摂っているのとおんなじだ!!とのこと。わお!

しかしどうやって入るのでしょうか。

原料に魚を使っている?

魚からつくるなんて、そんな非効率なことをわざわざやることはないです。

トウモロコシのでんぷんから作るのが一般的です。

とうもろこしでん粉(コーンスターチ)から作られるので、「高果糖コーンシロップ(HFCS)」と呼ばれます。  日本では、輸入とうもろこしから作られるコーンスターチのほかに、北海道で栽培されたじゃがいもや、鹿児島県で栽培されたさつまいもから作られた国内産でん粉も原料として使用されており、特に鹿児島県産のかんしょでん粉の主な用途になっています。  

独立行政法人農畜産業振興機構より抜粋

https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000771.html

で、あれば加工の段階で入るのでしょうか。

あとは、水酸化ナトリウムをpH調整剤として利用することがあれば、その昔水酸化ナトリウムの製造に水銀法が利用されていたので、そこなのかもしれませんね。

でもいま水銀法なんて使われてるとも思えないし。。。

うーん、入ってるのかなぁ???

じゃーーーん!買っちゃいました!

ぶどうとうかとうえきとうー!

調べてもわからないなら分析しちゃえばいいのです!!!

分析するのはもちろんわれらがICP-MS!

さあ!結果はいかに!!!!

わくわく!わくわく!!

。。

。。。

。。。。

。。。。。

ドーン!!!!

検出下限値未満!!!

※3回測ってすべて検出下限値未満。

以上!!!

はいってないんかーーーーーーーい。

ただ今回はかったのはこの一つだけなので、じゃあ全部入っていないのか、とは断言できません。※ほかのブドウ糖果糖液糖(異性化糖)も調べたい場合、ぜひご依頼ください。

ただ水銀は入ってないから安全安心か、と言われるとブドウ糖果糖液糖自体の良し悪しについては当社からは語れません。

当社では毛髪や爪、血液、尿などの生体試料以外にも清涼飲料水やプロテイン粉末、米の元素分析なども承っております。

ご興味があればぜひご依頼ください。

https://www.lbv.jp/lbv-ec/category/item/mineral/drinkfood/

お米を分析してみました

日本人の主食である米。

日本の四大公害病の一つ、イタイイタイ病を学校で習った記憶がある方も多いかと思います。

イタイイタイ病は、カドミウムに汚染された米などを食べて発生しました。

イタイイタイ病は、鉱山から排出されたカドミウムが川の流域や水を汚染し、汚染された農地で採れた米などを食べることにより引き起こされたものです。

実は、私たちが食べている米には微量のカドミウムが含まれています。

厚生労働省によると、日本人におけるカドミウムの1日摂取量の約4割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/12/h1209-1c.html

土壌が汚染されると除去が難しく、米はカドミウムをよく吸収します。

また、カドミウムは体内で蓄積され、年齢とともに濃度が高くなって(濃縮されて)いきます。

さらに、米にはカドミウムの他にヒ素も含まれています。

米に含まれる無機ヒ素の量はわずかで、特に無機ヒ素含有量の多いヒジキの比にはなりませんが、米は主食なので摂取する量を考えると決して楽観視は出来ません。

農林水産省によると日本人の無機ヒ素の1日摂取量の約7割は米から摂取されているものと推定されています。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/exposure.html

当社の毛髪ミネラル検査を受けた方のカドミウム、ヒ素の測定値が高い場合に疑う原因は毎日の常飲常食しているものです。

つまり、水、そして日本人の場合は主食の米などです。

実際に6サンプルの米を測ってみました。

測定装置:ICP-MS

ヒ素の基準値:コーデックス委員会による

カドミウムの基準値:食品衛生法による

米によって含有量が異なります。

ヒ素は最小値48、最大値269でした。基準値を超えている米はありませんでしたが、玄米はやはり高い値でした。

カドミウムは最小値3、最大値89と30倍程の差がありました。基準値を超えている米はありませんが、含有量には大きな差があります。

毛髪ミネラル検査でカドミウム、ヒ素が高値の方の原因究明の一つとして、お米のカドミウムとヒ素を検査するお米のカドミウム・ヒ素検査を開発いたしました。

通常食品の分析は高額になりますが、測定元素をカドミウムとヒ素に限定することで実現いたしました。

カドミウム、ヒ素が気になる方はぜひご自分が毎日食べている米を検査してみてください。

【お米のカドミウム・ヒ素検査】

お申込み方法:いつも予医ファミリー内のサービスに追加

いつも予医ファミリーとは?検査のサブスクです。毎月お好きな検査などを選択し受けることができます。

米のカドミウム・ヒ素以外の元素分析もご希望の方はこちらからお申込みいただけます。

2024年4月18日 幼少児におけるアルミニウムの異常蓄積

【講師紹介】 

安田寛 

1965年 金沢大学理学部化学科 卒業
1967年 金沢大学院理学研究科修了(生物化学専攻)
吉富製薬株式会社研究所入社(劇薬研究に従事)

1978年 薬学博士(九州大学)
1994年 雪印乳業株式会社生物科学研究所主幹(創薬研究)
2003年 ら・べるびぃ予防医学研究所所長(体内微量元素の網羅的分析とメタロミクス研究)
2007年 ら・べるびぃ予防医学研究所顧問

発表論文・総説・報告
Metallomics Analysis for Assessment of Toxic Metal Burdens in Infants/Children and Their Mothers: Early Assessment and Intervention Are Essential
北陸三県住民における有害金属体内蓄積に関する調査研究
The Situation of Zinc Deficiency : Early Assessment and Intervention Are Essential
Assessment of Infantile Mineral Imbalances in Autism Spectrum Disorders (ASDs)
Estimation of autistic children by metallomics analysis Nature Scientific 3,1199 (2013).
Two Age-Related Accumulation Profiles of Toxic Metals Scientific Reports 1: srep00129 (2011).
他多数

学会発表
Metallomics Analysis for Early Assessment and Intervantion of Neurodevolopment Disorder 2022年7月 第8回メタロミクス国際シンポジウム(ISM-8)
毛髪中の金属濃度と疾病予防に関わるメタロミクス解析研究 2019年8月 フォーラム2019 衛生薬学・環境トキシコロジー
日本人における有害金属の体内蓄積の地域差について 2013年3月 日本衛生学会 (2013) 68, S161.
現代日本人における亜鉛不足と加齢に関する研究 2013年6月 日本抗加齢医学会 (2013) 10, O14-1.
Infants and elders are liable to zinc deficiency. 2013年11月 International Society for Trace Element Research in Humans
他多数

—————————

開催日:2024年4月18日(木)12時~13時

演題:「幼少児におけるアルミニウムの異常蓄積」

講師:ら・べるびぃ予防医学研究所 顧問 薬学博士 安田寛

費用:無料

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●申込方法イメージ

★よくあるお問い合わせ★

Q.アーカイブはありますか?

A.毎月ミネラル検査お申込みいただき継続されている方はアーカイブを後日配信する予定です。

エアコンクリーニングの廃液を調べてみた

皆様、こんにちは。

先日、当社のパートナーのウチコトファスティングの田嶋様の旦那様がエアコンクリーニングのプロとのことで、エアコンクリーニングをご依頼しました。

この完全防備感、やはり素人がやるのでは安心感が全く違いますね。

周りがちらかっているのはほっといてください。

特殊な洗剤でエアコンを傷つけないようにお掃除するようですが、やはりその洗剤の中身は企業秘密です。

そしてこちらが24時間エアコン稼働しっぱなしの憩いのリビングダインングキッチンから出た汚れです。

きったなーーーーーーーーーー!!

今回はエアコンを3台 リビングダイニングキッチン、寝室、作業部屋とやっていただいたのですが、やはり毎日使うリビングダイニングキッチン、寝室は汚れがびっしりでした。

反対に作業部屋はほとんど使わないので、ほとんど濁らない水でした。

使用頻度が高い部屋のエアコンはこまめにクリーニングした方がよいと痛感しました。

田嶋様にうかがったところ、「使用頻度の高いお部屋は1年に1回くらいはされた方がいいかもしれませんね」とのことです。そうします。

と、そんなわけでこの出た廃液、せっかく出た廃液、触りたくもない廃液ですが、、、元素分析屋さんの血が騒ぎます。

許可をいただき手を突っ込んで廃液を回収しました。

回収した当初。

検査室にもってきました。順番入れ替わってます。すみません。

だいぶ時間が経ちほこりやカビなどは沈殿しましたが、最初は墨汁のように濁っていました。

左から作業部屋、リビングダイニングキッチン、寝室です。

やはり真ん中は油が多いのか、長時間おいても濁ったままです。

そんな廃液をICP-MSにかけて調べてみました。

洗剤の影響で液性がアルカリになっているため、参考値となります。

わかりやすいように水道水と比べてみましたが、金属類も多く廃液の中に入っておりました。

アルミニウムは約150~500倍

マンガンは約2,000~10,000倍

銅は約50-250倍

亜鉛は約50-100倍

鉛は約50-1,000倍

ヒ素も約7,000-20,000倍

水道水にはもともと含量がすくないので、このような結果になりましたが、この結果からもやっぱりエアコンクリーニングは定期的にやるべきだな、と思いました。

今回とっても丁寧にきれいにやっていただいた田嶋様には本当に感謝です。

気づきを与えていただき、ありがとうございました。

筋トレ好きのみなさーん!3種類のプロテインを測定してみましたよー!

筋トレすきのみなさん、こんにちはー!

今日は、筋トレ大好きな社長の筒井が、検査室に頼み込んでプロテインを測定してもらったので結果を公開します。

3種類のプロテインを測定しました。

まずは、測定値です。

およそ1回で摂取するプロテイン20g中に含まれる量となります。

※現在鉛にPTWIは設定されておりませんが、参考のため以前の数値を設定しております。

プロテインA
BやCに比べると圧倒的に亜鉛と銅が多い。
鉛がやや高い数値ですが、1日に食べる米に含まれる量のほうが5倍も高いので、このプロテインの数値は気にしなくてもいいと思います。

食品からの鉛の摂取量(農林水産省)https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_pb/exposure.html

プロテインB
ミネラルが多く含まれています。特に、クロム、マンガン、鉄は、このプロテイン20グラムで1日の必要量の半分を摂取できます。
ただし、アルミニウムが多いのが気になります。
耐容一週間摂取量(PTWI)の体重換算(60kg)では1日17.1グラム。
このプロテインを1日3回(1日20g×3)摂るとすると、これだけでアルミニウムのPTWIを超えてしまう。
このプロテインを摂るのなら、他のプロテインと組み合わせるなど、アルミニウムを減らす工夫をしたいところです。

プロテインC
ミネラル、有害金属ともに、特筆すべきものはありません。
可もなく不可もなし、といったところでしょうか。
セレンは少し多めなので、セレンの不足が気になっている方はいいかも。
ちなみにセレンは、男性の精子の動きや有害金属の排出などに関わっているミネラルです。

測定したプロテインはこちらです!

プロテインA(原料の紹介はここをクリック!)

コオロギ粉末

ジャジャーン!

プロテインAはコオロギ粉末でした!
コオロギは、未来のタンパク質源として注目されていますね!
社内のスタッフで試食しましたが、臭みなどもなく、食べやすいと思いました。
クッキーやアイスクリームに混ぜたり、料理に使ったりもできるようです。
ただし、スタッフの中には「無理、無理ー!」と、コオロギを食べるという心のハードルを越えられない者もいました。
また、コオロギの外骨格はエビなどと同じキチン質のため、甲殻類アレルギーの方は食べることができません。ご注意ください。

プロテインB(原料の紹介はここをクリック!)

エンドウ豆プロテイン

プロテインBはエンドウ豆のプロテインでした!ピープロテインとも呼ぶそうです。

植物にはアルミニウムが多く含まれるので、この数値になったのかと思います。
基本的には、必須ミネラルを多く含むものは、有害金属も多いのです。悩ましいですが。

プロテインC(原料の紹介はここをクリック!)

ホエイプロテイン

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プロテインCは王道のホエイプロテインです。

私の敬愛する筋トレ界のレジェンド山本義徳先生の推奨するプロテインですが、ミネラルに関しては特に目立つものはありませんでした。
有害金属も低いので、そこは長所になると思います。

3種類とも、あくまでプロテインなのでタンパク質補給が主目的なのですが、ついでにミネラルも摂れたらいいよね、という感覚で測定してみました。
AやBのプロテインは、予想以上にミネラルが多いので「マルチミネラルプロテイン」と名前を変えても良さそうです。

先日当社の検査を定期的に受けた方で、カドミウムがドカンといきなり100倍上昇した方がいらっしゃっいました。
なぜか、と聞いたらグラスフェッドプロテインがいいと聞いたので、アマゾンで一番安いのを買った、とのこと。
グラスフェッド=牧草とはいえ、牧草が農薬にまみれていたり、汚染されていたりすれば牧草=良いものではなくなるわけですが、そこまでなかなか調べられないなと実感しました。

さて、私がプロテイン大好き人間なので、通常依頼分析は110,000円のところ、プロテイン粉末に限って27,500円で測定をお受けいたします。

自分にとってこだわりの最高のプロテインの中身を知りたい場合、下部よりお申込みください。
※製造ロットによって成分は変わる可能性があります。
トレーニーやトレーナー、筋肉を愛してやまない方からのこだわりのご依頼をお待ちしております。

inf@lbv.jp または 03-5614-2711 にご連絡ください。

必要量は30gです。

測定項目は下記23項目です。
ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、カドミウム、アンチモン、バリウム、鉛、アルミニウム、バナジウム、コバルト、ニッケル、ヒ素、ストロンチウム、水銀

※実は私もプロテインでヒ素がどかんと上がったことがあります。
いえ、プロテインが原因かは断定はできないのですが、プロテインを変えたら数値が下がったので、ほぼプロテインが原因だろうと思っています。
やはり、プロテインは選ばないとダメですねー!

自分の摂っているプロテインの表示されていない成分についても知りたい方はぜひ。

こちらからお申込みいただけます。

低出生体重児に関する最新知見

先日発表された環境省の9万組をこえる母子のエコチル調査に低出生体重児との関連因子が報告されました。

妊婦の妊娠中の体重増加量が少ないことが強く関連している他に、鉛へのばく露と喫煙をあわせると、それを上回る関連があるとの報告です。

これは、妊娠中の鉛へのばく露を最低限のレベルにし、かつ妊娠中の喫煙をやめることで、低出生体重の発生を約27%低減できることを示しています。

当社は東京の人形町で2000年より毛髪中の金属を分析する事業を行っております。
検査実績数は延べ約20万件(2022年現在)で、全国の1000を超える医療機関でもご活用いただいております。

毛髪は皮膚器官の一部であり、金属を取り込みながら伸長するため、慢性的なばく露状況を把握するのに適した検体です。

当社の『毛髪ミネラル検査』は、鉛やカドミウムをはじめ、胎児への影響で特に問題となる水銀も測定します。
これらも含め合計29種類の金属、ミネラルを測定します。

生まれた時の体重が2500g未満を「低出生体重児」と呼びます。

低出生体重児保健指導マニュアルによると低出生体重児は、出生後にも医療的ケアが必要となる場合も多く、また発育・発達の遅延や障害、成人後も含めた健康に係るリスクが大きいことが指摘されています。

そのリスクに特に関与するのが妊婦の体重増加量が少ないこと、鉛暴露、喫煙です。

これから妊娠を希望される方は、体重増加量についてはかかりつけの産科さんに指導されますが、鉛の暴露については基本的に検査を行いません。

少しでもリスクを少なくしたい場合、まずはスクリーニング検査として毛髪ミネラル検査をお勧めします。