食事バランスガイド~「人」を「良」くする

めっきり寒くなりましたが、皆さん、元気にお過ごしでしょうか(*’∪’*)?

今年も残すところ、あと一週間。一年ってあっという間ですね。
クリスマスに忘年会、お正月…と集まりが多くなるこの時期、ついつい食べ過ぎたり食事が偏りがちですよね(*×_×*)

皆さんは“食事バランスガイド”というものをご存じでしょうか?
“食事バランスガイド”は、平成17年6月に厚生労働省と農林水産省により策定されました。
生活習慣病の予防などを目的に、望ましい食事の摂り方とおおよその量を、主食・副菜・主菜などに分けてわかりやすくイラストで示しています。
実際にはこのようなものです。

食事バランスガイドは、日常的に摂取する料理区分を『主食』『副菜』『主菜』『牛乳・乳製品』『果物』の5グループに分け、1日に摂取する目安量を“つ”または“SV(サービング)”という単位を用いて表わしています。
コマに見立てて描かれており、食事に偏りがあると、コマはバランスを崩し倒れてしまいます。

また、以下の表にそれぞれのグループの料理例が描かれています。

図と表の見方を、『主食』を例にとって見てみましょう。
主食は一日に5~7つ(SV)摂ればよいので、朝:食パン2枚(1つ分(SV)が2つで2つ分(SV))、昼:スパゲッティ(2つ分(SV))、夜:ごはん中盛り1膳(1.5つ分(SV))とすれば5.5つ分(SV)となるので目標をクリアできますね(*^ω^*)
同じようにして『副菜』『主菜』『牛乳・乳製品』『果物』について選んでいくと、一日に必要とされる目安量を達成できるというものになっています。

また、必要な“つ(SV)”の数は、年齢・性別・身体活動量によって異なります。
上図の例は、下記の表の赤枠で囲われた「基本形」にあたります。
皆さんはどれにあたりますか?

ここに書かれている身体運動量の目安は、
  身体運動量低い:1日中ほとんど座っている
  身体運動量ふつう:座っている時間が多いが、歩行や軽い運動を5時間程度行う

と定義されています。

こうした考え方に加え、『主食』『副菜』『主菜』を意識した食事を心掛けることが大切とされています。
『主食』とは、炭水化物の供給源となるご飯・パン・麺類です。
『主菜』はたんぱく質の供給源となる肉・魚・卵・大豆を使った料理です。
『副菜』とは、ビタミン・ミネラルの供給源となる野菜・いも・きのこ・海藻類などが使われる小鉢やお味噌汁です。副菜となる食材には、注目を集めているフィトケミカルや食物繊維といった栄養素も豊富に含まれていますね。

これらがそろったものが、望ましい食事とされています。

よかったら参考にしてみてくださいね♪

『「食」という字は「人」を「良」くすると書く』、といいますよね。
バランスの良い食事を心掛けて、食の面からも健康を維持していきましょう!

来年も皆さんにとって、ますます良い一年でありますように(*⌒∀⌒*)

written by たっこ

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

健康な生活のために、予防医学の立場からいろいろな情報を発信しています。 ら・べるびぃ予防医学研究所のブログです。