栄養学の進歩について

栄養素とは食品の成分として消費される物質で、
“1. エネルギーを供給するもの”
“2. 成長・発達・生命維持に必要なもの”
“3. 不足すると特有の生化学上または生理学上の変化が起こる原因となるもの”とし、
どれかひとつでも当てはまれば栄養素と定義されます。

特に必要な栄養素は「たんぱく質」、「脂質」、「炭水化物」、「ビタミン」、「ミネラル」の5つで、これらを「5大栄養素」といいます。
近年では科学技術の発展とともに、これら以外の栄養素も注目を集めるようになり、「食物繊維」を加えた6大栄養素、さらに「フィトケミカル」を加えた7大栄養素という考え方も出始めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、生活習慣病や糖尿病、肥満、アレルギー、がんなどを予防するために食の改善から予防出来ないかという目的のもと、1984年に国家プロジェクトが世界に先駆け日本で行われています(いわゆる機能性食品の研究)。
この研究から、食品の持つ、健康維持、病気の改善・予防効果の関連性が判明するにつれ、食品には栄養機能(一次機能)、味・香りなどの感覚機能(二次機能)、生体調整機能(三次機能)があることが明らかになってきています。

それにともない、食物繊維入り飲料、オリゴ糖入り飲料、アミノ酸入り飲料などが発売され、昨今の特定保健用食品(トクホ)へとブームがつながっているともいえます。

機能性食品の成分にどのような効果が期待されているのでしょうか?

その一例として、酸化ストレスの軽減が期待されるカロテン、フラボン、フラボノール、がんのリスク軽減に期待される単純ポリフェノールなどが挙げられます。今後、さらに研究が進み、病気に関連性がある成分の発見やその作用機構が明らかになれば、私たちの生活はより良いものになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

written by:ら・べるびぃ予防医学研究所 「よ」

 

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

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