人生50年から100年へ

昨日、大河ドラマ「軍師 黒田官兵衛」で本能寺の変が放映されました。
「人間50年、下天の内にくらぶれば・・・」の信長最期の「敦盛」の一節を聞いて考えました。
数百年前の日本人の平均寿命は50歳位だったわけです。現在の日本人平均寿命は83歳。
今後の医学の進歩でその平均寿命は100歳に延びる可能性が強いだろう。
寿命が17年延びるのに後何年かかるのか、その結果、社会ではどんな変化が起こるのだろうか、定年は80歳に延長になるのだろうか、等々。

確かに、人体そのものは再生医療の進歩でかなり修復されて寿命が延びることは間違いないと思う。
問題は脳です。
如何に医学が進歩しても脳細胞の修復はそう簡単ではないからです。
脳神経細胞は140億前後と推定されています。
そのピークは20歳前後でそれ以降一日当たり10万個(25万個説もあり)が破壊されるという説があります。
破壊された脳細胞は修復不加能です。
即ち、年間3650万個、10年で3.6億個とすると、80歳までに約20%の25億個が失われる計算になります。

私事で恐縮ですが、60歳を超えてから人の名前、漢字、英単語のスペルなど思い出せないことがしばしばです。
そんな自分にイライラしますが、前述の「脳細胞喪失1日10万個説」に従い、既に約18億個の脳細胞を喪失しているのだと考えて妙に納得しています。

しかし、最近、記憶問題に対処する良い方法を思いつきました。それは、クラウドサービス(EvernoteDropboxSugarSync etc.)を活用しての情報整理をすることです。
大体1GB−2GBまでは無料で使えますので、複数サービスを利用すれば相当な容量まで無料で利用可能です。
今後、加齢とともに記憶問題は必ず起こります。是非とも今からクラウドサービスに慣れておかれることをお勧めしたいと思います。

written by 筒井

投稿者:

ら・べるびぃ予防医学研究所

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