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ら・べるびぃ予防医学研究所
「知ることは、すべてのはじまり」
ミネラル分析の専門機関として、毛髪・血液・飲食物など様々な検体を分析しています。
2000年の創業以来、皆さまの健康に役立つ検査や情報を提供しています。
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第4回 環境化学物質合同大会 参加してきました!

昨日「第4回 環境化学物質合同大会」に参加してまいりました。
開催地は山形。始発の新幹線に乗り、終電で帰宅するというハードスケジュールでしたが、充実感たっぷりの1日でした。

この合同大会は「環境化学討論会」と「日本環境毒性学会」の合同開催で、なんと山形市内の2つの大きな建物を貸し切って実施されるほどの大規模なもの。

参加者は会場を行き来しながら、同時進行で行われる数多くの発表を聞き比べるというスタイルで、次はどのセッションを聞こうかと目移りしながら、会場を渡り歩きました。

私は無機分析を専門としていることもあり、つい、無機分析関連の発表に集中してしまいましたが、それでも1日があっという間に過ぎてしまうほど内容が濃く、最新の研究に触れてアップデートされた気持ちになれました。

これまで医療や予防の分野の展示会に多く参加してきましたが、今回の大会はその雰囲気とは全く違い、まさに 「マニアック中のマニアック」 という印象。
ヒ素や水銀、セシウム、ストロンチウム、クロムといった元素の環境中での挙動や影響について、研究者の皆さんが発表されている内容はとても刺激的で、圧倒されました。

当社の業務も研究要素を含みますが、私たちは皆様からいただいた検体や情報をもとに解析を行い、その結果から後付けで研究テーマを設定するスタイルです。

一方で、発表された研究者の方々は、まず研究テーマを立て、実現に向けて緻密な計画と行動力でフィールドワークを進めておられ、改めて「本格的な研究者」のすごさを感じました。

また、特に印象的だったのは PFAS(有機フッ素化合物) に関する発表の多さ。全体の約2割がPFAS関連だった印象で、企業展示もPFAS一色といえるほど。環境分野での関心の高さをひしひしと感じました。

交流会も大変盛況で、おそらく200〜300人ほどが参加されていたと思います。

会場では、環境分野で広く利用されている ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計) の話題で盛り上がる場面も多く、同じ分析を行う立場として非常に楽しい時間でした。
ただ「毛髪で分析しています」とお伝えすると、知らない方が多かったのも新たな発見でした。まだまだ認知度が低い!がんばらなければ!

さらに、余興では山形名物の 花笠踊り が披露され、会場は大いに盛り上がりました。
次回の開催地は長崎とのこと。今度は泊まりがけで参加して、もっとたくさんのセミナーに参加する心に決めています。

ちなみに会場でいただいたこのトートバッグ、ベンゼン環を意識して作られたそうです。かわいい。


【書籍紹介】飼い主が獣医師を超えた日

ら・べるびぃ予防医学研究所で「愛犬ミネラル検査プレミアム」「愛猫ミネラル検査プレミアム」のアドバイスをお願いしている サニーズアニマルクリニック院長・櫻井先生の書籍が発売されました。

書籍はこちらからです。(kindleのみです)

飼い主が獣医師を超えた日

Amazonで紹介されていた本書の「はじめに」がステキだったので、そのまま転載させていただきます。

▼今まで諦めずにここまできた飼い主さんへ
・すでにいくつも動物病院へ行って、何かしらの改善策を実施したけど、改善しない。
・ペットのために、いろいろ手を尽くせば尽くすほど、身も心も疲弊してしまっている。
・獣医さんに「治らない病気」と言われても納得できず、治る方法は本当にないのか?と思ってしまう。でも、こんな自分の考えや行動がおかしいのか?とも思うから、周りに聞くこともできない。

こんなに悩んでいるのは私だけ?
こんなに獣医師に不信感を抱いているのは私だけ?
周りは敵だらけ…そんなふうにいつの間にか孤独感にさいなまれている…

実は、そんな飼い主さんがたくさんいらっしゃいます。

そんな風に、不安の中で孤独に、 あなたは今まで、どれだけ頑張ってきましたか?
この本を開いた今日が、あなたとその子の新しい記念日です

▼治療の主役は飼い主である
勤務医時代、僕は毎日、対症療法で再発を繰り返す動物たちと向き合っていました。

抗生剤、ステロイド、ケイレン止め、ホルモン剤――その場限りの手術に、副作用の強いワクチン…。痒み止めの薬を飲めば痒みは止まるかもしれない。でも薬をやめればまた痒みは再発する。ケイレン止めの薬を飲めばケイレンは治るかもしれない。でも薬をやめればまたケイレンは再発する。

パテラ(膝蓋骨脱臼)で膝の手術をすれば膝は外れなくなるかもしれない。でも筋肉によって関節が保護されたわけでも筋肉が付きやすくなったわけでもないから、また次の関節の疾患になっていったり、筋肉の低下が生じ動きが悪くなれば、全体的な動きは低下し、それにより消化器の機能も落ちて、次は膵炎になっていったりする…。

治す立場でいながら、「治していきましょう」と言いながら、心の中では治らないことを知っています。
繰り返すことを知っています。また時間が経てば、忘れた頃に違う症状になって出てくることを知っていました。
何よりも…飼い主さんがこころから笑っていないことを知っていました。
そんな毎日に、僕の心は少しずつ蝕まれていきました。

「本当に、これでいいのか?」

そこから「本当の意味での治療とは?」を飼い主さんと模索する日々が始まりました。

その中でペットの病気を治す仕組みを発見し、その仕組みを動かす主人公は、専門家である獣医師ではなく、「飼い主」であることが見えてきました。

▼見えづらい世界を見えやすくする
僕ら専門家の仕事は「見えづらい世界の見えやすくすること」です。
今回のこの本では飼い主さんが生み出したうそのような本当の話(根本治療)をご紹介しつつ、その仕組みを説明させていただこうかと思います。

これは決してスピリチュアルな話ではありません。 近年の脳科学、量子物理学、行動心理学の分野でも、科学的に証明されているものもあれば、まだわからないこともあります。それらも含めて、できる限りわかりやすく、ご説明させていただければと思います。

この本では、そうした科学的な視点からの解説を織り交ぜながら、 飼い主さんが「本当の意味でペットと生きる力」を少しでも手にしていけるように構成させていただきました。伝えきれないこともたくさんありますが、クリニックで根本治療として行っている飼い主さん用のトレーニングなども一緒にお楽しみいただければと思います。

今、僕のまわりには 根本治療の中で自らの力を磨き、 ペットの命と向き合い、改善を量産する飼い主さんがたくさんいます。

だから、あなたも大丈夫。

「飼い主が獣医師を超えた日」それは、誰かの特別な話じゃない。 あなたの本当の物語を、今ここから始めましょう。ようこそ、飼い主さんたちの可能性が広がる世界へ。

書籍はこちらから。(kindleのみです)

飼い主が獣医師を超えた日

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沖縄の「ウナイ」たちが立ち上がる!PFAS汚染のドキュメンタリー

最近、メディアで「PFAS(ピーファス)」という言葉を耳にする機会が増えましたね。私たちの身近な生活用品にも使われてきたPFASですが、その有害性が明らかになるにつれて、世界中で規制の動きが加速しています。

先日のブログでもお伝えしましたが、イタリアでは、PFAS汚染をめぐり、三菱商事の元関連会社役員らに有罪判決が下されるという衝撃的なニュースがありました。

このように国際的にも注目が集まるPFAS問題ですが、実はここ日本、特に沖縄でも深刻な汚染が進行しているのをご存知でしょうか?

「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」沖縄の女性たちの闘いを描く

今回ご紹介するのは、そんな沖縄のPFAS汚染問題に焦点を当てた新作ドキュメンタリー映画「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かうhttps://unai-pfas.jp/」です。

沖縄の地で何が起きているのか?

この映画が記録しているのは、2016年に沖縄の水道水からPFASが検出されたという県の発表から始まる一連の出来事です。PFASは、水や油をはじく性質を持つ有機フッ素化合物の総称で、焦げ付かないフライパンや防水スプレー、半導体、泡消火剤など、私たちの生活に密接に関わる様々な製品に使われてきました。しかし一方で、発がん性などの人体への有害性が問題視されており、世界各地で規制が進められています。

沖縄では、汚染源と見られる米軍基地への立ち入り調査が度々拒否されてきました。そんな状況下でも、「子供のために諦めるわけにはいかない」と、声を上げる女性たちが連帯し、国連にまで訴えを届けようと奮闘する姿が本作には映し出されています。

タイトルの「ウナイ」とは、沖縄の言葉で「女性たち」を意味します。監督を務めたのは、「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」などで知られる平良いずみさん。平良監督自身も、新生児の母として「生まれたばかりの息子に水道水で作ったミルクを与えていた」ことを知り、「絶対、許さない」という強い思いから撮影に至ったと言います。

国境を越える女性たちの連帯

そして、この映画の注目すべき点は、沖縄の事例だけでなく、前述のイタリアでのPFAS汚染問題についても取材し、現地の当事者たちの声も記録されていることです。平良監督は「気付いた時には、世界の至る所で汚染問題の解決を求め立ち上がった女性(ウナイ)たちに出会い、言葉の壁を越え想いが通じ合う瞬間を何度も経験しました。汚染問題に直面した彼女たちはどう生きたか……。」と語っています。

絶望を希望に変える「ウナイ」たちの姿

「この先、この社会がきらいになりそうな人にこそ見てほしい。絶望の涙を、ひとしずくの希望にかえて立つ女性たちの姿を」という平良監督のメッセージは、私たちに深く響きます。

「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」は、7月26日に沖縄・桜坂劇場で先行公開された後、8月16日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開されます。

彼女たちの闘いは、私たち自身の未来にもつながる、決して他人事ではない問題です。

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慢性腎不全と腸内環境の関係

~インジカン検査と新しい治療の可能性について~

慢性腎不全は、日本の成人の約8人に1人が発症する国民病とされ、年々その患者数は増加傾向にあります。特に初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないまま進行し、ある時点で人工透析が必要な状態に至るケースも少なくありません。

透析治療は、患者さんにとって身体的にも精神的にも大きな負担となります。そのため、腎不全の進行を少しでも遅らせるための新しい治療法の研究が進められています。

■ 九州大学の研究が示す希望

九州大学が発表した最新の研究では、患者さんの負担を軽減する新しい吸着剤の開発が紹介されています。

腸内で作られるインドールなどの尿毒素の前駆体を体内で吸着して除去する方法として、これまで「医療用活性炭」が使用されてきました。しかし、

  • 必要なアミノ酸やビタミンなども吸着してしまう
  • 1日あたり6gと大量に服用しなければならない

などの問題がありました。

この課題を解決するため、研究グループは「メソポーラスカーボン」という炭素材に着目。従来の活性炭と違い、均一なサイズの穴(細孔)を持つ構造により、インドールを選択的に吸着できる特性があることが明らかになりました。

その結果、従来の吸着剤と比較して約3倍もの高い選択性でインドールを吸着できることが確認されました。さらに、薬の使用量も従来の1/3程度に減らせる可能性があり、今後の実用化が大いに期待されています。

■ インジカンとは?腸と腎臓をつなぐ重要なサイン

この研究と関連して、私たちが日常の中で取り入れられる検査の一つに「尿中インジカン測定」があります。

インジカン(インドキシル硫酸)は、次のようなプロセスを経て私たちの体内で産生・排泄されます:

  1. 腸内:トリプトファン(たんぱく質の一種)が腸内細菌、特に悪玉菌によって分解 → インドールが生成
  2. 肝臓:インドールが門脈を通って肝臓に運ばれ、インジカンに代謝
  3. 腎臓→尿:インジカンが血液にのって腎臓でろ過され、尿として排出される

この流れを追うことで、尿中のインジカン量から腸内環境の状態を推測することができるのです。

■ 慢性腎不全とインジカンの注意点

腎機能が正常であれば、インジカンは尿中にきちんと排泄されます。しかし、慢性腎不全の患者さんでは排泄が不十分になり、インジカンが血中に蓄積する傾向があります。

そのため、

  • 尿中インジカン値は「標準~やや低め」となることがある
  • 腸内での産生量が多くても、尿にはあまり出てこないケースもある
  • 腸-肝-腎の代謝ルートのどこかで障害があると、正確な読み取りが難しくなる

という点に注意が必要です。腸内環境の評価には、尿中濃度だけでなく血中インジカン濃度の測定も参考になります

■ 食生活の見直しが腸内環境のカギ

腸内環境は加齢とともに悪玉菌が増えやすくなります。特に肉類などの動物性たんぱく質は、インドールの産生を促進する傾向があります。

腸内環境を整えるためには、以下のような食生活が推奨されます:

  • 肉類中心 → 魚類や大豆製品へシフト
  • 食物繊維(プレバイオティクス)を意識して摂取
  • 発酵食品(プロバイオティクス)で腸内フローラをサポート

こうした生活習慣の改善と併せて、インジカンの検査を活用することで、自分の腸内環境の変化を客観的に知ることができます。

■ 検査結果の「見方」にも注意を

どんな検査にも「例外(イレギュラー)」は存在します。検査はあくまでリスクの兆候をとらえるものであり、病気の確定診断は医師のみが行えるものです。

私たちが提供できるのは、科学的根拠に基づいた「リスクの見える化」までであり、診断や治療の判断は医療機関にて行っていただく必要があります。

■ 尿で腸内環境をチェックしたい方へ

尿中インジカンの測定は、手軽で負担の少ない方法で腸内環境を評価できる検査です。

健康意識の高い方や腎機能に不安のある方には、日々の腸活や食生活改善のヒントとして役立つことでしょう。

尿で腸内環境をチェックしたい方は、こちらからお申込みください。

おしっこで腸のことがわかるって本当?

―尿で腸内環境を推察するしくみ―

ちょっと不思議ですよね。だって「おしっこ」ですよ。

腸とは全然違うもののように感じます。

確かに、「尿」と「腸」は響きが少し似ていますし、一文字違い。でも、腸の検査といえば便を使うのが一般的だと思いませんか?

「どうして尿で腸の状態がわかるの?」
そう思うのは当然のことです。

でも、医学や生理学の世界には「一見不思議だけど、ちゃんと理由がある」ことがたくさんあります。

肝臓の例で考えてみましょう

たとえば、肝臓の異常を調べるときに測定するALTやAST。
これらは血液検査でわかります。肝臓の組織を直接採って調べているわけではありません。

それでも、肝臓に異常があるとこれらの酵素が血液中に放出されるため、血液を調べることで肝臓の状態を「推察」することができます
このような指標のことを「マーカー(生体指標)」と呼びます。

もちろん、ALTやASTは肝臓以外の臓器にも存在しますが、特に肝臓に多く存在しているため有用な指標になるのです。

●腸の状態を「尿」で推察できる?

腸についても、同じような「推察」が可能です。

私たちの腸内では、消化・吸収されなかったタンパク質やアミノ酸の一部が大腸に届きます。
特にアミノ酸の一種であるトリプトファンは、腸内の一部の細菌(いわゆる悪玉菌)によって分解され、「インドール」という物質が生成されます。

このインドール、実は少量だとフローラルな香りがしますが、大量になると、いわゆる「便のにおい」の元になります。

このインドールは腸から吸収されて血液中に入り、肝臓で代謝されて「インジカン(インドキシル硫酸)」という物質に変化します。
そして最終的に、尿として体外に排出されます。

つまり──
尿中のインジカンを測定することで、腸内で悪玉菌がどれだけ活発に活動しているかを推察できるというわけです。

●腸のことを便以外で調べられる

尿中インジカンの量が多ければ、それは腸内で悪玉菌が多く活動しているサインになる可能性があります。

もちろん、これは腸内環境を100%正確に表しているわけではありません。ですが、身体への負担が少なく、腸内の様子を知るヒントになります。

私たちが提供している腸内環境検査も、この「尿中インジカン」を測定する方法です。

気になる方はこちらからお申込みいただくことが可能です。

PFAS-アメリカの規制緩和報道についての補足

最近、一部報道にて「アメリカでPFAS規制が緩和された」といった表現が見られました。

peaple.comニュース
msnニュース

このニュースをご覧になって、「あれ、PFASって規制がゆるくなったの?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、実際の内容はそう単純な話ではありません。

■ 正確にはどういうこと?

今回の動きは、

「PFASの厳しい規制値を適用するまでの期限を延長した」ことと、
「一部のPFASに対する規制案を撤回し、見直しを行う」という二つの措置が同時に発表された、というのが正確な表現です。


■ なぜ延長されたのか?

アメリカ環境保護庁(EPA)が設定したPFASの新たな規制値は非常に厳しいものでした。
これに対し、公共水道事業者や企業からは、

  • 浄化装置の設置や運用が間に合わない
  • 代替物質への切り替えの準備が進まない

といった声が多数寄せられました。

そこでEPAは、PFOAおよびPFOSの規制値(それぞれ4ppt)はそのままに、適用期限を2029年から2031年へ延長しました。
これは規制の緩和ではなく、「厳しい基準を守るための現実的な猶予措置」と言えるものです。

■ 規制対象となるPFASと対応の違い

今回のEPAの発表では、以下のような対応が取られています

PFAS物質名規制状況
PFOA・PFOS規制値は維持(4ppt)、適用期限を2029年 → 2031年に延長
PFNA・PFHxS・GenX(HFPO-DA)規制案を一時撤回、再評価を経て2026年に最終判断予定

撤回といっても、「もう規制しません」という意味ではなく、
「現時点で十分なデータや準備体制が整っていないため、科学的な再評価を行った上で2026年に正式な判断をする」という方針です。

■ PFAS問題への国際的な関心は継続中

この延長措置や見直しは、あくまで現実的な対応のための調整期間です。
PFASが健康や環境に与える影響への懸念は、世界的に引き続き高いままです。

今後も、PFAS規制はより厳格化の方向に進んでいくと見られており、企業や自治体、研究機関には、長期的な対応力がますます求められていくと考えられます。

【お詫びとご報告】水PFAS検査キット、販売終了とお伝えしておりましたが…

いつも当社のサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

先日より、水中PFAS検査キットの販売終了について、ブログやメルマガでご案内をさせていただいておりました。


販売終了とお伝えしていたにもかかわらず、このたび、販売期間を半年間延長することとなりました。

心よりお詫び申し上げます。

■ 販売終了のご案内について

実際、当初の契約内容に基づき、水PFAS検査は当初の終了日で完全終了の予定でした。
お付き合いのある分析会社様も、PFAS測定だけに装置やリソースを割くのは難しいとのことで、特例的に「3ヶ月だけ」と期間限定でご協力いただき、キット販売を継続してまいりました

さらに、公定法では1リットルの採水が必要だったPFAS検査を、たった10mlで可能にする技術革新もあり、限られた期間内でもぜひご利用いただきたいという思いがありました。

終了に向けてブログでも、メルマガでも「今回で本当に最後です」とご案内しておりました。

■ ところが終了日当日、まさかの展開が…

終了日当日、分析会社様からなんと、
「あと半年間継続しませんか?」
とご提案をいただきました。

驚くと同時に、もちろん即決です。

実のところ、私たちの方からお願いしたいくらいでしたので、この申し出には本当に感謝しかありません。

■ 「終わる終わる詐欺」に…なってしまいました

今回の件では、
「終わると聞いて慌てて購入したのに、延長するなんて…」
と感じたお客様もいらっしゃるかもしれません。

本当に申し訳ございません。
終了の判断やその時点での契約状況は真実であり、決して煽るつもりはありませんでした。
ですが、結果的に「終わる終わる詐欺」のような形になってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

■ ご返金も対応いたします

「今すぐ必要ではなかったけど、終了するから仕方なく買った」という方につきましては、当然ご返金対応いたしますので、お手数ですがどうぞお気軽にご連絡ください。

■ 延長の背景にある皆さまの関心の高さ

今回の延長は、私たちだけでなく、分析会社様側の判断によるものでした
PFASへの社会的関心の高まり、皆様のご利用・ご反響があってこそ、
「もう少し様子を見た方がいいかもしれない」と、心変わりしていただけたのだと思っております。

改めて、深く感謝申し上げます。

■ 次回の延長は……正直わかりません

今回の販売延長は、2025年12月2日までとなります。
ただし、今後さらに延長があるかどうかは、現時点では不透明です。
今後の動向については、また決まり次第、随時ご案内させていただきます。

【お知らせ】水PFAS検査、6月2日で販売終了となります

いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
当社で提供してまいりました水PFAS検査は、2025年6月2日をもちまして販売を終了いたします。

水PFAS検査から見えてきたこと

水道水や井戸水に含まれる可能性のあるPFAS(有機フッ素化合物)
これらの物質は自然界で分解されにくく、一度環境に出てしまうと長く残り続けます。
そのため「永遠の化学物質」と呼ばれます。

日本の基準を超えた地点はなし… でも

今回の当社の検査では、日本の暫定目標値である50ng/L超えた地点はありませんでした
しかし、PFOAが40ng/Lを超える水が確認されました。

参考までに各国の規制値を見てみると:

  • アメリカ(PFOA):4ng/L
  • EU(20種類のPFAS合計):20ng/L

日本の目標値と比較すると、かなり緩い数値設定であることがわかります。

PFASの怖さは「吸収率」と「蓄積性」

PFASが人体にとって厄介なのは、その高い吸収率と蓄積性です。

たとえば、有害金属として知られるは成人での吸収率が約5%程度とされており、体に取り込まれる前にほとんどが排出されます。

一方、PFASはほぼ100%吸収されるとされており、体内に取り込まれやすく、その後も数年単位で体内に留まり続けるという特徴があります。

これに対し、同じく吸収率が高いメチル水銀や無機ヒ素などは、生物学的半減期が数日~数ヶ月とされており、比較的早く体外に排出されます。

身近に潜むPFASの存在

PFASはその撥水性・撥油性・耐熱性・耐薬品性から、以下のような日常製品に広く使われています:

  • 防水加工された衣類や家具
  • ハンバーガーの包み紙
  • 化粧品(「パーフルオロ」「ポリフルオロ」の記載がある成分)

浄水器は効果的。注意点も

水道水からPFASを除去するには、浄水器の使用が効果的です。
比較的安価なタイプでもPFASをキャッチすることは可能です。

しかし、ここで重要なのがカートリッジの交換時期です。

カートリッジを長期間交換せずに使い続けると、PFASを吸着しきれず、逆に再放出するリスクがあります。
実際、岡山県吉備中央町では、使用済みの活性炭フィルターが屋外に放置され、そこからPFASが流出、周辺の浄水場で28倍もの濃度が検出される事例も発生しています。

ご家庭でも、浄水器は定期的に交換・メンテナンスを行うことが大切です。

日本とEUでのPFAS規制の違い

現在、日本で規制されているPFASは3種類(PFOA、PFOS、PFHxS)のみです。

下記の黄色が日本で製造・使用が禁止されているPFASとなります。(特定PFAS)

炭素数カルボン酸(PFOAなど)スルホン酸(PFOSなど)
4PFBAPFBS
5PFPeAPFPeS
6PFHxAPFHxS
7PFHpAPFHpS
8PFOAPFOS
9PFNAPFNS
10PFDAPFDS
11PFUnDAPFUnDS
12PFDoDAPFDoDS
13PFTrDAPFTrDS

一方、EUでは2023年より200種類以上のPFASが段階的に禁止されており、さらに10,000種類以上を対象とした包括的な規制案も提出されています。

https://chemsec.org/eu-puts-200-pfas-out-of-business-but-thousands-remain/

https://www.env.go.jp/content/000123227.pdf

まとめ:まずは「知る」ことから

PFASは一度環境中に放出されると広がりやすく、分解されにくいという性質があります。
体内に取り込まれると、長期間にわたり体内にとどまることも確認されています。

だからこそ、まずはご自宅の水にPFASが含まれていないかどうかを知ることがとても重要です。

水PFAS検査は6月2日で販売終了となりますが、もしまだの方は、この機会にぜひご確認ください。

https://www.lbv.jp/analysis/pfas.html

遺伝子検査で自分をもっと深く知る – Chat GENE のご紹介

皆さん、遺伝子検査に興味はありますか?

4月にご案内した「Chat GENE Pro」は、予想をはるかに超える反響をいただき、多くの方にご購入いただきました。ご利用いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

今回は、さらに手軽に、そしてリーズナブルに遺伝子検査を始めたい方に向けて、「Chat GENE」をご紹介します。こちらは「Chat GENE Pro」よりもシンプルで、より手軽に遺伝子解析ができるキットです。

Chat GENE と Chat GENE Pro の違い

  • 価格Chat GENE Pro19,800円 → Chat GENE6,800円(税込)
  • 検査項目:500項目→400項目
  • 機能:祖先解析やAI検索機能がない

ただし、ダイエット、病気リスク、遺伝、髪質、肌質、体質、性格診断などの主要な解析はそのまま!

Chat GENE でわかること

  • 疾患リスク:がんや生活習慣病、一般疾患リスク 165種
  • 体質傾向:食事、運動、肌、髪、睡眠、性格など 235種
  • 遺伝的リスク:病気の遺伝的リスク
  • 個人特性:個人の性格や能力、記憶力 151種
  • 健康指標:健康に関する指標 59種
  • 能力分析:ダイエット、栄養素、肌、スポーツパフォーマンス、性格特性、行動特性分析

遺伝子検査でわかることが人生のヒントに 遺伝子は、私たちが持つ特性やリスクを知る大切な手がかりです。健康増進や自分をもっと理解し、より快適な生活を送るための道しるべとして、「Chat GENE」をぜひお試しください。

ご興味のある方は、ぜひこの機会に始めてみてくださいね!

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