家のほこりに潜むPFAS

私たちにとって身近な存在である家のほこりには、実は私たちの健康を脅かす可能性のある、さまざまな化学物質が潜んでいることをご存じでしょうか。特に問題視されているのが、「永遠の化学物質」とも呼ばれるPFAS(有機フッ素化合物)です。

2016年の研究では、家のほこりからPFASやフタル酸エステル類など、45種類もの有害な化学物質が特定されました。発表によると、一般的な大人がPFASにさらされる総量のうち、最大で25%がハウスダストによるものだというのです。これらの化学物質は、家の外から持ち込まれるだけでなく、カーペット、家具、電子機器、洗剤など、家の中にある様々なものから放出されることが分かっています。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412024007438?via%3Dihub

子どもへの影響と白血病リスク

特に懸念されるのは子どもたちへの影響です。2025年に発表された研究によると、7歳以下の子どもがいる家庭のほこりから検出された8種類のPFASに多くさらされた子どもは、そうでない子どもに比べて白血病にかかるリスクが60%も高まることが明らかになりました。

さらに、ほこりは、死んではがれ落ちた皮膚細胞や繊維、ダニ、カビなど様々なものが含まれる「有害物質の貯蔵庫」となり、これらの有害物質を何年もとどめてしまう可能性があるとしています。

健康への幅広い影響

ほこりに含まれる化学物質は、PFASだけではありません。体内のホルモンに影響を与える内分泌かく乱物質やマイクロプラスチックも検出されていて、これらはがん、生殖機能への影響、さらにはADHDなど、多岐にわたる健康被害を引き起こすおそれがあります。私たちは、室内の空気を吸い込んだり、ほこりが付着したものを口にしたり、皮膚から吸収したりすることで、これらの化学物質を体内に取り込んでしまう可能性があります。

ほこり対策の重要性

家の中のほこりを掃除することは、私たちの健康にとって想像以上に重要です。ただし、はたきを使うとほこりが空気中に舞い上がり、かえって化学物質を吸い込んでしまう可能性があるため、掃除機や濡れた雑巾などを使って、舞い上げないように工夫することが推奨されています。日々のこまめな掃除で、家の中の化学物質への暴露を減らし、より安全な居住空間を保つことが大切ですね。

ら・べるびぃ予防医学研究所
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身近なヒ素が赤ちゃんに与える影響!低濃度でも影響?–米国の最新研究から

「ヒ素」は、毒物として有名ですが、実は私たちの生活の中にも潜んでいます。

そんなヒ素が、妊娠中のお母さんの体を通して赤ちゃんに影響を与える可能性があるとしたら、、、ちょっと気になりますよね?

低濃度でも影響が? ヒ素が赤ちゃんに与える影響

最近、国立衛生研究所の子どもの健康への影響の研究で、衝撃的な報告がありました。それは、公共の飲料水に含まれる低濃度のヒ素、たとえ国の安全基準を下回る濃度であっても、それにさらされた可能性のある母親から生まれた赤ちゃんは、早産、低出生体重、または在胎週数に比べて小さい体格で生まれる可能性が高いというものです。

Public Water Arsenic and Birth Outcomes in the Environmental Influences on Child Health Outcomes Cohort | Environmental Health | JAMA Network Open | JAMA Network

さらに、複数の観察研究をまとめたメタアナリシス※でも、ヒ素曝露と子宮内胎児発育遅延(IUGR)のリスク増加、特に在胎不当過小(SGA)との間に有意な関連が示されています。これは、お腹の中で赤ちゃんが十分に成長できない状態を指します。

Association between arsenic exposure and intrauterine growth restriction: A systematic review and meta-analysis – PMC

※メタアナリシスは、一般的に最も高いレベルのエビデンス(科学的根拠)として位置づけられています。

日本とイランのコホート研究からも、妊娠中のヒ素を含む複数の金属への曝露が、出生時体重に影響を与える可能性が示唆されており、妊娠中の女性は潜在的に有害な金属への遭遇を可能な限り最小限に抑えるべきだと結論付けられています。

Prenatal exposure to metal mixture and birth weight; a Bayesian kernel machine regression analysis of two cohort studies in Japan and Iran | Journal of Environmental Health Science and Engineering

なぜヒ素が私たちの身近に?

ヒ素と聞くと、毒性が高く危険な物質というイメージがあるかもしれませんが、実はヒ素は自然界に広く存在しています。地殻中に分布しており、火山活動や森林火災、鉱物の風化などの自然現象で放出されます。

また、火力発電、廃棄物の処理といった産業活動に伴って環境中に放出されたものもあります。このため、飲料水や食品などに微量のヒ素が含まれています。

完全にヒ素をなくすことは、その自然発生的な性質から考えると非常に難しいのが現状です。

今すぐできることでヒ素を軽減する!

ヒ素を完全に避けることは難しいと聞くと、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、できる限りヒ素の摂取を減らし、もし体内に入ってしまっても速やかに排泄できるような工夫をすることは可能です。

たとえば、ひじき。栄養豊富ですが、実は毒性の高い「無機ヒ素」を比較的多く含んでいます。でも大丈夫!ヒ素は水に溶けやすい性質があるので、調理法で量を減らせます。

農林水産省によると、乾燥ひじきは:

  • 水戻しで約5割減
  • ゆで戻しで約8割減
  • ゆでこぼしで約9割減

に、無機ヒ素を減らせるのです!しかも、鉄分やカルシウム、食物繊維といったひじきの栄養は7割以上残るので、上手に調理して安心して食べられますね。

さらに、バランスの取れた食事も大切です。食物繊維が豊富な野菜、果物、きのこ類は腸内環境を整え、有害物質の排出を助けてくれます。抗酸化作用のあるビタミンCやミネラル(セレン、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、鉄など)も積極的に摂って、体の解毒をサポートしましょう。

主食であるお米にもヒ素が…

私たち日本人の主食といえば「お米」ですよね。

ですが、このお米にもごく微量ながらヒ素が含まれていることをご存知でしょうか?

ヒ素には無機ヒ素と有機ヒ素があり、特に無機ヒ素は健康への影響が懸念されています。もちろん通常の食事でただちに健康被害が出るわけではありませんが、毎日食べるものだからこそ、少しでもリスクを減らす工夫が大切です。

そんな中、イギリスの研究機関によって、家庭でも簡単に実践できる「お米のヒ素を減らす方法」が発表されました。

ご家庭でできる!ヒ素除去率最大73%のお米の炊き方

(出典:ScienceDirect 論文リンク

1.新鮮な水を鍋で沸騰させる(お米1カップにつき水4杯)
2.沸騰したお湯にお米を入れて5分間湯がく
3.お湯を捨て、米の水気を切る(このときにヒ素が除去される)
4.新鮮な水を通常の分量入れ直す
5.弱火〜中火で炊飯し、お米が新鮮な水を吸収するまで炊き上げる

妊娠中や授乳中だけでなく、これから妊娠を考えている女性も、こうした小さな心がけで、新しい命をヒ素の悪影響から守ることができます。

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放置してた冷蔵庫の製氷機で作った氷のミネラル分析してみた

最近ふと思ったんです。
「そういえば、氷、全然作ってないな」と。

暑くなってきたし、そろそろ製氷機の出番かな~なんて思ったのですが、
……ちょっと待てよ、と。

製氷機、最後に使ったのはいつだったか……全く思い出せないのです。
去年の夏?いや、もっと前かもしれない。
ということは、軽く見積もっても 1年以上氷を作っていない ということになります。

そんなことを考えているうちに、ふと気になったのが「衛生面」。

氷を作る通り道に汚れが溜まっていたり、
金属などが溶け出していたり……なんてことは?

そんな疑問を確かめるべく、実際に調べてみることにしました。

浄水器だって、長期間放置してしまうと、内部で雑菌が繁殖したり、劣化が進んだりするものもありますよね。

下記のような報告もありますし。

病棟の製氷機で作成された氷の細菌汚染調査

氷に含まれる金属、調べてみた

今回は、以下の2種類の水を比較しました。

  • 普通の水道水
  • 製氷機で作った氷を溶かした水(おそらく1年以上前に稼働が止まっていた製氷機)

測定して2倍以上の差が出た項目

項目水道水(ppb)製氷機の氷(ppb)
マンガン0.044.66
0.390.84
ヒ素0.40.9
バリウム5.911.8

なんと……

マンガンが100倍以上!

製氷機を通しただけで、こんなに数値が上がるとは……
特にマンガンの上昇はかなり極端です。

いったい、何が原因なのでしょう?

からくりは冷蔵庫の中に…?

ちなみにこの製氷機、SHARP製の冷蔵庫についているものです。タンクに水を入れて吸い上げて製氷皿で氷作って下にぼとぼとと落とすタイプです。

製氷皿はプラスチックのような素材。

考えられる原因としては:

  • 内部に金属部品があり、長期間の放置で溶出した?
  • 製氷経路に汚れや沈着物があった?
  • プラスチック部品に何かしらの変化が?

はっきりとした原因は不明ですが、「長期間使っていない製氷機から作った氷」は
マンガンが高かったのです。

しかし、水質基準からしても1/10以下ですので、問題があるわけではありませんが、、、不思議ですね。

氷もメンテナンスが必要かも?

日頃、水や空気の「きれいさ」には気をつけていても、意外と見落としがちなのが「製氷機」。

今回は金属を調べましたが、実際には細菌の繁殖も気になるところ。
(ちなみに私たちは細菌は測れませんが、金属はしっかり測れます!)

気温が上がり、氷が活躍するこれからの季節。
一度、製氷機のお掃除や点検をしてから再稼働してみてはいかがでしょうか?

あなたの家の氷、もしかすると「マンガン氷」かもしれませんよ……?


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緑茶のチカラ~有害金属を除去!? 実験してみました~

朝日新聞GLOBE+で紹介されていた記事(リンクはこちら)を読んで、「これはうちでも実証してみよう!」と思い立ちました。

記事では、緑茶が鉛を吸着する可能性について触れられていましたが、せっかくなので鉛だけでなく、水銀・カドミウムも対象にして実験してみました。ワクワクドキドキ!

■ 実験内容

まず、有害金属(鉛・水銀・カドミウム)をそれぞれ一定濃度に調整した水を用意しました。
そして以下の2パターンで比較実験を行いました。

パターン①:市販の緑茶ティーバッグをそのまま使用

→ 10回ほど上下にタプタプ(約25秒間の浸漬)

パターン②:ティーバッグを開け、茶葉を直接水に投入

→ 軽くかき混ぜた後、2~3分程度浸漬

この2パターンを選んだ理由は、ティーバッグの袋部分自体が吸着に関与しているかもしれないと考えたためです。茶葉本体の効果を確認したくて、茶葉単体でも検証してみました。なお、水の温度は80℃に調節しています。

また、結果の信頼性を上げるため、各条件につき3サンプルずつ測定しました。

実験風景(80℃を保ちながら、緑茶を作っています)

パターン①と②で浸している時間がことなるため、お茶の色もずいぶんと異なりました。

画角を統一しておらず、すみません。。

■ 結果

① ティーバッグ使用の場合

測定項目使用前平均(ppb)使用後平均(ppb)除去率
カドミウム117367443%
水銀943761%
105035766%

② 茶葉を直接使用した場合

測定項目使用前平均(ppb)使用後平均(ppb)除去率
カドミウム117830474%
水銀994159%
103916384%

■ 考察

どちらの方法でも、有害金属の濃度が大きく低下しており、緑茶には明らかに吸着効果があることがわかりました。特に茶葉のみで行った場合、鉛・カドミウムの除去率は80%近くに達しています。これは正直、驚きです。

お茶の浸漬時間にも差があるので、その点が吸着率に影響している可能性もあります。ただし今回の実験では明確に「緑茶に有害金属を吸着する力がある」ということが示されました。

なお、参考にした記事上では除去率はおよそ15%程度と記載されていましたが、当社の実験では最大で80%近くの除去が確認されました

この差異については、実験条件の違いによる可能性があります。特に、今回の実験では有害金属を高濃度に調整した水を使用しており、そのため茶葉への吸着量が溶出量を大きく上回ったものと考えられます。

また、参考記事では5分以上から24時間程度の浸漬時間における検証結果が記載されておりましたが、当社の実験においては、わずか25秒程度から2分程度の短時間の浸漬であっても、緑茶が有害金属を吸着する効果が確認されました。

このことから、日常的な使用においても、緑茶には一定の有害金属吸着効果が期待できる可能性があると考えられます。

■ 注意点と補足

  • 吸着された金属は茶葉に残るため、茶葉ごと飲み込む粉末茶や抹茶では意味がない点に注意してください。
  • 鉛については「安全な摂取量がない」とされており、完全に除去できるわけではありませんが、日常の中で少しでも減らせる選択肢として、お茶は有効かもしれません。
  • ちなみに余談ですが、ずっと「ティーパック」だと思っていたのですが、正式には「ティーバッグ」が正しい表記だそうです。知らなかった…!

日本人として緑茶のチカラがすごい、というのはなんだか嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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あきたこまちのカドミウム問題を受けて、当社でも調べてみました。

先日報道された、「カドミウム濃度が基準値を超えた米の廃棄」のニュース。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e786aa8326a118963135f50955b4c37bf0b8344e

価格が高騰しているお米が大量に廃棄されるという現実に、なんともやるせない気持ちになります。

たしかに、カドミウムの基準値を超えてしまったお米をそのまま販売することはできません。
でも、ブレンドして濃度を下げる方法もあるのでは…という意見もあるようです。実際にブレンドすれば、濃度は下がりますからね。

とはいえ、消費者の立場からすれば「カドミウムが高いとわかっているお米が混ざっている」と聞けば、不安になるのも当然です。
仮に基準値を下回っていたとしても、「気持ちの問題」で避けたくなる方がいるのもわかります。

個人的には、廃棄するくらいなら「きちんとブレンドして基準をクリアしたうえで、安く販売する」という選択肢もアリではないかと感じます。
「それなら買うよ」という方も、少なからずいるのではないでしょうか。

私もその一人です。

そこで、当社であきたこまちのカドミウムを測定してみました。

実は今回の件をきっかけに、「うちでもあきたこまちを測ってみよう」と思いました。

というのも、ちょうど妻が秋田県産の「あきたこまち」を購入していたのです。
これまでは、当社に届く検体にあきたこまちは含まれておらず、測定の機会がありませんでした。


でも、こういう偶然こそ「ご縁」ですね。よし、やってみよう、と。

測定結果は…

  • カドミウム濃度:66 µg/kg

でした。

まず結論から言えば、基準値(400 µg/kg)には大きく届かず、安全圏内です。
ひとまずホッとしました。

ただし、これがどの程度の位置づけなのか気になったので、参考までに当社でこれまでに測定した約50種類のお米と比較してみました。

  • 中央値:14 µg/kg
  • 平均値:27 µg/kg

※平均値は一部の高い数値に引っ張られやすいため、50検体程度の場合は中央値のほうが全体像を把握しやすいです。

つまり、66 µg/kgというのは 当社で測定限りでは高め の部類です。
基準は大きく下回っていますが、当社データでは 第5位の高濃度
「表彰台」には届きませんでしたが、入賞といったところでしょうか。

品種カドミウム濃度(µg/kg)備考
あきたこまち(今回測定)66当社分析で第5位の濃度
全体中央値1450検体中の中央値
全体平均値27高濃度の影響あり

とはいえ、繰り返しますが、基準値(400 µg/kg)からは大きく離れており、十分に安全といえる数値です。
日常的に摂取するうえで、特に懸念する必要はないと考えられます。

最後に

食品の安全性において、科学的な根拠と、消費者の「安心感」は必ずしも一致しないことがあります。

「基準を満たしていればOK」というのは事実ですが、
「知ってしまった以上、気持ち的に避けたくなる」という声もまた、理解できます。

もちろん、今回のニュースのように「あきたこまちから基準値を超えるカドミウムが検出された」と聞くと、
「じゃあ、あきたこまちはもうやめておこうかな…」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。

ですが、私としては、それは少しもったいない判断かもしれないと感じています。

なぜなら、ニュースのような結果はあくまで一例であって、
すべてのあきたこまちが高いわけではありませんし、産地や田んぼの条件、収穫年によっても大きく異なる可能性があるからです。

実際、基準値を大きく下回っているお米の方が圧倒的に多いですし、
あきたこまち自体も、全国で長く愛されている美味しいお米であることに変わりはありません。

だからこそ、ひとつの数値だけで「この銘柄はダメ」と決めてしまうのではなく、冷静に判断することが大切なのではないかと感じています。

今回のように実際の分析情報を知ることは、安心感にもつながるのではないでしょうか。

当社では、こうした実測データを通じて、皆さまの食品に対する理解と選択の手助けができればと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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犬猫の爪を調べてわかったこと〜モニター調査のご報告〜

当社は犬猫の被毛検査を実施しておりますが、こんなお問い合わせをいただくことがあります。

「うちの子毛が無いんだけどどうしたらいいの?」

そこで昨年、私たちは被毛のない子でも測定ができるよう、犬猫の犬猫の爪を用いたメタル測定のモニター調査を実施いたしました。
ご協力いただいた皆さまには、心より感謝申し上げます。

今回のブログでは、その調査結果についてご報告させていただきます。

モニター数の内訳

  • 犬:85検体
  • 猫:56検体

調査のため、被毛も一緒にご提供いただきました。

食事について

加工食のみ手作り食のみ両方
23(29%)47(59%)9(11%)
26(46%)12(21%)18(32%)

以前の猫の被毛検査作成の際の調査において加工食が72%を占めていたため、今回の調査では46%でした。今回のモニターは、より食事に対する意識の高い飼い主様にご参加いただいたものと推察しました。

食事によって有意差のあるミネラル等

加工食のみと手作り食のみで比較をしてみました。

犬で有意差のあったミネラル

有害金属では差がありませんでしたが、下記ミネラルで有意差を示しました。

マンガン(P=0.0172)、モリブデン(p=0.001)、鉄(p=0.034)、亜鉛(p=0.003)

※Pの値が低い程、2群間には差がある、という解釈となります。

検体数

ペットフードのみ:18検体 手作りのみ:31検体

爪は数が多い黒色の検体としました。

●食事によるミネラル濃度の差(犬の爪)

猫で有意差のあったミネラル

犬と同様に有害金属では差がありませんでしたが、下記ミネラルで有意差を示しました。

モリブデン(p=0.036)

犬と同様にモリブデンはペットフードのみの個体の方が高い結果となりました。

犬で有意差を示したほかのミネラルについては以下の通りでした。

マンガン(p=0.193)、鉄(p=0.395)、亜鉛(p=0.104)

マンガンの含有量については、統計的に有意な差は認められなかったものの、犬とは逆にペットフードの方が手作り食に比べてやや高い傾向が見られました。マンガンは一般に肉類よりも植物性の原材料に多く含まれるため、ペットフードにはその不足を補う目的でマンガンが添加されていることが考えられます。猫は本来肉食性の動物であり、手作り食では植物性原料の使用が限られることから、食事中のマンガンの含有量が低くなる可能性があります。

鉄はほぼ有意差がありませんでした。

亜鉛については有意差は認められなかったものの、手作りの方が平均値も中央値も高い傾向がみられました。

検体数

ペットフードのみ:26検体 手作りのみ:13検体

●食事によるミネラル濃度の差(猫の爪)

爪の色とミネラル濃度の関係

  • 猫の爪:ほとんどが白色
  • 犬の爪:白と黒の両方が存在

被毛と同様に、爪にもメラニン色素が含まれており、これがミネラルの蓄積に影響を及ぼしている可能性があります。

色によって有意差が見られた元素:

  • ストロンチウム(Sr)
  • アンチモン(Sb)
  • バリウム(Ba)
  • タリウム(Tl)

これらの元素は、爪の色によって濃度に差がある傾向が見られました。

爪と被毛の相関性について

被毛も併せてご提供いただいたことで、爪と毛の間にどれくらいの相関があるかを分析することができました。

特に相関が強かった元素(犬猫共通):

  • 水銀(Hg)
  • ヒ素(As)

水銀については、主に魚由来のフードに多く含まれており、ヒ素についても魚や一部の穀類などに含まれています。
これらは日常的に摂取される可能性があるため、体内で一定の蓄積が生じやすい元素と考えられます。

そのため、今回の調査では、爪と被毛の両方で類似した蓄積傾向が確認されました。
この結果から、水銀やヒ素は、長期間にわたり継続的に取り込まれている可能性がある元素であることがうかがえます。

相関がほぼ確認できなかった元素(犬猫共通):

  • アンチモン(Sb)

犬のデータ考察

  • 鉛(Pb)とカドミウム(Cd)について、爪と毛の間で明確な相関は見られませんでした
  • 散歩や草むらへの接触など、環境由来の付着や一時的な摂取が要因である可能性があります。

猫のデータ考察

  • 鉛の相関は犬同様に高くはありませんでしたが、最大値を示した個体は爪・毛ともに一致していました
  • カドミウムに関しても、高濃度を示した2個体は毛・爪ともに高値でした。
  • 一方で、濃度が低い場合には爪と毛のばらつきが大きく、相関性が低下していました。

つまり、高濃度であればある程度の信頼性があるが、低濃度では評価が難しいという傾向が見られました。

測定対象の「期間の違い」について

  • :ブラッシングした毛を使用しており、長さの指定はしておりませんでした。そのため、長期間の平均値を反映している可能性があります。
  • :普段の爪切りで採取されたものであり、おそらく直近1ヶ月程度のデータを反映していると考えられます(人間の場合は4〜5ヶ月前のデータとされますが、犬猫は爪母に近い部位が切られるため短期間と思われます)。

このように、毛と爪では反映している時期が異なる可能性が十分に考えられました。

まとめ

今回のモニター調査では、犬猫の爪に含まれるメタルの分析を通じて、以下の知見が得られました。

  • ペットフードまたは手作り食によって爪中のミネラル濃度に差が認められました。
  • 被毛と同じく爪も色によって濃度に差がありました。
  • 犬は白黒の爪があり、猫はほぼ白色の爪でした。
  • 水銀やヒ素は爪と被毛の相関性が高く、長期的な摂取傾向の把握に有効と推察されました。

皆さまからご提供いただいたサンプルは、今後の研究やサービスの質向上に役立ててまいります。

ご協力いただいた皆さま、改めて本当にありがとうございました。


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梅雨の体調不良、もしかして「気象病」かも?!

じめじめとした梅雨の季節、なんだか体調がすぐれない…そんなお悩みはありませんか?

実は先日、ニュースで興味深い話を聞きました。あるクリニックの先生が言うには、例年、梅雨入り前後は雨の日を中心に患者さんが増える傾向があるそうです。中には1日に10人以上もの方が訪れることもあるとか!

この話を聞いて、「私もそう!」と強く共感しました。私も昔から、梅雨時や台風の時期、そして季節の変わり目になると、決まって朝方に咳が出ることが多いのです。咳喘息の持病持ちにとっては、本当に悩ましい時期なんですよね。

周りの友人や同僚に目を向けても、「頭が痛い」「関節が痛い」といった声がよく聞かれます。この時期の体調不良、もしかしたらそれは気象病かもしれません。

気象病ってどんな症状?なぜ起こるの?

気象病とは、気圧や天候が変わりやすい梅雨や台風の時期に起こりやすい体調不良のこと。「天気病」とも呼ばれます。

よくある症状としては、頭痛、めまい、肩こり、関節痛、倦怠感などが挙げられます。

では、なぜ気象病は起こるのでしょうか?

私たちの体は、気圧や気温、湿度などの変化に敏感に反応します。特に低気圧や寒暖差が、耳の奥にある内耳のセンサーを刺激し、その情報を受け取る前庭神経が過剰に興奮することが原因だと考えられています。この過剰な興奮が、私たちの体の様々な機能をコントロールしている自律神経のバランスを乱し、不快な症状を引き起こしてしまうのです。

自律神経って何?

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、自動的に体の様々な機能を調整してくれる神経です。例えば、呼吸や血圧、体温の調整、消化や排泄など、生命を維持するために欠かせない働きを担っています。

自律神経には、主に交感神経と副交感神経の2種類があります。

  • 交感神経: 活動や興奮、ストレスを感じているときに優位になる神経で、いわば車のアクセルのような役割をします。この神経が優位になると、血管が収縮して血圧が上がったり、心拍数が多くなったりして、体が緊張状態になります。
  • 副交感神経: 活動を抑制し、休憩やリラックスしているときに優位になる神経で、車のブレーキに例えられます。副交感神経が優位になると、血管が拡張して血圧が下がったり、心拍数が落ち着いたりして、体がリラックスモードになります。

私たちは、活動しているときは交感神経が優位になり、眠っているときは副交感神経が優位になる、といったように、この2つの神経が交互にバランス良く働くことで、健康な状態を保っています。気象病は、このバランスが崩れてしまうことで起こるのです。

愛知医科大学の最新研究報告(2025年1月)

低気圧刺激が神経障害性疼痛に与える影響とそのメカニズムを調べるため、動物実験が行われました。

実験内容:坐骨神経を結紮して神経障害性疼痛モデルを作成したマウスに連続的な低気圧刺激を与え、正常なマウスと比較しました。

結果:神経障害マウスでは痛みの行動が有意に増加し、血中のストレスホルモンであるコルチコステロン濃度(マウスにおけるコルチゾール相当ホルモン)が上昇しました。一方、正常なマウスではこうした変化は見られませんでした。

示唆:神経損傷がある状態で低気圧がストレス応答を活性化し、痛みを悪化させる可能性があります。これは気象病の発症メカニズムにHPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質軸)が関与することを示唆し、今後新たな治療法開発の手がかりになるかもしれません。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11741632/

気象病にどう対応すればいい?

気象病のつらい症状を和らげるためには、まず自律神経のバランスを整えることが大切です。

具体的には、以下の点に気を付けてみましょう。

  • 規則正しい生活: 毎日決まった時間に寝起きし、生活リズムを整えましょう。
  • 十分な睡眠: 質の良い睡眠をしっかり取ることで、自律神経が整いやすくなります。
  • 入浴: 湯船にゆっくり浸かり、体を温めることでリラックス効果が高まります。
  • バランスの取れた食事: 栄養バランスの偏りがないよう、規則正しく食事を摂りましょう。

また、耳のまわりの血行を良くすることも、内耳の機能を改善し、気象病の症状緩和に効果的だと言われています。手軽にできる耳マッサージは特におすすめです。 つらい梅雨の季節も、できる対策をして元気に乗り切りたいですね!



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氷が食べたい!・・・鉄不足かも?

氷が食べたい!と思うことはありますか?

私のお姑さんは氷を食べるのが大好きで、しょっちゅうキッチンで氷をガリガリ食べていました。
知覚過敏で冷たいものが苦手な私は、見ているだけで歯が痛くなりそうでした。

当時は「変わった好みだなぁ」と眺めているだけでしたが、氷が食べたくなるのは単に好みの問題ではなく、鉄不足の症状の一つといわれています。

なぜ鉄が不足すると氷が食べたくなるのか?

鉄が不足し、貧血になると、

・自律神経の働きが乱れ、体がほてるので冷やしたくなる
・口の中の温度が高くなり、乾く

などの理由で氷が食べたくなると言われることもありますが、じつはよく分かっていません。

通常、食べることのないものを継続的に食べることを「異食症」といいます。
「異食症」で調べてみると、氷の他にもいろいろあるそうです。

氷・土・髪・爪・紙・壁・石などの異食症が知られています。

えええ?土っ?
えええ?壁っ?石って歯は大丈夫なのかっ?!
と思いましたが、どれも鉄欠乏性貧血のときに現れやすいそうです。

鉄不足おそるべし!

このうち、髪を食べたくなる異食症「ラプンツェル症候群」といわれる病気は、自分の髪のみならず、他人の髪も食べたくなってしまうそうです。
ラプンツェルといえば、ディズニー映画でもおなじみの長く美しい髪を持つプリンセス。
そんなプリンセスの名前がついていますが、美しい話ではありませんね。

髪の毛は胃酸で消化されるのかと思いましたが、食べた髪の毛は胃の中で固まり、毛玉になってしまうそうです。

トルコでは、腹痛を起こして病院に運ばれた5歳の女の子の胃から小腸までびっしりと髪の毛で埋まっていたとの論文が発表されています。
この子も鉄欠乏性貧血があり、そのために髪を食べたくなり、髪の毛が消化管を塞ぎ貧血が悪化、さらに髪の毛が食べたくなるという悪循環を起こしていたのではないかと言われているそうです。

鉄不足おそるべし!

鉄、大事!

鉄は、酸素の運搬役として有名ですが、その他にも体の実に様々なところで必要とされているミネラルです。
ATP合成、神経伝達、免疫機能やDNAの合成などなど、生きる根幹に関わるミネラル!

私がら・べるびぃ予防医学研究所に入社したときの勉強会で、「鉄の働きをすべて説明しようとしたら、分厚い本を1冊作ってもまだ足りない」と言われたことを思い出しました。

鉄は、最も不足が懸念されているミネラルの一つです。
食事の鉄を意識してくださいねー!

【毛髪ミネラル検査】汗の影響ってあるの?実際に試してみました!

検査を2週間に1度受けていると、ふとした疑問が湧いてくることがあります。
そのひとつが「汗って毛髪ミネラル検査の結果に影響するの?」ということ。

もちろん、これまでにお客様からそのような問い合わせをいただいたことはありません。
でも、ふと気になってしまったのです。

■ 運動後のナトリウム・カリウム、どうなん??

ナトリウムやカリウムの数値が高めで、まぁ毎日運動してるし、「これはミネラルコルチコイドの影響かも?」なんて考えていました。

でも、ふと思ったんです。
「汗って髪につくよね? それ、影響しないの?」

汗には、ナトリウムカリウムといったミネラルがに含まれています。これらが髪に付着し、そのまま検査サンプルになると、本来の体内のミネラル状態とは異なる結果が出てしまうのではないかという懸念は、やっぱり思ってしまいます。

■ 実験してみました!

気になったら、試してみるのがいちばん!

ということで、走る前と走った後に髪を切って、毛髪ミネラルを比較してみました。
(スタッフにはチョコレートを餌にお願いしました…笑)

スタッフ曰く「汗でまとまってて、逆に切りやすかった」とのこと。
なるほど、美容室でも霧吹きで髪を濡らすのと同じですね。

■ 検査条件について

  • 同じ日に採取した髪の毛(走る前の髪と20分走ってドロドロに汗のついた髪)
  • 長さは1cm(現在、水銀負荷試験のため)
  • 洗浄は通常通りに実施

※ 毛髪検査は前処理として洗浄を行いますが、「汗のミネラルが完全に落とせているかどうか」は、確実な保証があるわけではありません。

■ 結果はこちら!

ミネラル走る前 μg/g走った後 μg/g
ナトリウム155147
カリウム10073

ナトリウムはほぼ変化なし(誤差の範囲)

カリウムはやや減少? でもこれは部位の差かもしれません

ちなみにこのデータはナトリウムが高値、カリウムは基準ギリギリのデータでした。高!!

■ 考察

今回の結果からは、汗による毛髪へのミネラル(ナトリウム、カリウム)付着が、検査結果を著しく上昇させる可能性は低いという示唆が得られました。特に、汗で高くなると期待されていたナトリウムがほとんど変動しなかったのは、予想外であり、興味深い点です。

正直、もっと劇的な変化、10倍とか20倍とかを期待していたんですが……残念!

しかしこれは毛髪検査における洗浄処理が、表面に付着したミネラルを効果的に除去しているとも考えられます。あるいは、汗として排出されたミネラルが、毛髪の内部構造にまで入り込んで測定値に影響を与えるほどではない、という見方もできるかもしれません。

ただし、これはあくまで「N=1」のデータ。(一人だけのデータ)
何度か繰り返して、一貫した傾向が見られれば、もっと面白い考察ができるかもしれません。

毛髪ミネラル検査、自分はどうなんだろう、と試してみたい方はこちらからお申込みいただけます↓

牡蠣を5年間毎日食べ続けた女性に起きた衝撃の健康被害とは?

先日、日本テレビの『ザ!世界仰天ニュース』で放送された、ある女性の「牡蠣の食べすぎによる健康被害」の話がありました。個人的に大変驚いたニュースです。

その女性は、健康に良いと思って5年間、毎日牡蠣を食べ続けていたそうです。牡蠣は栄養豊富な食材として知られていますが、その行動が思わぬ結果を招いてしまいました。

なんと、「亜鉛の過剰摂取」によって「銅欠乏症」を引き起こしてしまったのです。

https://www.ntv.co.jp/gyoten/articles/324kqlc8wv54bck4xo4.html

偏った健康習慣がもたらす危険

「体に良いから」と思っていたことが、実は健康を脅かす原因になっていた——。これは誰にとっても他人事ではありません。

テレビで「納豆が良い」と紹介されると翌日スーパーから納豆が消え、「バナナが良い」「鯖缶が良い」と報じられるたびに同様の現象が起きる。
私たちはそれほどメディアの影響を受けやすく、健康に対して良いとされる情報に飛びつきがちです。

でも実際は、「これさえ食べていれば安心」というものはなく、バランスの取れた食生活こそが健康維持の基本なのです。

1日20個の牡蠣を食べていたというこの女性、5年間でなんと36,500個の牡蠣を食べていたことになります。

1日70mgの亜鉛摂取!? 驚きの数値

この女性が摂取していた亜鉛量は1日あたり約70mgとされており、これは常識を超えた量です。

参考までに:

  • 成人女性の推奨亜鉛摂取量:8mg/日前後
  • 一般的なサプリメントに含まれる亜鉛量:10mg程度
  • 日本の規制:サプリ1粒あたり15mg以下
  • 医療用亜鉛製剤「ノベルジン」:1錠あたり25~50mg、最大150mg/日まで(医師の処方のもと)

つまり、サプリですら厳しく制限されている中で、食事だけで70mgもの亜鉛をとっていたというのは驚異的なことなのです。

銅欠乏のリスクとは?

過剰な亜鉛は、体内の銅の吸収を阻害してしまいます。銅は貧血予防や免疫機能の維持など、私たちの体に欠かせないミネラルです。

この女性も、「原因不明の貧血」「歩行障害」などの深刻な症状が現れ、ようやく医療機関で「銅欠乏症」と診断されました。

健康管理に必要なのは「バランス」と「自己チェック」

このエピソードから私たちが学べることは、

  • 健康食品であっても摂りすぎは危険
  • 健康への思い込みが過剰摂取を招くことがある
  • 「これしか食べない」ではなく、多様な食品をまんべんなく摂ることが重要

ということです。

「私は大丈夫かしら?」と思われた方には、毛髪ミネラル検査の活用もおすすめです。日々のミネラルバランスの状態を知ることで、より健康管理に役立てることができます。

自分の栄養バランスが気になる方へ

毛髪ミネラル検査では、体内のミネラルや有害金属などを非侵襲的に確認できます。

「知らず知らずのうちに栄養バランスが偏っていないか知りたい」
「有害金属がたまっていないか調べたい」

という方は、ぜひこちらから毛髪ミネラル検査をお申込み下さい。