水道水のバナジウムについて

富士山の天然水はバナジウムだよね、って思っている方が多いと思います。

実際、そうなんです。

神奈川県の水道水の90%は富士山を水源としています。なので当然水道水にもバナジウムがあるんです。

バナジウムが2μg/L以上含まれる水道水の割合

都道府県全体数2μg/L以上割合
埼玉県8225%
千葉県8225%
東京都631422%
神奈川県2525100%
長野県8450%
鳥取県37924%
ら・べるびぃ予防医学研究所

水道水中バナジウムの大半は定量下限値以下なのですが、神奈川県は100%数値として出てきます。

バナジウムをウリにしているお水などもありますが、基本的にはバナジウムの動態はあまり解明されていません。欠乏しても欠乏症は報告されていませんが、過剰摂取の場合、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。一方で糖代謝に関わっていることも示唆されています。

バナジウムは生体にいいものなのか、悪いものなのか結論は出ていませんが、過剰な摂取はさけたほうが無難かと思います。

バナジウムに起因するか全く不明ですが、神奈川県は糖尿病による死亡率が1番低く、神奈川県横浜市青葉区、横浜県川崎市麻生区は男性の平均寿命が一番長いようです。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/ckts05/hyo02.html

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31998432/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25371519/

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0361923017307657?via%3Dihub