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妊婦の血中マンガン濃度で赤ちゃんの体重が変わる
国立環境研究所と千葉大学が共同で行った研究成果は、平成31年2月8日に環境保健の国際専門誌「Environmental Research」に掲載されています。通常、人体では血液中のマンガンはほぼ一定に保たれていますが、妊娠後期になると妊婦の血液中マンガン濃度が高くなる傾向にあります。しかし、この原因はわかっていません。また、最近の研究では、妊婦の血液中マンガン濃度が子供の発達に関係していることも指摘されています。
この研究では日本国内の妊婦約16,000人について測定を行いました。解析の結果、妊娠28週以降の妊婦の血液中マンガン濃度高すぎたり、低すぎたりすると、男の子に限って出生体重が最大140グラムほど減収することこと、また性別に関係なく、出生時の頭囲が減少する傾向があることがわかりました。
マンガンは胎盤を保護する酵素の成分であるため、胎児に栄養を供給する胎盤の機能に影響している可能性があります。しかし、男女で差が生じた原因などについては明らかになっていません。
「エコチル調査」は血液だけでなく生活習慣や毛髪、母乳などの採取も行っていますので、今後、さらなる研究と原因が解明されることが期待されます。
出典:Newton 2019年6月号
詳細:https://www.nies.go.jp/whatsnew/20190221/20190221.html
2019年3月28日(木曜日)8:15~『NHKあさイチ』にて爪ミネラル検査の回が再放送決定!
2019年3月28日(木曜日)8:15~8:50
NHK総合『NHKあさイチ』にて爪ミネラル検査の回がぎゅっと凝縮されて再放送決定です。
以前のブログはこちら。
http://www.lbv.jp/wordpressjp/?p=1422
基本あさイチは生放送なのですが、高校野球があるため再放送になるのだそうです。
今年度に放送された中からなんと私どもが出演した爪の回が抜擢されたとのことで、社員一同喜んでおります。
爪ミネラル検査についてスタジオでお話しています。
爪に含まれるミネラルを分析し、ミネラルのバランス、ストレスの状態、有害金属の蓄積などを把握し生活習慣の改善や健康意識の向上に繋げていただければと思います。
8時15分から約35分間にぎゅっと濃縮されています。
9時からは高校野球です。
楽しみです。
赤ちゃんを守れ!
つまり、今年になってまだ3か月もたたないうちに4年間の患者数を超える人が風疹に感染しています。患者の多くは30~50代の男性や20~30代の女性。予防接種を受けていないか、免疫を十分に獲得できていない可能性のある人たちです。

ただし、「三日ばしか」という別名のとおり、通常、感染しても症状は比較的軽く、数日で完治します。まったく症状が出ない人もいます。
一度感染すると生涯に渡り免疫ができます。風疹の最大の問題は、妊婦の感染です。
妊婦が感染すると、赤ちゃんに難聴・心疾患・白内障などの障害が生じる可能性があり、初期ほどその確率が高く、妊娠1カ月で風疹に感染するとなんと50%以上の確率で赤ちゃんに障害が生じます。
「妊婦に風疹を感染させない」ということが、風疹の予防接種の最大の目的なのです。
今まで、各自治体では、風疹の抗体検査やワクチンに補助金を出すなどの対策をとってきました。
しかし、
「自分は妊娠しないから関係ない」
「かかっても重症になるわけではない」
「ワクチンはお金がかかる」
「わざわざ受診するのはめんどくさい」
など、理由はさまざまですが、なかなか接種率が上がりませんでした。
そこで厚生労働省は2019年4月からの3年間、特に抗体保有率が低い現在39~56歳の男性に対し
・タダで
・日本全国どこでも
・会社員の場合は、会社の健診のときに
・自営業者の場合は、40歳以上の特定健診のときに
抗体検査が受けられるという対策を実施します。
これはすごいことです。
健診の「ついでに」ってとこが素晴らしい。
厚労省がんばりました!
みんなで赤ちゃんを風疹から守りましょう!
参照:
『先天性風疹症候群で亡くなった娘の宿題 同じ思いをする親子を二度と出さないために』←先天性風疹症候群で娘を亡くされた方の体験談。
NHK「ストップ風疹~赤ちゃんを守れ」←自分の風疹危険度が分かります。
『風疹流行止まらず、2週連続で患者100人超』毎日新聞 医療プレミア2019年3月18日
『風疹の予防接種、男性3年無料に 免疫ない39~56歳』朝日新聞デジタル2018年12月11日11時11分
不飽和?オメガ?トランス?どの脂肪酸が危ないのか
今回は、脂肪酸についてです。
脂質・中性脂肪・コレステロール・不飽和脂肪酸・飽和脂肪酸・トランス脂肪酸
なんとなく分かっていても、その違いを説明するとなるとなかなか難しいこれらの違いが分かりやすく解説されています。
トランス脂肪酸については、日本人のトランス脂肪酸の平均的な摂取量は1%未満と諸外国に比べて低いということで、日本では規制の対象になっていませんが、あくまで「平均的な日本人」となっている点に注意が必要です。
さらに、ヨーロッパでは、トランス脂肪酸の摂取量が多いほど、子どもの喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の発症率が高いことが報告されているとのこと。
やはり、トランス脂肪酸は摂らないようにしたほうが良さそうです。
一方、オリーブオイルや魚に含まれる油に関しては今のところ悪い報告はなく、健康に良いとする強いエビデンスも備えています。
科学者が語るビタミンCと老化の深い関係 DVD発売開始!
2018年11月に開催された第6回予防医学セミナー『科学者が語るビタミンCと老化の深い関係』がDVDになりました。老化制御(アンチエイジング)を専門に長年研究を続け、ビタミンC研究の第一人者として知られる石神先生が登壇。知られざるビタミンCの話を科学者の視点から語っています。
科学者が語るビタミンCと老化の深い関係 紹介動画
Disc 1 : 52min
加齢・老化とは?
ビタミンとは?
ビタミンCの発見
ビタミンCの働き
ビタミンCと老化
Disc 2 : 59min
皮膚とビタミンC
ビタミンCの不足
COPD患者の血中ビタミンC濃度
がんとビタミンC
ビタミンCは大量に消費される
ビタミンCの摂取方法
質疑応答
『科学者が語る ビタミンCと老化の深い関係』を開催しました。
11月22日、第6回 予防医学セミナー『科学者が語る ビタミンCと老化の深い関係』を開催しました。講師に日本のビタミンC研究の第一人者として知られる石神昭人先生をお迎えし、2時間にわたってビタミンCのお話をしていただきました。
冒頭、石神先生が聞きました。
「皆さん、加齢と老化の違いが分かりますか?」
加齢とは、ヒトが生まれてから死ぬまでの時間経過をいいます。
つまり、加齢は生まれた時から始まり、1年に1歳増えていきます。これが加齢。
当然、すべての生きている人に平等に起こります。
一方、老化とは、成長期以降、すべての人に起こる加齢に伴う生体機能の低下をいいます。
つまり、老化の始まりは20代から30代で、個人差があります。
40代50代になって参加したクラス会で、いつまでも若々しい人と老け込んでしまう人がいて驚いたことがある方もいらっしゃると思いますが、これも老化の個人差によるものです。
思わず「な~るほど!」とつぶやいてしまいました。

その後、マウスを使ったビタミンCの実験によるビタミンCの抗老化作用についてや、加齢とともに減っていく血液中のビタミンCについて、さらに、皮膚とビタミンC、がんとビタミンC、ビタミンCが活性酸素を消去する仕組みなどなど、科学に基づいたビタミンCの話をたくさんしていただきました。
個人的には、毎日満員電車で通勤しているので、通勤ラッシュの時間が長ければ長いほどビタミンCの消費が激しくなるという話はショックでした。
やはり、通勤ラッシュは大きなストレスなんですね~。
しっかりビタミンCを補給しなくては!
石神先生は、お話が上手なのであっという間に2時間が経ち、その後の質疑応答でも皆さんからたくさんの鋭い質問をいただきました。
時間の都合ですべての方のご質問にお答えできずに申し訳ありませんでした。
ちなみに今回は、ブロンソン・ジャパンのビタミンCサプリメント「ピュアクリスタル」が受講特典でしたが、さらに、シマ研究所様から、ブロンソン・ジャパンのビタミンCを高濃度に配合した美容液「Pure Flairーピュアフレア」のサンプルをプレゼントしていただきました。
ご参加いただいた皆さま、石神先生、シマ研究所の皆さま、ありがとうございました!

2018年10月29日(月曜日)8:40ごろから『NHKあさイチ』にてミネラル検査が放送されます!!
2018年10月29日(月曜日)
NHK総合『NHKあさイチ』 朝ドラの次の番組です。
8時40分ごろから
爪ミネラル検査についてスタジオでお話いたします。
爪に含まれるミネラルを分析し、ミネラルのバランス、ストレスの状態、有害金属の蓄積などを把握し生活習慣の改善や健康意識の向上に繋げていただければと思います。
弊研究所よりミネラル検査スペシャリストの筒井大海がスタジオに遊びに行きます!
華丸大吉さん、待っていてください!
番組情報はこちらです。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/181029/1.html
ビタミンCの分析風景
とある企業様からビタミンCの熱の強さについて分析依頼を受けましたので分析風景を紹介いたします。
ビタミンCの分析法には、ヨウ素滴定法とインドフェノール法がありますが、今回はインドフェノール法でビタミンCの濃度を求めました。
分析にはビーカーやビュレットなどを使います。
もしかしたら高校生の時に実験で使用した経験がある方もいるかもしれません。

この方法は、インドフェノール溶液にビタミンC溶液を滴下すると、インドフェノールの青色が紅色になり、最終的に無色透明になるのを利用しています。
この時、溶液の中では定量的に酸化還元反応が起こるので、インドフェノール溶液にどのくらいのビタミンC溶液を滴下したかを比較することでビタミンCの濃度を求めることができます。
実際に滴定を行った動画を見ていただくと、どのような形で反応が進むのか確認できます。
ちなみに、ご家庭でもヨウ素滴定法を使って簡易的にビタミンCの比較ができます。
お子様の夏休みの自由研究にいかでしょうか?
比べてみよう!! 食材のビタミン C
https://www.t-scitech.net/history/miraikan/shokuhin/kagaku.html
間質性肺炎
中学以来の親しい先輩が急逝との訃報に茫然自失。
奥さんに話を聞くと間質性肺炎を発症して2週間で旅立たれた由。67歳になられたばかりで来月の初孫の顔も見ずに逝かれた。
間質性肺炎の予防接種は、西田敏行さんがTVで広告していますが私も昨年受けたばかり。どうも先輩は失念していたようだ。慚愧に堪えない。
肺炎は日本人の死因第3位。50代以上の男性で喫煙者に多い。発症して数日から数年で死亡と致死率も高い。予防接種はマストです。
たかが風邪と軽く見てはいけない。「風邪は万病の元」、毎日ビタミンCを摂ろう‼
合掌。
written by 筒井豊春