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*「心の病は食事で治す」PHP新書 生田 哲 著 より引用
心の病は特別なものではありません。
それはあまりに多くの人が心の病に苦しんでいるからです。うつ病だけに限っても患者数は500万人と見積もられていますが、全く受診を受けていない潜在的なうつ傾向、更にはひきこもり・無気力・不安・不眠・キレる・・・まで含めれば、その数倍の悩める人がいるわけであり、その数自体、多分、毎年増加していると考えられます。
通常、これらの原因は仕事・家庭環境・人間関係におけるストレスや成育期の環境や体験の問題とされ、精神科や心療内科を受診すると薬剤の投与により、ある程度の副作用には目をそむけ、これらストレスに耐えうる対症療法が施されます。我々はそのような治療法を否定するもではありません。
我々は「心の病」を考えるとき、心をつかみどころのない、見えないものではなく、脳という臓器の働きの不調によるものととらえます。脳は神経細胞の集まりであり、その一つ一つの神経細胞の内部では、電気信号の形で情報がとびかっています。しかし、神経細胞の間は、化学物質である神経伝達物質が流れることで情報をつないでいます。つまり、脳内をかけめぐる伝達物質の種類と量のバランスがとれた状態が健常であり、バランスのくずれたインバランスの状態が異常で、心の病が発生します。
このバランスは薬によって回復することが出来ますが同じことは栄養素によってもできると考えます。というのは、脳・神経細胞・伝達物質・細胞膜は我々が日頃食べる食物からできているからです。
ここでは特に現代人が不足しがちであり、かつ通常の健診では無視されがちな微量栄養素であるミネラルに焦点をあていくつかの文献から引用し説明を致します。
新聞報道情報●2010/07/28 毎日新聞 ●2010/07/27 毎日新聞 ●2010/07/24 産経新聞 |
*「心の病は食事で治す」PHP新書 生田 哲 著 より引用
脳のしくみを車にたとえれば、ブレーキとアクセルを操作することにより、車のスピードがコントロールされるように、脳を「興奮させる伝達物質」と「抑制する伝達物質」との微妙なバランスによって脳の興奮状態が適度に保たれています。そして車のガソリンに相当するのが、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖です。
心の病は、ブドウ糖が安定的に供給されないか、脳内物質のインバランスによって発生します。これを正しい食事と栄養素の供給により是正すれば心の病は治ります。本書で紹介する治療法は、アメリカやイギリスで「分子整合精神医学」を採用する医師たちが実行しているものであります。筆者は、脳と身体を最適状態にする栄養素を研究し、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸、薬草を摂取し、自ら「分子整合医学」を実践しています。
<低血糖、または砂糖の過剰摂取が原因で発生するうつ病>
低血糖とは:
慢性的に血糖値が高い状態が続くと糖尿病が発生することは知られていますが、すい臓の機能失調などによる血糖値の調節異常によって発症する「機能性低血糖症」は医師ですら認知度が低い病です。
機能性低血糖症は、糖の過剰摂取や過激な食事制限、過食といった食生活の乱れやストレスなどが原因となって血糖値が急激に低下したり、低い状態に留まってしまう疾患で、現代の食生活も誘因の一つと指摘されており、近年、研究が進むと共に患者数も増えているとされます。機能性低血糖症は脳への血糖補給不足に加えアドレナリンなどの内分泌系異常や自律神経にも影響し、慢性疲労やうつ状態、集中力不足、情緒不安定、記憶障害など、身体面、精神面ともにさまざまな症状をひきおこすことが分かって来ています。
尚、「機能性低血糖症」の診断には、5時間の耐糖能精密検査が必要ですが現在は保険適用されておらず、高額な自己負担が必要なほか、実施する医療機関も少ないのが問題とされています。「機能性低血糖症」診断の5時間の耐糖能精密検査を保険適用の対象とすることを要望する意見書が各自治体より政府に提出されています。
著者は特に低血糖による心の問題にスポットを当てています。以下、引用です。
低血糖は脳の適切な活動のために利用できるブドウ糖が少なすぎるということです。低血糖症の症状は神経質・イライラ・消耗・気落ち・めまい・眠気・忘れやすい・不眠症・継続的な不安・などでうつ病の症状と共通であり、まさしく心の病すべてがあてはまります。
低血糖症は血糖値が不安定になり、副腎やすい臓が弱ってしまい、様々な症状が起こる病気である。この病気を発生させる原因や,悪化させる要因は、いくつか分かっている。すなわち、砂糖や精製デンプンのとりすぎ、ビタミン・ミネラルの不足、過度のストレス、アルコール、ニコチン、カフェインなどの過剰な摂取である。
千葉県稲毛市のマリヤクリニックは、低血糖症の診断と治療が出来る最初の診療所です。院長の柏崎良子医師は医学部の学生時代に精神的な不安定、脱力感、うつ病で苦しんでいたとのこと。様々な文献を調べ低血糖症という病気の存在を知り、自分がこの病気にあてはまることを認識するにいたったのです。アメリカでは数千万人の患者がいると推測されています。1988年からマリヤクリニックには全国から低血糖症の疑いを持った患者が検査を受けにやってくる。・・・・
(参考:マリヤクリニックでは毛髪ミネラル検査を活用されています。)
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「栄養・ビタミン療法」−栄養による精神的健康の改善− |
今は毛髪中のミネラル濃度を分析することが可能であり、血液分析よりもある点で有利である。毛髪ミネラル検査は無痛であり経費が比較的に安い。数多くの有害ミネラルと必須ミネラルを測定する費用は、同じ情報を血液から得る場合の費用の10分の1以下である。毛髪は血液のように生命に必要なものではないので欠乏と過剰が早く現れる。ミネラルの異常が血液で示される時点では,その患者はおそらく病院に行かねばならないであろう。
(参考)
M・レッサー: 米国、精神科医師 アルバート・アインシュタイン医学センターで学ぶ、米国公衆保健局勤務、栄養医学研究団体を創立した。
(当社の取締役会長・筒井は同博士と米国で面談し、そううつ病の80%を栄養療法で改善に導くという話に大いに感銘を受けました。)
「抗加齢医学入門」 |
毛髪が生検材料として優れている理由はいくつかある。第一に採取が簡単で無痛であること。そして毛髪は特別な取扱いを必要とせず、何年間も保存が可能であること、毛髪中のミネラル量は血液中の約10倍以上であり検出が容易であることが挙げられる。また、最近の技術の進歩によりミネラル分析の費用が下がり、正確性、信頼性が増していることも重要な要素となっている。
(参考)
米井 嘉一:主な医学研究テーマは「ストレスと消化器疾患の関連」
抗加齢医学会理事
同志社大学大学院アンチエイジングリサーチセンター教授
慶応義塾大学医学部卒業、元日本鋼管病院人間ドック室部長
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*「子供も大人もなぜキレる」 ブレーン出版 大沢 博 著 より引用 (第1部 食生活と行動、心、脳との関係 より) * 栄養・ビタミン療法―栄養による精神的健康の改善 ブレーン出版 M・レッサー 著 大沢 博 訳より引用 |
鉄が不足した場合:
体内の鉄のほとんどは、赤血球の中のヘモグロビンに存在しています。ヘモグロビンは酸素を運ぶ分子です。鉄が不足すると大量に酸素を必要とする脳は充分に働けなくなります。その結果、物忘れがひどくなったり、集中力が低下したり、落ち着きがなく、うつ状態になったりし、学習能力も低下します。
マグネシウムが不足した場合:
マグネシウムは神経系にとっては、自然の精神安定剤であるといわれています。
マグネシウムが欠乏すると、興奮しやすくなり、神経過敏、嗜眠(眠り続ける)、うつ、錯乱などを起こします。
カリウムが不足した場合:
カリウムは神経、心臓、それに筋肉細胞にとって決定的に重要なミネラルです。低血糖症の人は、毛髪ミネラル検査ではカリウムとナトリウムが低いことがわかっています。血糖を適正に維持するためにアドレナリンを分泌する必要が多いので、副腎が疲れてしまうためと思われます。カリウム欠乏が、低血糖症の人の疲労や筋力低下を説明するかもしれません。
亜鉛が不足した場合:
亜鉛は、細胞や組織の成長や代謝に必要なミネラルです。細胞の発生や増殖を促すインスリンを構成する物質です。味覚や嗅覚を正常に保つのに決定的に重要です。
レッサー(マイケルレッサー 米国の精神科医で栄養療法で著名)は、亜鉛は脳に対する鎮静作用があるので、神経症の人たちにはいつも、血液と毛髪の亜鉛を測定し、不足している場合は亜鉛の補給を処方すると言ってます。
クロムが不足した場合:
クロムは、インスリンの働きを助けて血糖値を正常に保つ作用があります。クロムがなければ、インスリンは無効になって糖尿病を起こします。
クロムが欠乏すると嗜眠(眠り続ける)、気分の動揺、集中力の低下、記憶の障害などを起こすといわれています。
カルシウムが不足した場合:
私たちの体のカルシウムの99%は、骨と歯の中に存在しています。残りの1%が軟組織と血液の中にあって、神経に決定的に影響を与えます。カルシウム不足は、うつ・記憶障害・不眠・こむらがえりを伴う怒りっぽさ・いらいら・緊張傾向を起こすかもしれないとしています。
マグネシウムが不足した場合:
マグネシウムは神経系にとって、自然の精神安定剤であり、私(M・レッサー)は自分の医療の仕事で広く使っています。
マグネシウムで神経過敏を治します。神経系への鎮静効果があるので、不安・うつ・不眠・それに子供の多動に私はマグネシウムを用いるのが普通である。
精神医学的なうつでは体全体のマグネシウムが低く、回復と共に増加します。多くの不眠症患者にはマグネシウム不足がひそんでいるとしています。
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*「子供も大人もなぜキレる」 ブレーン出版 大沢 博 著 より引用 (第1部 食生活と行動、心、脳との関係 より) (注:以下でいう「中毒症状」は急性なものではなく軽度慢性的な過剰蓄積をさすものと考えます。) |
鉛の毒:
鉛中毒の症状としては、頭痛、興奮、落ち着けない、心の動揺、怒りやすい、うつがあります。記憶と集中力もそこなわれます。不眠をおこすかもしれません。レッサー(マイケルレッサー 米国の精神科医で栄養療法で著名)は多動、学習障害、精神発達の遅れ、衝動障害、自閉症、それに原因不明のてんかんのある子には鉛中毒を疑うべきといっています。
カドミウムの毒:
カドミウムというミネラルは、富山県で発生した「イタイイタイ病」の原因物質です。アルカリ乾電池や家庭用品の合成樹脂製品が多く製造されるほか自動車のタイヤにも広く使われているので道路の粉塵にもカドミウムは多く含まれます。中毒症状には神経過敏もあります。
水銀の毒:
疲れ、頭痛、忘れっぽさという心理的な訴えが水銀中毒の早期の訴えです。興奮・うつ・不眠・反社会的な人格変化がおきます。
(心の病と栄養に関する参考図書一覧)
『心の病は食事で治す』- 生田哲 PHP新書
『子供も大人もなぜキレる』 ブレーン出版 大沢 博 著
『栄養・ビタミン療法』−栄養による精神的健康の改善−ブレーン出版M・レッサー著
『メンタルヘルスと栄養』 - 心の働きと情緒の安定をよくする - パトリック・ホルフォールド著 大沢博訳
『栄養・ビタミン療法』 - 栄養による精神的健康の改善 - M・レッサー著 大沢博訳 ブレーン出版
『精神疾患と栄養』 - うつ・不安・分裂病にうちかつ - カール・ファイファー、パトリック・ホルフォード 大沢博著 ブレーン出版
(毛髪ミネラル検査を受けられる心療内科クリニック)
マリヤクリニック
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-12-16
TEL:043-287-2624
優和メンタルクリニック
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ナチュラル心療内科クリニック
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