多動症(ADHD)


注意欠陥多動性障害 (多動症) の変遷

注意欠陥多動性障害は、1902年に初めて特定の病気と認められた。1930年代から 1950年代には、注意欠陥多動性障害症状を有する子ども達に脳障害が生じている証拠がないにも関わらず、微細脳機能障害と定義され、1950年代後半になって、活動亢進 (過度に活動的) が注意欠陥多動性障害症の定義に使用されたりとその定義に関してはいくつかの変遷がありました。1970年代になって、多動性障害症に注意欠陥が考慮され、1980年代以降は、注意欠陥や活動亢進がその定義として考慮されるようになり、現在では注意欠陥多動性障害または多動症候群と呼ばれています。


注意欠陥多動性障害 (多動症)の特徴

  1. 注意欠陥 − 注意力や集中力の欠如
    • 話を最後まで聞くことが困難
    • 気が散りやすい
    • 物をなくすことが多い
    • やるべきことに最後まで取り組むことが困難

  2. 多動性
    • じっと座っていられない
    • 相手の立場やその場の状況を考えずに話す

  3. 衝動性 − 感情的・衝動的な行動
    • 順番を待つのが難しい

注意欠陥多動性障害(ADHD)と自閉症・学習障害(LD)

 注意欠陥多動性障害(ADHD)の場合、自閉症、特に高機能自閉症やアスペルガー障害を伴うことや、あるいは学習障害(LD)を伴うことが数多くあります。
 単独の注意欠陥多動性障害(ADHD)は衝動的なトラブルはあるものの対人関係などは良好であるのに対し、高機能自閉症やアスペルガー障害を伴う場合は対人的に孤立し、クラスメートや他人の些細な働きかけで激昂して暴れるといったトラブルもあります。
 また、注意欠陥多動性障害(ADHD)は学習障害(LD)を伴うことが数多くありますが、かならずしも学習障害(LD)を伴うわけではありません。学習障害(LD)を伴わない注意欠陥多動性障害(ADHD)は多動衝動をコントロールしていれば教室において普通の生徒として評価は可能とされています。(ただし、学習面で計算などの単純作業で障害が原因で健常児と比較しミスが多くなる傾向はあるとされています。
参考:「教師のための高機能広汎性発達障害・教育マニュアル」少年写真新聞社刊

*ら・べるびぃ予防医学研究所の自閉症に関する研究発表内容はこちら


食事・栄養・ミネラルと注意欠陥多動性障害(ADHD)の関係

  1. 砂糖の摂取量と注意欠陥多動性障害(ADHD)の関係
    2006年、5,000人以上の大規模調査で砂糖の多いソフトドリンクの摂取量と注意欠陥多動性障害(ADHD)の相関関係が観察された。
    参考:
    「集中できない子供たち 注意欠陥多動性障害」
    R.Aバークレー(マサチュセッツ大学医療センター)著 石浦章一 訳
    「脳から見た心の世界」日経サイエンス2007年12月10日発行

  2. 食品添加物と注意欠陥多動性障害(ADHD)の関係
    アメリカやイギリスでは食品添加物を除去した食事とそうでない食事の比較が行われ23の研究で食品添加物と注意欠陥多動性障害(ADHD)との関係がみられた。また、食品添加物を除去した食事ではアレルギー症状の軽減も確認された。
    2008年4月、英国食品基準庁(FSA)はADHDと関連の疑われる合成着色料のタール色素についうて2009年中にメーカーが自主規制するよう勧告し、実際、大手メーカーは2008年中にこれらを除去した。
    参考:
    Schardt David. Diet & behavior in children Nutrition Action Healthletter 27, 2000 March, pp10-11. Washington, DC: Center for Science in the Public Interest.
    Agency revises advice on certain artificial colours (英語) (Food Standards Agency, 11 September 2007)
    Board discusses colours advice(Food Standards Agency, Friday 11 April 2008)
    EU plans warning labels on artificial colours (The Guardian, August 11 2008)

  3. ミネラルと注意欠陥多動性障害(ADHD)の関係
    ●有害ミネラルと注意欠陥多動性障害(ADHD)
    鉛・アルミニウム等の有害金属ともいわれる有害ミネラルと注意欠陥多動性障害(ADHD)の関係が指摘されています。
    注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、精神発達遅滞、情緒不安、自閉症、原因不明のてんかんのある子供たちは鉛・アルミニウムの汚染を疑うべき。
    参考:
    ・「栄養・ビタミン療法」栄養による精神的健康の改善
      マイケルレッサー(コーネル大学医学部卒、カリフォルニア州バークレー脳神経科 医師)著 大沢博 訳

    ・「NUTRITIONAL BALANCING AND HAIR MINERAL ANALYSIS」(栄養バランスと毛髪ミネラル検査)
      ローレンス・ウィルソン(米国国立健康調査機関である、National institute of Occupational Safty and Health の研究員)
    *文献より抜粋*
    有害ミネラルと注意欠陥多動性障害との関係について
    翻訳:アール・オクムラ
    監修:安田 寛(薬学博士・ら・べるびぃ予防医学研究所理事)
     −許可なく本文書の一部又は全部の無断複写及び引用を禁じます−

    注意欠陥多動性障害の原因には内因性と外因性のものがあり、外因性要因としては家族、家庭や学校などの環境が原因の場合がある。また、内因性要因の一つに体内に過剰に蓄積している有害金属があげられる。

    子供達の行動に有害金属が影響を及ぼしていることは前から知られていた。1987年5月号のLancetに掲載された論文によると、英国の生徒800人を対象とした研究の結果、血液中の鉛が高いほど、子供達の学習速度が低下していることが判明した。更に、鉛に関しては安全なレベルがないことも明らかにされた。過剰の鉛は、精神遅延や注意欠陥多動性障害と関係がある。

    水銀の毒性として、性格や行動パターンに影響することが知られている。100年前のおとぎ話、不思議の国のアリスに出てくる「気の狂った帽子屋」は、当時この業界で使用されていた水銀の影響を物語っている。(当時、皮の帽子の接着剤に微量の水銀が含有されていた)Journal of Orthomolecular Medicineに掲載された論文に、水銀には安全なレベルはないと記されている。

    海軍の新兵を対象にした研究では、カドミウム値の高いヒトが異常行動を起こすことが判明した。犯罪者を対象とした研究でも、カドミウムと鉛の値が高いヒトが多かった。この事実は、アレキザンダー・シャウス博士の著、「食事、犯罪と非行」に記載されている。子供達がカドミウムに汚染される原因として、飲料水、精製食品、タバコの煙などがあげられる。カドミウムが母体から胎児に移行して、生まれてくるケースも多い。

    アルミニウムが子供達の認知能を障害する可能性があることを、私〔ウイルソン博士〕は、長年の経験で知った。生まれつき高いアルミニウム値を示す子供達も多く、更に、アルミニウム缶炭酸飲料や、アルミニウム製食器・調理器具、アルミニウムの入った水道水、食卓塩やその他の製品に由来する例も多い。

    アリゾナ州、フェニックス市のアナリテイカル・リサーチ・ラボラトリーズ(分析研究所)は、これまでに3万人を越える子供達を対象に毛髪ミネラル検査を実施してきた。上記の有害金属に加えて、毛髪中の銅レベルの異常が注意欠陥多動性障害の子供達に共通して認められた。銅は母体から胎盤を通って胎児に移行する。銅は、亜鉛の代謝を障害し、甲状腺機能に影響を与え、脳の活動を刺激する神経伝達物質である活性アミン類を増やす。

    過剰な銅の影響について、カール・ファイファー博士とポール・エック医師が研究成果の記録を残している。銅の影響としては、多動、気分の動揺、不安、パニック症状、憂鬱症、及び反社会的行動が報告されている。銅は、動物脳とも呼ばれる古い脳、間脳を刺激する。間脳は、我々の動物的な反応を支配しており、新しい脳、皮質はこれらの動物本能的反応を制御している。皮質は、より複雑な思考や高度な情動をもコントロールしている。したがって、銅のバランスの崩れは、我々の動物本能的反応を呼び起こすことにもなりかねない。

    米国環境庁(EPA)は、400件以上の研究をレビューした後、毛髪ミネラル検査が過剰の有害金属を検出する信頼性の高い手段であると結論付けた。但し、本検査が毛髪中の金属量を測定しているのであり、身体全体の蓄積量を測定しているのではないことを、留意しておかねばならない。更に、蓄積した有害金属を体内から排出するには、数ヶ月間にわたる矯正治療が必要であることも記憶しておく必要がある。

    ●必須ミネラルと注意欠陥多動性障害(ADHD)
    必須ミネラルといえども、過剰な場合は健康を害するとされていますが、毛髪ミネラル検査の結果、銅の異常高値が注意欠陥多動性障害(ADHD)に関係すると報告された。
    参考:
    ・「栄養・ビタミン療法」栄養による精神的健康の改善
      マイケルレッサー(コーネル大学医学部卒、カリフォルニア州バークレー脳神経科 医師)著 大沢博 訳

毛髪ミネラル検査でわかるミネラルの異常と結果に基づく栄養療法の実践

毛髪ミネラル検査では有害ミネラルの過剰や必須ミネラルの過不足がわかります。 また、この検査結果に基づき栄養・食事アドバイスや専門の管理栄養士による無料電話相談も提供していますので栄養療法が実践できます。

参考:ミネラルと注意欠陥多動性障害(ADHD)を含む自閉症に関する研究発表内容はこちら

Step1: 毛髪ミネラル検査による体内ミネラルチェック

Step2: ミネラルバランスの認識

Step3: 検査結果に基づく栄養・食事アドバイスの実践
有害ミネラルが高値の場合、対抗する必須ミネラルで排出を促すことが可能です。専門の管理栄養士による無料電話カウンセリングを提供しています。


実際の事例 (多動の症状のあったお子様の改善事例です。)

喜びのお声をお母様の了解を得て掲載いたします。

実際の事例 @

2005/11/10に お母様から弊社に頂戴したお手紙です。(お母様に掲載の了解を得て掲載しております。)

ら・べるびぃ様

こんにちは。今回は3回目の毛髪ミネラル検査となります。 うちの息子(4才)ですが、2才7ヶ月で「多動症を伴う自閉症」と診断され、その後、「グルテン&カゼインの除去」「キレートサプリメント」「マルチミネラル・ビタミン」をやってから、医者もかなりおどろく程の改善をみせました。

☆当時  2才7ヶ月    発達年齢 ⇒ 1才1ヶ月

☆現在  4才9ヶ月    発達年齢 ⇒ 4才ちょうど位

息子の症状がひどかった頃をよく知っている、同じ多動症の子供を持っている人は、うちの息子のことを「まるで別人だ」と言います。

うちの子の事で何か多動症や自閉症が解明されれば、今とても辛いご両親がすこしでも子育てが楽になればと思い、もしうちの子の事でよければ、何でもお答えしますので、サンプルにして頂いてかまいません。何が良かったのか調べていただけないでしょうか?

うちの子供が生まれて、3才頃まで、毎日、子育てが地獄のように辛く、子供と一緒に死のうとしたことが何度もありました。しかし今は、子育てが楽しく、幸せでたまりません。

☆どのように変わったか、簡単ですが書いてみました。

  < 以前 > < 現在 >
行動 ・ものすごい多動
3秒目をはなしたら、どこかへ行っている。

・毎日イライラ
例えばあいてたドアを閉めたり、オモチャを5cm動かしたり、たったそれだけの事でいかり狂い、発狂する。1日に4−5回は必ず大発狂。声もかけられず、指 一本触れる事もできず、どうやってもダメなので、30分以上放置しておくしかなかった。

・医師のお話では「多動のなかでも一番キツイ大変な症状ですネ」と言われました。
・いつも、タンポポのような笑顔でおだやか。
外に出ても手をつないで一緒に歩いています。

・毎日、にこやか。
オモチャを私がさわっても、まちがって蹴ってしまっても、おこりません。パニックももう一年以上おこしていません。

・こだわりがほとんどみられません。

・目がとてもよくあいます。
夜泣き ・毎晩、夜泣きというよりは、夜暴れをしてました。突然、ウワァー!!と泣き、寝たままいかり狂っていて、10分位、となりで寝ている私をボコボコに蹴ったり・・。何をしても泣きやみませんでした。これが一晩に4回位、毎日あり、とても辛かったです。 ・グルテン・カゼインを断ったその日からピタリと夜暴れはなくなりました。朝までぐっすり眠っています。
言葉 ・「あ」しか言えませんでした。
「バナナ」も「あああ」というかんじ。

・Yes, Noが言えなかった。
・あっという間に二語文になり、三語文になり、今ではかなり複雑な言いまわしもできています。会話のやりとりもわりとできます。

・「うん」「いや」がちゃんと言えます。
・生後数ヶ月頃からいろいろ読んであげてましたが、視線すらあわないので、本を見るはずもありませんでした。2才頃からは、本をよもうとしても、私の手を払いのけ、ヒステリックにバラバラめくり、ポィッ!!と放ってました。 ・今では、「これ読んで〜」と言って、毎日持ってきます。
特に夜ベットに入ってから本を読んであげるのは日課です。
食事 ・かなりの偏食でした。

・初めて食べる物は警戒心がとても強く、私がはがいじめにして口の中に強引に入れることもありました。
・とてもいろいろなものを食べれます

・健常者のお子さんより、よっぽどバランスのいい食事を摂っていると思うくらいです。
その他 ・私を母親と認識せず、なつきもせず、だっこしようと思っても、だっこさせてくれず。私の存在はなんだろう・・・と毎日悩み辛い日々でした。 ・今は「ママ、ママ!」と毎日呼ばれ、とっても甘えん坊です。一時もはなれず「一緒にあそぼ〜」と言ってきてくれます。本当に幸せです。
実際の事例 A
プロフィール 長野県在住  6歳 男児

1歳6ヶ月で多動症・学習障害(LD)と診断・睡眠障害
1回目の毛髪ミネラル検査 2004年3月に受検・・・有害・必須共に低い値(自閉症児と同様の傾向)
対応 ・キレート効果のあるサプリメントによる栄養療法
・食事指導による食事の改善(必須栄養素の摂取)
・マルチミネラル・マルチビタミンの摂取
改善の経過 2004年7月(キレートサプリメントを飲用して3ヶ月)
  • 多動が落ち着き、食事がうまく取れるようになった。
  • 歌を歌えるようになり、ご両親もびっくりされた。
2004年9月(キレートサプリメントを飲用して5ヶ月)
  • 落ち着きが見られ、言語リハビリにも集中する時間が増え、覚える事も増えた。
  • 視線がかなり合うようになる。
  • 水分(水やお茶)をとるようになり、尿の回数が増えた。
  • 食卓に一緒につけるようになった。
2回目の毛髪ミネラル検査 2004年10月に受検・・・有害ミネラルの高値・必須ミネラルの好バランス
対応 ・有害ミネラルが1回目より高いレベルになったのは、栄養療法により
 有害ミネラルを排出する力ができ、毛髪に反映されたと推察できます。
・引き続き、キレートサプリメント、マルチミネラル・ビタミンの摂取
・グルテン、乳製品をできるだけ避けた献立に切り替える
・必須ミネラルの豊富な食材で献立をつくる
改善の経過 2005年4月
  • 「文字」の理解:重度の知的障害をともなっているため、「文字」の理解は難しいだろうと、医師より診断されていたが、スラリと読み始めた。しっかり発音し、文字の形と発音を理解した。
  •             
  • 今まで口にしなかった野菜類(にんじん、アスパラガス、キャベツ、ひじき等)を含めほとんどの野菜を食べるようになる。
  •             
  • 不規則だった睡眠の改善(夜9時頃に就寝できるようになる)
3回目の毛髪ミネラル検査 2005年5月に受検・・・有害ミネラルの減少、さらに必須ミネラルの改善
現在 多動症状の改善により、学習の障害の改善やマナーの改善等、順調とのこと。
実際の事例 B
プロフィール 大分県在住 4歳 男児

多動症・1歳8ヶ月時言語発達遅滞・と診断される・偏食
1回目の毛髪ミネラル検査 3月に受検・・・有害・必須共に低い値(自閉症児と同様の傾向を示す)
対応 ・キレート効果のあるサプリメントによる栄養療法
・食事指導による食事の改善(必須栄養素の摂取)
改善の経過 7月(キレートサプリメントを飲用して3ヶ月)
  • 野菜が食べられるようになった。
9月(キレートサプリメントを飲用して5ヶ月)
2回目の毛髪ミネラル検査 7月に受検・・・有害ミネラルの高値・必須ミネラルの好バランス
有害ミネラルが1回目より高いレベルになったのは、事例Aと同様に有害ミネラルの排出する力ができたと推察されます。
実際の事例 C
プロフィール 青森県在住  11歳  男児

多動症・学習障害(LD)と診断
1回目の毛髪ミネラル検査 4月に受検・・・有害・必須共に低い値(自閉症と同様の傾向を示す)
対応 ・キレート効果のあるサプリメントによる栄養療法(大目に摂取)
・食事指導による食事の改善(必須栄養素の摂取)
・必須脂肪酸(オメガ3・6)系サプリメントの摂取
改善の経過 7月(キレートサプリメントを飲用して3ヶ月)
  • 言葉の数が増えた。(単語がつながり、話が出来つつある)
10月(キレートサプリメントを飲用して6ヶ月)
  • 身長が急に伸びた。(成長期なのでは?「いいえ、それとは別です」と母親の談)
2回目の毛髪ミネラル検査 10月に受検・・・有害ミネラルの高値・必須ミネラルの改善
有害ミネラルが1回目より高いレベルになったのは、事例ABと同様に有害ミネラルの排出する力ができたと推察されます。

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