活性酸素・フリーラジカル解析装置の製品情報


    製品のご紹介


    FREE [フリーラジカル解析装置]
    CARRIO DUO

    ~ Global Assessment of "Oxidative Stress" & "Antioxidant Capacity" ~

    FREE CARRIO DUO

    【イタリア:Diacron International社製】
    ○ 販売名:フリーラジカル解析装置
        FREE Carrio Duo
    ○ 医療機器届出番号:13B2X10066W00007
    ○ 一般的名称:パック式臨床化学分析装置
    ○ クラス分類:クラス1(特定保守管理医療危機)


    2検体を同時に短時間で簡単測定!!
    「酸化度」「抗酸化力」を高精度で測定


    d-ROMsテスト抗酸化マーカーであるBAPテストが専用試薬で、1項目約5分で簡単・正確に測定できます。しかも、2検体同時に高い再現性で測定できます。


    対象


    医療機関様、大学病院・研究部門様 向け

    測定法の概要


    酸化ストレス度および抗酸化力測定について説明します。

    酸化ストレス度測定【d-ROMs Test】 Reactive Oxygen Metabolites


    酸化ストレスとは“生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ、酸化状態に傾き、生体が酸化的障害を起こすこと”です。本テストは、生体内の活性酸素やフリーラジカルを直接測定するのではなく、それらにより生じた血中のヒドロペルオキシド(ROOH:活性酸素・フリーラジカルにより酸化反応を受けた脂質・たんぱく質・アミノ酸・核酸などの総称。酸化ストレス度のマーカー)濃度をフェントン反応によって試薬に呈色反応を生じさせ、生体内の酸化ストレス度の状態を総合的に評価するものです。

    抗酸化力測定【BAP Test】 Biological Anti-oxident Potential


    生体の血漿には、活性酸素・フリーラジカルに対抗する抗酸化物質が多く存在します。血漿には内因性抗酸化物質としてアルブミン、トランスフェリン、セルロプラスミン、ビリルビン、尿酸、還元グルタチオンなどがあり、外因性抗酸化物質にはトコフェロール、カロテン、ユビキノン、アスコルビン酸、メチオニン、フラボノイド、ポリフェノールなどがあります。本BAPテストでは、これらの血漿中抗酸化物質が活性酸素・フリーラジカルに電子を与え、酸化反応を止める還元能力を計測し、抗酸化力を評価するものです。
    仕組みとしては以下のとおりです。
    三価鉄塩FeCl3は、ある特定のチオシアン酸塩誘導物を含む無色の溶液に溶解すると三価鉄Fe3+イオンの機能として赤くなるが、血漿を添加すると血漿中の抗酸化物質の作用で二価鉄Fe2+イオンに還元され、脱色される。色の変化を光度計で測定し、抗酸化力を評価する方法。

    総抗酸化能テスト【OXY 吸着Test】


    血液及び水溶性有機液体の総抗酸化バリア(次亜塩素酸消去能)を測定。
    酸化ストレスとなる活性酸素・フリーラジカルは体内の代謝・免疫活動等で常に産出されています。このOXY吸着テストでは、白血球が出す強力な活性酸素種の1つである次亜塩素酸(HClO)を使用することで、体内の抗酸化力をより正確に捉えることが出来ます。また、食品・飲料・サプリメントなど水溶性のサンプルであれば、それ自体の抗酸化力を測定することも出来ます。1つの試薬で外から摂取したものと、その効果を血液から測定することが可能となります。またd-ROMsテストなどと組み合わせることで、さらに応用範囲が広がります。

    医療機関の皆様へ


    フリーラジカル解析装置 FREE Carrio Duo は次のような分野で活用されています。


    • 1.大学病院・研究部門での活用
      • ・スポーツ医学分野
      • 運動負荷と酸化ストレス
      • ・外科・救急医学分野
      • 頭部外傷患者の血中ビリルビン推移、虚血再還流時の酸化ストレス
      • ・小児科分野
      • 小児中枢疾患の早期診断重症度予測
      • ・獣医科分野
      • 犬猫の酸化ストレス

    • 2.医療機関での活用
      • ・代替医療の現場では、酸化ストレス度判定は毛髪ミネラル検査と共に基本的な検査となります。
      • ・酸化ストレス度が高値な場合、二次検診(保険診療)への導入、抗酸化サプリメントの投与等の対処が必要と考えられます。
      • ・キレーション治療・高濃度ビタミンC点滴のマーカーとしての活用

    結果レポートサンプル


    患者様にわかりやすい結果レポートを出力可能です。

    酸化ストレス・抗酸化測定結果レポートsample1 酸化ストレス・抗酸化測定結果レポートsample2

    測定数値の読み方

    酸化ストレス測定(d-ROMs TEST)
    正常200~300
    ボーダーライン301~320
    軽度の酸化ストレス321~340
    中程度の酸化ストレス341~400
    強度の酸化ストレス401~500
    かなり強度の酸化ストレス501以上
    単位=U.CARR(ユニットカール)

    ■U.CARR単位についての説明はこちら

    http://plaza.umin.ac.jp/j-jabs/32/32.301.pdf
    抗酸化力測定(BAP TEST)
    適値2200以上
    ボーダーライン2000~2199
    抗酸化力がやや不足1800~1999
    抗酸化力が不足1600~1799
    抗酸化力がかなり不足1400~1599
    抗酸化力が大幅に不足1399以下
    単位=μmol/l

    操作動画


    活性酸素・フリーラジカルの測定法


    活性酸素・フリーラジカルの測定法としていくつか知られていますが、FREEを用いる方法は、簡便性・再現性・総合的判定に優れています。


    (測定法)

    1.活性酸素・フリーラジカルそのものを測定する方法

    ESR法

    フリーラジカルは一般的に反応性が高く、寿命が短いため、測定は困難とされている。電子スピン共鳴法(ESR法)は、フリーラジカルを直接検出できる測定法ではあるが、高価な機器であり、一般化されていない。


    2.活性酸素・フリーラジカルの酸化生成物を測定する方法

    • 1)特定の酸化生成物を測定する方法
      • <特定の酸化生成物を測定>
      • フリーラジカルによってDNAが損傷され、分解物8ヒドロキシデオキシグアノシン(8-OH-dG)が生成される。この8-OH-dGを測定することによって、細胞内で起こった酸化的DNA損傷の程度を知ることができる。
        随時尿の8-OH-dG濃度は個人差、日内変動、性差が影響するため、尿中クレアチニン濃度で補正するのが一般的である。ただし小児や高齢者の方はクレアチニン補正が適さないため、24時間での蓄尿が必要となる。
        また、激しい運動後はクレアチニン排泄量が増加するため、運動負荷と酸化ストレスなどを研究する場合も、クレアチニン補正は適さない。

    • 2)生体で生じた過酸化物を測定する方法
      • <血中過酸化脂質を測定(TBA法)
      • 生体内の酸化ストレス状態の指標として、簡便であることから、よく用いられている。ただし血中の糖質類ともTBAが反応するため、測定誤差を生じやすい。

      • <血中ヒドロペルオキシドを測定(FREE法)
      • 血中のROOH(ヒドロペルオキシド)を測定する。過酸化反応を受けた脂質・たんぱく質・核酸などを測定するため、生体内の全般的な酸化ストレス度を評価することができる。
        ベッドサイドでの検査が可能で、短時間で(検査時間:10分)測定可能。日内・日間変動が小さく、再現性も高い。


    ◆ 価格・デモなど


    詳細な商品説明やデモンストレーションをご希望の場合は下記までご連絡ください。
    問い合わせ:株式会社ら・べるびぃ予防医学研究所
    TEL:03-5614-2711  FAX:03-3668-5001





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